2017-09-26 16:10 | カテゴリ:記事紹介

既に5年以上、阪急交通社現地情報ブログとして、隔週で連載をさせていただいておりますが、この度この連載記事のサイトが引っ越しました。

 

「たびこふれ」オーストリア ひょろ執筆記事一覧

 

引っ越し先は「たびこふれ」という国内海外旅行サイトで、同じ阪急交通社さんの傘下のサイトです。8月から新サイトに移行したので、これからどんどん記事が増えていくと思います。

 

過去に二回引っ越ししているので、以前の連載記事もリンクを張っておきますね。

 

阪急交通社 現地情報ブログ「オーストリア」(2014/9~2017/8)
阪急交通社 現地情報ブログ「オーストリア」(2011~2014)

 

ひょろが書いた記事で、〇〇について書いてあったのどこだっけ?と思ったら、「ひょろ 〇〇」でググっていただければ、結構すぐに出てきます。私自身も、結構忘れたら自分でググって思い出したりしています(笑)

 

それでは、新サイトで既に上がっている記事を、軽くご紹介しますね。

 

モーツァルトが眠るザンクト・マルクス墓地

 

ミュージカル「モーツァルト!」のプロローグでお馴染みの、ザンクト・マルクス墓地。10年ぶりくらいに行ってきたので、記事にしてみました。モーツァルトの埋葬地というだけではなく、この独特な雰囲気は、多分世界でもここだけなのでは?墓地の博物館みたいな不思議な場所です。

 

ウィーン最古のレストラン「グリーヒェンバイスル」

 

このレストラン、ミュージカルファン必見です!記事にある「サインの間」には、日本の有名ミュージカル俳優のサインもいっぱいありました!

 

ウィーンの新名所「タイム・トラベル・ヴィエナ」

 

特に、タイム・トラベル・ヴィエナは、私がかなりビックリして感動したウィーンの新名所です。おそらく日本語でメディア的なものに記事になったのは今回が初めてですので、気合が入っています(笑)。

 

簡単にいうと、ウィーンの歴史を、UFJのアトラクション感覚でリアル体験できる場所です。8つのアトラクションがあるんですが、そのうちの3つに私はものすごく感動しました。まさか二回も泣くとは思いませんでした。。

 

私がツイッターで「タイム・トラベル・ヴィエナすごかった!入り口で尻込みせず、ぜひ体験してみて!」と書いたら、その後ウィーンに来られた方が二人も「行ったよ!」とご報告いただきました。

 

特にウィーンが好きな方、歴史好きでリピートされている方は、ぜひ入ってみてください!本で読んだり、映画で見たり、舞台で見たりした、お馴染みのはずのウィーンの歴史が、手で触れるほどリアルに体感できます。

 

って、私の記事紹介じゃなくて、タイムトラベルの紹介になってしまいましたね(笑)。

 

それでは、今後とも新生「たびこふれ」のひょろ執筆記事、どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

エリザベートウィーン版DVD

 

モーツァルト!ウィーン新演出版 DVD

 

 

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2017-09-24 16:30 | カテゴリ:WMW ウィーン・ミュージカル・ワールド

日本でもメリー・ポピンズが上演されるというニュースがありましたので、ウィーンミュージカル専門店ウィーン・ミュージカル・ワールドでもメリー・ポピンズ関連の商品を増やしてみました。まだ日本公演は先ですが、予習やプレゼントにぜひどうぞ♪

 

 

当店のメリー・ポピンズ関連商品をまとめてみたい方は、「メリー・ポピンズ」カテゴリからどうぞ。

 

元々、ウィーン版CDTシャツプログラムなど、ウィーン公演の商品ばかりを扱っていましたが、この機会に世界中からメアリーポピンズ関連商品を集めてみました。

 

メリー・ポピンズ ウィーン版全曲版ライブCD<2枚組> 

 

まずは、人気のメリー・ポピンズの楽譜

 

 

それも、2004年にロンドンとブロードウェーで上演された後で出された、舞台版の楽譜ですので、映画から追加された二曲の新曲Being Mrs. BanksとPractically Perfectも収録されています。

 

カラオケ音源付ですので、ボーカルの練習の伴奏としても使用できます。

 

そして、映画のドイツ語版DVD

 

 

メリー・ポピンズの映画をドイツ語で見てみたい方にお勧めです。

 

45周年記年のスペシャルコレクションで、ボーナスDVDにはメイキングや未収録曲もついて、豪華な装丁です。

 

●各国語版CD

 

ロンドン、ブロードウェーと英語圏で上演された後、ウィーン、オーストラリアなどで上演されたメリー・ポピンズ。実はもっと色々あったのですが、廃盤になってしまい、当店ではウィーン版と合わせて4種類お取り扱いしています。

 

メリー・ポピンズ ロンドン版CD

 

メリー・ポピンズ オーストラリア版CD

 

メリー・ポピンズ チェコ版CD

 

ロンドン版とオーストラリア版は英語、ウィーン版はドイツ語、チェコ版はチェコ語です。各国語版マニアの血が騒ぎます。。

 

●送料改訂につきまして

 

なお、当店では、2017年夏から送料を一部改訂させていただいております。これは、2017年1月のオーストリア郵便の国際便送料改訂に伴うもので、半年ほど様子を見ていましたが、ショップの送料にも反映することとなりました。

 

度重なるオーストリア郵便の送料改訂や、為替レートの変動の中、開店から5年間同じ送料でお届けしておりましたので、長くご利用いただいておりお客様の中には驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。

 

この度、以前からオーストリア郵便側でCD2枚までを送るために最も頻繁に使用していたカテゴリがなくなってしまい、当店でも対応せざるを得なくなってし待ったという次第です。

 

新送料につきましては、こちらの「送料」の欄をご参照ください。

 

一方で、この送料改訂による影響で、シシィの星の国際郵便送料カテゴリが一つ下がりました。当店の送料システムを簡素化するため、送料は据え置きとさせていただきますが、商品価格の方を以前より抑えてご提供させていただきます。

 

普段より当店をご愛顧いただき、まことにありがとうございます。

今後とも、ウィーンやミュージカルに関連する商品をお届けさせていただきますので、ご理解いただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

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2017-09-21 16:51 | カテゴリ:WMW ウィーン・ミュージカル・ワールド

しばらくブログの更新が途絶えていましたが、そろそろ再開できそうです。お待たせしました!

 

さて、ウィーンミュージカル専門店ウィーン・ミュージカル・ワールドでは夏の間に、待望の新商品が発売となりました!

 

 

長らく噂はあったのですが、まさかパワーアップして発売してくれるとは!ファン待望のあの楽譜です!!

 

というわけで、皆様に「モーツァルト!」全曲楽譜の入荷をお知らせします!!

 

 

少し前にワクワクの告知をしていたファン待望の新商品!!

 

ウィーン再演版の全曲が再現できるだけでなく、カットされた曲も全収録!!こんな楽譜を待っていた!ファンの方、プロの方、ぜひ一冊どうぞ!

 

 

☆☆☆このモーツァルト!全曲楽譜のすごいところ!☆☆☆

 

①ウィーン再演版全曲、台詞も伴奏も全部入ってます

ウィーン版の稽古の現場で実際に使われた楽譜です

③削られた「赤いコート」「終わりのない音楽」他2曲もボーナス楽譜で入ってます!

④ウィーン再演版新曲「私たち二人」「安易な道」もで入ってます!

⑤分厚さは1.5センチ以上!ずっしりと作品の重さを実感します

 

個人的には、もう、この、ボーナス楽譜が入っていることを確認した時点で思わず「おお・・・」と声が出ました。クンツェ氏の作品愛!この4曲の楽譜を入れてくれて、本当にありがとうございます!!

 

取引先の公式にサンプルが届いた時点で連絡があり、すぐに発注を掛けたので、おそらく世界でも取り扱いはほぼ一番乗りなのではないかと思います(ツイッター上では告知をしていましたが、ブログでは遅れてしまってすみません。。)

 

モーツァルト!は廃版になったハイライト楽譜の再版の噂はありましたが、まさかその何倍も分厚い、全曲楽譜を出してくれるとは、本当に感涙モノです。ありがとうございます!!

 

●内容紹介

 

ここでもう少し詳しく、内容を見て行きましょう。

 

まず、収録曲は60曲。ミュージカルの楽譜としては最大級です。当店でお取り扱いしている二つの全曲楽譜、エリザベートノートルダム・ド・パリに匹敵するかそれ以上の規模です。

 

分厚さは上記にもありますが、1.5センチほど。装丁はエリザベートの全曲楽譜と同じく、リングで左側を止めてあり、分厚いながらめくりやすく使いやすい楽譜になっています。

 

全曲の歌詞とセリフが書き込まれてあり、舞台変換や台詞の後ろで聞こえる前奏や間奏も、挿入されるモーツァルト作曲曲の引用も全て楽譜になっています。

 

以下がサンプルページ。「僕こそ音楽」の楽譜の一ページ目です。

 

●収録曲

 

基本的に曲順や収録曲は、2015/16年ウィーン再演版に準拠していますが、ウィーン初演版(1999年)及びハンブルク版(2001年)の際に使用された4曲も、ボーナス楽譜として収録されています。(日本版はウィーン初演版とハンブルク版の混合です)

 

つまり、皆さんが知っている曲全曲+新曲の全部が入っているんです!!

 

新曲と削られた曲はこんな感じになります。

 
2015/16年ウィーン再演版新曲
・Wir zwei zusammen(ヴォルフガングとコンスタンツェのラブソング「私たち二人」)
・Der einfacher Weg(ヴォルフガングとコロレドの対決デュエット「安易な道」


1999年ウィーン初演版から削られた曲:
・Der Mensch wird erst Mensch durch den aufrechten Gang (フランス革命)
・Der rote Rock (赤いコート)


2001年ハンブルク版から削られた曲:
・Gibt es Musik(終わりのない音楽
・Jeder Abschied ist der Anfang einer Reise (別れは旅の始まり

 

ウィーン再演版の新曲は二曲とも素晴らしいですが、それでも「赤いコート」や「終わりのない音楽」などの名曲が削られたことが惜しまれていましたが、この全曲楽譜には全部入っています!!

 

クンツェ氏がこの幻の4曲の楽譜を含めてくれたことだけでも、なんだか感謝の気持ちでいっぱいです。削った曲も含めてモーツァルト!なんだよ、って言ってくれているみたいで。。

 

●モーツァルト!全曲楽譜まとめ

 

というわけで、クンツェ氏渾身の「モーツァルト!」全曲楽譜、アマチュアからプロまで、この作品を愛する全ての人のために作られたと確信しています。

 

気になった方がいらっしゃいましたら、ぜひお手元にどうぞ!

 

「モーツァルト!」全曲楽譜

 

只今、新商品限定価格でお取り扱いしています。セール期間が過ぎたら通常価格に戻りますので、今のうちにどうぞ!

 

また、この機会にお持ちでない方は、エリザベートの全曲楽譜もいかがでしょうか?

 

 

このモーツァルト!全曲楽譜の音楽はこちらのCDからお聞きになれます。

 

モーツァルト!ウィーン新演出版 全曲ライブCD<2枚組みCD>

 

映像でウィーン再演版をお楽しみになりたい方は、DVD,BDをどうぞ。

 

モーツァルト!ウィーン新演出版 DVD

 

モーツァルト!ウィーン新演出版 ブルーレイ

 

また、「赤いコート」「フランス革命」などの初演版に含まれる曲はこちらのCDに収録されています。

 

モーツァルト!ウィーン初演版キャストアルバムCD

 

 

他のモーツァルト!関連作品につきましては、モーツァルト!カテゴリからどうぞ。

 

 

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2017-08-03 16:00 | カテゴリ:交通

近頃、ドイツ、フランクフルトの空港で、ヨーロッパに中長期滞在目的で来た日本人が、入国拒否されるというケースが多発しています。

 

シェンゲン協定域内国への長期滞在における注意喚起 : 在デュッセルドルフ日本国総領事館

 

入国拒否ということは、ドイツの空港に到着したのに、そのまま次のフライトで日本にとんぼ返りということになります。

 

この「ヨーロッパ中長期滞在予定者がドイツで入国拒否され追い返される」件について、色々な側面から書いてみました。この記事は五回連載の5つ目です。他の記事も合わせてお読みください。


 


<もくじ>


オーストリアでの中長期滞在前に入国拒否されないために(交通カテゴリ)


①現状と用語解説
②入国審査の目的
③ケース別対応法
④不法滞在の危険性
⑤入国する立場、される立場

 

(この一連の記事は、私の個人的な知識と、公式に発表されている文書を元に推測した内容です。以下の方法を全て準備しても100%大丈夫と言うわけではありませんので、あくまで自分で公式サイトを熟読し、自己責任でお願いします)

 

●国籍と滞在許可

 

これで、「経由地で入国拒否されないために」として私が現時点で書きたいことは以上です。

 

何件か入国拒否に合いかけたケースを聞き、自分の経験なども交えて書いてみましたが、今回書いたことはもしかしたら氷山の一角かもしれません。また、もちろんこれは個人のブログの個人の意見ですので、実際に入国審査の時に、上記の対策を全て試してもダメなことあってあり得ます。

 

しかし、一つだけ忘れてはならないことがあります。それは、「日本人は、日本以外の全ての国ではお客さんである」と言う事実です。海外在住がカッコイイとか、のびのび生活しているように見えるかもしれませんが、それは全て、受け入れ国側の親切心の上に成り立っているのです。

 

「自分が国籍を持つ国で居住する」と言うことが、どんなに居心地がいい事で、国籍があるだけでどれだけのトラブルが回避できるかは、海外に住んで不便を感じて見ないとわからないことです。ウィーンに6か月語学留学することは、大阪の人が東京の大学に4年間行くことよりも、何倍も煩雑な役所仕事が絡みます。

 

今回の件で思い知らされるのは、「国籍がない国」での立場の弱さです。

 

そもそも合法的に外国に滞在するだけでも、これだけのトラブルの可能性があり、おまけに判断や末端の役人の胸三寸です。不安定なことこの上ありません。

 

学生ビザは卒業や退学、就労ビザは退職や解雇、配偶者ビザは離婚など、自分がその国に滞在する理由が突如として消えてしまったら、滞在許可自体も取り消しになり、速やかにその国を退出しなくてはなりません。

 

更に、自分がその国に合法的に滞在する拠り所となる法律が、予告なく変わってしまうことすらあります。その改変によって、自分が突然不法移民になることだってあるのです。

 

基本的にオーストリアを始め多くの欧州の国は、外国人が自国に永住するのを嫌がります。移民は現地人の職場を奪い、治安を悪化させ、社会のバランスを崩すものだという前提があります。

 

そんな逆風の中、外国人が長期居住するには、様々な障壁をクリアしなくてはいけません。観光客ウェルカム、学生ウェルカムな国であったとしても、それは一時的な滞在であるからOKなのであって、そのまま居残られるのは、国にとっては好ましくないことなんです。

 

特に、その国に税金を落とす可能性の少ない外国人労働者などは、なるべくシャットアウトしたいのが本音です。逆にその国の経済に貢献する可能性の高い高技能者や、現地人の職を奪わず、その人しかできない技術を持つ人(日本語教師やすし職人など)は、「別にこの国にいても構わない」と言うスタンスです。

 

昨今の移民難民流入を受けて、今までグレーだった手続きがどんどん厳しくなり、更に入国審査や滞在許可申請のプロセスは厳しくなっています。

 

そんな時代の中、自分が国籍を持たない国にいさせてもらえるだけでも、実は感謝すべきことで、滞在先の国が方針を変えたらそれに従う以外にない、弱い立場であることは、海外に長期滞在する人全てが持っておくべき視点だと思います。

 



エリザベートウィーン版DVD

 

モーツァルト!ウィーン新演出版 DVD

 

ロミオ&ジュリエット ウィーン版 スタジオ収録全曲CD<2枚組>

 

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2017-07-31 16:00 | カテゴリ:交通

近頃、ドイツ、フランクフルトの空港で、ヨーロッパに中長期滞在目的で来た日本人が、入国拒否されるというケースが多発しています。

 

シェンゲン協定域内国への長期滞在における注意喚起 : 在デュッセルドルフ日本国総領事館

 

入国拒否ということは、ドイツの空港に到着したのに、そのまま次のフライトで日本にとんぼ返りということになります。

 

この「ヨーロッパ中長期滞在予定者がドイツで入国拒否され追い返される」件について、色々な側面から書いてみました。この記事は五回連載の4つ目です。他の記事も合わせてお読みください。


 


<もくじ>


オーストリアでの中長期滞在前に入国拒否されないために(交通カテゴリ)


①現状と用語解説
②入国審査の目的
③ケース別対応法
④不法滞在の危険性
⑤入国する立場、される立場

 

(この一連の記事は、私の個人的な知識と、公式に発表されている文書を元に推測した内容です。以下の方法を全て準備しても100%大丈夫と言うわけではありませんので、あくまで自分で公式サイトを熟読し、自己責任でお願いします)

 

●4-6か月目のオーストリア滞在とヨーロッパ旅行

 

日本人が合法的にオーストリアに滞在できるのは最大6か月ですが、他のシェンゲンの国(ドイツなど)は最大3か月です。

 

つまり、ウィーン留学4か月目の人は、オーストリアでは合法滞在ですが、ドイツ旅行すれば違法滞在ということになります。実際には、4か月目にドイツ旅行したところで、国境でパスポートコントロールがあるわけでもないので、余程犯罪を犯してドイツで警察に捕まらない限り、ドイツでの合法滞在期間が過ぎていることはバレないかもしれず、これは非常にグレーなエリアです。

 

例えば難民流入などで急遽シェンゲン内でもパスポートコントロールが一時的に再開されることもありますし、どこでテロなどに巻き込まれるかもわかりません。そのため、オーストリアに無査証で4-6ヶ月間滞在している人は、できるだけオーストリアから出ない方が安全です。

 

また、3か月を過ぎて日本に帰国する時も同じく、ドイツを経由したら無知な入国審査官に「お前は合法に滞在できる期間を過ぎているじゃないか」と疑われ、困ったことになりかねません。この場合のトラブルを避けるためにも、こちら(在オーストリア日本国大使館 | 領事サービス | オーストリアへの渡航・滞在にあたって | 無査証での滞在)にあるように、帰国便の経由地も、シェンゲンではない国(ドバイとか)が良いようです。

 

また、昔は、観光客として無査証で合法的に滞在できる期間が過ぎる前に一旦シェンゲンを出て、また入国スタンプを押してもらって、無査証期間をリセットする、というこれまたグレーな力技を使うといいという噂もありました。

 

そのため、例えば3か月ごとにオーストリアから隣国ハンガリーやスロバキアに行き、オーストリアに戻る時に国境で「シェンゲン入国スタンプ」を押して、本当は既に3か月オーストリアにいるのに、あたかも今来たばかりと装うことができました。

 

しかしこれも今は二重の意味でできなくなっています。まず、ハンガリーやスロバキアなどのオーストリアから簡単に行ける隣国は全てシェンゲンに入ってしまいましたので、国境でハンコは押してもらえなくなりました。

 

また、「2013年10月18日から、ビザ無しで滞在できる期間を『あらゆる180日の期間内で最大90日間』とし、過去180日以内の滞在日数をすべて滞在期間として算入することとなりました。」(在オーストリア日本国大使館 | 領事サービス | オーストリアへの渡航・滞在にあたって | 無査証での滞在)とあるように、一旦シェンゲンを出てまたすぐに入ると滞在期間はリセットされる、と言う裏技は効かなくなりました。

 

●ビザが切れてしまったらどうなる?

 

観光ビザ(無査証)の場合、オーストリアでは6か月を超える滞在は「不法滞在」になります。また、学生ビザや就労ビザなども、滞在許可カードに書かれている期限を越えて滞在した場合は同じく「不法滞在」です。

 

許可なく国に居座られることを、オーストリアは(どこの国でもそうですが)非常に嫌がります。それでは、不法滞在はバレるのでしょうか?そして、バレたらどうなるのでしょうか?

 

答えを先に言うと、不法滞在はバレます。そして、警察が探しに来ます。

 

これは私の個人的な経験なんですが、私は学生ビザが切れた後、3か月の無査証期間を経て、就労ビザを取得しました。これは、卒業後雇用されるまでの間3か月間を空けなくてはいけないという決まりが職場にあったためで、私はこの期間は合法的に3か月間観光ビザでオーストリアに滞在しているという理解でした。

 

(2013年よりずっと前の話ですので、当時はちょっとシェンゲンを出てハンコをもらって滞在期間をリセットすると言った裏技も今より緩かった時代です。おまけに、学生ビザ→3か月の観光ビザ(無査証期間)→就労ビザの流れは、滞在期間をリセットしなくても、当時は合法で問題はないはずでした)

 

ところが、この3か月の期間中に、自宅に警察が来ました。「学生ビザは切れているのに、住民票はまだ残っているのはどういうことか」と言うことでした。オーストリアに中長期滞在する場合には、到着後すぐにMeldezettelと言う住民票を役所に提出するのですが、この住民票が学生ビザが切れた後も残っている、つまり、ビザが切れたけど滞在していると理解され、不法滞在の疑いがかかったんです。

 

私の方は理論武装も完璧で、おまけに次の就労ビザ取得のための書類も揃っていたので、全くやましいところはなかったのですが、それでも、警察が学生ビザと住民票を照らし合わせ、抜き打ち訪問を仕掛けて来るなんてビックリでした。

 

その時は、次の就労契約の契約書を見せた上、偶然その1週間後に日本に一時帰国の予定だったので、そのフライトのチケットを見せると、警察官は笑顔を見せ、帰って行きました。(元々とてもフレンドリーで、気のいい二人組みの兄ちゃんでした。ちゃんとした大学に留学していた日本人と言うことで、多分そこまで怪しまれていなかったんだと思いますが。。)

 

それにしても、滞在許可と住民票がシステム上で紐づいていて、不法滞在は比較的簡単に見つけ出すことができる仕組みが出来上がっていることは、今回の件で証明されたわけです。なるべくグレーな動きは避け、やましいところのない合法的な滞在を心がけようと、心に誓ったのでした。

 



エリザベートウィーン版DVD

 

モーツァルト!ウィーン新演出版 DVD

 

ロミオ&ジュリエット ウィーン版 スタジオ収録全曲CD<2枚組>

 

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2017-07-29 16:00 | カテゴリ:交通

近頃、ドイツ、フランクフルトの空港で、ヨーロッパに中長期滞在目的で来た日本人が、入国拒否されるというケースが多発しています。

 

シェンゲン協定域内国への長期滞在における注意喚起 : 在デュッセルドルフ日本国総領事館

 

入国拒否ということは、ドイツの空港に到着したのに、そのまま次のフライトで日本にとんぼ返りということになります。

 

この「ヨーロッパ中長期滞在予定者がドイツで入国拒否され追い返される」件について、色々な側面から書いてみました。この記事は五回連載の3つ目です。他の記事も合わせてお読みください。


 

<もくじ>


オーストリアでの中長期滞在前に入国拒否されないために(交通カテゴリ)


①現状と用語解説
②入国審査の目的
③ケース別対応法
④不法滞在の危険性
⑤入国する立場、される立場

 

(この一連の記事は、私の個人的な知識と、公式に発表されている文書を元に推測した内容です。以下の方法を全て準備しても100%大丈夫と言うわけではありませんので、あくまで自分で公式サイトを熟読し、自己責任でお願いします)

 

 

●日本の空港で追い返されるケース

 

ヨーロッパについてからの入国拒否を避けるため、日本の空港では、4か月以上先の帰国便のチケットを持っている場合や、片道チケットの場合、ヨーロッパ便にチェックインする時点で、滞在許可を確認されます。

 

例えば私はいつも、ウィーン→日本→ウィーンで一時帰国の便を取るので、日本からウィーンに戻る時、日本に戻るチケットがないということで、関空のチェックインでいつも滞在許可のカードを確認されます。帰りの飛行機のチケットがなくても、合法的にウィーンに住める人かどうかを、事前に確認してるんですね。

 

この時点で、ちゃんとした滞在許可がなかった場合は、飛行機に乗せてもらえません。チェックインで見せられるよう、すぐ出せるところに入れておきましょう。

 

これは、例えば5か月の短期留学のつもりで、5か月先の帰国便を予約している人にも当てはまります。チェックインデスクの人は、日本とオーストリアの二国間協定の事は知りませんので、3か月を超える帰国便は滞在許可がないと乗せられない、と言う判断をする可能性もあります。

 

オーストリアに4-6か月の短期留学を考えている場合は、まず日本のチェックインデスクで追い返されないよう、3か月以内の帰国便を予約しておくと、不要なトラブルを避けることができるかもしれません。オープンチケットや帰国便の変更などのオプションも考慮に入れておきましょう。

 

●経由地(主にドイツ)の入国審査で追い返されるケース

 

これが第二の難関です。せっかく長時間のフライトを耐えて、ヨーロッパに到着したのに、そこで入国審査官の無知を理由に追い返されてしまっては元も子もありません。

 

まず、学生ビザ、配偶者ビザ、就労ビザなどを持っていない、無査証の人は、自分が書類上は「3か月以内の滞在を前提とした観光客」であるということを心に止めておきましょう。

 

いくら語学学校の入学許可があっても、最初の3か月で学生ビザを取得する予定であっても、入国審査の段階で滞在許可のカードを持っていなければ、「無査証=観光ビザ」です。

 

ここで、入国審査のゲートで「目的は?」と聞かれた時に何と答えるかがまず分かれ道になります。

 

もちろん正直に「留学」と答えてもOKです。その場合、入国審査官は期間やどこで何を勉強するのか等、色々と聞いてくると思うので、正直に答えましょう。多くの場合、入学許可証などの大学が発行したレターや、預金残高、帰りのチケットなど、色々な書類を要求されます。

 

これらの書類を詳細にチェックしたうえで、無査証でひとまず入国し、オーストリアで学生ビザを申し込むことに審査官がOKすれば、パスポートにハンコを押して通してもらえます。

 

これは「就労」や「配偶者」でも同じで、就職先からのレター(事前に入国審査のために必要と言って出してもらいましょう)や、結婚証明書(この書類を使ってこれからオーストリアで配偶者ビザを出してもらう証明のため)など、裏付けになる公式の書類があれば、通してくれる可能性は高くなります。

 

ただこれは、審査官の胸三寸です。いくら公式の書類であっても、そんなものは知らん、帰りのチケットが3か月以内でないなら不法滞在予備軍だ、オーストリアでいくら6か月以内の滞在が合法でも、証明できないなら入国拒否だ、など、予想外の対応をされることがあります。

 

特に、1年以上のウィーン大学等の公式の教育機関への留学、企業への就職、オーストリア人との結婚の場合は、以上のようにレターや証明書を見せることでOKな可能性も高いですが、語学学校への短期留学や、予定が決まっていない長期旅行、結婚相手の国籍等、状況によって入国審査官が怪しいと判断するケースも多々あります。

 

このことを考えて「滞在目的は?」という質問には、慎重に答えましょう。

 

そして、4-6か月の無査証オーストリア滞在の場合の対応方法です。オーストリアでは全く合法なのに、無査証滞在の最大期限が3か月のドイツで入国手続きをすると、そのことを知らない審査官にはじかれる可能性があります。

 

この場合、どの方法も100%ではないのですが、いくつか案はあります。

 

①「滞在目的と滞在期間」を熟考して答えを用意しておく

②3か月以内の帰りのチケットを用意しておく

(すなわち、ドイツの合法滞在期間内に帰国できるというアピールをする)

 

(それでも引き留められたら)

③オーストリアでは6か月以内の無査証滞在が合法である旨を力説するだけでなく、英語がドイツ語で書かれた法令や条約文を紙に印刷したものを見せる。

④③でもダメな場合、直接在オーストリア日本大使館や、在日本オーストリア大使館に電話で確認を取ってもらう。

 

③は、実際にスマホ画面で法令を見せたケースを聞きましたが、画面ではダメだったとのことです。紙に印刷した法令や、大使館に一筆書いてもらったレター等があれば効き目が違うかもしれませんし、そもそも審査官によって判断基準が異なりますので、何をすれば100%通れるかはわかりません。

 

このケースに当たった知人は別室に連れて行かれ、④の大使館に入国審査官が直接確認、という手段で合法性を確認し、ドイツからウィーンへのフライトに乗ることができたということでした。ただ、大使館の営業時間外だったため確認に非常に手間取ったとのことです。乗り継ぎ便に乗れなくなってしまうなどのリスクも別に考えられます。

 

また、③は法令を紙に印刷方が、スマホ画面より安全です。ドイツ人やオーストリア人の役人は、公式文書に弱いという特徴があります。現場の役人に多くの権限があり、たまたま当たった担当者の胸三寸で決まりという役所文化は、入国審査でも同じです。

 

高飛車で色々間違ってたことを言う役人に当たることもよくありますが、そういう時に「法律のXX章にはこう書いてあるからあなたは間違っている」と、文書の形で示すことができると、急に態度を改めたりします。

 

入国審査官もこの応用で、「オーストリアと日本の間には二国間協定があり、6か月以内の無査証滞在が許可されている」と言う法律や条約の文章を、英語かドイツ語で示すことができれば、勝機はあるかもしれません。

 

また、もう少し確実性を上げるため、在日本オーストリア大使館に、「ドイツでの入国審査で入国拒否にされたら困るので、二国間協定について説明した公式の部署を出してください」と頼んで、レターなどを出してもらっておくのも一つの手だと思います。(実際にレターを出してもらったことはないので、業務としてやってくれるかはわかりませんが。。)

 

と言うわけでここまでまとめますと、4か月以上のオーストリア滞在を考えている人は、ドイツの入国審査で、こんな風にするとトラブルを避けられるかもしれません。

 

・4-6か月のオーストリア滞在の場合

→①入国審査の時に答える「滞在理由と期間」を熟考する

 ②三か月以内の帰国便を予約してあると、航空券を見せろと言われた時に安心。

→③(正直に留学目的と期間を話した場合)4-6ヶ月のオーストリア滞在が合法である法的文書や公式レターを持参する。

→④(③の書類も相手にされなかった場合の最終手段として)入国審査官に電話で領事館に確認してもらう

 

常に、自分が入国審査官から見てどのような身分で、どこまでの滞在がどの国で合法で、どの国で不法滞在であるのかを、客観的に考えながら作戦を練りましょう。

 

●最も安全な方法はこれ!

 

今回トラブルになっているのは、シェンゲン域内に中長期滞在する人が、最初にシェンゲンに入る経由地ドイツの空港の入国審査で引っかかるケースです。

 

それなら、ドイツで入国審査をしなければいいんです。もちろん日本オーストリアの直行便があれば、オーストリアで入国審査をして、スムーズに入国できます。直行便は廃止されたり、再開したり、季節や曜日によって運行していなかったりします。

 

今のところドイツ以外の空港での入国拒否はないようですが、この移民に厳しいご時世、これから他の空港でも、同様のトラブルが起こる可能性も否定できません。そうすると、ヨーロッパでの乗り換えは全てリスキーと言うことも考えられます。

 

直行便はないけど、オーストリアで入国審査をする方法はあります!それが、在オーストリア日本大使館領事部のサイトに書かれてある方法です。

 

在オーストリア日本国大使館 | 領事サービス | オーストリアへの渡航・滞在にあたって | 無査証での滞在

 

この文章、読むのは大変ですが、4-6か月の滞在を考えている人はぜひ熟読してください。

 

「日本とオーストリアの査証免除取極はオーストリアでのみ有効な取極であるため、90日間を超えて滞在する目的をもって無査証でオーストリアに渡航する場合は,オーストリアで入国審査を受けるため、シェンゲン域内の国を経由せずにオーストリアに乗り入れている航空便を利用してください。」

 

これです!これが公式の、最も安全な入国方法です。つまり、4-6か月オーストリアに滞在するつもりなら、直行便でなかくてもオーストリアで入国審査ができるよう、シェンゲンではない国を経由する飛行機を取ってください、ということです。

 

例えば、エミレーツ航空はドバイ経由ですし、もちろんドバイはシェンゲン内ではないので、ここで入国審査はありません。自動的に初めて降り立つシェンゲンに国はオーストリアとなり、ウィーンの空港で入国審査を受けることができます。

 

このやり方で行くと、無知なドイツの入国審査官の独断で入国拒否、なんて非道な目に合わずにすみそうですね。

 



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2017-07-26 16:00 | カテゴリ:交通

近頃、ドイツ、フランクフルトの空港で、ヨーロッパに中長期滞在目的で来た日本人が、入国拒否されるというケースが多発しています。

 

シェンゲン協定域内国への長期滞在における注意喚起 : 在デュッセルドルフ日本国総領事館

 

入国拒否ということは、ドイツの空港に到着したのに、そのまま次のフライトで日本にとんぼ返りということになります。

 

この「ヨーロッパ中長期滞在予定者がドイツで入国拒否され追い返される」件について、色々な側面から書いてみました。この記事は五回連載の2つ目です。他の記事も合わせてお読みください。


 


<もくじ>


オーストリアでの中長期滞在前に入国拒否されないために(「交通」カテゴリ)


①現状と用語解説
②入国審査の目的←いまここ
③ケース別対応法
④不法滞在の危険性
⑤入国する立場、される立場

 

(この一連の記事は、私の個人的な知識と、公式に発表されている文書を元に推測した内容です。以下の方法を全て準備しても100%大丈夫と言うわけではありませんので、あくまで自分で公式サイトを熟読し、自己責任でお願いします)

 

 

●入国審査の目的と入国審査官の仕事

 

入国審査官は、せっかく欧州までやってきた日本人を追い返すなんでヒドイ!と思う人も多いかと思います。しかし、彼らの職務内容は国を守ること。それに従って、時には怪しい人物に厳しく接しなければならないのです。

 

入国審査官が最も嫌がるのは、これからその国に永住しようと考えている人たちです。観光客や学生などは期間限定の滞在ですので、比較的簡単に通してくれます。しかし、とりあえずこの国に入るだけ入って、仕事を見つけて、できればずっと住みたいなー、という、永住、移住希望者は、入国審査官からすると、招かれざる入国者なわけです。重箱の隅をつついて、ちょっとでもおかしなところがないか、容赦なく質問をぶつけてきます。

 

つまり、来るのはいいけど早く帰ってね。ズルズル居続けそうな人は最初から入れないよ、ってことなんです。

 

このことを頭に置いておくと、どのような受け答えがヤバいのかがおのずとわかってくると思います。

 

・この国が好きだから仕事を見つけたい!

・今は学生だけど、今後就労ビザも取って永住したい

・語学学校に行って、ゆくゆくはこの国で働ける語学力を身に付けたい

・お金がない(=入国したらすぐに仕事を見つける予定)

 

この辺りの発言は、入国審査官にとっては、脳内アラームが赤く点滅します。

 

逆に

・観光客です

・XX大学に1年間留学します(=その後は自国に帰ります)

・ワーホリですが終わったら日本で復職します

・この国で滞在期間中に生活するお金は十分あります(=仕事を始める可能性がない)

 

などは、永住して就職される可能性が低いと判断され、トラブルは起きにくくなります。

 

あと、とても重要なのは、入国審査で嘘はつかないこと。そして、ペラペラ要らないことまで話さないこと。聞かれたことだけ正直に、短文で答えればいいんです。

 

通常、入国目的と期間は聞かれることが多いですが、事前に応えることを容易しておくと、その時になってしどろもどろにならなくて、怪しさも減らせると思います。

 

入国目的と期間をどう答えるかは難しい問題ですが、それはこの記事を読んで、自分の身分がその時点で何であるかを考えて答えてくださいね。

 

●問題が起こりうるケース

 

それでは、何が問題になりうるのか、ケースごとに見てみましょう。

 

①3か月以内の観光旅行

 

ウィーンに短期間観光に来る場合は、観光ビザ(無査証)で何ら問題はありません。シェンゲン域内の三か月以内の旅行も同じです。3か月以内でしたら、シェンゲン内を自由に旅行することができます。

 

②3か月以内の短期留学、滞在

 

日本人は、オーストリアだけでなく、シェンゲン域内は3か月間観光ビザ(無査証)で滞在できます。いくら語学学校などに行く目的の「留学」であっても、学生ビザを持っていなければ、その人の滞在許可上の身分は「観光客」です。

 

この場合のこの人の身分と目的は、①3か月間ドイツ語を勉強するため、もしくは②観光のどちらかになります。三か月以内の滞在ですので、問題視されることは少ないですが、①の場合には、語学学校の入学関連書類を見せるよう言われるかもしれませんし、②の場合には、3か月も何を観光するんだ、とツッコまれる可能性もあります。答えによって書類や回答を前もって準備しておきましょう。

 

③4-6か月の短期留学、滞在

 

例えば、6か月の音楽留学でウィーンに来るとします。その期間は語学学校に行ったり、有名な先生のプライベートレッスンを受けたりして過ごすので、学生ビザは発行されず、大学生の身分ではありません。

 

この場合この人は、無査証でウィーンに来て、合法的に6か月滞在し、日本に帰国します。完全に合法で、入国拒否も、不法滞在も関係なさそうな話です。

 

それがストレートにできればいいのですが、実はそうはいきません。ここで問題になるのは、1.他のシェンゲンの国では4か月以上のビザなし(無査証)滞在は不法滞在、2.日本からオーストリアへの直行便を使用していないということです。(2017年7月にオーストリア航空より、2018年5月から直行便が再開されるというニュースがありました→ウィーン成田直行便復活!

 

成田からウィーンに直接入国する場合、ウィーンの入国審査官がこの二国間協定の事を知っているので、特に揉めることなく入国できます。

 

しかし、直行便がない時期や、直行便を予約していない場合、他のシェンゲン域内の国(ドイツ、オランダ、フィンランドなど)で乗り換えと入国審査をしなくてはならなくなりました。そして、その経由国の入国審査官が、二国間協定の事を知らないと、その場で不法滞在目的の烙印を押され、入国拒否になります。

 

このケースの解決法はとても複雑になるので後述します。この場合の入国目的も①6か月の語学&音楽留学、と正直に答えるか、②観光 と答えるかの二種類があります。3か月以内の場合と同じく色々なやり取りが想定されますので、書類と受け答えの準備は忘れないようにしましょう。

 

④7か月以上の滞在

 

日本人が無査証で滞在できる6か月を超えてしまうと、何らかのビザ(滞在許可)を取らなくてはいけません。この場合、学生、配偶者、就労などのれっきとした長期滞在の理由が必要になります。

 

通常、例えば1年間学生や客員研究員などの身分で留学する場合、とりあえずビザなしでオーストリアに入り、オーストリアに来てから滞在許可を申請する、という手続きがメジャーです。(私も1年の留学の時には、観光ビザ(つまり無査証)でオーストリアに入国し、大学から入学関連のレターが出て、それを持って役所に行き、学生ビザの形で1年の滞在許可を発行してもらいました)

 

すなわち、滞在許可取得予定者であっても、入国審査の時点では無査証で、観光客の身分です。

 

この場合も、最初の経由地での入国審査で「1年の留学が目的」と言ってしまうと、いくらオーストリアについてから滞在許可を取得すると主張しても、4か月を超える不法滞在者予備軍とみなす審査官がいないとも限りません。ましてや、就労、ワーホリなどの言葉をチラつかせると、更に警戒されます。

 

この場合、最も「正当」なやり方は、大学の入学許可証や、勤務先が発行する書類等を見せて、オーストリアは現地で滞在許可を取得することになっているので(このことを書いた英文も必要)、入国してから申請する、と説明した上で、審査官の決断を待つことです。生活費が十分にあることを証明するために、残高証明書の提示を求められることもあるかもしれません。全部正直に説明しても、結局入国させてもらえるかは審査官の胸三寸となり、リスクがないわけではありません。

 

一方、留学エージェント会社などは、後で学生ビザを取得するつもりで、無査証で入国審査を受ける時には「観光客です」と言うようアドバイスするところもあるようです。無査証=観光客と言う理屈がどこまで通じるのかはわかりませんが、もし帰りのフライトのチケットを見せるよう言われるなど、粗が見つかったらさらに怪しまれるかもしれません。

 

つまり、何らかの滞在許可や査証を日本で取得できるなら、しておいた方が安全ですが(Dビザなど)、できない場合は、自分はこれから確実に滞在許可を出してもらえるという証明になる書類を持っている必要がありまs。

 

どちらにして何らかの滞在許可を取得予定で入国する場合は、必ず受け入れ先からの公式の文書(入学証明書、レター等)を手元に用意しましょう。また、残高証明書、帰りのフライトチケットなどを提示させられる場合もあります。

 

 

これで、どのようなケースが問題になりうるか整理できたでしょうか?①や②のケースの場合は何の問題もありませんが、③や④のケースに当てはまる人は、不当な入国拒否を避けるため、準備をしておく必要がありそうです。

 

また、夫がビザを持っていて、妻と子がビザなし(現地で申請する予定)の場合も、問題が生じる場合があります。例えば、1年間の客員研究員(Dビザ)として夫がウィーンに赴任するとします。その場合、妻と子が自動的に滞在許可が出るわけではありませんので、チェックイン時、入国審査時に問題となるケースもあります。

 

このように色々なケースがありますので、少しでも不安がある場合は、在日本オーストリア大使館に問い合わせましょう。場合によっては在ウィーン日本大使館の領事部に聞いてみてもいいかもしれません。

 

 

 



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2017-07-24 16:59 | カテゴリ:交通

近頃、ドイツ、フランクフルトの空港で、ヨーロッパに中長期滞在目的で来た日本人が、入国拒否されるというケースが多発しています。

 

シェンゲン協定域内国への長期滞在における注意喚起 : 在デュッセルドルフ日本国総領事館

 

入国拒否ということは、ドイツの空港に到着したのに、そのまま次のフライトで日本にとんぼ返りということになります。

 

今日からしばらく、この「ヨーロッパ中長期滞在予定者がドイツで入国拒否され追い返される」件について、主にオーストリアのケースを例に、原因と対策を書いて行こうと思います。


<もくじ>


オーストリアでの中長期滞在前に入国拒否されないために(「交通」カテゴリ)


①現状と用語解説←いまここ
②入国審査の目的
③ケース別対応法
④不法滞在の危険性
⑤入国する立場、される立場

 

(この一連の記事は、私の個人的な知識と、公式に発表されている文書を元に推測した内容です。以下の方法を全て準備しても100%大丈夫と言うわけではありませんので、あくまで自分で公式サイトを熟読し、自己責任でお願いします)

 

●現状

 

以下の記事によると、この事例は3か月以上の中長期滞在目的でヨーロッパに来た人で、ドイツ経由で他のヨーロッパ諸国に入国する人に起きている問題で、他の国を経由した場合は、今のところ大丈夫なようです。しかし、入国審査官の胸三寸によるところが大きい問題ですので、別の国経由で入国する場合にも、心づもりはしておいた方がいいかもしれません。

 

外務省 海外安全ホームページ|重要なお知らせ 長期滞在を目的にシェンゲン協定域内国に渡航する際の注意(ドイツを経由する場合)

 

最近、成田ウィーンの直行便が廃止(※)されたことで、ウィーンに4か月以上の滞在(音楽留学など)目的で来る人は、経由地のドイツで引っかかって入国拒否されるケースも増えてきている可能性があります。特にオーストリアは日本との二国間協定で、ドイツよりもビザなしで滞在できる期間が長く設定されていて、そのことをドイツの入国審査官が知らない可能性があり、揉める原因となりえます。

 

(※2017年7月にオーストリア航空より、2018年5月から直行便が再開されるというニュースがありました→ウィーン成田直行便復活!

 

というわけで、ウィーンに4か月以上滞在する予定の人が、せっかくドイツの空港まで来たのに入国審査で入国拒否となり、送り返されれるのを防ぐため、どのような準備や心構えが必要か、まとめてみました。

 

●シェンゲン、二国間協定などの基礎知識

 

EUに所属する国のうち、一部の国は、国境のパスポートコントロールを廃止し、自由に行き来できるようになっています。この協定に参加している地域は「シェンゲン」と呼ばれ、飛行機、電車、車などで国境を越えても、何のチェックもありません。

 

こんな旅行者にとって天国みたいなシェンゲン。参加しているのは以下の国です(2017年現在26か国)。

 

アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン

 

ご覧の通り、ドイツもオーストリアも参加していますね。

 

シェンゲン域内は一つの国で、最初に入国審査をしてしまえばあとは素通り、と考えたらわかりやすいと思います。つまり、最初に到着したシェンゲン内の国(=ドイツ)で入国審査を受けますので、乗り換えてから到着した実際の滞在国(=オーストリア)に入る時には入国審査はありません。。

 

日本→フランクフルト(ドイツ)→ウィーン(オーストリア)と飛行機を乗り継ぐ場合、フランクフルトでパスポートにハンコを押され、ウィーンに降り立ったらそのままパスポートを出すことなく町に向かうことができます。

 

今回は、このフランクフルトでシェンゲン域内への入国拒否が決定され、本来の行き先であるウィーンに行きつくことなく日本に帰されるケースのお話です。

 

この大きな理由の一つは二つあります。まずは、ドイツを含むほとんどのシェンゲン域内区の国では、観光ビザ(滞在許可なし)での滞在は3か月以内と定められているのに対し、同じシェンゲン内のオーストリアは日本と特別な二国間協定があり、6か月以内となっているからです。

 

つまり、日本人は何の手続きをしなくても、オーストリアに合法的に6か月まで滞在することができますが、そのことをドイツの入国審査官は知らない場合が多い、ということです。

 

二国間協定については、以下に公式の文章がありますので、実際に4か月以上の滞在を考えている人は、こちらを熟読してください。

 

ビザ (在東京オーストリア大使館)

Visa (同上英語版)

在オーストリア日本国大使館 | 領事サービス | オーストリアへの渡航・滞在にあたって | 無査証での滞在

http://www.at.emb-japan.go.jp/files/000231468.pdf

海外安全ホームページ: 安全対策基礎データ→● 査証、出入国審査等

 

また、二番目の大きな理由は、滞在先の国で滞在許可(学生ビザ、就労ビザなど)を申請するシステムになっているため、長期滞在の予定でも、入国審査の時点では何の滞在許可も持っていない人が大半である、ということです。

 

これはシェンゲン内でも国によって異なり、日本にある大使館で滞在許可を取得してから渡航する国(フランスなど)と、ドイツやオーストリアの様に、とりあえず滞在許可なしで入国して、現地についてから申請するというシステムを採用している国があります。もちろん滞在許可があれば問題はないのですが、「現地で取得する予定だけど今はない」という場合に疑われることがあります。

 

●ビザ、滞在許可の種類

 

ちなみに、観光ビザや滞在許可という似たような言葉が並んでいますので、軽く解説しておきます。

 

まず、滞在先の国に合法的に滞在するには、その国の役所に「滞在許可」(ドイツ語ではAufenthalterlaubnis)を出してもらわなくてはいけません。簡単にいうと、相手の国の許可なしに、外国人は住んではいけないということですね。

 

この滞在許可は、学生、配偶者、就労者、観光客など、その人がその国にいる理由によって種類や必要書類、期間などが異なります。そして、それぞれの滞在許可を、学生ビザ、配偶者ビザ、就労ビザ、観光ビザなどという風に呼びます。言い換えれば、学生ビザを持っている人というのは、「学生の身分で一定期間合法的に滞在してもよいとその国が許可した許可証」を持っている人ということになります。

 

滞在許可は、パスポートの一ページ分にベタンと糊付けされる場合もありますし、クレジットカードサイズのプラスチックのカードが発行される場合もあります。オーストリアの場合は、通常プラスチックのカードです。

 

ただ、この滞在許可の申請はめんどくさいし時間もかかるので、観光客はそんなことしている暇はありません。オーストリアもそんな煩雑な手続きで観光客を減らしたいとも思っていません。そのため、日本は多くの国と二国間協定を結んで、観光目的の短期滞在の場合は、わざわざ滞在許可を発行してもらわなくても、その国に入ってよいということになっています。

 

(例えばロシアは、2,3日の観光でも、滞在許可の発行が必要になりますし、受け入れ側の国の事情によってかなり違います)

 

このように、観光客として短期で滞在する許可の事を「観光ビザ」と言いますが、オーストリアの場合は実際に「観光ビザ」というカードがあるわけではありません。「観光客の身分で合法的に短期滞在する」という予定を前提に、「滞在する許可は与えるが、そのためにわざわざ役所がカードを発行したりはしない」ということです。

 

この期間中はもちろん就労や大学などの入学はできませんし、期間を過ぎて滞在していることがバレたら警察が来ます。

 

この「観光ビザ」状態、すなわち、無査証(滞在許可を証明する書類がない状態)でその国に滞在できるのは、シェンゲン域内の多くの国は3か月です。それがオーストリアはシェンゲンとは別に、日本との二国間協定で、6か月まで無査証滞在がOKとなっているので、色々と混乱するんです。

 

なお、オーストリアには、他にDビザという、6か月以内の滞在のための滞在許可があります。本来この期間は無査証滞在がOKなのですが、研究員やインターンなど、短期間の雇用など、規定された身分で入国する場合には、申請が必要です。

 

2016年からオーストリアでも6か月のワーホリが可能になりましたが、このワーホリもDビザを取得します。ただし、Dビザ取得者の妻子は自動的に滞在許可が出るわけではありませんので、その分は別で滞在許可を用意する必要があります(6か月以内なら無査証滞在が合法、それ以上の場合はなんとかしてどこかの学校に入学して学生ビザを取得するなど)

 

詳しくはこちら

ビザ →オーストリアの短期滞在ビザ(ビザD)

 

(厳密に定義するとビザと滞在許可は別物なのですが、通常領事館などでも、ビザ、査証、滞在許可の言葉をきっちりと定義づけず、何となくて使い分けていることが多いです。実際上は「滞在許可」と言うのは政府が発行した書類(カードもしくはパスポートに貼り付けたシール)で、滞在許可の書類を取得していない状態を無査証と呼び、学生の身分で取得した滞在許可を「学生ビザ」と呼ぶ、と言った使われ方をしていますので、この記事もそれに倣います)

 



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2017-07-21 16:35 | カテゴリ:交通

2016年9月に一旦廃止されていた、オーストリア航空のウィーン成田直行便が、復活するニュースが飛び込んできました。7月6日にこのニュースがオーストリア航空の親会社のルフトハンザから発表されたときには、ツイッターはお祭り状態でしたね。

 

当時は断片的な情報を順次見つけてはつぶやいていましたが、この記事でまとめておきます。

 

先ず、こちらのルフトハンザのツイートが、第一報でした。

 

ルフトハンザグループの #オーストリア航空 は、2016年9月より運休していた #成田#ウィーン 線を、成田発2018年5月16日より週5便で再開します。使用機材はボーイング777-200で、成田発月・火・水・木・土曜日に運航の予定です(政府認可申請中)。 pic.twitter.com/I1pXkynlQ1
— ルフトハンザ (@Lufthansa_JP) 2017年7月6日

 

そして、オーストリア航空からの公式発表がこちらです。

 

Austrian Airlines to Launch Flight Service to Cape Town and Tokyo

 

内容を要約すると、こんな感じ。


・ボーイング777が増えたため、2018年から長距離便を増便する。
・2018年の夏(5月15日)から、東京へ週5回。
・2018/19冬(10月27日)から、ケープタウンに週2回。
・プレミアム・エコノミークラスが両便とも提供される。
・2016年9月に成田ウィーン直行便を廃止したのは、日本の経済と為替の悪化のため。
・今回の再開の理由は、この数ヶ月で市場の条件が改善され、オーストリア航空は再びポテンシャルを見出したから。需要はまだ存在するから。

・ウィーン成田便は、夏期のみの運行で、月火水金日曜日。所要時間は11時間。予約は現時点で既に可能。

・ウィーンケープタウン便は冬期のみ。

 

日本語でのニュースは、ネットニュースなど幾つか出ています。

 

ウィーン成田直行便復活、日本語のネットニュースではこのあたり

オーストリア航空、成田~ウィーン線を再開。2018年5月15日から週5便で 機材改修でプレミアムエコノミー導入 - トラベル Watch

オーストリア航空、成田線を2018年5月に再開--市場・業績改善で需要見据え | マイナビニュース

 

オーストリアでは、大手の新聞も取り上げています。

AUA: Neuer Jet, neue Fernziele « DiePresse.com

 

というわけで、正式に、2018年5月から、ウィーン成田直行便が復活します!!!日本在住のウィーン好きやウィーンミュージカルファンの方にとっても、ウィーン在住の日本人にとっても、喜ばしいニュースですね!!

 

<ひとこと>

 

日本経済が良くなったからっていうより、日本人観光客減って、色々オーストリアが困ったんじゃないかな?という気が。。運休した時の言い訳はかなり無理があったしね。 。

 

運休した時「日本の経済状態と為替の悪化」を理由にあげて、上海便を代わりに増やしたのに、復活時は「この数カ月で日本の経済と為替が改善したから」とか言ってるよ。一週間ほど前にまた為替大きく変わったし、経済は横ばいで決め手に欠けるよね?経済状態が悪いのはAUAの方だしw

 

「まだ需要はある」ってwあるに決まってるよw 観光客そんなに減ってないし、アジアからウィーンへの観光客では日本は1位って、去年の統計で出てたよ。

 

オーストリアは、日本の情報が少ない国なので、業績云々の理由を公式発表に入れると、新聞記事にもそのまま引用されて、日本の経済が見放されたとオーストリア人から思われるのは不本意。。今回は「経済改善」と一応名誉回復してくれていますねw実情はどうであれ(笑)

 

オーストリア航空のウィーン成田直行便復活の理由は、オーストリア航空が新しい飛行機を購入したからってDie Presseに書いてある。オーストリア航空が財政難で飛行機が買えなくて、成田に使ってた飛行機を上海に回したせいで、成田直行便が廃止されたわけだけど、新たに買ったのでまた復活、ってことです。

 

というわけで、財政難は日本じゃなくてAUAでした、ってお話でした(笑)。

 

あと、オーストリア航空の公式発表では、夏期だけみたいな書き方になっています。夏期はおそらく5月半ばから9月半ばだと思われますが、ちょっとこれは私もよく意味がわからない。

 

というのも、夏期のみ週5回ウィーン成田に飛ばして、冬期のみ週2回ケープタウンって、その他の日はどこに飛ばしてるの?飛行機業界のこととか、飛ばし方についてはよく知らないんだけど、ちょっともったいなくない?特に冬期。

 

なんとなくこれは私の希望も入ってるけど、とりあえず2018年5月から東京に週5便飛ばして、9月からはケープタウンに週2、東京に週5とかで飛ばしてくれないかなー、なんて思ってるけど、そうはならないのかな・


どうやら、上記横線部分の夏期限定と言うのは、違うっぽいですー。コメントに詳しい方が書いて下さったので、そちらを読んでみてくださいね。

 

ウィーン成田直行便がなくなった時、こっちの日本人ソサエティで大騒ぎになったんだが、その時にこちらに長い人が「大丈夫、そのうち復活するから」って言ってて、それを希望に生きてきたけど、ほんとに復活した!あとは関空便の復活もお願いします!

 

(飛行機といえばキャッチミーな気がするのは私だけ?)

 

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2017-07-19 16:18 | カテゴリ:ミュージカル系雑談

VBW経営者Patay氏のインタビュー記事が非常に興味深かったので、まとめます。

 

Patay氏は、2016年10月から文化大臣になったDrozdaの後任として、ウィーン劇場協会のトップとなった人物。現MUK(市立ウィーン音大)の学長との兼任。

 

記事リンク;

"Der Markt ist eben enden wollend" - kurier.at

 

読みながらメモを取ったので、箇条書きにしておきます。

 

・ライムント劇場が改装予定。2018年秋からの予定。地下水推移上昇への対応、バリアフリー化、椅子の取替など。客席数の拡張はしない。

 

・シカネーダーの座席占有率は80%の予想が62.5%だった。しかし、制作費が予算以下だったため、損失は出なかった。

 

・初期のレビューは良かったのに、タイトル選択をミスったかも?半分の観客はオーストリアの地方から来るが、シカネーダーのことを知らない人も多く、興味が出なかったのかもしれない。

 

・チケット売上は年々減少傾向(2014年25,54mil,2015年24,3mil, 2016年22,53mil)で、補助金も42milから39.5milに減少。今年も補助金は増えない。

 

・今後2つの劇場は差別化していく。初演作品は座席数1000のRonacherで、ツアーやライセンス作品を座席数1,200のライムント劇場で上演する予定にしている。

 

・ドン・カミッロの座席占有率は約70%。アイ・アム・フロム・オーストリアとダンス・オブ・ヴァンパイアの予約は予想を上回りよく売れている。

 

・Struppeck氏の脚本について。アイ・アム・フロム・オーストリアについては、Fendrichが彼を望んだ。今後「お友達」のGergen氏とコンビで作品を作ることはない。この業界は「多様性が人を喜ばす」ものだから。

 

・2020年のStruppeck氏とオペラ部門のGeyer氏の後任には、50人が応募し、1/3がミュージカル、2/3がオペラ部門。夏休みの後で結論が出るだろう。ただし、一人の人間が2部門を兼任することはできないだろうと思っている。

 

・支出の50,47%を自力で賄えているという点では、オーストリアの劇場界では優秀な方である。

 

・ミュージカルの補助金が多すぎるという批判に対しては、様々な収入や学歴の人たちに文化活動を提供するために、補助金は必要だと思っている。収入や学歴にかかわらず、町外れの巨大ホールではなく、街の真ん中にあるRonacherのような劇場で、すべての人が素晴らしい公演を見る権利がある。

 

まとめは以上です。

 

VBWのトップの人の口から、VBWの今後の話を聞くのはとても興味深い。Kurier紙の記者は多少意地悪な質問も投げかけているし、それに対して不機嫌になっている様子も見られるけれど、全体的には彼独自の路線や方向性が見える良記事。

 

特にミュージカルファンとして気になる、シュトルッペック氏脚本。今後S氏とGergen氏が一緒に作品を作ることはないそうな。そしてGergen氏を褒めている。S氏については特に何も言っていないどころか、アイ・アム・フロム・オーストリアではFendrichがS氏を指名した、みたいな言い方。S氏は上司に気に入られていないのかも。。

 

ライムント劇場改修について。2018年秋からで、半年から1年位かかるんじゃないかなーという気がする(Ronacherもすごく時間かかったし)。その間また一劇場体制になるのかな。。それとも前みたいに別の劇場で短い作品をやるのかな。

 

VBWのトップがMUKの学長ということで、MUKの卒業コンサート的なものをRonacherでやったり、TdVのキャストにMUK現役学生が入ったり、色々コラボ(コネ?)的な動きがありますね。これは今後に注目。

 

色々裏を読んでしまうインタビュー記事だけど、最後にPatay氏が行ったことが共感できる。「収入や学歴に関係なく、すべての人が良い劇場で素晴らしい公演を楽しむ権利がある」という言葉。「そのために国の補助金が必要だ」という説明に、返す言葉もなく納得してしまいました。

 

 



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