2013-02-24 08:37 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
●キャスト編

・オペラ座の怪人@Christian Alexander Mueller

この人、ドイツでは有名かもしれないんですが、ウィーンでは初めて。確か、Mark SeibertとかJan Ammanとかと組んでMusical TenorsというCD出してたメンバーだよね?

正直、怪人役は初演のGoebel様で見たかったので(彼のMusic of the Nightはねちねちセクシー全開で病み付きになる!!)、キャスト発表では誰これ?状態。名前も長くて省略のしようがないので、C.A.Muellerと呼んでおきます。彼の正式略称知ってる人いたら教えてくださいー。

と、前置きが長かった上、全く期待してなかったんですが、このC.A. Muellerすばらしかったよ!!いやあ、Jan Ammanといい、Mark Seibertといい、C.A.Muellerといい、最近よくウィーンに来るねえw。それも、JanやMarkはドイツではやりそうだけどウィーンではどうかな。。という雰囲気(ルックスが甘すぎたり(爆)、歌がパワフル押せ押せ過ぎたり、上から目線だったりw)なのに対して、CAMuellerは、ウィーンでも受けそうな繊細さを持ち合わせてる気がする。

歌も完璧に素晴らしかったけど、なんといっても演技が!!!狂気すぎる!!!!

この作品は、私は原作も、スーザンケイのファントムも読んで、それなりに怪人(エリック)に感情移入してるわけなんですが、そのわりにミュージカル版では私の見たい側面が表現されてなくて、妙に恋愛が全面に出てきてるのが好みじゃないと思ってたんだけど、この怪人は、私が見たどのバージョン(四季数回、ロンドン、ブダペスト、今回のウィーンコン、あと映画も)より、怪人に感情移入できて、すばらしかった!!!

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なんか、よく見る怪人像って、尊大で横柄で天才で、人との関わり方が上から目線で、そんな、顔以外は完璧な人間が、結局顔で拒否されちゃって、悲劇。。みたいな感じなのね(まとめすぎw)。クリスティーヌが最後に「顔じゃなくて心よ」って言うけど、「いや、あんた顔で選んだだろw」って突っ込みたくなるくらいw

それが、今回の怪人は確かに、顔じゃなくて心だった。。それがものすごいかわいそうだった。。

まずコンサートバージョンなので、あえて怪人は仮面なし。この演出が斬新だった!!途中まで気がつかなくて、仮面なくても全く違和感なし。これからはオペラ座の怪人、仮面なしで上演しても全然オッケーじゃん!ってくらい、自然だった。

で、仮面がないぶん、ぞんぶんに顔の演技ができたのがCAMuellerのラッキーだったことかな。私も、顔の見える怪人が初めてで、それもこんなに演技のうまい人で、ほんとラッキーだった!!

まず、彼の怪人は元が狂ってるの。その狂い方がすごいかわいそうで納得できる。。クリスティーヌや他の人の前に姿を表すときは、一見尊大で偉そうに胸を張って人を怖がらせるんだけど、独白で歌うときは打って変わって、ひきつった、何かに怯えるような表情。実は人目にさらされるのが怖い、けれども認めてほしい子供のような望みが全面に出されて、そのギャップが素晴らしい!人前で偉そうにしてるときの表情が「仮面」で、その奥に隠れた独白モードが「素顔」なのねー。

その「素顔」の狂気があまりにリアルで、ストーリーにすごい説得力を産み出してた。誰かに認めてほしい、怯える子供がそのまま大人になったような、そして、大人になって天才となり、精神的に成長していないのに強大な力を手に入れてしまった、悲劇。

もちろん、あの映画で加えられた「サーカスの見世物立った過去」が演技に深みを作っているのもあると思う(前も突っ込んだけど「業火で焼かれた」って行ってるのに、「生まれつき」って言ってるのが矛盾してるよね。。スーザンケイ版では「生まれつき→見世物」説なんだよね。)

見世物でいじめられていた子供の精神状態のままで成長したと考えたら、人前にさらされ、拒否されることに対する恐怖感や、認められることに対する以上な執着なんかは、すごく納得。愛されたいという強い欲望は、親に捨てられた過去とも関係がある。その辺りが、スーザンケイのファントムともうまく繋がってきてるので、私の好きな役作りだわー。

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製作発表の場での2人

で、この狂気の裏付けがあるから、尊大なときもなんだか危うい。他のファントムのように「俺様の言うことを聞けー」って感じじゃなくて、子供っぽい感情に振り回された場当たり的な決断が多く、それに振り回されるオペラ座の皆さんが滑稽に見える。あの手紙が大量に届く辺りとか、狂人がなにかにとりつかれたかのように、関係者全員にご丁寧にも手紙を書いてる様子が目に浮かぶわ。受けとる方もげんなりw)

クリスティーヌに対して当初、音楽の天使を名乗っていたときは、鏡の中の隠れた存在として君臨できてたので、仮面モードで「かっこいい」自分を保つことができたけど、クリスティーヌを地下に招いてしまうことで、逆に素顔をさらしてしまうのよね。怪人がクリスティーヌの惚れてなかったら、こんな風に素顔をさらすこともなく、かっこいい「憧れの人」のままでいれたかもしれなかったのにね。。

で、クリスティーヌからは、子供が母親の愛情を求めるように、愛を求めたんだと思う。そりゃ、まだ本人も子供みたいなクリスティーヌには無理な相談だし、そりゃ、怯えて逃げたりされて当然だと思うけど、その辺怪人はわかってないんだよね。。


クリスティーヌのところのレポで書こうと思ってたけど、どう考えてもこの若輩クリスティーヌには、怪人の思いはよくわからなくて重すぎた。逆に、いいタイミングで登場したイケメンで正体も明らかな上、幼馴染のラウルは、そりゃあ、若い彼女にはちょうどよかったんでしょうねえ。

もしクリスティーヌがもうちょっと大人びてたら、怪人の、実力に裏打ちされた俺様についてこい!的な男らしいところに惚れて、「私が癒してあげる♪」なんて思ったかもしれないけど、この純真クリスティーヌじゃ、怪人を好きになる器じゃないわ。。

そして、クリスティーヌははラウルが頼れるやつだと思って、色々と悩みを打ち明ける。ラウルは恋人ができてウキウキして、All I ask of youとか言って安請け合いするけど、実は仕事もしてないボンボンwだから、彼女のキャリアの悩みがよくわからなくて、空回りで頑張っちゃう(オペラ座の警備を指揮するとか、どんなおぼっちゃまw)。

クリスティーヌの悩みは、今で言えば、バリバリキャリアウーマンの悩み。パリのオペラ座の主役にいきなり選ばれ、お局カルロッタにはいじめられ、上司である支配人たちも煮えきらないし、そのくせ先生(マダムジリイ)はやたら応援してくる。尊敬してついていっていた歌の大先生は、実は敵で怪人だったことがわかるし、その怪人が自分の平和だった職場を、自分を使って荒らしまくってるし。こんな複雑な悩み、ぼんぼんのラウルに理解できるわけないよー。

で、あまちゃんのラウルが実はあまり当てにならないことに気がついたクリスティーヌは、墓場のシーンで頼る相手がいなくてパパに相談する。せっかくの静かな時も、なぜかストーカーしてきた怪人とラウルに邪魔される。めちゃくちゃやん。。

けど、結局クリスティーヌはThe point of no returnで覚悟を決める。彼女は、ラウルに頼らず、自分でなんとかすると決めることで大人になり、怪人の魅力に気がつく(同時に大きな欠点も見つけるわけだけど)。

クリスティーヌが怪人を選んだのは、自分の若さで気がつかなかった怪人の魅力を発見したからで、「歪んでいるのは顔じゃなくて心よ」っていったのは、成長したクリスティーヌが、今まで「なんか怖い人」だった怪人の、大きな欠点(孤独の中の狂気)に気がついてしまったから。

怪人はクリスティーヌが自分の真の姿を見抜いたとわかり、本当に自分が求めるべきだったのは、母親がわりに愛してくれる人ではなく、自分を理解してくれる他人の存在だったことを理解する。

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この表情!!!

怪人はクリスティーヌに拒否されたわけじゃなくて、クリスティーヌに理解され、キスによって受け入れられたので、怪人はそれ以上をクリスティーヌから要求せず(本当に望むのはのはクリスティーヌを独占することではなく、彼女に理解してもらうだけで十分だとことがよくわかったから)、彼らを行かせる。

怪人は彼女のお陰で呪縛から解かれ、清々しい誇り高い表情で「この愛はおわりぬ♪」と歌う。振られたわけではなく、「必要がないから終わった」恋愛だった。怪人は自分の狂気から解放され、ある意味ハッピーエンドで仮面を残して消える。

こう解釈すると、このストーリーって、かわいそうなお話じゃないんだよね。。ぼんぼん(ラウル)と大人の男(怪人)の間で揺れ動くクリスティーヌの成長の物語と、クリスティーヌによる怪人の魂の救済の物語が平行して絡み合い進行していくわけで、恋愛は二次的な要素になってくるのね。それなら、私にも納得!

と、長く解釈を語ってしまったけど、こういう解釈を産み出す手助けを大いにしてくれたのがCAMUellerの怪人。その演技の絶妙さといったら!仮面がなかったのは彼にとって有利だったけど(斜めからにらむように語りかける、ひきつった表情が忘れられない!あと、拒否されたら子供のようにうちひしがれ、相手を出し抜いたら子供のように偉そうになる)、もし仮面を被ってたとしても、体の演技だけでも十分に表現できていたと思う。少し体がひきつったように胸を無理矢理張った尊大で傲慢な姿(音楽の天使、手紙、マスカレード、墓場)や、それとは対照的に背中を丸めて、殴られるのに必死で抵抗するように怯えきる姿(独白の歌の大半)、急に激昂して異様にキレキレになる姿(仮面をはがされたときは、人間とは思えないくらいキレキレで、見てる方が怖いくらいだった)など、表情がなくても十分にこの演技は表現できてたと思う。

という、狂気にみち満ちたこのCAMueller。演技を見るだけでも一瞬一瞬が新鮮で、おもしろくておもしろくて仕方なかったんですが、それに加えて歌がもう素晴らしい!!!

なんという表情のある魅力的な歌声!この体や顔の演技が、声にも乗り移ってくるのが、鳥肌もの。。もちろん、歌がうまいとか、そういうレベルを越えてます。

Music of the Nightの緊張感も半端ない!!!今までは、ウィーン初演のAlexander Goebel様のMusic of the Nightが史上最高だと思ってたけど、今回も優劣つけがたい!!このねちねち感!!Goebel様はセクシーだけど、CAMuellerは哀しみとか支配欲が透けて見えるんだよね。

オーケストラが素晴らしかったのもあるけど、客席が彼の歌声と表情に支配されて、好きなように操られていたという印象。これぞ、私が想像していた「怪人の歌声」なのよ!!!音楽で支配して、体と心のコントロールを奪ってしまうの!!もう、音楽に身を任せて、ふわーんふわーんと浮かばされているような感覚!!本を読みながら想像していた感覚を、実際に体験できるなんて!

(他のキャストのキャスト編に続きます)


ウィーン版オペラ座の怪人。Goebelさまのファントムはセクシーで聴き応えあり!



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2013-02-22 08:57 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
●演出編

コンサート版だけど、相当しっかりした演出がありました。これがあるからウィーンミュージカルはやめられないよね!演出はザルツブルク州立劇場のAndreas Gergen。音楽監督Christian StruppeckとSoMをやった時からの知り合いなのかなー。しかし、コネ採用(爆)とはいえ、この演出はあまりにすばらしかった!!!

オケが舞台のど真ん中に陣取り、階段状に配置。真ん中には通路があり、キャストがだんの上から歩いて降りれるようになっている。オケは46人。アンサンブルもあわせると、100人以上が舞台上にいることに。

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オケと指揮者とCAMuellerとStruppeck氏。すごい人数!


舞台手前には大きめなスペースがとってあり、ここで演技の大半が演じれらる。奥の階段上にもアンサンブルが立つようになっており、怪人などが登場する舞台となる。その後ろの書割には映像が映され、このおかげで相当演出の幅が出せている。マスカレードのシーンでは花火が、怪人の地下室のシーンではパイプオルガンが、屋根に上るシーンではパリの夜景が映し出される。墓場のシーンの怪人の火花も映写されるので、変に実物のひょろっとした火花散らされるよりよっぽど迫力だった!

あと、すごく感心したのは、映写される「オペラ座」の内部が、パリのオペラ座じゃなくてここ、Ronacher劇場なの!この映写はものすごい臨場感だよ!例えば、1幕最後(だったかな?)怪人の声が客席の色んなところから聞こえてきて、舞台上の皆さんがキャーキャー言うところ。怪人が映写の幕前(階段状)に立ってて、映写される背景は今私たちがいる劇場。それが、ゆらゆらと後ろやらサイドやらボックス席やら色んな角度からが映り、怪人がこの劇場の至る所に飛び回りながら同時に存在しているように見える(声もそれに合わせて色んなところのスピーカーから出てくるので、本気で怖い)。

で、映写だけじゃなくて、シャンデリアもこの劇場のシャンデリアそのまま使ってるの!なんと言う贅沢!まさか実際に普段上演されてる劇場で使ってるシャンデリアを、そのまま演出に使っちゃうなんて、なんて贅沢なの!それも、セットじゃないから実際に落ちたり上がったりはしないよ。けど、映写と照明とあわせると、ほんとに上がったり落ちたりする見た意味に見えて、真剣にすごい迫力だった!

まず、上がるところは、最初のオークションの直後だよね。普通演出だったら、舞台上にあるシャンデリアが急に光り出して客席の上に上っていくんだったよね。コンサート版では、「それでは、当時の輝きをお楽しみください」と言うせりふとあの曲が始まったら、頭上の本物の(現役のw)シャンデリアがピカピカ光り出すの!で、それだけだと多少ちゃちに見えるかもしれないのが、舞台上の閃光のような照明を合わせると、超リアル!!シャンデリア自体は全く動かさなくても、すごい臨場感だよ!

で、落ちる時(1幕最後)もまたすごい。さっきの、怪人が劇場内に偏在しているような音響と映像の効果を与えておいて、みんなの視線を映写される、今いるこの劇場の映像にひきつけてるのね。で、怪人が怒って、「行けーーーーーー!」とか言うと、映像が急にシャンデリアに切り替わり、上から落ちてくるような映像を映し出すの。既に観客は、映像で客席の中を色んな角度で飛び回るような錯覚を受けてるわけだから、そんなときにいきなりシャンデリアがこっち方向に落ちてくる映像見させられたら、本気で3Dのように感じちゃう。で、「いや、まてよ、あれは映像だから、実物は大丈夫だよね」と上を確認すると、頭上で怒ってるみたいにピカピカ光ってる!!!一瞬ほっとした瞬間、ひゅるるるるるるって音がして、真っ暗になり、舞台上の閃光の照明がパパッと激しく点滅する!!!一瞬しか実物のシャンデリアを見せないことで、本気で落ちたのかと思わせる、なんとも絶妙な演出!!!

いやあ、この演出法で行くと、あんな大掛かりなシャンデリアのセットを作って、あげたり下げたりする必要全くないよ。。まあ、上演劇場に本物の現役のシャンデリアがあることが条件だけど。あと、劇場自体がウィーンのみたいに馬蹄形でボックス席とかないと効果半減だけど。しかし、この劇場のシャンデリアをここまで注目してみたことなんて一度もなかったわw。そして、現役シャンデリアをそのまま演出に使ってしまうテクニックに脱帽!

こんな風に、劇場の作りをとてもよく生かして臨場感を生み出してたんだけど、劇場の舞台上のボックス席は、右手がラウルの、左手が怪人のボックス席となっているのも、非常に自然。あのボックス席をこんな感じに演出に利用してくれるのっていいねー。(どっちにしてもこの席は普段は売り出されず、関係者用の席だしね)

あと、もう一つのこのコンサートの演出の特徴は、男女二人のダンサー。またこれがものすごいいい味出してて、こんな頭いい演出考えたのだれだ!って感心するくらい。歌わないダンサーと言えば、RJフランス版とか宝塚版の愛とか死とかを思いつくかもしれないけど、このコンサートの男女のダンサーは、そういう何かを象徴してるわけではなく、それでいて役割が非常に分かりやすい。女は白い衣装、男は黒いタンクトップ。舞台が上がると、この二人は一番目立つ階段状ど真ん中で抱き合っている。これだけでも意味深。

基本的にこの二人は、怪人とクリスティーヌの象徴(TdVのクロロックダンサーやサラダンサーみたいな感じ)なんだけど、そうでもない実用的な役割もあったりして、一言ではいえないかな。例えば、ハンニバルの稽古でクリスティーヌやメグがバレエするシーン、もちろんLisaクリスティーヌはバレエ踊らないけど、代わりにこの女性ダンサーが踊ります。確かにこの方が、わざわざオペラ歌手級のクリスティーヌ役者を踊らさなくてもいいもんね。

あと、イルムートでカルロッタがカエルになって(そういえば、このときもカエルのシルエットが映写されてタイミングよすぎて笑ったw)、バレエでごまかすところも、女性ダンサーが一人で踊って暇つぶし。しかし、ここは男性ダンサーが後ろから忍び寄り、伸び伸びと踊っていた女性ダンサーの動きを制限し、支配するようなサポートをはじめ、結局女性ダンサーはまともに踊れなくなってしまう、という象徴的なストーリー付き。

かというと、明らかに(特に男性の方は)怪人の代理のこともある。あの、映画から新しく挿入された、マダムジリイが語る怪人の来歴の回想シーン。男性ダンサーが舞台脇にうずくまり、当時の怪人を象徴する。マダムジリイも手を差し伸べ、まるで当時の再現のようでとても美しい演出だった。あと、ラストの「え・ら・べ」のシーンで、普通の演出だとラウルはなんか上から落ちてきた檻みたいなのに閉じ込められるのが、この男ダンサーに首を後ろから絞められて羽交い絞めにされる。これだけで、あんなちゃちい檻なんてなくても、十分にラウルが怪人の恐ろしい力にやられて動けないってよく分かる(もちろん押さえつけられてるラウルはOliなのでこういうやられてる演技は最高級w)

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これは怪人が仮面を取ったところ。クリスティーヌの背後にいるのが黒ダンサー。

こんな感じで、この二人のダンサーがものすごく演出に貢献していて、もう、あんなお金かけたセットとかいらないから、みんなこの演出で上演しちゃいなよ!って激しく思ったw。

あ、あと、女性ダンサーはなんだかちょっと体格が大きくてぎこちないところもあったけど、男性ダンサーがもう、ムキムキマッチョで、黒いタンクトップ激似合い。動きもキレがあって、表情も怪人っぽくて、ほんとめちゃくちゃうまかった!!!

(キャスト編に続きます)


ウィーン版オペラ座の怪人。Goebelさまのファントムはセクシーで聴き応えあり!



ドイツ語吹き替え「オペラ座の怪人」サウンドトラック。あのUweがオペラ座の怪人を歌っています!



ミュージカル・テナーズ。今回のファントム役Christian Alexander MuellerがMusic of the Nightを歌ってるCDです。マーク・ザイベルト、パトリック・シュタンケ、ヤン・アンマンと売れっ子ミュージカルスターの競演CDで、他にも聞き所いっぱい!



ルドルフウィーン版全曲ライブCD。今回クリスティーヌだったLisa Antoniがマリーヴェッツェラ


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2013-02-20 08:40 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
このレポ、12月に見に行ったオペラ座の怪人コンのレポなんです。。すごく遅くなってすみません。けどあまりにすばらしかったので、ちゃんとレポ書きたかったの。(そしてタブレットにBluetoothキーボードつないで書いたあと、タブレットからPCに移さず放置していた1ヶ月が挟まりますがw)

というわけで、また今回も長文レポですが、ほんとすばらしかったので許してー(笑)。

===

オペラ座の怪人コンサート@Ronacher劇場

10回限定公演のオペラ座の怪人コンサートに行ってきました。すばらしかったーー!!それも楽日!迷ってたけど、行ってよかった!!!っていうか、行ってなかったらもったいなさ過ぎた!!!こんな迫力の凄いオペラ座の怪人は初めてなだけじゃなく、どう考えても今まで見たオペラ座の怪人のどれも足元にも及ばないほど、素晴らしかった!!!!!

私は別にオペラ座の怪人それほど好きな作品じゃないんだけど(ラブストーリー苦手w)、今日はものすごい感動したよ!!もう、あまりに何もかもが迫力で、呆然と圧倒された。。

コンサート版とはいうものの、オケが舞台上にいる以外は、ほとんどフル舞台版!!演技も演出も書き割りも、本物の舞台さながらで、全く遜色ないどころか、この作品はあんな大掛かりな演出なんてなくても、このくらいの演技付きのコンサート形式のほうが逆に役者の実力や細かい演技、音楽の美しさを集中して堪能できていいんじゃないかと思うほど。

キャストは、Oliラウル以外はそれほど注目もしてなかったんだけど、Christian Alexander Muellerの怪人があまりにすばらしかった。。この人すごいわ!!!

怪人の偏った愛、狂気、孤独、誇りのすべてが、彼の演技に表現されていた。。おまけに、歌が凄い凄い!!!なんという緊張感と迫力!!!史上最若怪人らしいけど、何と言う経験値の高さ!本当に、この怪人は、私の怪人解釈に新境地を開いてくれたし、あの歌声に何度も呆然とさせてくれたよ!!

というわけで、大満足という言葉では足りないくらいすばらしかったこのコンサート。10回しか公演しないとかもったいなさすぎる!!!1年くらい公演して、世界中の人に見せてあげたいよ!!

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●ツイートまとめ

とりあえず、観劇直後のツイートを貼り付けておきますね。

ちょっと凄すぎる、このオペラ座の怪人コン!もう何と言っていいのか、レベル高すぎて呆然。なんという緊張感!歌がうまいとか、そういうレベルじゃない迫力。見逃さなくてほんとよかった!二幕が始まるのが怖いわ。(オペラ座の怪人コン幕間ツイート)

見れて超幸せだった!コンサートと言いつつ、ウィーンですから、オケが舞台上にあって大掛かりなせっとがない以外は完全に舞台作品。なんの違和感もなかった。

最年少怪人のC.A.Muellerは天晴れの怪演!仮面なし怪人の強みを生かして、表情キレキレ!狂人と孤独な恋する男と尊大な天才を、どれも申し分なく演じた、奥の深い演技に脱帽。歌もうまいとかそういう次元じゃなくて、緊張感が半端ない!いいものを拝ませてもらいました!

Lisaクリスティーヌは安定感のあるクリスティーヌ声に、オドオドから成長した大人の女まで演じきって、文句なし!歌声凄すぎるだろ。。Oliラウルは歌声伸びる伸びる!ぼんぼんで頑張ってる感じが可愛いw怪人とクリスティーヌとラウルの三重唱少ないけど、圧倒されて至福の瞬間過ぎ!!

役者はオケ前で演技する他、大量なアンサンブルの動きと、書き割りへの映写でほぼ完璧。オペラ座内部やシャンデリア映像を敢えて会場のRonacher劇場の内部映像を使ってたので、実際落ちるセットがなくでめちゃ臨場感あった!このプロダクションのままで世界ツアーして、皆に見て欲しい!

カルロッタとピアンジはウィーンならではの現役オペラ歌手w贅沢すぎるwムシューアンドレはラッキーなことに代役でLucius Wolterが!あと、歌の先生の奥さんMartinaさんも出演してた!ママ友頑張れ(笑)

しかし、先輩からのイビリやら上司からのプレッシャー、同僚の期待、先生によるゴリ押しで押しつぶされそうなクリスティーヌが、キャリアウーマンの悩みと重なり、逆に仕事もしないでブラブラしてるぼんぼんラウルが能天気すぎw

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製作発表のメインキャスト。Struppeck氏も入ってるけどw中央がCAMuellerで、女性がLisa Antoniね。

●チケットゲット編

日本から帰ってきたばっかりで、体調も時差ぼけもどうなるかわからなかった上、キャストもいまいちかなあ、と思ってたので、チケットを押さえてなかったら、見事に30ユーロ以下のチケットのみ売り切れ。高いチケットはいい感じに残ってるので、ラストミニッツを狙ってみた。18時開演で17時10分頃に並んだら、既に40人目くらい。こんなに並んだの久々だー。立ち見も売れ切れっていうし、マイナス1度の中、15分ほど立って待つ。しかし、あんなに並んでたのに、普通に14列目の良席ゲット!!!イエエエーーイイ!!!

Kreativ-Team:

Musikalische Leitung - Koen Schoots

Regie - Andreas Gergen

Lichtdesign - Andrew Voller

Projektionsdesign - fettFilm

Sound Design - Thomas Strebel



Besetzung:

Phantom der Oper - Christian Alexander Muller

Christine Daee - Lisa Antoni

Raoul, Vicomte de Chagny - Oliver Arno

Madame Giry - Michaela Christl

Monsieur Firmin - Reinhard Brussmann

Moinsieur Andre - Ramin Dustdar

Carlotta Giudicelli - Siphiwe McKenzie

Ubaldo Piangi - Enrique Corona

Meg Giry - Anna Carina Buchegger

Joseph Buquet / Don Attilio / Passarino - Einar Gundmundsson

Monsieur Reyer - Michael Kargus



Eleven-Chor - Gezin Berisha, Birgit Breinschmid, Cathrin Chytil, Albena Evtimova, Ulrike Hallas, Ruth Hausensteiner, Manuel Heuser, Alixa Kalasz, Ghazal Kazemiesfeh, Markus Kuderer, Vanessa Lanch, Hong Luo



Ensemble - Colleen Besett, Martina Haeger, Anja Haeseli, Ruth Kraus, Nadja Plattner, Martina Dorothea Rumpf, Anna-Marijn Smulders, Carmen Wiederstein, Barry Coleman, Guido Gottenbos, Faik Hondozi, Jorn Linnenbroker, Lutz Standop, Timo Verse, Arcangelo Vigneri

DAS PHANTOM DER OPER - Das Original im Ronacher in Wien
https://www.youtube.com/watch?v=AdTGgubA1U8

Das Phantom der Oper - Sitzprobe im Ronacher in Wien
https://www.youtube.com/watch?v=njfV0D9mX3k

(演出編に続く)


ウィーン版オペラ座の怪人。Goebelさまのファントムはセクシーで聴き応えあり!



ドイツ語吹き替え「オペラ座の怪人」サウンドトラック。あのUweがオペラ座の怪人を歌っています!



ミュージカル・テナーズ。今回のファントム役Christian Alexander MuellerがMusic of the Nightを歌ってるCDです。マーク・ザイベルト、パトリック・シュタンケ、ヤン・アンマンと売れっ子ミュージカルスターの競演CDで、他にも聞き所いっぱい!



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2012-10-23 07:54 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
(観劇は10/15)

さて、今年で幕を閉じるシスターアクト、終わる前にまた見たくなったので、今日思い立って行ってきました!

しかし、結構好きな作品なのに、まだたった3回目?で、もしかして今日で見納め?ああー!もったいない!!!エリザベートは当分やるから、今はこちらを優先すべきだよなあ。

チケットの売れ行きを見ていると、これは必勝5ユーロ立ち見で入って、すかさず空席に移動する作戦が使えそうな予感。これが実際大当たり!結局、3階席ど真ん中最前列という良席で座って見れました♪

落ち込んだりストレスたまった時に見るとスカーーッとして気分がいいんだよねー。エリザベートって暗くて余計疲れることあるし(爆)、そういう意味では頭空っぽにして楽しめて、おまけに歌の迫力もお墨付き!安心して楽しめるわー。

●キャスト編

デロイス、カーティスがセカンド。デロイスセカンドは2回目だけど、ほんと聞かせる!カーティスはやっぱりDrewに軍配か。。

・しかし、デロイスのセカンドは前回も見たけど、ほんと遜色なくて、歌もすばらしいし、性格もあっけらかんとしててアホっぽくて成り行き任せなところがデロイスにぴったり!

・エディがまたタイ人の人でうれしいー!ほんと、この人のI could be that guyは優しくてほんと好きなのー!服脱がすところも、赤白の服で嬉しそうに踊るところも!この曲、ほんと好きだわ。。あと、3チンピラの歌も好きw。こういう脇役の曲がほんといいよね。

・カーチスはDrewがロッキーの準備でボクシングばっかりやってるからw、セカンドでした。それもMischa Mang。帰ってきたのねー。Robが、JCSコンやった時にユダやってた人。

ごつい革ジャンとハーレーが似合いそうなおっちゃんで、ユダはそんなむさ苦しいおっちゃんが汗や涙や飛ばしながらジーザスにラブコールおうる様子がなかなか新鮮でおもしろかった。

カーチス役は全然タイプ違うけど、元々強面のMischaは以外にマフィアのボス役とか合うかなー、と思ってたんだけど、結局イマイチでした。(今日の唯一のイマイチ)。

見た目は、微妙な長髪を後ろでくくってて、ひげも生やしてて、まさにイタリア人マフィアのボスって感じ。見た目は、チンピラの親分が一番チンピラっぽいwDrewより似合ってたしカッコ良かったんだけど、カリスマというかオーラ不足。。

歌もなんだか普通。。どすの利いたハスキー声がピッタリだと思ったのに、実際はそれほど目立ってなかったw.っていうか、もう三人のチンピラが素敵すぎて、カーチスの魅力がw.

いや、特に悪かったわけではないけど、あのDrewの存在感はすごかったなあ、とか、Drewのチンピラの親分っぷりと怖さがよかったな、とか色々思い出してた。Mischaは可もなく不可もなく、ってところ。ちなみに、チェコ人のはずなんだけど、ドイツ語普通にネイティブみたいだった。すごいなあ。

・修道院長と神父

どちらもおなじみファーストキャスト。っていうか、修道院長スゴすぎ。。最後のコンサートの直前、デロイスと修道院長が和解するところ、ふたりともめちゃくちゃ歌上手いのに、声質があまりに違ってその二人のデュエットがなんかすごかった!

シェーンボルン枢機卿の弟がやってる神父役。悪いけどいろんな意味でハマりすぎててww神聖で弱気なフリして実は金儲けとか結構世俗的w.

・マリア・ロバート

この人、次の公演キューティーブロンドの主演に決定してるんだよねー。前からうまいと思ってたけど、主役抜擢は大納得(っていうか、こんなにうまいんだったらエリザベートやってもいいくらいだよw.)。前よりさらにうまくなってる気が。。もうこの人ほんとすごすぎ。底抜けに声がすごくて透明感もすごいの!

もう、キューティーブロンド興味なかったけど、この人が出るなら見たいなあ!

・3人のチンピラとか

好きだー!チンピラ好きー!!特にジョーMartin Bergerが!!けど、あの外国語喋る人の高音がまたすばらしすぎる!もう、Lady in Black (だっけ?)が2幕では一番好きw.

●気がついたこと

・カーチスのデロイスやっつけるソングのあと、チンピラだけ三人後ろ向きに歩いて、バーにやってくるんだ。初めて気がついたけどなかなかいい演出。

・バーでデロイスの衣装を着てるオカマさんが背が高くて実は可愛い顔してるw。最後の最後にエディと一緒に修道院に駆けつけてカーチスを捕まえるのも彼。

・Fernandが出てなかったー。いつもは修道士の一人でノリノリでおもしろいのにー。けど、今日の修道士もなかなかおもしろかった。

・最後のコンサートの直前、デロイスと修道院長が和解するところ、歌も素敵だけど、セリフがいい!「これはすべて神様がやってくださったことよ」という修道院長に対して、デロイスが「これはすべて人間がやったことよ」って言うんだけど、そのあとで修道院長が「その2つは結局同じものなのね」っていうのが!!!

・最後のコンサート、衣装がギラギラで今まで気が付かなかったけど、マリア像もギラギラ光ってる上、なんと巨大な像自体がミラーボールみたいになってて、回転したら周りもギラギラなの!!この派手さがアホすぎて好きだww

・そしてもう3回目なのにローマ法王が指揮台にいたのにびっくりしたw.

・今日の指揮者ノリノリでよかったー!Koehn Schootsって時々中だるみするけど、今日の人はずっと威勢がよかったわー。

●まとめ

というわけで、見納めかもしれない今日の観劇。やっぱり楽しかったー!12月1回くらい見れるかな。。コーラスが素晴らしすぎて、もうほんとに心の洗濯になるわー。


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2012-10-08 08:49 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
●キャスト編

このプロダクションはクリムトの他のエゴンシーレとツタンカーメン(Rob主演!)を作ったんだけど、どれもウィーンで最前線から一歩引いたところにいる実力者(主役のセカンドを長年やってた人(RobやLucius)とか名脇役とか)を主役に起用するので、結構見てて面白い。コストの問題もあるんだろうけど、今まで脇役やセカンドでしか見れなかった人たちに脚光が当たるのはいいことだ♪

今回も、まあアンドレ以外にも好きな人がいっぱい出てたのも見にいった一つの理由なんですが、皆さんやっぱりレベル高いわ!もう何度も言ってるけど、ウィーンのミュージカルは、どんなに小さいプロダクションや劇場でもみんな歌のレベルが高すぎる。。ほんと、役者の層が厚いわ。。

Andre Bauer - Gustav Klimt
Sabine Neibersch - Emilie Floge
Linda Geider - Genius
Lucius Wolter - Franz Matsch
Georg Prohazka - Ernst Klimt
Anna Carina Buchegger - Mizzi Zimmermann
Regina Mallinger - Helene Floge
Dennis Kozeluh - Kulturminister von Hartel
Harald Tauber - Kolo Moser
Bettina Soriat - Mutter Klimt, Serena Lederer, Ensemble
Dani Lehner - Modell Traudl,
Freifrau von Erlenauer?, Ensemble
Markus Hareter - Gerichtsbeamter, Ensemble?
Nicolas Christahl - Gerichtsbeamter, Ensemble

・アンドレ・バウアー@クリムト

今まで何かと影が薄くて、エリザのFJの後は役に恵まれなかったアンドレ。主演も超珍しい(スウィーニートッドやってた気が)。けど、美声で歌は安定して上手いのよー。ただ、カリスマ性に欠けるというか、演技のテンポが微妙にずれるというか。。(ダンスのリズムがズレまくりなのは突っ込まない方向でw)

そんな影の薄いアンドレですが、今回はそっくり特典(笑)で主役ゲットw。

もうそりゃ、アンドレのクリムトっぷりがそっくり!!前のジョン・マルコヴィッチの映画の時にはジョン・マルコヴィッチがそっくりと思ったけど、別の意味でアンドレも似てるわー。ジョン・マルコヴィッチとアンドレは似てないのにww。

アンドレはクリムトののんびりバージョンに似てる。アッター湖畔にあった、ちょっとくまさんみたいなクリムトの方にそっくり。ジョン・マルコヴィッチはあの有名なクリムトの写真にアホみたいに似てたけど。

そして、歌がもうすばらしい!ほんとこの作品クリムト出ずっぱりなんですが、良くあそこまで歌えるよね。。昼間は来日エリザの稽古でへとへとなはずで、夜は毎晩クリムトの公演やってるから、相当大変なはずなのに。。それにこの公演も英語とドイツ語どちらも覚えないといけないし、ほんと大変ー。

それも、女たらしの役だから、色んな人にキスしまくり。大忙し!感情的にも、でれでれしたり、自分を抑えたり、ケンカしたり、悲しんだり、結構忙しい作品。ほんといつもの物静かな役作り(FJとかレベッカのフランクとか)とは違って、役者としてもかなり大変な役です。

まあね、アンドレの演技がどうだったかというと、私にはなんとも言えないんだが。。(確かにエリザのFJだと、アンドレより今のFranziskusのほうがずっと演技いいしね。。)色々なシーンを上手く演じ分けていたという点ではとてもよかったと思うけど、一つだけ気になった点が。普通役者って、舞台上の演技としての沈黙でもちゃんと演技してるよね?なんか、アンドレはなぜか、彼が沈黙すると必ず「あれ?せりふ忘れた?」って思っちゃうの。ほんとは演技の一部なのにね。なぜだろ?

・Georg Prohazka@エルンスト・クリムト

クリムトの弟役のProhazkaさん(珍しい苗字だからついついこう呼んでしまうw)。この人最近ほんとよく見るけど、キャラが立ってて忘れられないの。NYにスチュワード役で出てた時から目立ってたんだけど、最初に気になったのはMusical Meets Operaというコンサートでオペラ歌手の女性と「ミュージカルVSオペラ」の歌を歌った時。芸達者で歌も上手いの!!

NY終わったら見れないかなと思ってたら、Stokerau のコーラスライン(未レポ)にボビー役(姉ちゃんのバレエシューズでダンスを始めた人)で出てて、またもや超芸達者!!!今回も、弟役としての出番は少なかったけど、ほんとよかった!背が高くてひょろひょろなのも親しみがww。そういえば、この人エリザのプレビューでアンドレのグループで一緒に見に来てたわw

1幕の真ん中辺りでエルンストは突然死んじゃうんですが、その前のシーン(エミリエのアトリエ)で男4人(クリムト、エルンスト、マッチュ、モーザー)と女二人(エルンストの婚約者とエミリエ)が男が偉いか女が偉いかっていう歌が盛り上がってて超楽しかった!アンドレの踊りだけズレてるしw。

・Lucius Wolter@マッチュ

久々ー。やっぱり好きだよ、Lucius。ほんと、歌も演技もしっかりしてるし見栄えもいいし、もっと実力あるんだからバシバシ主役やっちゃってもいいのにー。

今回も主役の親友役ながら、後半は頑固オヤジ役。ソロも少ないけど、後半の頑固オヤジになってからクリムトの絵にこっそり感動するところで一曲サスガなソロあり。

アンドレとLuciusと次のProhazkaさんが最初のシーンで仲間!って感じではしゃいでる様子がすごく好き!!!全然違う作品で好きになった三人(Andreはエリザ、Luciusはレベッカ、ProhazkaさんはNY)が同じ舞台上でキャッキャ言ってはしゃいでるのを見るだけでも眼福♪クリムトと親友と弟で三人でチームを組んで仕事してたから、ほんと仲いいのよー!R&Jのロミオとマキューシオとベンヴォーリオがきゃっきゃきゃっきゃ言ってるのと似た感じー。

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最初、三人が共同制作していた頃。仲良かったなあーあのころ。。

ストーリー的には、クリムトの親友だったのが、弟の死でクリムトがおかしくなって、親友のマッチュにまでけんか売って、そのまま作風の違いとかで更に溝が深まり、大学の天井画の件では合作したのに、二人の関係は決定的になり、結局マッチュは教授になり体制側の人間になってしまい、クリムトの新しい芸術とは和解しないまま終わるのね。和解しない親友同士(涙)

・Dennis Kozeluh@文化大臣

エリザファンの皆さんにはお馴染み、マックスパパのDennisさんです。ウィーン拠点なんだけど結構久々に見たかも。声が素敵ー。演技も超安定してるので見てて安心。文化大臣役(厳しいけど政治家なので優柔不断)もしっかり脇を固めてる。あと、大学の天井画の審査委員会のシーンも、周りの4人の審査員教授と共にいい味だしてたー!

この合計5人の審査員教授がもう爆笑!5人のうち一人は大臣のDennisさんとして、右二人は普通に主要な役の人が変装してるのがまた笑える。。Prohazkaさんはあまり目立たないからいいけど、Kolo Moser役のにいちゃんがつけひげと白髪でもうろくじいちゃんやってるのが爆笑w。

結局マッチュの絵は古典的だからOK,クリムトの絵はスキャンダラスだからNG、と言う決定が下るんですが、このじいちゃんはあれだけ討議を重ねた最後の最後で「どっちがどっちじゃったかな?」みたいなボケをかまして、結局大学教授は芸術なんて分かっちゃいないんでした、というオチを漬けるわけ。

ちなみに、このクリムトの大学の天井画は、一般公開されてなかったんだったと思う。私は友達の博士課程の卒業式に出席した時にこの天井画を見る機会があったんだった。

・Linda Geider - Genius

象徴的なGenius役の人は、名前は聞いたことなかったけど歌も上手いし、ダンスもすばらしいし、ちゃんと名前覚えとこうと思った。けどどこかで見たことがあるか?と思ったら、AmstettenのLittle Shop of Horrors(未レポ。。)の3人のガールズの一人だったんだー。あのガールズ三人ともすばらしかったんだよねー。またもや超才能ある人が超脇役。。

・Sabine Neibersch - Emilie Floge

エミリエ役の人は、ほんと絵のエミリエにそっくりで、最初に出てきた時からすぐに分かった!ウィーンでは大きな出演歴はないみたい。

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他にも、Kolo Moser役の兄ちゃんがキンキン高いテノールでなかなか悪役っぷりがはまってたり(老いぼれ教授も爆笑)、スポンサーのLederer夫人のヴァンホッパー夫人的なはしゃぎようがまた拍手モノだったり、アンサンブルそれぞれの見せ場があって、ほんとよくできてたし、キャストもよくそれに応えてた!

ほとんどのキャストがオーストリア出身だけどドイツで活躍していた人ばっかりで、このプロダクション(クリムト、シーレ、ツタンカーメン)でオーストリア初出演みたいな人もいるみたい。

●まとめ

ほんとこのプロダクション、キャストもスタッフも、あまり大きなプロダクションのしがらみのない、才能のある人を沢山使ってるみたいで、これからも応援したいなあー、という気分になったよ。

劇場も小さい中で、低予算でよくがんばってすばらしい効果を上げていたし、衣装はほんとすばらしかったし、キャストも文句なし!

やっぱり有名作品をやるほうがお客さんは入るかもしれないけど(ローカルな新作だからあまり売れ行きがよくなかったんだろうね、私もそれで買うの渋ってたわけだし)、こうやってウィーンローカルのプロダクションで、ウィーンローカルなストーリーをもっとがんがん作って欲しいなあー。

エリザベートだってモーツァルト!だって、元を正せばそういう「ウィーンローカルミュージカルを作ってみるぞ!」って言う勢いの中から生まれたものだし(フロイディアーナとか失敗作も含めて)、こういう勢いってすごい面白いと思う。やっぱり自国でミュージカルのプロダクションを作れると長期的にはかなり強いし、作曲家なども含めて育っていくしね。

なんてことを思いながら満足な観劇を終えて帰ろうとしたら、ウィーン劇場協会総監督のChristian Struppeckが目の前を歩いていったのでびっくり!このガラガラの客席に、あんな大物がいたなんて!思ったよりめっちゃ背が小さいぞw若いしw。

いや、Christian Struppeck色々批判されてるし、私もそんなに好きではないけど(明らかにドイツのプロダクション会社からの出向的立場w、あのプレゼン手法もなんかドイツドイツしてて、カネの匂いが。。)、こんな小さな作品を見に来るとか、ちょっと好感度が上がったぞ!ウィーン劇場協会でもっとちゃんとした劇場で再演してあげてください!また見に行きたいから!

●参考サイト(映像、写真)

オフィシャルサイト
トレイラー
DVDサンプル映像
ウィーン公演写真
グーテンシュタイン公演写真



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2012-10-07 08:41 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ

●演出、衣装、作曲編

いやあ、この作品で一番印象に残ったのは演出と衣装かな。

・衣装

ほんと、あまりお金のないプロダクションな気がするのに(たぶんクリムトイヤーで補助金多目にもらってる?)、衣装がもう豪華ですばらしすぎ!!!どれもこれもクリムト的デザインで、実際に絵で使われたものもも多い。

一番すごかったのはやっぱりラストの「キス」再現だね!ぼろぼろの服を着たクリムトが死にかけてて、エミリエが豪華な金の衣装で現れ、クリムトにゆっくり近づいていく。この時は、ん?見たような衣装だけど。。って感じ。

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それが、クリムトの側に来ると、彼の肩から同じく金の布をかけ、これで、お!これはもしや!と気がつく。で、二人は少しずつ動いて体を起こし、最後は「キス」の絵と全く同じポーズになって、暗転!!!うわーーー!!!!かっこよすぎる!!!!!もう、このシーン見るためだけにDVD買ったくらい、すばらしかった。。

あと、エミリエの登場時の衣装もどこかで見たような。エミリエの有名な絵で着てたやつだと思う。登場したらもう「あ!これはあの有名な絵の人だ!」って分かるくらい、顔も髪型も衣装もそのまま!!

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エミリエ登場シーン。アンドレが裸なのは、後ろでさっきまでモデルの二人とごにょごにょしてたからw。左の二人はProhazkaさんのエルンストとその婚約者Helene

他にも、エミリエのデザインスタジオのマネキンにかかってる衣装とかもクリムトデザインで細かくていいわー!

大学のお偉いさんのおじさんたちの衣装や貴族のパトロンの衣装が、それに比べてクラシックでやぼったいのがいい対比になってたしね。

・演出

そして、演出!!この劇場、ほんと結構ちゃちい見た目なんだけど、この演出にはぴったりだよ!幕が開いたらもう目を奪われる演出の連続。それも大きなセットとかは使わず、お金は上手いこと節約して最大の効果を上げてる。

まず、舞台は白い壁一面の真ん中だけ四角くくりぬいた感じ。ぱっと見はこのくりぬいた所が舞台に見える。役者はこのくりぬかれたスペースで演技するわけだけど、実際にはこの前面壁全部を使って演出のための映像が映される。くりぬかれた舞台側面部分も壁が厚く(1メートルくらい)、舞台の袖の部分も布を使わずに大きな白い板を片側3枚を幕代わりに使っている。この白い板を全部閉じると、前面壁~舞台側面壁~白い板3枚~書割~白い板~舞台側面壁~前面壁とつながって、上から見たら
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こんな形の白い壁が出来上がる。

この壁に巨大な映像を映写すると、映画館にいるような効果満点!最近演出であっと言わせられるようなものがあまりないなあ、と思ってたから、この手法はすごい画期的だよ!!

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閉演後はこんな感じ。横の映写されているところをうまく使っている。

こうすると、絵やイメージも全部映写で済ませるし、クリムトの大量な作品もセットで用意せずに簡単に映し出すことができる上、絵のモチーフを象徴的に使いたい場合(星とか十字架とか)、絵から一部を切り取って映写できたりするのが効果的。

結構感動したのは、地味だけど美術館(セセッシオン)のシーン。白い壁に絵を映写しただけなんだけど、美術館の中で絵を眺めている人たちの視線や動きにあわせて、映写された絵も3Dで動くので、まるで自分が美術館の中を歩いているような錯覚に陥った。

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美術館の中を歩き回ってる感じ

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その次のSo zu lieben(フレーゲ姉妹)の歌

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こちらはベートーベンフリースのシーン。クリムトは壁に塗りつけている。

あと、クリムトがキャリアの頂点でパリの万博で金賞を取った時のシーンで、紗幕の後ろの舞台上の簡素な足場にクリムトとGeniusが登り、前面壁から紗幕にかけて、目の前の壁全体に巨大なエッフェル塔CGが映し出され、それがまた3Dでグワングワン回っている様子もなんだか、自分がスパイダーマンがエッフェル塔登ってるみたいで迫力だった。

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んー。パリのシーンはあの映写が動くからすごいのであって、写真じゃ雰囲気伝わらないなあ。。

クリムトは足場の上で登ったり歌ったりしてるだけなのに、ほんとにエッフェル塔にすごい勢いで登ってるって感じだ出てた!それに、歌の後半ではエッフェル塔は消えて、エッフェル塔からパリを見下ろした映像が回りでぐるぐる回る!実際登ってみた景色そのままだったので感動!それも、私は客席にいるのに、エッフェル塔の上から見下ろしているような臨場感!!!この映写技術は一体何なの!!!

もう一つ良かったのは、クリムトとエミリエが理解しあうシーン(エミリエの衣装スタジオのシーン)で、周りが暗くなって星の映像が周りを回るんだけど、この星がクリムトの絵に出てくる妙な形の銀河とか月とかで、こんな細かいところまでクリムト風味だったのが素敵だった。

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最後の「残りのクリムト人生全部スピードアップで見せます」シーンでも、描いた絵がぐるぐると壁に映し出され、まるでクリムトと取り巻く人たちの周りを飛んで回ってるようだった。知ってる絵がさっと通り過ぎていくから、フォローもできないくらい!

そういえば、ブルク劇場か大学の天井画もちゃんと上に見上げるように映写されてて、実際その場にいるような気分になったわー。

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大学の天井画のシーンはこれ。見上げるのは最初のブルク劇場だったかな。

こんな感じで、セットは最小限で、迫力ある映写をばしばしつかって臨場感を出してたのがすばらしかった!ほんと、この演出には何度もドギモを抜かれたよ!

・作曲

作曲は、普通の冴えない感じのおっちゃん(笑)。8月に市庁舎であったWiener Musical Summerのコンサートでドラムやってた人で、え?こんなおっちゃんが作曲?って思ったんだった。

しかし、いい音楽だったよ!どの曲もとてもよくて、バラードだけじゃなくてノリのいい曲(最初のクリムト兄弟とマッチュの歌とか、途中の男4人女2人の歌とか)も楽しい!

ワイルドホーンっぽいけど、ワイルドホーンより好みなのはなぜかな?甘ったるすぎず、音楽に切れがあるところかな。結構曲の構成はリーヴァイに似てる。ワイルドホーンとリーヴァイの間だけど、ワイルドホーンほど甘ったるくなく、リーヴァイほど暗くなくって感じで、私はどの曲も聞きやすくてよかったと思う。

いわゆるOhrwurm(耳から離れない曲)もしっかりあって、エッフェル塔に登ってクリムトが歌うオーベンオーベンオーベンって曲(爆)とかSo zu lieben(フレーゲ姉妹の歌)とか1,2回聞いただけなのにしっかり歌えるし。そういうのって重要だよねー。



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2012-10-06 08:26 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
今年はクリムト生誕150周年を記念して、クリムト関連のイベントがたくさん開かれていますが、このミュージカル「グスタフ・クリムト」もその一環。2008年くらいに夏のミュージカルとしてGutensteinという田舎で初演された作品を、この機会にウィーンで再演した作品です。



主演はエリザベート再演版&来日版のフランツ・ヨーゼフ役で有名なアンドレ・バウアー。名前が売れている割に、主演レベルは珍しい。美声で歌がうまい割に微妙に影が薄いので、今まで大役には恵まれませんでしたが、今回はあまりにクリムトにそっくりなので(笑)、はまり役といえるでしょう。



アンドレだけではなく、脇役に非常に魅力的なキャストを集めてきていて、公演期間が短いというのに、見逃すわけには行きません!大好きなLucius WolterやGeord Prohazkaが出てるんです!それも、クリムトの親友と弟役!前半かこの三人がつるんで楽しそうにしてるのを見るだけでもニヤニヤw.

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キャストは魅力的ですが、正直作品としての仕上がりが未知数だったので、ちょっとこわごわ見に行ったわけですが、演出、作曲、衣装とどれも素晴らしく、質を疑ってしまったのが申し訳ないくらい!もっとロングランや再演があればいいのにー、と思いました。また見てみたい!

●会場編

会場はKuensterhaus。有名な楽友会館のおとなりの建物です。こんなところに劇場があるなんて知りませんでしたが、入り口は建物のサイドで、実際会場は劇場というより大きな講義室と言った雰囲気。椅子も据付のものではないし、舞台も簡素なもの。しかし、入場してから劇場に入るまでの2つのホールにはクリムトのレプリカが展示即売されており、否が応でも気分が高まります。

会場の様子。美術館のよう!

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元々劇場ではない関係で、この作品の唯一の難点は音響。まあ、少ししたら慣れましたが、さすがにかなりぐわんぐわん響き、多少耳障りだったのが残念です。せっかくいい作品だし、キャストもすばらしいんだから、ちゃんとした劇場で再演してくれたらまた見に行くのになーと思った所以です。

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講義室みたいな会場

この作品のCDとDVDが出てるのはずっと前から知ってたんですが、なにせどんな作品か未知数だったので、まだ持ってませんでした。しかし、もう幕間でどっちも買ってしまったよ!いやあ、ミュージカル舞台のDVDは苦手な私が、DVD買うなんて。。けど、演出も衣装もすばらしかったし、史実をうまくまとめてあったので、後から見ても発見があるかな、と思ったのと、再演されなくてDVD買わなかったら後悔するかな、と思ったので。。

あと、この作品はウィーン版から水曜日は英語公演(歌はドイツ語)になってます。英語公演見てみたかったんだけど、見事に水曜だけ売り切れ。。ドイツ語の日は残席ありまくりなのに。。もっと英語公演増やしたらよかったのにねー。

●あらすじ

グスタフ・クリムトと弟のエルンスト(Prohazkaさんがひょろっと素敵♪)と親友のマッチュ(無精ひげのLucius Wolter♪)は画家仲間として共同制作し、ブルク劇場の天井画などで成功を収めます。クリムトは女たらしで、モデルのミッツィ他多くの女性と浮名を流します。弟エルンストの婚約者の妹エミリエ・フレーゲとも恋に落ちますが、クリムトの女ったらしっぷり(ミッツィとの間には隠し子も)が原因で、二人はかたくなに友人関係を保ちます。エルンストは急病で死に、混乱の中親友マッチュとも袂を分かつクリムト。敵だったコロ・モーザーと手を組んで、「新しい芸術」の基礎を築こうとします。これが後のセセッシオン派。

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敵を手を組んで、セセッシオン派を創立!

ウィーン大学の天井画を依頼されたクリムトとマッチュ。すでにキャリアや画風では反対方向を行っていた関係で、この契約は荒れます。古典的な画風のマッチュの絵は受け入れられますが、クリムトの絵は大学から拒否され、怒ったクリムトは絵を買い戻すハメになります(有力パトロンがお金を出してくれて買い戻せる)。ウィーンでは評価が割れていたクリムトですが、パリの万博で「哲学」が賞を取り、キャリア的には最高潮に。

その合間にはアッター湖でエミリエとの愛を確認しますが、それもすぐに終わります。

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アッター湖のシーン。私も毎年夏はアッター湖で過ごしますし、今年はクリムトの足跡をたどってみたので、かなり思いいれのあるシーンです。

クリムトは愛に生きるより、芸術に生きるのを選び、次々と名作を生み出していきます。ベートーベンフリースは今や教授となったマッチュも感動させますが、結局二人の仲は戻りません。取り憑かれたかのように絵を書き続けるクリムト。とうとう最期がやってきます。エミリエがやってきて、あの有名は「キス」の絵が舞台上でそのままに再現され、幕。

このストーリーに、「Genius」(芸術的才能)が擬人化されたダンサーが登場し、クリムトのキャリアと才能を支えます。彼女はクリムトが愛に生きることに否定的で、自分(芸術)の方を向いていると喜びます。エミリエとクリムトが最後まで深く愛しあうに至らなかったのは、この「才能」が邪魔したから、という解釈。芸術が彼をかきたて、どんどん作品を作らせたが、彼はその分「愛」を犠牲にしたという構成になっています。

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左の女性がエミリエ、右がGenius。愛を捨て芸術に生きるクリムト。

このGeniusがなかなかいい!クリムト的デザインの全身タイツで、非常に抽象的なダンスがまたすばらしいのですが、歌もかなりたくさん歌います。感情的で食って掛かるようだったり、クリムトが絵を書いているときは満ち足りた感じだったり、とても表情豊か。クリムトが時には毛嫌いし、時には振り回され、時には親しくしているのが、非常にわかりやすく表現されています。

私は、エミリエはクリムトの生涯の愛人だと思ってたんだけど、実は弟の妻の妹という身内で、友人関係を保っていた時期が長かったのねー。アッター湖の一時が彼女との愛を感じた数少ない時だったのかも。それでも、二人の関係はプラトニックだったという説もあり、「愛人」という表現は適切ではないかも。

彼女は自分の衣装デザインアトリエを持ち、自立したキャリアウーマンだった。それに、ただでさえ隠し子がいて女たらしなクリムトを本気で愛してしまうと後悔するってわかってて、好きだったけど彼女のほうから距離を取っていた模様。(ちょっと史実まで調べられてないので、この作品がどこまで史実どおりなのかわからないけど、雰囲気からしてちゃんと再現してるっぽかった。ムダにロマンチックにしてなかったし)

あと、ミュージカルの王道として、喧嘩別れした昔の親友とは最後に仲直りして、途中でキャリアや金のために敵と手を組んだら失敗して後悔するのが定番かと思いきや、この作品では途中で敵と手を組んだ方が大成功、昔の親友とは結局仲直りせず、という、現実的なストーリー。こういうのもありかな。

なにせ、人生で一番好きな女性(エミリエ)とも距離を取った関係しか築けず、隠し子までいる女性からも愛想を付かされ、芸術家として大成すればするほど私生活がわびしくなっていく感じ。それがこの「芸術的才能」の擬人化でよく表現できていたと思う。

ストーリー(脚本)はなかなかミュージカルの王道のパターンでよくできていたと思う。明るいシーンと暗いシーンを交互に交えて飽きさせなかったし、ともすればブツ切れになりがちなお話も、ブツ切れながらGeniusのおかげでなんかちゃんとつながってたし。

ただ、ラスト(アッター湖以後)、クリムトがエミリエとの愛を諦めて、Gineusにしたがってどんどん作品を生み出すところが1場面にものすごい沢山の内容が込められていて、話の流れが追えなくなるくらいのスピードだった。

多分20年くらい?を1場面で猛スピードで展開して、クリムトの周りで人物がぐるぐる回りながらきめ台詞を一言二言話し、作品が映像で映し出されなが周りを回って、私生活のわびしさ(隠し子がいきなり大人になっててびびったw)と多作さ(アデーレとか有名な絵の説明もないし)を表現してる。もしやこのシーンは、エリザベート的に言ったら「悪夢」のシーンに匹敵するのか?

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こんな風に絵が写された紗幕の後ろで人がぐるぐる

そして、「うわー。ラスト周辺になってなんだこの情報量はー!」って思ってたら、最後のシーンは急に死にかけてるし。この話は死ぬ時は唐突だなあ(弟も)。で、エミリエがやってきて、最後は有名な「キス」の絵を再現したすばらしい演出!なんか、結ばれない二人のキスで終わるっていうのもエリザっぽいなあ。

そういえば、この作品でクリムトが「自由を追いかけるのに忙しく、自由に生きることができなかった」っていうせりふがあって、はっとしたなあ。



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2012-08-18 07:30 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ

それでは、曲目編2幕行きますー。

◎Tanz der Vampire
1. Finale (Ensemble)

いきなりTdVのフィナーレからスタート。衣装がみんなめちゃくちゃかっこいい!舞台よりもかっこいいのも!黒と赤を貴重にしたセクシーでかっこいい衣装。

そして、途中足拍子手拍子するところが懐かしいーーー!無意識に手拍子やっちゃってたら、回りもみんなやってたー!リピーターはやってて、一般のお客さんはやってなかったから、わかりやすかったw。しかし、こうやって当時のノリって体が覚えてるよね。。ああ、懐かしい。。そして、ここまでノリノリのさせてくれるバンドとアンサンブルの再現度高いよ。。

MC
Marikaおばちゃん、まちがってOliすっ飛ばしてJanとMayaさんのTotale Finsternis紹介しちゃうし!舞台にOliがでてきてびっくりしたってw

2. Fuer Sarah (Oliver Arno)

OliのFuer Sarahも貴重!!!嬉しいーー!この曲なんて、演技によっていくらでも化けるから、Oliだったら聞き甲斐あるわー。

Oliのアルフレートは、アホでかわいいーーー!空中に向かってテレテレの演技が笑えるww。がんばれーーーって応援したくなっちゃう感じ。

LukasのFuer Sarahも結構好きだけどOliはやっぱりまた違ってよかったわー。Lukasのは途中までは「僕は強くなる」とか行ってるのが口先だったのが、途中から急に目覚めて生まれ変わる、って感じだったよね。Oliのは、前半もっと自信なさげ。ほんと、口だけで「Sarahのためには何でもやる」とか行ってる感じで、弱弱しすぎでそんなの絶対できなさそう。それが、後半はまだ腰抜けてるけど、僕は勇気を奮い起こしてやるぞ!って感じに変わってた。Lukasとはまたずいぶん違うねー。

3. Totale Finsternis (Maya Hakvoort & Jan Ammann)

再びMayaVSJanの戦いですw。Marjanのサラ見慣れてたから、Mayaさんがやたらオトナに見える。。声もドスがwwなんだか、すごい年上のTotale Finsternisになっちゃったよ。。それでもすごかったけど。

最後は、Mayaさんがverliere Verstaaaaandって言ってる間、一瞬後ろを向くJan.こっちを向いたら牙入れてたwww.さすが上演中wwもちろんしっかり噛んでましたw

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MayaさんとJan。(MayaさんFBより)

4. Unstillbare Gier (Jan Ammann)

ああーーーーーーーー!!!!!もうすばらしかったの一言!!!パワーー!迫力!!!Janの魅力を思い知らされた一曲でした。もう、圧倒された。。。

前半は、Thomasっぽいな、って感じ。低音がとても美しい。女ったらしの雰囲気は郷ひろみ似w。しかし、辛さを耐えて苦しむ男、って言う雰囲気が似合うので、前半の好きになった女が先に死んでいった話をしている時はほんと辛そうで、なんか労わってあげたくなる感じ。

それが、後半どんどん怒りとかずんずん上がってきて、目が離せない迫力になってきた!!!多分ものすごい体力があると思うんだけど、最後の方の声量、オセオセのテンポ、伸ばしまくり、大声で歌いまくりの迫力がすごかったー!これは、本当に、大きな男のパワーと迫力で客席を揺さぶりつくすって感じで圧倒されました。スタオベスタオベ!!!!

しかし、この曲ほんと名曲やねえ。特にJanは辛い曲にあってるんだと思う。この曲は歌いこまれてたし、雰囲気に合ってたし、本当にすばらしいものを聞かせてもらいました。この曲だけでJanのイメージ急上昇!

MC
実はお金がなくてプログラムを擦れなかったらしい。来年がんばってー!

あと美女と野獣でタンス夫人で出演した時の裏話。Mobのシーンで火事になって、タンスごと焼けそうになったんだとか。人一倍火事に気をつけてるウィーンなのに、BBで火事になったことがあったのねー。


◎Romeo & Julia
5. Verona (Oliver Arno)

なんというレアキャスト!OliがVerona!若者が少ない今回の出演者(爆)で若者だらけのRJをどうやって歌うのかと思ったら、思いっきり予想外の選曲&キャスト。こういうの嬉しいねー。

それも、Oliはかわいらしく照れつつ、アンサンブルの皆さんに囲まれてまんざらでもなさそう。一応アンサンブルも赤組と青組に別れて、ダンスもいい感じ!(一人男性アンサンブルが妙な動きしてて目立ってたけどw)

一箇所歌詞忘れた以外は、歌はしっかりで、アンサンブルのコーラスをバックにかっこよく歌ってました。ただ、ヴェローナ大公というにはかわいすぎて、みんな言うこと聞かないんじゃ。。って感じ。かわいいからアンサンブルに埋もれてたしw

全体的には、持ち歌じゃない分なんとなく照れくさかったけど、新鮮でかわいらしいVeronaでした♪

◎Beauty and the Beast
6. If I cannot love her愛せぬならば(Jan Ammann)

これもJan調子いいーー!!もう絶好調!!!こういう深い低い声で苦しんでる歌、Janにピッタリだよ!!(笑)

Nein-----!!っていうところが絶叫!Frei!!もすごい!!!ラストは果てしなく伸ばして、ものすごいパワー。やっぱりJanは優男の見た目に反して、かなり体力とパワーがあるわ。。前半から飛ばしてても、後半さらに迫力アップだからすごいよね。。

7. Beauty and the Beast(Oli&Marika)

前の「愛せぬならば」ば息もつかせないすばらしさだったのに対して、この曲は軽い調子。まあ、ポット夫人版じゃなくて、デュエット版だったしね。

最初はMarikaおばちゃん一人で歌うのかと思ってたら、途中からOli登場で笑ったwwwMarikaおばちゃんと若者Oliのデュエットかいなwww

しかし、おばちゃん相手なのにOliなぜかノリノリ!!!魅力満開!!!EngelなんとかってとこでOli思いっきり裏声!凄いな、この裏声!

そして、メモを読み返すと「Oliいい人!いい人!」って書いてあるwww随分年上のおばちゃん相手に、紳士的かつノリノリにラブソングの相手を努めて、曲が終わっても軽くほっぺにキスとか、いい人すぎる!!

MC
ここで、司会のMarikaおばちゃん「さて、そろそろこのコンサートの演目もおしまいねー。」なんて言い出す。もちろん、客席からのツッコミも折り込み済みw.「え?なんか足りないって?何が足りないっていうのよ?」と聞くと、客席から口々に「エリザベーーート!」の声が。もちろん私もシャウト。そしたら、客席後方から野太い声で「えええりざべええええとおおおお!!」ってさっきの「木曜日」のおっちゃんがwww。客席大爆笑ww

で、おばちゃんはもちろん「そうねー、みんながそんなに言うなら、エリザベートも歌っちゃおうかしら」みたいな感じで作品紹介。Marikaおばちゃんはルドヴィカ/マダム・ヴォルフの初演キャストで、662回も出演した。初日の批評はボロクソで、みんなで半泣きだったんだとか。こういう初演エピソードっておもしろいよねー。

◎Elisabeth
8. Prologue (Ensemble)

ソロの歌だけかと思ったら、いきなりプロローグからとか!!!!ヒャーーーーヒューーーーーヒョーーーーー♪って聞こえてきたら、もう鳥肌が!!!!アカン、やっぱりこの作品は特別!好き過ぎて自分がやばい。。。

それも、こんなちっちゃな舞台で、学校卒業した手のアンサンブルがやってるのに、再現度高すぎ!!!もう、舞台でわざわざ見なくてもいいくらいのリアルさ!!!

衣装もオリジナルで、女性キャストは黒いドレスに頭もボサボサな黒い布で覆って、手には傘と黒い扇子。振り付けも舞台とは違うけどかなりいい!!!歌の迫力もすばらしい!!!ほんとうに、再現度高すぎてビビるわ。。

それぞれの皆さんの証言(ルドルフとかFJとか)もちゃんとソロが入ってるし。ショートバージョンなのに、大満足!!

最後のエリザベート合戦も、ちゃんとアンサンブルからトートとルキーニが出てきてやってるんだけど、これがまたすばらしいーーー!!ほんと、再々演エリザ、これ以上にちゃんとやってくれるのか?(キャストがアレだけに。。)

9. Der letzte Tanz (Jan Ammann)

これはJan持ち歌じゃなかったのかな?今までに比べたら多少微妙w.Uwe風というか、特に自分らしい歌いこみはなかった気が。唯一の特徴は、レーーーーツテン・タンツのレーーーーの時にいつも手をヒュッテ横に出すのがちょっと笑えたw.

ラストはmit dir-------ってやつ。まあ、私の最後のダンス歴にもう一人加わったって感じか。

10. Nur kein Genieren (Marika Lichter)

うおーーーー!!!!これは地味に今日のハイライト!!!!!!!Marikaおばちゃんのマダム・ヴォルフ!!!オリジナルだよーーーーー!!嬉しすぎるーー!!あの何百回と聞いたオリジナルキャストCDのあのの声だよーー!!

ウィーンに来てから、オリキャスがもち歌うを歌うのを全員聞きたい!と思ってたけど、まさか最後はMarikaおばちゃんで完結するとは。。。しかし、いろんな細かいところも全部もうあのままで、至福の時だったよ。。

11. Ich gehoer nur mir (Maya Hakvoort)

はぁぁぁぁ。。。。(幸せのため息)

もうMayaさん何度聞いてもいいよーーー!!それも、前回聞いたのはMayaさんコンで子供たち合唱団を背景に歌って何故か号泣したんだけど、今回はまともにソロだからね!それも、他の曲もあってのことだから、かなり役に入って、コンサートバージョンというより舞台バージョンに近い形だったと思う。ああ。。。。これがしょっちゅう聞ける境遇に居るなんて幸せだ。。。

12. Wenn ich tanzen will (Maya Hakvoort & Jan Ammann)

これはまたレア!!!パワーのぶつかり合い!!!迫力!!!!もう、凄い、この二人二人とも全く譲らないし!!!JanはMayaさんみたいな強い女には余計押しが強くなるタイプらしく、もう火花バチバチすぎ!!!なんとなく、私が今までMayaさんの相手役で見てきたトートはみんなもうちょっと優し目というか、Mayaさんに対して少し遠慮があったっぽいけど、Janは容赦無い!!いやあ、いいもの見せてもらいました!!

13. Die Schatten werden laenger (Jan Ammann & Oliver Arno)

なんとまあ、豪華な選曲!私だけにがトリかとおもいきや、そこからまだ二曲も!!!それもOliのルドルフ見たかったから超うれしいーー!!!

ルドは美形でヤラレっぱなしのLukasや、チビちゃんだけど抵抗系のSerbiや、そのどちらでもない(爆)キノコやら、色々見たけど、日本で見たOliルドは、私の中では唯一、美形抵抗ルドで理想だったの!そのOliルドがまた見れる!それも、超押しの強いJanが相手とは、これはまた面白い!!

もう、超対決ムードでおしくらまんじゅう押されて泣くな!状態wwwJanもものすごい押してるし、Oliはストーリー上押されながらも、必死で抵抗してるし!けど、そこでJanはさらに圧力かけてくるし!もう、抵抗しても抵抗してもその上から押してくるって感じで、なんとも贅沢な闇広。こりゃJanすごいわ。。。そしてOliもすごいわ。。

もう、バチバチなる火花に目が話せなくて、至福の時に浸ってるうちに曲が終わってしまい、最後はもうOliやられかけ(涙)。なのに、曲が終わって礼しながら両側にはけていく時に、JanはOliの方に手を差し伸べてるのに、Oliは笑顔で、「今は演技でちょっと負けてやったけど、覚えてろ!」って喧嘩売るみたいに人差し指でさしながら威嚇してるの!!!きゃーーかわいいーーーー!!それを見て苦笑するJan。。。

いやあ、なんだか、男の戦いと友情を見た感じで、かなり新鮮な闇広でした。Janトート悪くないかもしれないなあ。。(っていうか、Markが何かで途中降板したら、Jan出てもらってもいいかもね。。いきなりJanがウィーンに休暇とってきたりしたのも、遊びじゃなくて何かの営業かもしれないしね。。)

14. Die Schatten werden laenger (Ensemble)

そして、再び全キャストが舞台上に出てきて、Marikaおばちゃんが、また来年もやるから来てね!と最後のあいさつ。いやあ、素晴らしいコンサートだったーー!と思ってたら、更に最後もう一度闇が広がるがかかって、アンサンブルも含めて全員で大合唱。

おまけに、4歳くらい?の男の子が花束を持って舞台に登場。Mayaさんに抱きかかえられ、そのままMayaさんは歌い続けます。おー!これはもしかして息子が!と思ってたら、Marikaおばちゃんの手招きで上の息子(10歳くらい?)が舞台上に走って出てきた。Mayaさんは息子たちに囲まれて超楽しそうに歌ってる。ああーーー!!!いいなあーーーー!!!

DSC01789.jpg
カテコの様子

IMG_8035.jpg
終わってからJanとMayaさんが取り囲まれてサインしてました。


●まとめ

というわけで、あまりに素晴らしいコンサートだったのでレポも長文になってしまいましたが、ほんとに最初から最後までめちゃくちゃ楽しいコンサートでした。

出演者も絶妙だったし、何より選曲がすばらしすぎる!!!ウィーンミュー三昧で、特に久々に聞くおなじみの曲が多かったから更に大感動。ああーー!!エリザ再々演だけじゃなくて、レベッカもRJもモーツァルトもまたウィーンでやってほしいよーーー!!!

Mayaさん以外はあまりソロを聞く機会のないキャストに、迫力のアンサンブル。聞きにこれてよかったよー!

これから毎年夏はこのコンサートやるつもりらしいので、応援したいと思います。来年も素敵なゲストと懐かしの選曲で、ミューファンを感動させてれるのを楽しみに待ってるよ!!


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2012-08-17 07:28 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
●曲目編

さて、曲目別の感想行きますー!

IMG_8018.jpg
舞台はこんな感じでバンドが両端に。

☆Wiener Musical Summer曲目

◎Mozart
1. Mozart, Mozart!, Hier in Wien! (Ensamble)

いきなりこんなに盛り上がる曲からスタート!アンサンブルはグラーツミュージカルアカデミーの在校生と卒業生の皆さん。上半身黒で下半身がカラフルなロングスカート。女性が8割型で男性は4人だけなのが面白い。

それも、Mozartからアンサンブルメドレーとかなかなか嬉しいね!それも久々に聞いた曲ばっかりだ!否が応でも気分が盛り上がる!

しかし、野外で初めてこんなところでコンサートしたからだと思うけど、音響悪いー。最初は結構気になったけど、そのうち慣れたら別に気にならなくなったけど。

MC(Marika Lichter)

司会のMarikaおばちゃんが、このコンサートの趣旨を説明します。前述した、「ウィーンで夏にやるミュージカルにしたかった」「毎年開催予定」「実際はもっと長期間の公演にしたかった」などといった内容。今回あまりに楽しかったので、これからも応援しようっと☆

2. Warum kannst du mich lieben wie ich bin? (Oliver Arno)

胸元がひらひらな王子シャツで登場したOli♪この曲をOliで聞けるとは、なんと貴重な!それも、ものすごい久々だけど、やっぱりうまいよーー!!鳥肌モノーーー!!特にやっぱり表情の作り方、演技の持って行き方がこの人独特で、他の人にはない感じ。持ち役ではないのに歌いこまれた感じがすばらしい!フレーズごとに表情が違って、意味をよく自分なりに解釈してる様子が伝わってくる。顔の表情が声の表情になり、歌のうまさもあいまってすばらしい。

基本的にはパパに対して嘆願したり挑みかかったりする感じなんだけど、Ein Kind in mirっていうところは急に遠くを見て無邪気にニコって笑うの!その前も後も苦しんでるふうだったから、この無邪気なスマイルがなんだか印象的!あと、もちろんラストのLiiiiieeeeeben!の最後はキュッと裏声に♪もう、最高のWolfgangでした♪

3. Wie kann es moeglich sein? (Jan Ammann)

声はカッコいいけど、歌いこまれてなくて、色々気になったところがあった。まず、Uwe的歌い方すぎ。自分なりの解釈とかじゃなくて、いかにUweらしく歌うか、って感じ。まあ、あとでThomasっぽかったりもするし、UweとThomasの真似ができたらそれはそれで御の字かもしれないけど。。ただ、Uweの特徴が出すぎて、Jan独特の解釈とかはなかったし、表情も硬かった。

あと、ものすごく気になったのが、イーーーーーーって伸ばすところ。Wiiiiieeeeeって伸ばすんだけど、なんかキーンとして耳障りがよくない。。あと、Zauber der Musiiiiiiiiik!もイーーーーー!だし。

まあ、ここはZauber der Muまではとろけるように、siiiiiiiiik!が投げつけるように歌うのはUweそのままだったんだけど、少しぶれたかな、って感じ。まあ、まだJan一曲目だけど、まだ凄さには気がつけない曲でした。

4. Gold von den Sternen (Marika Lichter)

ああ。。。やっぱりこの曲はMarikaおばちゃんが歌うのか。。Mayaさんが歌ったら凄いって分かってるだけに、残念。。。Marikaおばちゃんのこの曲は好みじゃないって分かってるので、適当に聞いてました。

具体的にいうと、歌謡曲のよう。高音がぎーーーんとなる、ラストは大して上げてこないので印象に残らない、といった感じ。

MC

◎Jekyll & Hide
5. Dies ist die Stunde (Jan Ammann)

うー。こちらもJanなんだけど、今度はThomasそのままだよ。。。前Uweそのままだったから、この二人を二人ともそのまま歌えるっていうだけでも凄いのかもだけど。。。

Janの低音はThomasとちょっと似てて、なかなか美声なのです。

この曲の演技は、ひたすら優男w。目を細めて五木ひろし風w。最後息がちょっと足りなくて苦しそうだった。。再びJanの印象はイマイチ。。

6. Someone like you (Maya Hakvoort)

やっと出てきました、Mayaさんー!!うまいいーーーー!!

髪が伸びて茶色になっていて、かわいい感じ。

最後のタメがすごすぎーーー!とろけるよう!!!!もう、いきなりショーストップです。もう、すばらしすぎました!!!!なんて繊細で大胆で豪華な歌!!!!ちょっと今までの流れで、JanとMarikaに微妙にがっかりしてたので、Mayaさんがガラッと流れを変えてくれました!!

7. Ein gefaeriches Spiel (Maya Hakvoort, Jan Ammann)

Mayaさんが引き続きうますぎるーーー!Janは冷たい感じ。二人のオトナの男女の駆け引きが火花バチバチですごい緊迫感。不安に揺れるMayaさんと冷酷で女たらしのJanの男女のゲームって感じがすごいかっこいい。もう、ものすごいレベルの高い駆け引きに息もできないくらい。

明らかにJanはMayaさんとの駆け引きを(役を離れて)楽しんでて、Mayaさんもそういうのが好きそう。ほぼリアル恋愛みたいなのが繰り広げられてるので、どきどきするー。

ラストはMayaさんがJanに引き込まれるように顔を寄せていってキスするんだけど、今まで恐怖におののいた顔で歌ってたMayaさんが、キスの直前にキッと客席をにらんだかと思ったら、ニコってはにかんで微笑んで、そのまままたJanの方を見て、キスを受けたの!めちゃくちゃかわいいーーーー!!!!!

◎Freudiana
8. Dora (Oliver Arno)

フロイディアーナは初期のウィーンミュー。かなり画期的なフロイトをテーマにした作品だったんだけど、当時のウィーンの観客はまだこんな進んだ作品を受け入れる用意ができてなかったので、イマイチ売れなかった。MCでMarikaが「この作品が世に出るには10年早かった」って言ってた。

で、そのフロイディアーナからDoraという歌をOliが歌います。歌自体もほとんど聞いたことがなかったけど、素敵に歌ってました。裏声がきれいー!

しかし、Oli誰かに似てると思ってたけど、映画のハムナプトラの人だよ(爆)。

MC

ここでMarikaが「観客はWikipedia」発言があったんだった。あと、バンドの紹介(8人バンドで、ほとんどオケの再現率なのが凄い!)で、最後に紹介したドラムのおっちゃんが、実は凄い人で、クリムト生誕150年でウィーンで上演されるクリムトのミュージカル(Andre主演)の作曲家だった!で、この人がちょっとでてきて、作品の解説&宣伝をしてました。

そのあと、Marikaがルドルフとレベッカの説明をしたんだけど、どちらもブダペストで見たらしい。Marikaはブダペストミュー結構ファンみたいw

◎Klimt
9. So zu lieben (Ensembleから女性二人)

ゆっくりした女性二人のデュエット。こんな風に人を愛すると、私たちは成長できる、強くなれる、って感じの内容。二人ともグラーツミュージカルアカデミーの学生なんだけどうまかったー!最初は背が高い方が迫力かと思ったけど、背が低くてほっそりしたストレートのほうの子が歌は響いてたわー。どちらにしても、こんなに才能があって、これからが楽しみな二人でした。

◎Rudolf
10. Der Weg in die Zukunft (The Steps Of Tomorrow) (Ensembleソリスト)

再びグラーツミュージカルアカデミーの学生の歌。アンサンブルに囲まれたソリストの男の子は、めちゃくちゃ歌がうまくてびっくり!!!名前とか覚えておけばよかった!!!(Gernot Sattlerとかそんな感じの名前)

しかし、勉強終えたばっかりの全くの無名の男の子がこんなに歌うまいとか、ちょっとありえないんですけど。。

それも、この曲はルドルフで唯一好きな曲(爆)なので、うれしかったわー。この曲は素直にいい曲だと思うし、聞いて楽しくなるよね。

MC
Marikaおばちゃんがレベッカの説明。相当この作品好きみたいw。だからあんなにごり押ししてまで出演したのか。。ちなみに、リーヴァイさんが昨日のこのコンサート観劇してたらしい。

◎Rebecca
11. Gott Warum? (Jan Ammann)

ちょうど今出演中のレベッカから歌ってくれたんだけど、最初の2曲に比べて仕上がりはよかった気が。私のメモによると「パワフル。まあ、いいんちゃうん?」って書いてましたw。

12. I am an American Woman (Marika Lichter)

ああ。。来たよ。。ごり押しヴァンホッパーのMarika。。実際観劇した時結構嫌な感じだったから、あまり見たくもなかったんだけど、始まってみたらそれほど悪くなかった。

まあ、性格的にこの役は合ってるんだろうねー(爆)

13. Rebecca (Maya Hakvoort)

Mayaさんのレベッカ聞くのは2回目なんですが、1年半ほど前の馬車博物館の無料コンサートの時はまだ柔らかくて明るい雰囲気だったのが、今回よくなって、冷たさが増してました(Susanほどじゃないけど)。

特徴は、Zurueck (nach Mandarley)で手を引くところ。ちょっとぞっとした。

おまけに、ちゃんとフルバージョン(ちゃんと最後はIchとデュエットになる)だったので、鳥肌モノ。Ichはミューアカデミーの若いブロンドの愛嬌のある顔の女の子だったんだけど、これがまためちゃくちゃうまくて、Mayaさんとのデュエットなのに全く物怖じせず、堂々と歌っててすごかったー。Oh Nein!とか懐かしいわー。

14. Finale (Ich hab getraeumt von Manderley reprise) (Ensembleソリスト)

一旦Mayaさんが舞台奥に下がり、ダンヴァース夫人の演技のまま超冷酷な無表情で奥に立っている。アンサンブルとさっきのIchのソリストの女の子がフィナーレを歌う中、一人だけアンサンブルに混じって口も開かないMayaさん役に入ってるー!

で、途中で他のソリストも出てくるとMayaさんもやっと役から普通のMayaさんに戻って、4人で手をつないでフィナーレ大合唱。


=休憩=

(きゃー。まだ終わらないー。次回曲目編続きですー。)


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2012-08-16 07:24 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
それでは、このすばらしいウィーンミューコンの出演者をご紹介ー。

●キャスト編

・Mayaさん

もうソロコンも何度も見てるけど、こういう競演者のいるコンサートもまた違っていいわー。ソロコンでも歌わない歌を歌ってくれるしね。デュエットも違う人と歌ったらまた感じがぐんと違うし。

それも、位置付け的に大御所って感じだったので、余裕の雰囲気。好きな歌を好きなように歌わせてもらう、って感じで、大人の貫禄たっぷりでした。(ソロコンは全部自分でするので、慌てたりお茶目だったり色々あるからね。)

Mayaさんが特に良かったのは、ジキハイのSomeone Like You♪と、JanとのデュエットのEin gefaeriches Spiel♪。どちらも超余裕で、それでいてものすごい聞かせる!!Someone Like Youは感情がとても入っていて、繊細!Ein gefaeriches Spielは、Janのオセオセフェロモン(爆)に対して火花バチバチ。二人ともオトナで、ほんと危険なムード満点だったわー!

レベッカ♪も前馬車博物館の無料ソロコン(一年半くらい前?)に聞いた時からずいぶん成長してる。前はまだSt Gallenのレベッカに出演する前だったので、多少荒削りというか、Mayaさんの明るい人柄が前面に出ちゃって、ダンヴァース夫人の冷たさがあまり感じられなかったけど、今回聞いたらかなり怖い感じになってました。まあ、それでもSusanよりはマイルドな感じだけど。やっぱりいくらMayaさんでも、ダンヴァース夫人はやっぱり私はSusanが一番だなあ。。

最後はもちろん「私だけに」歌ってくれて、それは大感動!しっかり聞くのは結構久々かも?半年くらい前に行ったソロコン(レポまだ書いてない。。(汗))では子供たちとの合唱で大感動したけど、あまりMayaさん一人で歌ってなかったからねー。

衣装もソロコンとは違って、登場ごとに着替えてて、それがまたどれもすごい素敵だったー!カラフルだったり、シンプルだったり、セクシーだったり。髪型も肩までの茶色の髪(少し染めた?)を下ろしたり上げたり、役によってかなり雰囲気を変えてきてました。

あと、客席に二人の息子さんがいたらしく、カテコに二人とも上がってきてました。大きいほうの子はもうかなり大きくなったのねー。小さいほうの子(こっちがジェイソンだったかな?)はもう4歳くらい?に見えたけど、抱っこしてもらって嬉しそうw。みんなで「闇が広がる」の大合唱でした♪

DSC01787.jpg
カテコでMayaさんの横に入るのが子供。片手で抱っこしてるのが小さいほうの子

・Oliver Arno

Oli--!!エリザ来日公演でルドルフ見て以来じゃないかー!まだ一度しか見てないけど、あの頃からずっと注目してたんだった。ウィーンのエリザに出演してくれて嬉しいよー!!そして、出演がてら、稽古の合間を縫ってこんな風にコンサートに出てくれて嬉しいよー!

Oliの何が好きかって、歌が上手い上、どの曲も歌いこんで、自分なりの解釈をしっかり入れて聞かせてくれること。それほど主役級の役も付いたことがなく(セカンドはあるけど)、どちらかというと「売り出し中」の位置づけなんだけど、これだけ演技ができて歌が上手いと、この先楽しみー!

私もこれまであまりウィーンで見かけたことがないので、Oliの歌ってくれる歌は全部新鮮で嬉しかったー!いきなりWarum kannst du mich lieben wie ich bin?(M!)歌ってくれて超嬉しかったよー!好きな歌を好きな役者で、新解釈で聞けるとかー!

あと、Fuer Sarah(TdV)も嬉しい!これはかなり演技の力量が問われるけど、しっかり歌いこんで、見慣れたLukasとはまた変えてきてくれました♪

後、思わずガッツポーズだったのがVerona(R&J)!!!まさかOliのVeronaが聞けるなんて!ちょっと背が小さめなので、アンサンブルに埋もれてたけど、楽しそうに歌ってました♪

そしてもちろんエリザから、Schatten(闇が広がる)歌ってくれたんだけど、Jan Ammannとのペアは結構レアかも。それもかなり火花散りまくりで、楽しかったー!!!一応演技上はJanトートにやられてる感じにしてるけど、歌としては俺のほうが先輩!負けてない!って感じがかわいかったよー!歌い終わって、Janとにらみ合うところ、Janに指差して挑戦してるみたいにしてたのが、戦友って感じで素敵ー!(この二人共演歴とかあるのか?)ああー!舞台で彼のルドルフ見るのが待ちきれないー!(そしてトートで見たい!)

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OliとJanとMayaさん(MayaさんFBより)

・Marika Lichter

色々複雑な思いのあるおばちゃんですが(爆)、今回はソロは4曲のみで、司会をめちゃがんばってました。

Marikaおばちゃんは、歌がハマったらメチャ上手いんだけど、外れた歌は聴いてられないんだよね。Marikaおばちゃんによく合うのは、いわゆる「どすの利いたおばちゃん」の歌w。ところが、時々バラードとかきれいな歌を歌おうとしちゃうから、合わないんだよー。(星から降る金とかさ。。)

ちなみに、Marikaおばちゃんの出演作は、エリザベート初演ルドヴィカ/マダムヴォルフとか、美女と野獣のタンス夫人とか、レベッカのヴァンホッパー夫人(後半)とか。

というわけで、今回はマダムヴォルフ歌ってくれました!!!これがもう大興奮!!なにせ、あの何百回と聞き込んだエリザベート初演CDの声の人だよー!!!そして、この歌で、私の「初演エリザベートのオリキャスが歌う歌を全て生で聞く!」という目標達成ー!

(エリザオリキャス生への挑戦の軌跡w
・Piaシシィ:ベルリンエリザ
・Uweトート:ベルリンエリザ
・Ethanルキーニ:ハイチコンでキッチュ
・Viktorフランツヨーゼフ:こないだのMayaさんコンで夜のボート(これが超レア!まさかあの国民的有名人Viktorが、それも、ミュージカルに出演しない宣言したViktorが夜のボートをうたってくれるなんて!)
・Elseゾフィ:再演エリザも出演
・Denisマックス:菜園エリザも出演
・Marikaルドヴィカ:WM夏コン)

あと、Marikaおばちゃんは星から降る金とか美女と野獣(Oliとのデュエットw)歌ったけど、これはどちらもノーコメント。あと、ヴァンホッパーを歌ってくれたのが結構思ったよりよかった。舞台で見た時は、やっぱりCarinさんと比較しちゃって物足りなかったけど(それも足を悪くしてたので動けなかった)、今回はなんだかノリノリでよかったと思う。

あと、Marikaおばちゃんは司会がめちゃくちゃうまい!観客との駆け引きが上手で、こういうの向いてると思うよ!結構毒舌で図々しいから感じ悪いかと思いきや、その辺りは紙一重で上手いことサバサバしてました。

曲目紹介や歌手紹介を間違ったりしたけど(せっかくのOliの出番なのにすっ飛ばして、JanとMayaの紹介したり。。)、フォローも上手(さっきの紹介間違って、Oliがでてきて○○歌ったけど、皆さんのことだから、私よりよく分かったでしょ、とか)。観客が自分よりモノシリって分かってて、ちょっと頼ってる感じが嬉しかったw。

あと、観客との掛け合いが絶妙!R&J初演の日付を一日遅く言っちゃったんだけど(VBWからもらったカンペにそう書いてあったから)、客席一列目の女の子が二人「2月24日!」って大声で訂正したの。一日ずれてただけなのよ?すごいよね、ファンって(人のこといえないw)。そしたら、Marikaおばちゃん「やっぱりあなたたちWikipediaだわw。明日は正しい日付で言うわね。ところで、2月24日って何曜日かまで分かるかしら?」って言ったら、その女の子たちは分からなくて黙っちゃったんだけど、かなり後方席から、野太い声でおっちゃんが「ドーーーナスターーーク!(木曜日!)」ってwwwおっちゃんwwwもう客席爆笑ww

このおっちゃん、もう一度大活躍するんだけど、プログラムも後半に入って、後はエリザベートを残すのみ、ってなったとき、Marikaおばちゃんが「さあ、これでコンサートはおしまいにしようかしら。あら?だめ?何か足りなかったっけ?」ってとぼけたのね。そしたら、客席からはみんな控えめに「エリ。。エリ。。」ってざわざわしてる時に、またあのおっちゃんが野太く「エーーーーリザベーーーーー!!」ってシャウトwwwいや、そんな大声で言わなくてみんな知ってるしwwww

というわけで、観客とのやりとりとか、すごい楽しくてテンポのよい司会で、ほんとうまくやってたと思います。

・Jan Ammann

なぜか主役が一番最後のご紹介ww。いや、よかったのよー。けど、基本的に好みじゃないっぽいww

Jan Ammann見たことない人も多いと思うので、軽くご紹介。この2,3年急に名前をよく聞くようになった人で、最近の代表作はStuttgartのマキシム@レベッカとかベルリンのクロロックとか、そうそうたるもの。ウィーンミューばっかり行ってて、ドイツ事情に疎い私ですら耳に入ってくるんだから相当のスターです。

ただ不思議なのは、急に最近名前を聞くようになった割りに、いきなりすごい役(それもおじさん役)にどんどん抜擢されてること。普通ミュージカルスターって、若者役をしばらくやってからおじさん役するでしょ?(ルドルフ→トートとか、Mark Seibertだってティボルト→トートみたいな)それが、Jan Ammannは若い頃の評判が全くなくて、いきなりおじさんとして人気が出てるので不思議なの。

ただ、キャリアを見てみたら納得。今37歳くらいなんだけど、32歳までドイツやアメリカでひたすら歌の勉強をしてたので、若い頃は舞台に出てなかったのねー。で、2007年くらいからドイツで活躍を始める。バリトンなこともあって、いきなりおじさん役からのスタート。ただ、甘いマスク(笑)と深い美声ののおかげで、今年のドイツのミュージカルスター人気投票1位らしい。

で、実際聞いてみて。。。納得。うん。こりゃドイツで人気出そうだわ。ウィーンだとどうかわからんが。

まず、見た目が!甘いマスク!超長身!とろけるようなスマイル!目が細くて、女たらし系の顔なの!(爆)五木ひろしと郷ひろみの間くらい顔!それも、実は押しが強くて男らしいけど、表面上は優男で傷つきやすいのを装ってる感じがする。俺、体が大きくて怖がられやすいけど、実はガラスのハート☆みたいなw。そういうギャップやもろさを武器に女を落とす、みたいなタイプ(←分析しすぎwwそれも、本人よく知らないのにww。今回歌った歌の演技と、共演者への態度とかからの類推だし。ほんとは全然違うかもしれないけど。。)

いや、何でそんなことを言うかというと、こういう性格が持ち歌の端々に垣間見れるのが面白くて。基本的に演技はというより、美声で響かせるタイプなので、私はそれほど面白いとは思わないタイプなんだけど、既に舞台上で長年歌いこんでいる歌のうまさは超一流。繊細な顔つきとは裏腹にものすごい体力があるらしく、声量も大きいし、いくら歌ったり伸ばしたりしても疲れない、パワーと迫力の持ち主。そういうパワーで押すタイプの歌は、そりゃあもう、聞き応えあり。

特に、Unstillbare Gier(TdV)はそりゃすばらしかったよ。。。Thomasが一番(いや、Steve Bartonが一番か。。そういえば、MarikaもSteve Bartonレスペクトな発言してたなあ)だと思ってた私も、JanのUnstillbare Gierはかなり感動した。前半の付き合ってきた女の話も、なんだか本人が女たらし風なので説得力あるw。後半の「神を信じる人もいれば、宗教や英雄や愛を信じる人もいる」って所も力強い!もう、最後のタメがすばらしすぎる!!!これはほんといいもの聞かせてもらった!

あと、愛せぬならば@美女と野獣も似た感じのパワーで押す系で、ラストがすばらしかったー!!もう、大声美声で伸ばす伸ばす!いやあ、この二曲はほんと凄かった。。ファンが沢山付く理由もよくわかったよ。。

けど、歌いこめてない曲(Wie kann es moeglich sein@M!とか)はなんかカクカクして微妙だった。上手い曲が凄いので、ちょっとギャップが違和感。そのせいで、前半はちょっとイメージ悪かった気が。。いや、でも、もう彼のUnstillbare Gier聞けたから満足だよ!

このためにわざわざStuttgartのレベッカの休暇をとってきてくれたので、Janにとってはウィーンは次のターゲットなのかな。それか、やっぱりウィーンで何か主役狙ってて、営業に来たのかな。

(曲目編に進みますー)




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2012-08-15 07:24 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
もう2週間ほど前の話になってしまいますが、8月3日に市庁舎中庭で見た、Wiener Musical Summerというウィーンミュージカル総まとめコンサートのレポですー。今日から3日くらい続くかな。あまりにすばらしいコンサートだったので長文レポですー。

===

すごい良キャストなミュージカルのガラコンが、なんと市庁舎の中庭という好ロケーションでありました。出演者がものすごくいいので気にはなってたけど、4人のソリストのうちの一人(Marika Lichterおばちゃんw)が苦手なのでちょっと迷ってたところだったんです。ところが、こないだKammerspieleでナンセンスみて、Marikaおばちゃんがものすごくよかったので見直して、このコンサートのチケットも取ってみた、という経緯です。

Musicalsommer_Wien_2012.jpg


いやあ、すごくよかった!!!ミューコン(ガラコン)苦手な私も大満足!!!!出演者もすばらしいし、選曲がドンぴしゃ!!!おまけに、野外で、夕方で気温もきもちいいし、市庁舎の中庭という、雰囲気満点のロケーション。文句なし!!!

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これがお馴染みウィーン市庁舎

で、注目の出演者は。。まずはMayaさん!!!!まあ、Mayaさんはソロコンもほとんど全部見てるので、わざわざ一般的なミューコンで見なくてもいいかなあ、と思ったけど、やっぱりいい!!ソロコンで歌わない曲もいっぱいあった!

そして、私の注目二番手(裏の主役w)はOliver Arno!!エリザ来日公演でルドルフのセカンドしてたから知ってる人も多いのでは。実は私もあのとき以来。ただいま再々演エリザのアンサンブルに入っているので、トートやルドルフのセカンドをやってくれるのを期待してるところ。

この、Oliがかなり好みなんです。歌が上手いし、演技がかなりしっかりしていて、他の人との特徴がくっきりと出るの!どの歌を歌わせても、しっかり自分なりに歌いこんできているから、聞いててエキサイティング!

表の主役は、ドイツで人気急上昇中のJan Ammann。有名だけどどうなん?って気分だったんですが、悪くなかった。多少好みではないところがあるものの(表情とか一部の声とか)、バリトンがとても美しく、細い目の美男子おやじ(笑)。特に持ち役のソロがどれもこれもすばらしかったし、迫力がすごい!!人気あるだけあるわー。

そして、Marikaおばちゃんw。この3人に混じるとどうしても一人だけ格下げなんですが、本人も自覚してるのか、ソロは4曲にとどめて、司会とプロデュースに集中してました。そしてこの二つが彼女の得意とするところ。Marikaおばちゃんは数々のVBWミューに初演してますが、今はミュー役者のマネジメント会社経営が本職。今回のコンサートの企画者でもあるんです。

あと、司会も図々しいけどおもしろかった♪カンペに色々間違いがあり(VBWからもらったらしいんだがw)、観客から指摘されて訂正しまくりw。もうおばちゃんも「今日の観客はまるでウィキペディアね!」って言うくらいw。RJの初日の日付とか訂正する観客もすげーなw。

●コンサートの趣旨

企画者のMarikaおばちゃんが言うには、夏にウィーンでミュージカルを上演していないので(夏は田舎の野外劇場での演劇祭りがたくさんある)、ウィーンで夏に上演するミュージカルを目的に企画されたもの。

今回うまくいけば、来年、再来年と、日程を増やして毎年やっていく予定らしい。第一回に立ち会えてよかったよ。とにかく、企画者としては、このコンサートを毎年上演するためには、今回は絶対成功させる必要があり、めちゃくちゃ張り切って、選曲ももう盛りだくさん。

テーマは「ウィーンで上演されたミュージカル」ってことで、ウィーンミュー全網羅。もう、ウィーンミューファンとしては至福の時。モーツァルト!で始まり、ジキハイ、レベッカ、TdV、R&J、エリザベートと、それぞれ5、6曲歌ってくれたら、もう名曲全曲カバー!!!

アンサンブルにグラーツのミュージカルアカデミーの学生と卒業生を迎え、人数も衣装も振り付けもそろえて本格的。

おまけに、超主役級のMayaさんやJanがいて、売り出し中のOliがいて、アンサンブルのソリストもレベル高くて、もうなんでも来い!って感じ。

企画者も全力の選曲とキャストなので、その熱意が伝わってきて本当に楽しかった。近年ウィーンでもここまで本気全開のコンサートはハイチコン以来なのでは?

雰囲気的にはDIFのミューコンなんですが、もういまやDIFでミューコンしてくれないし(涙涙涙)その代わりにこのコンサートだったら悪くない感じ。

まあ、本当に残念ながら、マーケティングがいまいちだったようで、残席も結構あったんだけど、こんなすばらしいコンサートで残席出すのはもったいないよ!(おかげで私はかなり前の方に移動させてもらえたんだけどw)ほんと、来年も再来年もやってほしい!!

IMG_7994.jpg
市庁舎中庭はこんな感じ。普段は一般開放されてないけどイベントとかがあると入れます。

IMG_7997.jpg
中庭から見上げた市庁舎

●セットリスト

Wiener Musical Summer曲目

◎Mozart
1. Mozart, Mozart!, Hier in Wien! (Ensamble)
MC(Marika Lichter)
2. Warum kannst du mich lieben wie ich bin? (Oliver Arno)
3. Wie kann es moeglich sein? (Jan Ammann)
4. Gold von den Sternen (Marika Lichter)

MC
◎Jekyll & Hide
5. Dies ist die Stunde (Jan Ammann)
6. Someone like you (Maya Hakvoort)
7. Ein gefaeriches Spiel (Maya Hakvoort, Jan Ammann)

◎Freudiana
8. Dora (Oliver Arno)

MC
◎Klimt
9. So zu lieben (Ensembleから女性二人)

◎Rudolf
10. Der Weg in die Zukunft (The Steps Of Tomorrow) (Ensembleソリスト)

◎Rebecca
11. Gott Warum? (Jan Ammann)
12. I am an American Woman (Marika Lichter)
13. Rebecca (Maya Hakvoort)
14. Finale (Ich hab getraeumt von Manderley reprise) (Ensembleソリスト)

=休憩=

◎Tanz der Vampire
1. Finale (Ensemble)
2. Fuer Sarah (Oliver Arno)
3. Totale Finsternis (Maya Hakvoort & Jan Ammann)
4. Unstillbare Gier (Jan Ammann)

MC

◎Romeo & Julia
5. Verona (Oliver Arno)

◎Beauty and the Beast
6. If I cannot love her愛せぬならば(Jan Ammann)
7. Beauty and the Beast

MC
◎Elisabeth
8. Prologue (Ensemble)
9. Der letzte Tanz (Jan Ammann)
10. Nur kein Genieren (Marika Lichter)
11. Ich gehoer nur mir (Maya Hakvoort)
12. Wenn ich tanzen will (Maya Hakvoort & Jan Ammann)
13. Die Schatten werden laenger (Jan Ammann & Oliver Arno)
14. Die Schatten werden laenger (Ensemble)

●関連記事

当日映像
http://wienok.blog119.fc2.com/blog-entry-1243.html
公演案内
http://wienok.blog119.fc2.com/blog-entry-1166.html


(キャスト編に続きます)


エリザベートウィーン版2枚組CD



モーツァルトウィーン版


ウィーン版レベッカ全曲ライブ2枚組



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2012-08-01 08:30 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
(ナンセンスのレポ続きですー)

●キャスト編

Buch/Musik/Texte: Dan Goggin
Regie: Werner Sobotka
Musikalische Leitung: Christian Frank
Choreografie: Ramesh Nair
Bühnenbild: Lothar Hüttling
Kostüme: Elisabeth Gressel

Mutter Oberin: Marianne Mendt
Schwester Maria Hubert: Sandra Cervik
Schwester Robert Anna: Sona MacDonald
Schwester Maria Amnesia: Ruth Brauer-Kvam
Schwester Maria Leo: Hanna Kastner

・Ruth Brauer-Kvam@記憶喪失シスター

初演モーツァルト!のコンスタンツェ。いつか生で聞いてみたかったけど、前同じ劇場でやってたキャバレーは、見た日に違う人だったので、見逃してたの。今日が初めて!

ウィーンに来てからずっとM!でコンスタンツェを演じたRuthを生で見て見たかったんだけど、やっと見れたよ!あの、大好きなIrgendwo wird getanzt(ダンスはやめられない)のオリキャスだよーー!!期待もかなり大きかったけど、期待を10倍くらい上回るすばらしさ!とにかく、この人芸達者ですごいわw。

M!以来彼女はVBWの舞台には立たずに、この小さな劇場のミュージカルの主演で主に舞台に立っています。実力派で、特徴的なので、一度ちゃんと生で見たかったのよねー。

しかし、すばらしかった!!!文句なし!!!演技、表情、パワー、迫力、歌声、声の表情など、何をとってもこれ以上は望めないほど。逆にVBWに出るのがもったいないくらいだわー。この劇場のミュージカルでよく主演をつとめてるので、VBWみたいな大きな舞台より、自分が主役で適役の作品にでれて、さらに良さが引き出されてすばらしい!!

やっぱり腹話術の歌がもう、あれだけでもチケット代元取ったくらい、信じられなくすばらしかった。どう考えても、人形が別人格でしゃべって歌ってるとしか見えなかったわ!!!

Nonnen9.jpg
オフィシャルサイトより。Ruthの腹話術シーン!ああーー!もう一度みたい!!!

いやあ、まず、舞台上でものすごい生き生きしてる!そして、腹話術の巧みさ!!自分役の時の歌もあまりにうまくて、オペラ声とベルトと使い分けてすばらしい上、ウィーン弁べたべたの腹話術人形の役で歌うのがまたすごい!!!歌もすごいし、コメディセンスも飛びぬけてるし、芸が細かすぎて、腹話術がどう見ても超リアル!もう、プロの腹話術師のよう!!!このソロだけでもチケットの価値十分にあり!!!最後は、人間の声と人形の声を混ぜて歌って、すごかった。。いったいどうやったらあんなに二種類の声を使って同時に歌えるの。。映像でまた見たいくらい。。

シュラーガー歌手の歌("I Could've Gone to Nashville")も、パワーがすごい!フルパワーで歌う曲なのに、その上踊りまくるとか、どんな体力してるの;。。英語版はカントリー歌手だけど、もちろんドイツ語だとカントリー歌手ね♪アンドレア・バーグとか出てくるしw

バックダンサーやアンサンブルとして出るときも、一瞬一瞬表情が変わって、目が離せない!ほんと、生で見れてよかったー!また彼女をよく見せてくれる作品を見に行きたいなー。

そうそう、Ruthの最初の出番は歌のないミリオネアー形式のクイズなんだけど、これがけっこうおもしろかった。モーゼが海を割ったのはいくつ?とか、商品がプレイボーイ(Pray)でシェーンボルン枢機卿のアブナイ写真が載ってるとか。賞品ののチーズはユリアさん(食中毒で死者を出した修道院の料理当番)手作りとかw。コメディセンスもあってすばらしいー。もっと彼女の出演作見たいわー。


・Marika Lichter(マダムヴォルフオリキャス)@修道院長

修道院長は、発表されていた人じゃなくて、なんと超有名なおばちゃん、Marika Lichter。こんなところで見られるとは。レベッカのヴァンホッパー以来ねー。昔から彼女は出しゃばりで好きじゃなかったから、別に出てようが出てなかろうがどうでもいいけど、まあ、有名人だし、って感じで見てた。(レベッカ出演の経緯やら,パンフやCDがらみのごたごたが感じ悪かったしね。。あと、その後UweがMarikaのマネージメント事務所を辞めて移ったときも恨みがましかったし)

そしたら!この役はすごいわ!!!まずソロナンバーのジャズっぽいドスを利かせた歌が迫力すばらしい!!!彼女はこういう歌が合ってるのね!マダムヴォルフが適役だったわけだわw。ヴァンホッパー合ってなかったわw

歌のタイプに声がはまれば、超うまい!!演技も芸達者!!!元々この人が出演者じゃなかったから何か事情があって途中から入ったっぽいけど、なんだ、この溶け込みっぷりは!

ほんと、彼女を舞台で見ることがあまりないのが残念なくらい、すばらしいドスの利いた歌でした。見直した!もう、調子もよくてノリノリで、この曲の最後のアレンジも、これでもか!って言うくらい、存分に聴かせるし、リサイタル状態!いやあ、見直しまくり。。。それ、オーストリアじゃみんな知ってるMarikaおばちゃんが、こんな小劇場でこんなすごい歌を聴かせてるなんて、みんな知らないんだろうなあ。。

おまけに、1幕ラストで麻薬(?)の匂いを嗅いでハイになるところ、ハイの演技があまりにうまくて大爆!!!!まじめな修道院長が、いい匂いの瓶を嗅いで、最初はちょっとだけ楽しそうなのが、どんどん変にハイになっていって、「おかしいわねえ、たてなくなって来ちゃったわ」とか言ってるうちに、フリーウィリーって言いながら這いつくばってばたばたしてるのがもう好きすぎるーーー!!いやあ、こんなに演技うまかったのね。。。下手な女優さんがラリってる演技してるの見るほど醒めることはないと思うけど、なぜか、全く醒めず、演技のうまさにびっくり!!

最後のHolier than thau(Heilig sind wirだったかな)のMarika Lichterがすごい!!!!ほんと、、実力すごいわ!!っていうか、何でこんなにうまいのに、以前見たときは全然いいとこなかったの?

もう、この盛り上げ必須の歌をものすごい盛り上げてくれただけじゃなくて、最後のアーメンで個人芸もふんだんに披露。いやあ、この人芸達者だわー。歌声もすごい。もっと聞きたいー。この人のソロコン、行ってみたくなってきたー。

・Sandra Cervik@二番手シスター

最初からいい感じに皮肉なツッコミ役で、姐御っぽくて好感度高いわー。修道院長がまじめながら暴走しちゃうのをフォローしつつ、でしゃばってくる、みたいな。それでいて、釘を差すことは忘れない(ビデオカメラの件w)。

しかし、ソロないなあ、と思ってたら、ほんとにソロなかったw。歌苦手な役どころなのか?しかしそのかわりに、"The Drive In"(ドイツ語ではKino)の映画連続パロディーが、もう芸達者すぎて、これだけでもう十分!!!最高!!もう、どれだけ笑ったか。。映画元ネタ半分くらいしか分からなかったけど、フォレストガンプ(ラン・フォレスト・ラン!w)、ロードオブザリング(マイン・シャッツww)、ダースベイダー、ライオンwwなんかのパロディー物まねが、もう息をつくまもなく連続で繰り広げられて、濃い濃い!!

・Hanna Kastner@バレエシスター

とてもかわいくて、歌も上手い、若い修道女。そのくせ、性格はぶっ飛んでるw。バレリーナになりたかったソロとかは、まあ普通なんだけど、彼女がぶっ飛んでたのは、二番手シスターがこっそり仕組んだ、「料理長シスターの死」のバレエソロシーン"The Dying Nun Ballet"。

もう、アホかと思うくらいとんでもない爆笑バレエww。不謹慎すぎてもう爆笑ww。最後の死に方もリアルでアホで上手い!ああ、なんて説明すればいいのか。。こればっかりは見てみないと面白さがわからない!(っていうか、この作品全体的に、見てみないとわからないよね。。w)

・Sona MacDonald@代役シスター

この人だけ全体的に影が薄かったけど、がんばってました。もうちょっと、他のキャスト並みに濃かったらよかったんだけど。ソロも結構沢山もらってるけど、インパクトがイマイチなんだよね。。(他の批評サイトでも似たような事言ってた)

まあ、別に足を引っ張ってたわけではなく、濃さが足りなかっただけなのでいいんだけど。

●その他、気がついたこと

・舞台セットは、小さい舞台上にチャペルっぽいセットが組んであるだけ。
DSC01213.jpg
ひょろ撮影


・衣装は、ナンセンスでよく見かける、修道女のヴェールにピロピロと羽が付いたやつ。
・バンドが5人ほどいるんだけど、お兄ちゃんたちも見習い修道士(シスターアクトにも出てきたやつ)みたいな衣装が素敵。
・バレエシスターの最初のバレリーナになりたかった歌で、最初はパジャマにでかいスリッパ。シスターアクトでパロディにしてるみたいね。
・代役シスターのダンシングクイーンとワンがパロディーだねー。
・途中、ビデオでこの修道会の紹介するところがよかったー。ウィーンのその辺の田舎で撮影した感がたっぷりで、舞台上の振り付けとビデオの振り付けとがピッタリ。さすがー!
・演出は、テキパキと舞台が変わって、小さい舞台ながら照明をうまく使って、とてもよくできていた。
・最初幕が開くまでの間にシスターたちが舞台上をうろうろするのもなんかいいわー。
・振り付けは、やっぱり所々に上手い仕草がいっぱい入って、大好きだー!!基本的に歌重視だし5人しかいないんだけど、振り付けが無理がなくて、それでいて意味が通ってすごい!まあ、Ruthのソロとか、完全にRuthにまかせっきりで、そんな風にスターにお任せしちゃうのもまたいいわー。

Schwestern-+-Sobotka-+-Nair-+-Frank-DSCN1661.jpg
批評サイトより。演出のWerner Sobotkaさんと振り付けのRamesh Nair(Teleringのインド人!)が写ってるー。

●まとめ

DSC01233.jpg
ひょろ撮影。カテコ写真。劇場めちゃくちゃ小さいでしょ!

というわけで、最終日だったんだけど、本当に楽しくて、レベル高くて、堪能したー!

今予定表見に行ってみたら、また9月(8,13,14,15,27,29)に再演するみたい。行けたら行きたいなー!Ruthの腹話術だけでももう一度みたい!!






シスターアクトウィーン版


モーツァルトウィーン版

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2012-07-31 08:18 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
ウィーンでナンセンスが見れるとはねえー。それも、良キャストで、演出と振り付けが大好きな人たち。かなり気になってたの!ぎりぎりだったけど見に行けてよかったー。

Nonnen2.jpg
オフィシャルサイトより。

今のところ、観劇は週に1回ペースなんですが、旅行とかあったりしてなかなかこのペースは難しい。けどこのペースじゃないと、見たいのを見逃してしまうー。(観劇したのは6月下旬)

さて、このナンセンス、モーツァルト!のコンスタンツェでお馴染みRuth Brauer-KvamとUweマネージャーMarika Lichterが出演中。演出は最近VolksoperでよくやってるWerner Sobotkaで振り付けがRamesh Nairと組んだ作品。このコンビ好きなので、どうしても見たかったのー。

劇場はKammerspiele.。町のど真ん中にあるけど、小さな地下にある劇場。前ここでキャバレーを見に来て、こんなかわいらしくてちゃんとした劇場が町のど真ん中にあることに驚いたんだった。

座席は前々日に予約した、見切れ席10ユーロ。前回はこの値段でものすごくよく見えたけど、今回はバルコンの後ろの席で1/3見切れるかなー。けど、立って乗り出せば結構よく見えました。二幕は、前に座ってた人がいなくなったので、前に移動して、普通によく見えました。

今回のお目当ては Ruth Brauer-Kvamなんだけど、よく名前を聞くMarika Lichter(私は苦手。。)も出演中。こんな小さな劇場で、こんな有名な人たちが二人も出てる!


Youtubeからオフィシャル映像

それも、Ruthはもう最初っからスターの貫禄!!!アンサンブル的な出番でも一番光ってるし、表情も豊か!芸が細かくて、ずっと見てても楽しい!もちろんソロは、後述するけど、人間業とは思えないすごさ。。

作品のペースに慣れるまではは、どんなもんかと思ったけど一気に鳥肌ものにすごかったのが、Ruthのソロ。って言うか、腹話術もどきw。ああ、すばらしかった!!!!

それに対して、苦手なMarikaおばちゃん。歌はいまいちなくせに図々しくて、いいイメージなかったんだけど、今日は見直した!!!ほんと、すばらしかった!!!今まで私が見てた役が単に合ってなかっただけなのね。。ちょっとダークなジャズ調の歌がドンピシャ!

他のキャストもすばらしかったし、こんな小さい劇場でこんなレベルが高いなんて、やっぱりウィーンの舞台は層が厚いわ。。


●あらすじ

まあ、あらすじからしてナンセンスなんですが(爆)、とりあえず、一言で言うと、5人のシスターの、資金集めのための素人丸だしのショー。

この5人は以下の通り。

Schwestern-Kastner-Brauer-Mendt-MacDonald-Niedetzky-DSCN1642.jpg
批評サイトより、カテコ写真。修道院長は違う人だけど。。しかし、きらきら衣装はシスターアクトがパロってるね。。


・修道院長:ちょっとワルで俗っぽいけど、迫力満点。

・二番手シスター(Hubert):二番手だけどかなり目立ちたがり。隙あらば修道院長に取って代わって、舞台で目立とうとしている。ソロはないが、すごい映画パロディ物まねシーンがある。あと、ビデオカメラの件で修道院長を責めすぎw、

・記憶喪失シスター(アムネジア):自分の名前も思い出せない。ほかにもいっぱい大事なことを忘れる。一応主役っぽい。クイズ、腹話術、迫力のソロナンバーと、芸達者。最後は名前を思い出す。

・バレエシスター:一番若くてかわいらしい。バレエダンサーになりたかった。後半、料理修道女の死のバレエがすごい。

・代役シスター:多少影が薄い、年齢不詳のシスター。修道院長のカバーで、修道院長が出演できない時しか舞台に上がれない。ほんとはスターになりたい。

この5人のシスターの所属する修道院で、料理担当だったシスター・ユリアはとんでもない料理ばっかり作り、おかげで食中毒で50人くらいシスターが死んでしまう。

その埋葬費を捻出するため、チャリティーグリーティングカード事業で大成功を納め、全員を埋葬できるはずだったが、修道院長が個人の趣味でビデオカメラを買ってしまったせいで資金が足りなくなり、結局4人が埋葬できずに冷蔵庫で仮保管中。この4人の埋葬資金のために5人のシスターがショーをすることになった、というストーリー。

舞台上では、5人のシスターが自分の得意分野で脈絡のないショーを繰り広げるわけだが、合間の会話は素人丸だしの割に、ショーがめちゃくちゃレベル高い。このギャップがまたすてき♪

まあ、あまりストーリーはないんだけど、最終的に記憶喪失シスターが名前を思い出すとか、修道院長が妙な小瓶の匂いを嗅いでラリってしまうとか(そのおかげで代役シスターが大喜び)とか、予定外にバレエシスターが超ブラックな「料理長シスターユリアの死」をリアルに演じるとか、いきなりクイズ・ミリオネアや腹話術ショーが始まるとか、二番手シスターがスゴい映画パロディーを上演するとか、盛りだくさん!最後は「あなたはどんな聖人よりもホーリー!」と踊り狂うw

しかし、シスターアクトといい、サウンド・オブ・ミュージックと言い、ナンセンスと言い、修道女系のミュージカル多いねー。まあ、ナンセンスは結構古い作品で、シスターアクトはパロディっぽいシーンも結構あったけど。

あと、この作品ドイツ語ではNon(n)sense。英語版はNun(n)sense。

(キャスト編に続く)


シスターアクトウィーン版


モーツァルトウィーン版

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2012-03-25 22:07 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
2007年夏にグラーツの野外劇場で見た、伝説のドラキュラ(ワイルドホーンの)のレポです。

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♪ドラキュラ@グラーツ(超豪華キャスト!)レポ②キャスト編
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昨日のストーリー編に引き続き、今日はキャスト編です。

こんな豪華キャストを、一人ずつ詳しく解説しています。

Dracula: Thomas Borchert
Van Helsing: Uwe Kröger
Mina: Lyn Liechty
Lucy: Caroline Vasicek
Jonathan: Jesper Tyden

=================================
♪ドラキュラ@グラーツ(超豪華キャスト!)レポ①ストーリー編
♪ドラキュラ@グラーツ(超豪華キャスト!)レポ②キャスト編
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散々発売が延期され、待ち望まれたこの公演のスタジオ録音CD



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2012-03-11 23:01 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
(前回の続きです)

●パロディ編

前回の1幕最後あたりで、他のミュージカルのパロディー作品だということに気がついたんですが、今回は最初から探すつもりで見てたのでいくつか新しい発見がありました。とはいっても、初回でもずいぶんちゃんと見れてたなあ、と思いながら見てました。

・やっぱり一番最初のオーディションのシーンは誰が見てもドリガですね。

・エディのソロの、一回目の早変わりの後の赤いシャツに白いスーツはトラボルタだねー!髪型もそうだし、サタデーナイトフィーバーのポーズしてる。

・もちろんサンデーモーニングフィーバーもパロ。

・1幕最後の十字架になって舞台を行進するところは、前も書いたけどプロデューサーズww

・2幕真ん中あたり、カーチスの部下TJがテレビで修道女コーラスを見てるところの、コーラスの方はLHS(リトルショップオブホラーズ)だよ!!!って言うか、作曲家同じだしww

・一旦デロイスが修道院から出て、エディのアパートにかくまわれてる時、スターになる夢を見るところがあって、女性ダンサー4人とゲイボーイダンサー2人出てくるんですが、このゲイボーイはフレディマーキュリーじゃないですか?

・修道院襲撃のシーンで上から四角い照明が当たって、その中を走り回るのはレミズの地下道のシーンだよね。

残りのパロディは前回プレビューレポで書いた通りかな。結構前回初回だったけど網羅して見れてたのねー。

●気がついた点

・最初のデロイスがクリスマスプレゼントにカーチスからもらったブルーの毛皮。「スマーフの毛皮」ってwww

・教会が最初修復工事中で、マリア像もグレーだし、両側の照明も所々ガラスが修理中で、足場が組んである。それが、話が進むに連れて、マリア像に色がつき、足場が外されて、ステンドグラスの壊れてるのが直ってくるのがいい感じ。っていうか、一番最後のシーンのマリア像はきらきら過ぎてまぶしいww

・教会で働く修道士が3人いるんですが(一人はFernand)、このうちの一人が修道士をしてない時は、足場を外したりする工事の人になってるのね。で、1幕最後、サンデーモーニングフィーバーで超盛り上がってる時に、シスターたちの横一列の後ろど真ん中で、派手な工事用蛍光オレンジのベスト着て、一緒に踊ってるのが、微妙に場違いで笑えるwww上から見たら目立つしww

・シスターたちの衣装がまた色々すごい変わって派手なんですが、1幕ラストから2番目の、初めて教会で歌うところ。最初のおしとやかな賛美歌も結構好きなんだけど、そのあとノリノリになるところで、一瞬で胸のところから赤いハートの絵が描いたぴかぴかの布がくるぶし丈で落ちてくるのね。どういう仕掛けなのかしら。

・と思ってると、もう次のシーンでもっと派手な紺色きらきらの衣装。

・ああ。しかし、いくらリピートしても、一番最後のローマ法王コンサートのぎんぎらぎん衣装の派手さにはドギモを抜かれるわ。。。アレだけ派手にやってくれるとほんと気持ちいいわー。ひたすらびかびかぎらぎら。これでもかーーーって感じで気持ちがいいよねwwww。シェーンボルン神父の衣装もびかびかだし、シスターたちはともかく、修道士やら囚人までwwwあそこで生真面目に舞台を横切るDrewがいいやつすぎww(カテコではまた普通衣装だから、あのぎんぎん囚人服はあの一瞬だけなのねー。)

・そして、ローマ法王登場www今回めちゃびっくりしたわ。え?え?本人??って思って、騙されかけたww(←リピートのくせにww)いや、オケにいるしwww。え?けど、指揮者が最初からあんな衣装だったら目だってしかたないでしょwwって思ったww。帽子も白いコートも普通にその時だけ羽織ってただけだよwww。

・そういえば、客席にも修道女が4人いてめちゃびびった!!!結構空席が目立つ公演だから、コアなリピーターとかコスプレとかいないと思ってたのに、2Rang一列目に4人陣取ってるし!それもみんな舞台のシスターみたいに結構ガタイいいしwww。衣装そのままで相当ちゃんとしたコスプレでした。いや、ウィーンってほんとコスプレいないのよーー。(ベルリンエリザとかコスプレすごかったし)だから、こんなマイナー公演でコスプレにはびびったww

・エディのソロ、すごい好きなんですが、あの早変わりほんとすごいねえ。。。知ってたけど高速すぎて全然目で追えなかったよ。。最初の服がやたらぶかぶかなのは気がついたけどww。あと、袖から赤いシャツが見えてるww。けど、一回目の早代わりした後でさっとメガネ舞台袖に投げてるのねー。で、2回目の早代わりのあとでポケットからまた出してきてるの。芸細かい。。。けど、一回目の早代わりで現実→かっこいい俺で、2回目でかっこいい俺→夢破れた現実の俺、っていうのがほんと分かりやすくて、この早変わり大好き!!!

・デロイスの演技。前回は、結局なんでデロイスがあんなにシスターにこだわるのか良く分からなかったんだけど(スターになりたきゃなればいいじゃん!シスターよりスターの方がいいって!って思った)、今回見てなんか分かったわー。デロイスって、修道院長が言ってるけど、外の世界じゃ友達いないんだよね。。(最初のドリガ仲間とは仲良さそうだったけど。。)唯一頼れるのは、妻がいて自分のことは愛人以下のチンピラの親分だけ。それが、修道院にやってきて初めて頼ってくれる友達ができた、だから、自分が戻るところは修道院、ってことなのねー。

・多分、前回のデロイスの演技が結構「私誰とでも友達になるの得意よ!」って感じで、いい人オーラ前回だったけど、今回のセカンドの人がちょっと人間的に癖があって、簡単に突っかかったり目立ちたがったりするという、デロイスのマイナスの性格(よって友達ができない)をよく演じれてたからピンと来たんだと思う。

・相変わらず、シスターたちがへたくそに歌うところが好きすぎるww拍手再びwwwあと、おとなしい賛美歌歌うところも好きなんだよねー。

・今回、客席埋まってなかったわりに、拍手が多くて盛り上がって楽しかったーー!!!それも、修道女コスプレがいたほうとは反対側で、若い子達がヒューヒュー言ってたので、結構リピーターがいた模様(立ち見にはいなかったけど)

・帰りしのお客さんのおしゃべり聞いてても、みんなすごい感動して楽しかったって言ってた!そうだよ!これはプロモーションがイマイチなのか、舞台見るまでよさに気がつかなかったりするんだよー。ほんと、私はかなり好きな作品なので、この時点で既に結構残席でてるのが残念ー。みなさーーーん!お勧めですよーー!!

●まとめ

というわけで、2回目Sister Act、超楽しめました!!!これはほんと、NYにも行きたいけどSister Actも見たいーー!!ていう贅沢なジレンマですねーーー。ああーーー。迷うーーーー。まあ、NYは6月15日までだから、それまではNY優先で見るけど。エリザ始まっても時々Sister Act通いそうな気がする。そのくらい好きだわー。ああ、ロングランしてくれー。


ウィーン版Sister Act



ハンブルク版Sister Act


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