ミュージカル「ドン・カミッロ&ペッポーネ」の登場人物とストーリーを解説しておきます。

 

まず、この作品は、同名のイタリア・フランス共同制作の映画シリーズを舞台化したもの。時代は第二次世界対戦直後のイタリアの架空の村。

 

村のカトリックの神父ドン・カミッロと、新しく選ばれたコミュニストの市長ペッポーネの、真剣だけどコミカルな、村を巡る攻防のお話です。

 

今回は、もし日本上演された時に備えて(あればいいけどあるかな?)、ネタバレ無しの登場人物紹介をしておきます。

 

●登場人物紹介

 

ドン・カミッロ:36軒の家と170人の住民しかいない村のカトリックの神父。教会のイエズス像と会話ができる。カトリックなので保守的だが、性格は結構荒っぽくて世俗的。夢は、教会に沢山人が来ることだが、来なくても少ない信者向けにそれなりにやっていっている。カトリック=保守的=金持ちの味方とレッテルを貼られがちだが、実際の所カトリックの教えを守って、弱者の味方でもある。

 

ペッポーネ:第二次世界大戦で台頭したファシズム(ムッソリーニ)の反動で選ばれた、バリバリのコミュニスト(共産主義者)の市長。学がなく荒くれ物。コミュニストなので弱者の味方だが、市が財政難のため、お金にちょっとがめつい。ポピュリスト的なところがあるので、市民を煽ったり、すぐに発砲したりする。

 

(村なのに市長と言う言葉を使っているのは、ドンカミッロは「わが村」と呼んでいるんだけど、ペッポーネの肩書はBuergermeister(市町村長)で、何となく今までのレポで「市長」と呼んでたからという適当な理由です。神父と市長っていう方がなんかゴロがいいし、対等っぽいしw)

 

資本家Filotti:村に住む資本家。500頭の乳牛と広大な土地を持ち、労働者をこき使っている。ムカつく頑固な金持ち。Filotti家は資本家なので、カトリック。

 

ノンノ:Filottiの隠居した父親。ノンノはイタリア語で「おじいちゃん」の意味。のほほんとしていて、80越しても女好き。

 

ジーナ:Filottiの一人娘。労働者の息子でコミュニストのマリオリーノと恋に落ちる。

 

労働者Brusco:Filottiの隣に住む貧しい農民。Filottiと同じくらい頑固で、嫌い合っている。

 

マリオリーノ:Bruscoの息子で、共産主義にどっぷりの若者。Filottiを嫌っているが、その娘のジーナと恋仲。

 

先生(ラウラ):村に派遣されてきた学校の先生。インテリで共産主義者。このお話でまともに読み書きできるのは、神父との先生のみ。コミュニストなので神や魂の存在を信じていない。ノンノと色々ある(笑)

 

老婆:語り手役の老婆。後半この人物が誰か明らかになる。

 

では、次回から、ネタバレ有りのエピソード解説になりますー。

 

 

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●観劇直後のつぶやき

 

ドンカミッロやばい。。ヤバイよ。。この幸福感、喜びで涙が溢れる。。マヤさんの声聞いたら涙、演技見たら涙。。

 

気持ちがいっぱい。暑い夏の日にドンカミッロを見ると、冷たい川に足をつけたくなる。観劇後にはイタリアン食べることにしたw

 

三回目なのに、メモA4 4枚分!初見の新作でも、2,3枚なのに!リクエストあったので、ちゃんと説明書くつもり。時間が。。w

 

(今回は三回目レポと言うこともあり、ネタバレ解禁してます)

 

●全体のまとめ

 

ドンカミッロ3.5回目(MMO含む)にして自分楽。見れば見るほど好きになる。いくつか前回からの宿題だった謎も解けて、これで疑問点はすべて解消したので、ストーリーのことならなんでも聞いてー!(笑)神父と市長の他にも、資本家パパと労働者パパが二人共カッコよすぎた。おじさん万歳!

 

ジーナとマリオリーノはロミジュリ意識してると何度か語ったけど、これはどっちかと言うとウェストサイドストーリーだわ。「いつかどこかの島で」の歌は、Somewhereそのまま。最初これ聞いた時、パクリかと思ったけど、伏線だったんだなー。

 

●キャスト

 

神父のAndreas Lichtenbergerは、ほんとに見ててスカッとするwめちゃめちゃ当たり役だわ。Uwe的なキャノンが時々出るんだが、Mein Dorfのサビとか、スト中の「私は常に弱者の見方だ」って叫ぶところとか、資本家をしかりつけるところとか、風圧すごかった。

 

それに、スト後の「ドンカミッロは何でも知ってる」みたいな歌で、葉巻吸うところ、憎らしいほどめっちゃ満足げなのも、見てて嬉しくなるw最後資本家パパと労働者パパがケンカするのを市長と止めるところも、殴り合いのけんかのにイキイキしてるしwそれでいて、神の代弁者に見えることもある不思議。

 

あと、Andreas Lichtenbergerの変顔選手権w多分一番すごかったのは、市長が試験を受けている教室の窓ガラスに顔を押し付けて、変顔したままずり落ちていくところwあれはほんとありえないwガラスにすごい跡ついてたw

 

市長はセカンドのKai Peterson。優しいおじちゃん役が多い中、今回めっちゃダミ声(普段は美声)で、役作りにビックリ。Frankの破天荒っぷりにはかなわないけど、とても良かった!本人楽日なのか、カテコでキャストに深々と礼をしてた。

 

資本家パパとがバルジャン役者のBrusmann氏で、労働者パパがレオポルトセカンドのThorsten。Thorstenは神父セカンドで見て以来なんか気になってて、声がすごくいいし、表情もとてもいい。ハンサム系なルックスなのに、荒くれ者の演技が似合う!かなり好みかもしれない。。

 

あとセカンドは、ノンノとジーナかな。ジーナは声きれいのに、なぜかよく音外してた。ノンノはファーストの人が芸達者すぎるけど(すごい役者で歌手の人)、セカンドの人も顔が丸くて、背が小さくてかわいかった。ファーストがオラフ、セカンドがテディベアって感じ。

 

 

二幕始めのマヤさんのパントマイム、今日は今までで一番の拍手で、水から上がるとこ(ハンカチの敷き方と畳み方が几帳面でおばあちゃん!)、ハンカチ取るとこ、靴に届かなくて手をピョコピョコするとこ、靴を足で立たせるところと、爆笑&拍手の嵐。腰さする後ろ姿にも笑えて泣ける!

 

 

●泣き所

 

泣き所が多すぎて覚えてるかな。マヤさんの第一声。Mein Dorf(一番好きな歌)、最初の若者デュエットの後でマリオリーノをハグしかけて微笑み、ジーナに手をかざす老ジーナ、二幕始めのパントマイム、初キスの時のすれ違う老ジーナ(号泣)、自転車キス、カテコの三人ではね回るマヤさん。

 

●色々単発の気づいたこと

 

最後老ジーナとのキスの後で、若ジーナがなんと自転車に乗れず、クロシュも斜めに倒れそうになる自転車支えるのに必死w結局乗れないまま、ジーナは徒歩で退場w カテコでワイワイ楽しくて気にならなかったけどねw

 

もちろんスタオベなんだが、カテコのマヤさんが出てくるところでみんな立ち上がった!あれは体が勝手に立ち上がるよね。マヤさんって知らない人も、アレはすごいって分かるもん!後でシシィやってた人だって知ったら、もっと驚くだろうなw

 

先生のキャラが一貫してて好きw 最後ノンノと結婚するって言うのも、神父じゃなくて市長に言うのね。教会式じゃなくて、役所での式優先なのね。あの二人くっついてほんと嬉しい。 劇場近くのレストランでディナーしてたら、先生役の役者さんが横通って帰ってたw

 

神父が2回、背中で指をクロスする場面があるんだが、独語圏では「守るべき約束を守ってないよ、へへーん」って意味。1回目はマニフェストのスペルチェック(したふりしてしてない)、2回目はテストの時試験官に「神父ですよ!嘘つくわけないです!」って言った時だったと思う。

 

●老ジーナについて

 

なんとなく自転車キスの後で老ジーナは成仏したのかな、と今日感じたけど、カテコで3人で水バシャバシャしてはね回って、ジーナと抱き合って踊って、マリオリーノにカジュアルにキスしてもらってて、幸せすぎて泣いた。。

 

老ジーナはナレーターなので見えない設定だけど、結婚式の後で喜び絶頂の神父に話しかけられ「あなたはまさか。。」と聞かれて思わず「私はあのジーナなんです!」って打ち明けるところも号泣。

 

老ジーナは語り手という意味では、ルキーニにも重なる。シシィ役者のマヤさんが語り手として気持ちを込めて語る対象が、ルキーニ役者のクロシュ演じるマリオリーノってところに、不思議な逆転を感じるよね。

 

●ヒトラーの扱いについて

 

ドンカミッロは終戦直後のイタリアを舞台にしているんだが、二曲目で歴史背景の説明の歌がある。ここでムッソリーニやヒトラーの話も出てこざるを得なくて、舞台に鉤十字の旗、アンサンブルが入るヒトラーのポーズを30秒ほどするところがある。舞台上部にはヒトラー本人役も。

 

どれも劇場の外では違法行為なので、客席は氷のように固まり、居心地の悪さから早くこの場面終わってくれと願う場面。「この支配も終わり」と言う歌詞で、雷が鳴り、稲妻が光り、ヒトラーも民衆も地面に倒れるという収め方は、観客が見てもほっとするもので、とても難しいけど絶妙だと思う。

 

更に気が付いたんだけど、ヒトラー役の人、顔は帽子と逆光で見えないんだけど、すごく背が低かったし華奢だった。多分あれ、女性の役者がやってたんだ。いつも教会にいる二人の黒服の夫人のうち、小さい方と背格好も服も似てる。女性にヒトラー役をさせるなんて、ひねってるなー。

 

あとこれは完全に推測なんだけど、ノンノが一回目に死にかけるシーンで、二階に老ジーナと黒服の女性がいて、下をじっと見てるんだよね。深読みかもしれないけど、二人は死後の世界(女性はノンノの妻?)から、死にかけノンノを見てるのかなと思った。個人的には老ジーナは生きてると思いたいけど。

 

●老ジーナの考察

 

で、老ジーナって結局何?と言う疑問が残る。これは答えずにおいておきたいけど、一応推測する。①今90歳くらいで生きていて、タイムトリップ的に当時の事を語ってくれている。②90歳くらいで亡くなったばかりで、魂として語っている。③実は心中事件で死んでいて、「もしあの時死なずに発見されていたら」と言う設定で語っている と三つくらいかな。

 

まあ、一番自然なのが①だと思うし、年齢的にもピッタリ。多分、夫マリオリーノが先に亡くなり、夫の記憶を求めて語っているんだと思う。マリオリーノが結婚後すぐに死んだのか、長寿で最近死んだのかは全く語られないけど、個人的には、マリオリーノが亡くなったばかりで、まだ好き過ぎて消化できないので、思い出の中の若かりし頃を振り返っていると思う。もちろん、老ジーナはマリオリーノの死後ボケてしまって、1945年の世界でふらふらしているとも考えられるけど、幕間の老ジーナとかめっちゃユーモラスでしっかりしてて、ボケたとは思えない感じだし。

 

②の死の直後説は、最後の自転車マリオリーノにキスした後サッと消えるところと、死にかけノンノを上から見つめるところがその理由。けど、マリオリーノのキスの後は普通に見たら、夢→現実って感じで、成仏ではないかな。。

 

あと、神父に最後見られてしまうところは何だろう?老ジーナが喜びのあまり、タイムトラベラーなのに姿を見せた(①説)かもしれないし、神父が喜びのあまり一瞬神に近づいて、魂となった老ジーナが見えた(②説)かもしれない。もちろんどちらも混合かもしれない。考える材料としては面白いなー。

 

そして、③のタイムリープ説。これは考え過ぎかなーとも思うけど、あの時は二人は心中して死んでしまったけど、死なない未来もあったはずという物語と言うのも、ありえなくはない。マリオリーノをすり抜けた時にすごく切なそうな表情をしたのとか、結婚式の時に異様に喜んでいた(達成感?)とか、自転車マリオリーノのキスで消えた(やっと願いがかなったので消えた)とか、根拠は一応ある。

 

けど、もし心中で死んでたら、もっと全体的に老ジーナだけ思い詰めてるだろうし、思い出に浸って幸せを感じる、なんてことも少ないんじゃないかな。あと、タイムリープしてるんだったら、あそこまで老けた姿でいる理由がないよね。

 

と考えると、やっぱり①の現代を生きているその辺のおばあちゃんが、亡くなった夫との恋物語を語ってくれている、っていうのが一番矛盾がないし、希望に満ちてるかなー。

 

 

●まとめ

 

というわけで、やっぱり大好きで、いっぱい泣けて、いっぱい笑えるドン・カミッロ&ペッポーネ、見納めでした。

 

正直、ドイツ語や社会背景がわからないと難しい作品かなーと思ったけど、最後の最後で、その辺全然わからなくても超楽しくて大好きな作品!って言ってくれた人に出会えて、ああ!!やっぱり、私が好きって思った作品は、言葉や背景がわからなくても素晴らしい作品だった!って再確認したと同時に、あまり固く考えず、好きなら好きともっと大声で言っておけばよかった。。とちょっと後悔。

 

だって、ツイッターやブログでは、「ちょっとこれは難しめかも。。」なんて書いたから、敬遠した人もいたんじゃないかな、とか思ったり。正直私の中では、シカネーダーよりずっとずっと見るべき作品だったし、シカネーダーは2回見て見過ぎたって気がしたけど(爆)、ドンカミッロは3.5回見て全然見足りない!って感じ!

 

やっぱり、好きな作品は全部理解してるわけじゃなくても、勢いとか感動とかがどーっと押し寄せてきたら、あまり深く考えずに、好きだー!!みんな見て!!!って叫ぶべきだなw言語や知識なんかに遠慮しなくてよかったんだ。。今度からは、好きだったら、細かいことは気にせず、とにかく見て!って言うことにする(笑)

 

それでも、やっぱり背景知識知ってたら10倍面白いと思うので、次の記事で、この作品のエピソード解説していきますー。

 

 

●おまけ

 

昨日劇場のスタッフがこのうちわ持ってたので、どこで貰えますか?って聞いて、教えられたとおりチケットオフィスに行こうとしたら、あとから追いかけてきて、本人が使ってたのくれた!めっちゃいい人♪表はTdV,裏はアイ・アム・フロム・オーストリア。大事に使おう。

 

 

 

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2017-07-03 16:51 | カテゴリ:スポーツ

ミュージカル・ミーツ・オペラ9の後日談です。

 

あーウィーンが好きすぎて胸がいっぱいの日曜の朝。大好きなミュージカルを上演しているとだけでも、この街の好き度が上がるのに、この音楽が起こす奇跡が心地いい。かと思ったら、マラソン大会を横切るハメになるこのカオスw この街が好きだなー。

 

Ronacherで観劇後、リンクを渡ってStadtparkで地下鉄に乗ろうとしたところ、この景色w なんと先週に引き続きマラソンでリンク閉鎖w 道の向こうは市民公園で、駅は目と鼻の先なのに、5分待っても渡れないw なにかのジョークかとw

 

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周りの人は「あと5分くらいで渡れるようになるよ」とか言ってるけど、人の波は途切れないw 時々5人くらいのグループが強行突破して渡ってるけど、私キックボードだから徒歩より邪魔になる。うー、次の予定に遅れてしまう。。

 

とうとう意を決して、キックボード担いで1人で切り込んで行ったら、後ろのおじさんが感嘆の声をあげた。走者の皆さんに「すみません。。」と頭下げながら渡ってたら、みんなニコニコ笑ってるw やっと渡りきって振り向いたら、さっきのおじさんがニヤリとしたので、思わずガッツポーズで返したw

 

このマラソン、ワールドランというレッドブル主催のマラソン大会で、世界各地でやってるらしい。車椅子の人もいたし、ベビーカー押してるパパママもかなりいた。私が見ただけでも車椅子三台、ベビーカー五台。写真にそれぞれ写ってるけど見えるかな。

 

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というわけで、なんとかマラソンを横切って、次の予定に遅れずに住んだのでした(笑)。日曜日の昼ののんびりしたウィーンでした。

 

 

 

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ミュージカル・ミーツ・オペラ9 ドン・カミッロ&ペッポーネコラボの記事の続きです。

 

過去のミュージカル・ミーツ・オペラの記事はミュージカル・ミーツ・オペラカテゴリからどうぞ。

 

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Ronacher劇場

 

●出演者

 

ドンカミッロ側の出演者もマヤさんやらAndreas Lichtenbergerやらファーストが沢山出ていて、それもすごい名のある人ばかり!なんだか、シカネーダーの時より、出演者のやる気やら楽しんでるリラックス感が伝わってきて嬉しくなった♪

 

ドンカミッロは、前回(4日前)見た時セカンド率が高かったのは、Andreasの急な手術が入ったからだったんだとか。土曜日(8日前)に急に腹痛を訴え、すぐに手術をして、この日(日曜)には舞台に立ててたんだから、すごいよね!おなかにはピアスだらけらしいw そのせいで、ドンカミッロをセカンドのThostenがやって、Thorstenの役(クロシュの父)を別の人がやり、Martin Bergerが資本家をやったという、かなりイレギュラーな配役だったっぽい。

 

今回は4日前に見た時よりファースト多めで、セカンドは市長だけかなー。それも顔と声でKai Petersonかなーけど出てたっけ?と思ってたら、やっぱりKaiで大当たり!!Frankより優しそうだけど、これもThorstenと同じく声量が素晴らしく、この作品はファーストはキャラ、セカンドは歌声で選んでるなー、と実感。どちらも素晴らしいので、迷うよー!

 

Thorstenの神父は芯が通っていて頼れる人だけど、実は人情にあふれてて、人間くさいって感じですごく好きなんだけど、Andreasはしっちゃかめっちゃかで、どんな破天荒なことを起こすか予想できないけど、よく見たらいい人、っていうのもすごくいい。歌声もThorstenの方が安定してる深い美声だけど、AndreasもUwe的なキャノンが出るからなー。甲乙つけがたいなー。

 

インタビューで主要キャストの過去の役について話してたんだけど、あまりにおじさんたちがみんなすごい人たち過ぎて震え上がったわ。死にかけじいちゃんがまさかの、本職はオペラ歌手で、オペラ座の怪人ウィーンで4年もやってた人とは!ほぼソロはない役なのに、実は超美声で、オソレミーオの歌声が素晴らしかった!御年77歳で、86歳の役をやってる。っていうか、ファントム様スケベオヤジになって降臨w

 

そして、ジーナのパパの資本家のファーストキャストはReinhard Brussman。初代バルジャン様でございます。。貴婦人にも出てたよね。めちゃくちゃ怖そうで声が野太い美声。。

 

更に、クロシュの父のファーストがMartin Berger(水曜日は資本家役で見た)。この人キャッチミーの刑事で大好きだったんだよね。「ミスサイゴンのクリスもTdVのクロロックもやったけど、恋愛が成就するのに死ぬなんて、やつらはルーザーだ。この役が好きだ!」とか言ってて爆笑wいや、クロロック死んでないけどw

 

 

オペラ歌手側は、大好きなMorton Frank Larsen(フォルクスオーパーのスウィーニー)や、前回出ててものすごく上手かった、若手(20歳!)バリトンのAlexander Grassauerが出演してて、もう恍惚となって聞いてた。他の二人のソリストClaudiaとCarlos Osnaも素晴らしくて、残念なソリスト一人もいなかった!

 

Larsen様はMMOは3回目!いつもオファーしたら、二つ返事で出演を即答するんだとか。いつもご機嫌で、色々提案してくれて素晴らしい!とMMO賞みたいなのを受賞してたよ。Larsen様大好きだよ。。セビリアの理髪師のフィガロの歌と、リゴレットの父娘の故郷についての歌を歌ってくれて、クロスオーバーのラブソングも歌ってくれたよ。。

 

音楽監督 Koen Schoots

 

DON CAMILLO & PEPPONE

Andreas Lichtenberger, Maya Hakvoort, Kai Peterson, Kurosch Abbasi, Jaqueline Reinhold, Ernst Dieter Suttheimer, Reinhard Brussmann, Martin Berger, Femke Soetenga

演出家 Andreas Gergen

 

オペラ歌手

Claudia Goebl, Morton Frank Larsen, Carlos Osuna, Alexander Grassauer

 

 

●新しい試み

 

今回のMMOでいつもと変わってたのは、いつも指揮者とは別にピアノ演奏のWolter Lochmann氏がいるのに、今回はピアノも指揮もKoen Schoots氏だったこと。オケ(上の階)とピアノ(舞台上)と行ったり来たりが大変。MMOでSchoots氏が前面に出るのは初めて。

 

Schoots氏がインタビューされたのも初めて。オペラの指揮もしていましたが、大規模オケと少人数のバンド編成ではどう違いますか、と聞かれ、「Handwerk ist Handwerk(手作業は手作業)」と答えていたのが職人ぽくて印象的。この人がある程度の長さをしゃべるのを聞いたのは初めてだわ。

 

あと演出のGergen氏のインタビューもあった。なんと墺人だった!好感の持てる感じで、頑張って仕事してる感じがあって、ちょっと応援しようと思った。彼の仕事っぷりは、マンネリもあるけど、サプライズもあって、どう評価しようかまだ迷ってたけど、インタビュー聞いてなんか好きになったw

 

●バックステージを舞台に乗せて解説

 

今回は主要スタッフのインタビューだけでなく、作品のバックステージを見せるという試みも新たにあった。マヤさんが老婆メイクの途中で出てきてくれたのもあったし、何より爆笑だったのは、赤ちゃんの洗礼式の前に神父と市長が殴り合いのけんかするシーン。

 

ここ何度見ても爆笑のシーンなんだけど、実際の殴り合いは舞台袖で行われて、舞台上で見えるのは、ケンカを見ている4人だけ。うち一人はけんかを止めに入って、ボコボコにされるw最後は神父が勝つわけだけど、この舞台袖の様子を見せてくれた!

 

なんと、ガンガン殴ってる音は、金属製のごみ箱を神父が落として転がしてるだけだったwその間市長は殴られメイクされてるw見習い修道士引っ張りこむのも神父本人w靴を投げるのは市長w舞台袖で本人たちがテンション高くゴミ箱転がしてるのは、超面白かった!!この作品好きだ。。

 

 

●恒例メドレーとかフィナーレとか 

 

ラストはドンカミッロのラストの、超盛り上がる曲!!!像はないし、婚礼衣装ではないけど、ちゃんとクロシュが帽子にマントに自転車で、マヤさんにキスしたところは、もう号泣。。。なんで文脈ないのに泣くの私。。アンサンブルが少ないので、マヤさんからジーナに切り替わるところも見えた。

 

ああ・・やっぱりこの作品全部好きだけど、このラストの歌とシーンが大好きだわ。。ほんと、この歌聞いたら来てよかったー!って思う!!!実はこの作曲家結構好きかもしれないので、またミュージカル作って欲しいなー!!

 

というわけで、コラボ作品自体が好きなんだけど、MMOの構成もゆったりとして時間に追われない感じで、舞台上の皆さんがリラックスして楽しんでた感じがすごい伝わってきて、数年前のMMOの雰囲気に戻ってきた気がする。今回はそういう意味で、すごく楽しかった!!次回はTdVでやるかもよー!との言葉が、いつも大好きな博識の司会者Daenemark氏の口からありましたよー!

 

星の王子様で、「砂漠は井戸を隠しているから美しい」っていうせりふがあるけど、大好きな作品を上演している時のウィーンは、普段より美しい気がするよね。なんで今更こんなにドンカミッロにハマったんだ私w

 

Musical Meets Opera 9 | Aktuelles | Musical Vienna - Die offizielle Seite der VBW

 

 

 

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観劇日2017/5/7 Ronacher劇場にて

 

ドンカミッロコラボのミュージカル・ミーツ・オペラに行ってきました!最高だったー!前回のよりのんびり楽しめて、ホントいい雰囲気だった!MMO大好きすぎる!これこそミュージカルとオペラを愛する、芸術家と観客全てのための祭典!最高に幸せな気分になれる一度きりのお祭り!

 

とにかく構成がとても良く、前回よりインタビューとかゆっくり聞けて、キャストやスタッフの魅力満載だった!ミュー側もほぼファースト、オペラ側のソリスト2人も大好きな人が出てた!マヤさん大活躍でめっちゃ楽しそうだった!

 

もうなんだか、作品への、キャストとスタッフへの、司会者への、オペラ歌手への、観客への、すべての愛に満ちあふれて、変な幸せホルモン出て、ハイな気分になってるwこういう時に人と会うと危険w 落ち着かなきゃw しかし、私が舞台を見るのは、この幸せホルモンの為なんだなーw

 

ドンカミッロを何回か見て思ったけど、この作品のおじさんパワーがすごすぎてびっくりするわ。主役二人もすごいけど、敵対するパパ同士が初代バルジャンとキャッチミーの刑事。そのカバーがモーツァルト!のレオポルト。驚いたのが、死にかけじいちゃんがオペラ座の怪人ファーストだったこと!

 

ミュージカル・ミーツ・オペラ3-8の記事はミュージカル・ミーツ・オペラカテゴリからどうぞ。

 

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Ronacher劇場の天井。その昔オペラ座の怪人コンサート版で、このシャンデリアが落下するかという演出があって、鳥肌モノだった。

 

●全体の感想

 

今日見てきた、ミュージカル・ミーツ・オペラ第九回、ドン・カミッロ&ペッポーネとのコラボコンサートのレポ行きます。ウィーンミュージカルとオペラのコラボ企画も今回で第9回目。ほぼ全回見てるMMOファンの私としては、今年は2回もあるのでワクワク(ちょっと前にシカネーダーもやってた)。

 

参考記事:

ミュージカル・ミーツ・オペラ8(シカネーダーと魔笛)①全体の感想と出演者

ミュージカル・ミーツ・オペラ8(シカネーダーと魔笛)②全体の流れと歴史的感動

 

前回はまさにミュージカル・ミーツ・オペラそのもの作品シカネーダ―だったけど、今回はあまりオペラと関係のないドンカミッロとのコラボということで、どうなるかと思ったけど、私は今回の方がのんびり楽しめたかなー。司会のDaenemark氏もリラックスしてた。

 

毎回リハ一回だけのかなりぶっつけ本番感が強いこのコンサートなんですが、今回は前回の教訓を生かして、ソリストや歌を詰め込みすぎず、キャストインタビューやバックステージ裏話を多めにして、普段舞台で見られないことを沢山見せてもらえた気がする。ほんと楽しかったー!

 

●クロスオーバー

 

このMMOの醍醐味の一つに、クロスオーバー(オペラ歌手がミューソンを歌ったり、ミュー役者がオペラを歌ったり)があるんだけど、専門外の歌を歌うのを嫌がる人も多く、最近とても少なくて残念だった。今回はかなり多めでそれだけでも嬉しいよ!

 

クロスオーバーは、まず驚いたことに、しょっぱなでマヤさんがカルメンのハバネラ歌った!凄いレア!いつになく緊張して、楽譜見ながら歌ってたの初めて見た!けど、時々にやっとして客席見るのがチャーミング!歌声は、ちゃんと響かせるところは声出てて、ミュー歌手が歌うオペラにしては本当によかったと思う!あんな表情のマヤさん見れてラッキー♪

 

直後のインタビューで、ミュージカルとオペラの発声の違いを聞かれて、ミュージカルは子音を前に出していくところを、オペラはもっと体の奥で響かせるのが違う、と言っていて、まさに両方やった私はスゴイわかる!声の出し方が違うと、同じ人でも表情まで違うのねー!

 

マヤさんは、この後1時間かけて老婆のメイク。途中で頭と目元だけメイクして、下はピカピカドレスで出てきて、こんなメイク途中を見れるのも珍しい!後半はちゃんと老婆メイクで出てきて、舞台上では完璧に老婆で素晴らしかった!インタビューがチャーミング♪

 

身長が老婆でぐっと低くなるのは、膝を曲げているからだと言ってたけど、それじゃ等身がおかしくなるので、もしかしたら衣装も腰が高い位置に見えるように工夫してあるのかも。

 

あと、老婆の衣装で一度だけ外を歩いたことがあるんだとか。開演30分前に、リングストラッセガラリーエンの有料駐車場に停めた車の助手席に財布を置いてきたことを思い出し、既にメイクしてあったが、下は普段着のままで猛スピードで走って(たぶん走っても5分かかる距離w)車まで戻ったんだとか。顔と髪だけ老婆が猛スピードでウィーンを駆け抜ける様子想像して笑ったw

 

クロスオーバー二つ目は、恋人の歌をクロシュ&ジャックリーヌのファースト二人の横で、Morton Frank LarsenとClaudiaのオペラコンビが歌い、四重唱になってたこと。まずLarsenさんが裸足で川に水付けてるだけでもおちゃめで笑えるwこの二人本当にうまいので、四人で歌ってハモったりして、ほんと素敵だった!さらに、曲の最後でミュー組がキスしてる中、オペラ組はおでこをコツンとくっつけて超カワイイ!!!(Larsenさんスキー!!)

 

最後のサプライズクロスオーバーは、カルロスがオソレミーオを歌ってたら、突然杖ついておじいちゃんが登場し、耄碌したのかと思ってたら、突然最大音量でおおおおーーーーーそれーーーみいいいいおおおおおお!!と熱唱し始めたこと!!!オペラ歌手に負けない声量!もう割れるような拍手!流石ファントムやってた人!!昔取った杵柄過ぎてもう鳥肌モノ!!!

 

●選曲とコンサートの流れ

 

MMOはいつも、ミュージカルとオペラの共通点を見つけて歌い比べるんですが、今回はドンカミッロに対して、リゴレット、セビリアの理髪師、ロミジュリのオペラから選曲。

 

ドンカミッロの2幕始めの嵐の歌→

カルメンのハバネラ(マヤさん)→

ドンカミッロは何でも知っている的な歌(Andreas)→

セビリアの理髪師が何でも知っている的な歌(Larsen氏)→

Heimat(Kai)→

リゴレット父娘の故郷の歌(Larsen+Claudia)→

Koen氏インタビュー→

おじいちゃんの死(一回目)→

主要キャストインタビュー(マヤさんメイク途中)→

シューベルトのアベマリア(お祈りつながりで、Claudia)→

Mein Dorf(Andreas)→

赤ちゃんの洗礼式のシーン→

ケンカのバックステージ再現www→

ラブソング四重唱(クロシュ、ジャックリーヌ、Larsen氏、Claudia)→

Zaunが出てきてパパたちとケンカ→

オペラロミジュリからロミオのソロ(カルロス)→

ドンカミッロ1幕終わりの洪水のフィナーレ(マヤさんソロから)→

Andreas Geregenインタビュー→

セビリアの理髪師から小雨が大雨になる歌(Alexander Grassauer)→

Wunder geschehen→

(晴れるつながりで)オソレミオ(カルロス+じいちゃん)→

メドレー→

Bravo Bravissimo(フィナーレ)

 

 

 

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2017/5/3に見た、ドンカミッロ&ペッポーネ@Ronacher劇場二回目観劇のレポです。

 

ネタバレ有り、ストーリー解説なしなので、私の感想書きなぐりって感じですが、そのうちストーリー解説もするので、とりあえず感動を叫ばせてください(笑)

 

2017-05-03 18.21.17

雨のRonacher劇場

 

●全体の感想

 

ドンカミッロ、22ユーロで二列目で見てきたーー!!やっぱりこの作品大好きだー!二回見たのにまた見たい。。何度も涙が止まらなかった。。マヤさんが素晴らしすぎる。脚本最高。。音楽もめっちゃいい感じ!あーまた見たいなー!ラストの開放感がもう至福だわー!好きだなぁこの話!

 

もうすぐ終わるというのに、久々に作品にハマりそうな予感。。安く前で見れる手段も見つけたわけだし、時間なんとか作って、なんとかあと1回見たいなー!これは誰か友達と見たい!めっちゃ楽しい気分になる!あー、ミュージカルの醍醐味。。

 

なんでこんなに好みなんだろう、この作品。なんか、前のレポでは結構頭使ったみたいな事書いたけど、今回はラスト知ってたから、安心してハートで楽しめたなー。前はなんか結末がわからないドキドキで不安だったけど、今回はもう手放しで楽しめた!適度に話忘れてたのもよかったかもw

 

あーやばいまた見たい。。全てのピースがぴったりハマる快感!カッコイイとかカワイイとか派手なことは何も無いのに、なんかドキドキしてニヤニヤしてしまうw トラブルがあっても基本愛のある世界で、人間って素敵って思える。

 

2017-05-03 18.27.41

Ronacher劇場の天井。その昔オペラ座の怪人コンサート版で、このシャンデリアが落下するかという演出があって、鳥肌モノだった。

 

2017-05-03 18.27.35

ドンカミッロ開演前。前列はすごいスモーク。戦争直後から話が始まるから、開幕前からホコリっぽくしてある。

 

 

●キャスト

 

あまりに作品が好きすぎて、キャストの感想とか個別のことがどうでも良くなってきたけど、一応書いとく。マヤさん素晴らしすぎる!二列目で見た幕間のパントマイムは、前回より拍手多くて、3回も!私の目の前の名演技を、瞬きもせずに見たよ!マヤさんが完璧すぎてもう彼女以外考えられない。

 

セカンドはドンカミッロのThorsten Tinneyで、ジーナの資本家パパがMartin Berger。Thorstenはモーツァルトのパパのセカンドで何度か見た人で、歌はうまいけど堅物だと思ってた。めっちゃ笑顔が素敵で、あんな魅力があるとは!歌も超美声! 後この人は、マリオリーノパパのファーストでもあるね。

 

ThorstenはファーストのAndreas Lichtenbergerよりは硬い(というか、Andreasが適役すぎる荒ぶりっぷりw)けど、それでも、ほんと腕まくりがよく似合って、芯のある中ににやりとする感じがほんと素敵。歌はAndreasより安定した深い素晴らしい声。

 

特に、ストのコーラスを突き抜けてくる、「私は常に貧しい人の味方だご誤解されたー」という、苦しみを歌うところが鳥肌モノ。大好きなMein Dorfの歌もめっちゃ泣いた。ほんと名曲。

 

資本家パパのMartin Bergerは、こんな大物がこの役?ってびっくりしたけど、どう見てもあの彼。この人時々、特徴のある脇役するけど、すごくいいよね。キャッチミーの刑事(これは主役かw)とか、WWRYのかしょーぎとか、シスアクの三人衆とかw ファーストより記憶に残るパパだった。 (ファーストは元バルジャン役者のReinhard Brussmannでこの人も好きだけど)

 

なんと言っても、マヤさんで何度も泣いた。恋人のシーンで、愛おしそうなあの表情が!彼への愛しさと、彼女への懐かしさ。ラブソングを聞きながら、マヤさんの表情見てるだけで、涙だだ漏れ。すり抜けた時の驚きに号泣。

 

ラストどうなるかかなり忘れてたけど、最後自転車に黒コートのマリオリーノとマヤさんが、一瞬キスするところでまたもや涙腺崩壊。それもすべて一瞬で消え去る。けどあの一瞬のおかげで、彼女は救われた。紛れもなく全員がハッピーエンドを迎えた。

 

最後に大喜びする神父が、興奮してマヤさんに話しかけちゃうんだね。で、あなた誰?ってなって、マヤさんも戸惑いながら正体を明かす。ここほんと絶妙!神父だからこその出会い!超自然的な一瞬だったよ!

 

マヤさんが舞台にいる時は、全身全霊でマヤさんを見ることをオススメします。すべての演技や動きに意味があって、常に完璧。誰も見てない退場の時ですら、演技は最後まで気を抜かない。見てれば見てるだけ泣ける。スゴすぎる。。

 

image

ドンカミッロのキャスト表。アンドレがアンサンブルにいて、ちょこまかと面白かった。

 

●雨のシーン

 

今回二列目で見たドンカミッロだけど、前回三階席最後列で見た時と、感動の大きさは変わらなかった。最後列大好き♪と再確認。ただ、最後列だとオペラグラスで字幕を読むレベルの視力なので、二列目なら横を見上げる角度だけど肉眼で字幕が読める。大きな違いはそれだけかなー。

 

雨の振り方は、後ろから見てたら全体が見えて、雨が増えていく様子(二段になって降ってる)がはっきり分かって、アンサンブルの興奮とあいまって鳥肌すごい。前列で見たら、気づいたら自分に降ってきそうで、青白く光る雨粒が大量に落下するのがキレイで、上見て見とれてしまう。どっちもイイ!

 

ドンカミッロ幕間。一幕終わりの雨が降り続くまま休憩タイム、という異例の演出。幕間の後半は、マヤさんがつかの間の晴れ間のパントマイム。幕間の天気が次のシーンの伏線になってる。

 

幕間のパントマイム中のマヤさんは、撮影可かどうかわからなかったから撮らなかったんだけど、マヤさん目の前の一列目で、5分くらいフラッシュ焚いて撮り続けてる人達がいて、パントマイム中のマヤさん微妙だったろうな。。途中からそっち向かない演技に切り替えてた。

 

あと、客席降りは最後列は気が付かなかったけど、まああまり感動に影響ないレベル。雨のシーンと捜索シーン。搜索シーンでライトで照らしつつ客席降りは、この演出家三回目くらいじゃない?貴婦人の黒豹とか。

 

 

●ほか色々

 

一回目に見た印象は、二回目見てもそのままだった。Heimatの歌、一回目穿った聞き方してたかなーと思って、今回は頭空っぽにして聞いたけど、「Heimatはただの言葉ではない」とあれだけ繰り返して歌い、あの膝パタパタダンス見てると、意図したメッセージは伝わるな。

 

恋人がどう見てもロミジュリで、WSSみたいに「2人きりの島に行こう」みたいな事言ってるから、ほんとテンプレ通りで心配しちゃう。クンツェ氏脚本でこんなベタな展開?って思ってたら、やはり最後は裏かいてきた!このサプライズは騙されて嬉しいやつ!

 

ほんともう、トラブルがどれもかなり限界までやばくて、解決の仕方がまた予想外で、駆け引きの会話が一筋縄では行かなくて、神は綺麗事言うけど、実際に頭と手を動かすのは人間で、なんか、人間臭さって最高、ってしみじみ。

 

●まとめ

 

と言うわけで、22ユーロで2列目で見れたのは最高だったんですが、この作品は脚本があまりに素晴らしいので、劇場のどこで見ても感動する!前列は前列の良さがあり、後列は後列の良さがある。

 

こんな大好きな作品を、色んな視点から見られてよかった♪

 

あともう少しで終わってしまうけど、ちょっとでも楽しめるうちに楽しもう!

 

ドン・カミッロ&ペッポーネ ウィーン版ライブCD<2枚組CD>

 

ドン・カミッロ&ペッポーネ ウィーン版プログラム

 

ドン・カミッロ&ペッポーネ ウィーン版リブレット(台本)

 

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2017-06-25 16:50 | カテゴリ:公演情報

フォルクスオーパー2017/18シーズンが発表されましたので、ミュージカル部門のみまとめておきます。

 

まずこちらが、来シーズンのオペラ、オペレッタ、バレエ、ミュージカルの新作紹介動画です。

 

 

こんなに作品も歌手もダンサーも役者も魅力的なら、ミュージカル以外も沢山見に行きたくなってしまいますね!

 

それでは、来シーズンフォルクスオーパーのミュージカル上演作品をまとめてみました。配役や注目点などある場合は追記しています。

 

●新作

・ジプシー 2017/9/10初日

Maria Happel主演、Werner Sobotka演出
・回転木馬  2018/3/17-4/22

ロジャーズ&ハマースタイン作品

 

●再演

・ハウトゥーサクシード 2017/10/25-12/13

2016/17シーズン初演作品。独題はWie man Karriere macht ohne sich anzustrengen
・マイフェアレディ 2017/12/21-2018/1/19
・アクセル、天国の扉にて Axel and der Himmelstuer 2017/12/26-2018/1/31

Andreas Bieber主演。正確にはオペレッタ。
・サウンド・オブ・ミュージック 2018/1/14-2/10,4/27-5/1
・ヴィヴァルディ~第五の季節~ 2018/1/27-3/1

Drew Sarich主演

・オズの魔法使い 2018/4/29-6/8
・スウィーニートッド 2018/6/12-28

Morten Frank Larsen主演

 

こちらから、月別の上演作品を見ることができます。

https://www.volksoper.at/spielplan/

 

●フォルクスオーパーの上演システム

 

ちょっとだけ、フォルクスオーパ上演システムについて説明しておきます。

 

フォルクスオーパーでは、日本にはないレパートリー制というシステムを採用しています。ロングランではないけれど、毎日公演のある短期公演でもない、その中間のようなシステムです。

 

上記の演目紹介に日付が書いてありますが、この日付で毎日上演するわけではなく、この期間のうち、作品によって決められた回数だけ上演されます。

 

例えば、「オズの魔法使い 2018/4/29-6/8」とありますが、その場合は、この期間で3~5日に一回くらいの頻度で公演があります。他の日は他のレパートリー作品を上演しているので、常時約5-6作品を日替わりで上演している感じです。

 

スター頼りの作品(Axel, Vivaldi, Sweenyなど)は、役者の空き具合によっては短期間に公演を詰める場合もありますが、通常はダブルキャスト制です。

 

●オススメ作品

 

サウンド・オブ・ミュージックは、見たことない人には多分フォルクスオーパーミュージカルでは一番のオススメです!あのおなじみの曲をドイツ語で!ウィーンの客席で見るこの作品は、他のどの国や年で見るのとも違う、特別な経験になります

 

楽しいミュージカル好きな人は、オズの魔法使いを全力でお勧めします。とにかく演出がすごい!何度も目を疑うようなびっくりがあります。

 

暗くても鳥肌モノの作品が見たい人は、スウィーニートッド!!この作品は、ウィーンのオケで聞かなきゃ!!!ものすごい音楽体験ができます。演出も芸術的。

 

ウィーンに遠征や旅行で来るミュージカルファンの方には、Andyのアクセル、Drewのヴィヴァルディなどが、、役者目当てだとオススメ。ハウトゥーも初演時の良キャストが残っていればお勧めです。

 

しかし今年の新作はあまり魅力を感じないなあ。どちらも見ておくべき作品ではあると思うけど。。

 

●見たさランキング

 

私の見たさ度合いを☆で表してみました。

 

☆☆☆(絶対見たい!)

・オズの魔法使い(一度見て最高によかった!今度は息子と見たい!)

・ハウトゥーサクシード(初演シーズンに見逃した)

・ヴィヴァルディ(初演シーズンに見逃す可能性あり)

 

☆☆(大好きな作品なので、時間見つけてぜひ見たい!)

・スウィーニートッド(Morton Frank Larsenのスウィーニーは本当に素晴らしい!!演出も鳥肌モノ!定期的に見たくなる・・)

・アクセル(Andy主演宣言してるし!これも演出最高!そして、Andy最高!!)

 

☆(ぽっかり空いた夜にちょうど見たい作品がなかったら見る)

・ジプシー

・回転木馬

 

あと、私が見たい作品は2018年1月に固まっていて、もう予定をどうしようかと今から悩む。。

 

 

というわけで、再演がアツい!フォルクスオーパー 2017/18年シーズンのまとめでした。

 

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2017年秋から再々演が決まった、ウィーン版ダンスオブヴァンパイヤ。新トレイラーが公開されています。

 

 

映像は再演時のDrew Sarich、Lukas Perman、Marjan Shaki版です。(赤いブーツのシーンだけ再演時の映像じゃない気がする。)

 

当時はこんな演出だったんだなー、とハイライト版を見る気分でどうぞ。こういう舞台上でカメラを動かすトレイラーは、エリザベート再々演からスタートしたと思ってたけど、実はこの時に既に使っていたのに、しばらくお蔵入りになってたのね。最初の墓のシーンメチャ怖くてすごい好きだったなー。

 

細かく言うと、再演時のクロロックは始めはThomas Borchertで、途中からDrewに変更になったので、この映像はDrewになってから撮影したもの。

 

そして映像でクロロック飛んでるから、終わりかけのかなり最後の方の映像だね。これ実際飛んだ時結構笑ったw メアリーポピンズより一瞬しか飛ばないし、影武者見えるしw

 

個人的には、前半のトーマスの方が好きだった。Got ist totでバルタン星人のような影絵する時、トーマスの指の方が繊細に動くのがほんと鳥肌モノ。けど、ラストの現代版のロッククロロックはDrew似合いすぎてここはDrew大好きだったなー。

 

再々演版はまた演出がらりと変わる可能性があるので、それも含めて楽しみです♪

 

(おまけ)

 

StuttgartのクロロックがJan Ammannになるそうで、その動画がこれ(

Seid ihr bereit? Ein neuer Graf von... - Tanz der Vampire - Deutschland)なんだけど、ツッコミどころ多くて、なんか真面目なのに笑えるw ウィーンでもこういうの撮影してほしいw



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    前回の記事に引き続き、2017年9月30日から上演される、20周年記念ウィーン再々演版ダンス・オブ・ヴァンパイアのキャスト発表記者会見のご紹介です。

     

    2017/6/13 11:00-Ronacher劇場にて

    https://www.musicalvienna.at/de/aktuelles/338/Castpraesentation-TANZ-DER-VAMPIRE

     

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    今回は、この記者会見の最後に二曲だけ歌われた歌唱部分のコメントから行きます。上記の映像で言うと、55分ごろからです。

     

    <歌唱映像>

     

    ♪Draussen ist Freiheit(アルフレートとサラ)

     

    二人とも現役学生で若いが、声の質もピッタリで、歌も文句なく上手い。表情の作り方もいい感じ。声に感情も上手く乗っている。

     

    こういうサラ、Marjanにはなかった雰囲気ー。若いから未知のものに対して恐れ知らずで、ちょっとやんちゃな感じ。世話焼きで怖がりのアルフレートと対照的。これは楽しみー!

     

    ♪Totale Finsternis(二人のクロロックとサラ)

     

    右からDrew左からマーク。真ん中にサラ。マークとDrewが二人でハモるところがいい!!

     

    Drewの声はロックで深く芯がある、Markはシカネーダー風(トーマスのように深くはないが、クラシック寄りに響かせようとしている感じ)

     

    二人で一緒に歌うところがほんと鳥肌モノ。Drewの高音がいい!Markの高音はちょっと顔が赤くなってるw

     

    サラも、よくこの二人と対決して歌っている。歌声が頭飛び出して響くだけじゃなくて、落ち着いて演技している。表情がすごくいい。このサラを見ていたら、今まで感じたことのなかった物語の理解が深まりそうな気がする。この声なら、マークよりDrewの方が合いそう。

     

    結局この曲、サラの歌だから、サラの歌声と表情次第だなー。Marjanよりも初演の人のパンチのある声に似てる。めっちゃ期待膨らむ。さっきの無邪気な恐れ知らずな少女が、ここでクロロックのダークサイドを知って受け入れ、女になる。

     

    最後のVerstandを歌うサラを見つめるマークの表情がファン垂涎wそして、キスした後素に戻って苦笑するDrewとマークに対して、最後まで演技を続けるサラ素晴らしい。

     

  • <セカンドやアンサンブルを含めた全キャスト>
  • Krolok – クロロック:Drew Sarich(9/20-11/9), Mark Seibert(11/10/12/31), Thomas Borchert (1/2-); Cover: Florian Fetterle,  Filippo Strocchi
  • Sarah – Diana Schnierer, Cover: Abla Alaoui, Anetta Szabo
  • Alfred – Raphael Groß, Cover: Christopher Dederichs, Daniel Eckert
  • Professor Abronsius – Sebastian Brandmeir, Cover: Fernand Delosch, Luc Steegers
  • ChagalNicolas Tenerani, Cover: Fernand Delosch, Martin Stritzko
  • Herbert – Charles Kreische, Cover: Christoph Apfelbeck, Jan-Eike Majert
  • Magda – Marle Martens, Cover: Anja Backus, Tanja Petrasek
  • Rebecca – Dawn Bullock, Cover: Floor Krijnen, Tanja Petrasek
  • Koukol – Florian Resetarits
  • Nightmare Solo – Vinicius Gomes, Filippo Strocchi, Cover: Fernand Delosch, Christoph Apfelbeck
  • Tanz-Solistin – Lucy-Marie Fitzgerald, Martina Borroni, Vanessa Spiteri
  • Weißer Vampir – Jasper Caransa, Cover: David Baranya, Jan-Eike Majert
  • Schwarzer Vampir – Arltan Andzhaev, Cover: Jordan Hinchliffe, Fabian Lukas Raup
  • Ensemble Gesang – Abla Alaoui, Anetta Szabo, Christopher Dederichs, Luc Steegers, Martin Stritzko, Floor Krijnen, Anja Backus, Tanja Petrasek
  • Ensemble Tanz – David Baranya, Jordan Hinchliffe, Fabian Lukas Raup, Martina Borroni, Vanessa Spiteri,
    Julia Waldmayer, Maja Luthiger
  • Swing – Daniel Eckert, Christoph Apfelbeck, Susanna Panzner, Jan-Eike Majert, Tamsyn Blake, Anouk Rietveld, Morten Daugaard

musicalzentrale - Tanz der Vampire (2017/18) - Ronacher Wien

 

<ひとこと>

 

最初は、無名の新人やら学生やらキャスティングして大丈夫かVBW?って感じだったんですが、サラとアルフレートの歌唱を聞いて不安は吹き飛びました。これは、超若返りキャストですが、期待できるかも!教授も超若い人で、初演再演とKrannerさんしか知らなかったウィーンの観客はちょっとビックリするかも。けど楽しみ。

 

今回のキャストは、クロロック以外はマグダのMarle Martensくらいしか有名な人はいないんですが、若々しくて弾けるような舞台になる気がしてきました。

 

そもそもTdVは、初演で高校生くらいの若者の間で熱狂的な人気を博したわけで、そういう意味では、キャストがその高校生にウケそうなメンバーと言うことも、意味があるのかもしれません。

 

しかし、20年前に初演されたってことは、初演当時高校生だったファンは30代になってるわけで、今回のキャストで初演を知っている人はほとんどいないんじゃないかな。そう思うと、完全に世代交代だなー。客層をうまく狙って、初演の時のような人気が出るといいね。

 

更に、ここだけ馴染みの顔が並ぶと、逆にちょっと浮いているクロロックのキャスティング。DrewとMarkとThomas全員連れて来るとはww他のキャストでかなり賭けに出たのに、ここだけ堅実w

 

私は再演のクロロックとしてトーマスとDrew両方見てるけど、トーマスのクロロックはほんと好きだから、また戻って来てくれて嬉しいです。

 

Drewはトーマスと比べるとそこまで好みではなかったんだけど(Drew自身はすごい好きだけど、この役はもっと深い声が合ってる気がする。。)、今回のサラの声との相性は、この三人で一番良さそう。

 

大御所っぽい貫禄をたたえるトーマスやマークに対して、Drewはロックよりなだけあって、いつまでも若者とつるんでそうなので、今回の異様に若いキャストにもスムーズに溶け込んで、今回の三人クロロックの中では一番、他のキャストに馴染む気がする。

 

Drewクロロックは何度も見たからいいかなーと思ってたけど、やっぱりこのメンバーなら、Drewで一度見たくなってきたな。

 

マークは唯一見てないクロロックなんだけど、ドイツの映像で思ったよりよさげだったので、一度は見ておきたい。けど期間短いし、競争率高そうだな。。

 

というわけで、当初Drew0、Mark1、Thomas2くらい見たいなーと思ってたのが、歌唱映像見てDrew2,Mark1, Thomas2になってしまった。。絶対そんなに見に行けない。どうしよう。。。(笑)

 

けど、クロロックより正直、サラとアルフレートが超気になってる。この二人のおかげで、再演の時に感じられなかったストーリーの発見があって、この作品の魅力に気が付けるかもしれない(再演の時は、この作品がそんなカルトになる理由がイマイチ自分で発見できなかったので)。

 

というわけで、キャストもキャストだけど、作品の魅力に気が付かせてくれるチャンス!やはりストーリーの深みがあってこその舞台なので、根本的なところから楽しませてもらえるといいなーと期待しています。

 

 

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    2017年9月30日から上演される、20周年記念ウィーン再々演版ダンス・オブ・ヴァンパイアのキャスト発表が行われました。

     

    映像はリアルタイムでストリーミングで流されましたが、その後今はオンデマンドで以下のサイトから見ることができます。

     

    2017/6/13 11:00-Ronacher劇場にて

    https://www.musicalvienna.at/de/aktuelles/338/Castpraesentation-TANZ-DER-VAMPIRE

     

     

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    それでは、この記者会見の内容を要約しますー。

     

    <VBW総監督Struppeck氏による作品紹介>

     

    ・12言語、14か国で、820万人の観客が観劇した。

    ・20周年紹介映像(14か国のYoutubeに上がっているもの)

     

     

    <リーディングチームの紹介>

     

    ・監督Cornelius Baltus

     

    再演ウィーン版と同じ人。オランダ人。

    ロマン・ポランスキーの右腕で、1999年から一緒に仕事をしている。ウィーン初演版は参加していないが、次のシュトットガルト版から参加している。「自分は作品の乳母のようなものだと感じる。」「キャストは大きく刷新された。」

     

    ・舞台美術と衣装のKentaur

     

    赤いパーカーwハンガリー人。320枚の衣装。当時の時代の衣装を取り入れるため、トランシルヴァニアで衣装と建築を調べてきた。博物館や当時の東ヨーロッパの衣装を取り入れた。

     

    衣装実物を持ち込んで説明。クロロックの19世紀終わりの衣装。世紀末なので、懐古的なデザイン。サラの衣装はワインレッド。日本の高い素材と200個のスヴァロフスキを使っている。

     

    墓の中の人たちは、物語のさらに100年以上前から墓に入っているので、もっと古い時代のハンガリーの衣装を再現した。

     

    ・CorneliusとKentaurの過去の仕事ぶりについて


    CorneliusとKentaurはハンガリー、ロシア、ポーランドなどで一緒に仕事をした。

     

    言葉の分からない国で演出をする時、言葉ではなくジェスチャーで表現するので、外国語版の演出の方がより感情が伝わる場合もある。

     

    ポーランドでシャガールがユダヤ人だから十字架が効かない、と言うシーンでは、劇場が教会に貸し出されたものだからと言う理由で、十字架を投げ捨てるのではなく、優しく床に置くという演出に変わったりもした。

     

    モスクワで「カワイイお尻ね」と言う表現があったが、子の台詞のせいで18禁にしないといけないので、「スタイルいいね」に変えた。

     

    ・リーディングチームの他のメンバーは登場せず、S氏からの軽い紹介だけ。

     

    ・ロマン・ポランスキーの映像。

    「映画を作った時は、怖い話を聞いた子供に戻った気持ちだった。
    これほど長く人気が続くと思わなかった。
    20周年おめでとう。」

     

    <キャスト発表>

     

    ここで、アンサンブルからキャストが発表されました。順に短いインタビューも。

     

    Koukol – Florian Resetarits
    背が高いスキンヘッドの若い男性。クコールは話さないが、なぜクロロックの元で働いているか等、背景も考える。カジモドのように歩くのはかなりキツイし挑戦になるだろう。

     

    Magda – Marle Martens

    再々演エリザベートのセカンドや、シカネーダーのエレオノレ。再演のセカンドだった。マグダは今までの役と違い、地声(ベルト)を多く使う役だが、自分に合っていると思う。

     

    Herbert – Charles Kreische

    初ミュージカル舞台の新人。ハンブルクのミュージカルアカデミー出身。

     

    Rebecca – Dawn Bullock

    恰幅の良いオランダ人。ウィーンデビュー。この作品はYoutubeで見ただけで、実物を見たことはない。

     

    Chagal – Nicolas Tenerani

    写真だけ(飛行機が遅れて来れなかった)。イタリア人で、テレビ畑の人。

     

    Professor Abronsius – Sebastian Brandmeir

    モーツァルト、エリザベートのツアーで出演した、ウィーン私立音大(MUK)出身。今のSt Gallen(スイス)でこの役を演じた。

     

    Alfred – Raphael Groß

    とても若い。初めての大きな役。10歳の時に見た。まだ吸血鬼が怖かった。ウィーン私立音大(MUK)の現役学生。役に受かったと聞いたときには母親に電話して泣いた。

     

    Sarah – Diana Schnierer

    MUKの現役学生。まだ作品を見たことがない。Youtubeで見ただけ。経験の少ない若い女の子と言うことで、自分に合っていると思う。

     

    クロロック - Drew Sarich, Mark Seibert

    二人一緒に登場。二人ともこの役の経験者。

     

    Drewは1989年NYでこの作品に出会った。21歳。CDを見て、Badass!と思った。Badassと言うのは、クールでタフでアブナくて予想がつかない感じで、褒め言葉。Badassプロダクションで仕事ができてうれしい。

     

    マークはまだクロロックはウィーンでやってない。クロロック役は複数いるが、それぞれの役者に合わせてリーディングチームが方向性を与えてくれる。

     

    DrewはBWでクロロックを演じた。違いは?と言う質問に対し、NYは全ての規模が大きい。作品も会社も役者も多く、大きな市場だが、質としては比べられるかどうか。ウィーンの歌手、プロダクションは素晴らしいし、世界最高のミュージカルオーケストラがある。ウィーンこそミュージカルの町だ。

     

    Drewが語る過去のエピソード。Gott ist totの直前、クロロックがゆっくり、頭を上下させずスーッと歩く。その歩き方で舞台に向かっていたら、正面から人が来た。役に入っていたので吸血鬼の様にガオーとやったら、その相手(老人)は「トイレはどこですか?」と聞いてきて、その後のクロロックの歌を笑って歌えなくなるかと思った。

     

    三人目のクロロックは来ていないが、Thomas Borchert。コメント映像あり。衣装のままw

     

    この場では特に発表されていませんが、出演予定は以下のように発表されています。

     

    Drew Sarich(9/20-11/9)

    Mark Seibert(11/10/12/31)

    Thomas Borchert (1/2-)

 

Drewの期間中の休演日にMarkやThomasが飛び入りすることはなく、その場合はアンサンブルからセカンドキャストが入ります。

 

次は、歌唱映像のコメントと、全セカンド、アンサンブルの発表です。

 

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