その他ウィーンミュージカルレポ の記事一覧
2013-06-12 07:50 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
Musical Meets Opera 4 Elisabeth Meets Carmenの動画紹介最終日です!お楽しみください♪

・悪夢

これは、「悪夢」のシーンのアンサンブルなしバージョン。かなりレアです。っていうか、史上初です。



シシィ、トート、ルキーニ、FJ、ルドルフのみで分割回転盆をずりずりとずり落ちまくるのが、なかなか興味深い。トートもヤスリ上ではなく、盆にいるので、ヤスリの受け渡しも笑えるw。

・エリザベート&カルメン 傑作メドレー!

一番最後は、エリザベート&カルメンメドレー!!(Wolter Lochmann編曲。天才過ぎるwww)



歌の順番は以下の通り。

ミルク→トレロ(Clemensが歌ってる)→結婚式→夜のボート→カルメンソロ→カフェ→ハバネラ間奏→オペラ歌手Ildikoさんバージョンママどこなの→パパみたいに→カルメンソロ(Clemens手拍子ww)→私だけに→ハバネロ→1幕ラストのFJソロ→見返りシシィソロ

まず、一番左端のMarkが面白すぎる。。超ノリノリwwMark片目で常に見ながら動画見てみてください(笑)。なんだか、マーク、普段の舞台上のトートと違いすぎて、つっこみまくりです。

Kuroschがまたしっかり歌ってて上手い。そのくせMarkに絡むしw。そして、Clemensに絡まれるw

Markはなんか、変に挙動不振なのがかわいい。アンサンブルの歌ばっかりなので、楽譜見てばっかりww夜のボートとか、自分が舞台にいない曲だからか、変に納得した表情ww

ハバネラの間奏でノリノリのマーク。ママどこなの♪では、妙に神妙なマーク。おばちゃん子供ルドルフ想像して戸惑ってるw?

ハバネロでマーク、Kuroschに話しかけた後、ラムールでノリノリwww大きいから、いちいちこそこそしてるのが目立つwwハバネロのコーラスで、出だしとかに自信ないのか、Kuroschに絡みまくりwww

FJソロのFranziskus上手すぎる。。みんな聞き惚れてる。。

そして、ここでオケ参加!!!盛り上がるーーー!!!!(Markがまたなんかニヤリしてるww)

最後のヤネケさんの1幕ラストの見返りシシィの演技がすげー。こんなカオスなメドレーなのに、すごい演技入ってるー。

最後全員でNur Miiiiiiiiir!!みんな指揮者みたいに締めるwww

ひゅーひゅーがすごい!!!!私の声も聞こえるwww


というわけで、他にも同じ人(というか、OpernfreundeWienという、ウィーンでオペラ振興をする公式団体)が、ほとんどの動画を上げていますので、興味がある方は見てみてくださいね。


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2013-06-10 07:47 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
Musical Meets Opera 4 Carmen Meets Elisabethの動画紹介です。


・最後のダンスのオペラバージョン。

Clemensキャラも面白いので、これはなかなか楽しい!!



Clemens、ものすごいエリザベート研究してるみたいで、歴代トートの特徴よく捉えてる!!!Gastのsssssが強いのはUweだし、Michが強いところとか、Mate/Rob時代だし、ここ、噴出しながら見てたわーー。

ラストは、ホラーwww

ただ、音域の関係で、一部1オクターブ下げたりしてます。ミュージカルはマイクがあるせいで、オペラ歌手より音域が広いのよねー。

・最後のダンス マークバージョン

まあ、これは珍しくもなんともないですが。



話しかける相手のシシィが定位置にいないので、なんかいつもと違う感じ。しかし、顔しかめてるよね。。

・マークついでに、マークのインタビュー



「真面目な役なので、僕も時々面白い役もやってみたくなります」とか、「僕がR&Jで出演していた時に、同時にエリザベートもやっていたので、何度も見に行きました。トートを演じるのはすごいことだろうなあ、と思っていたら、自分がやることになってとても嬉しいです。」とか言ってます。

あと、「トートは、人間的な面もあるけれど(シシィに拒否されたら残念に思ったり、シシィを支配するのが面白いと思ったり)、非人間的な面を忘れてはいけません。その間をとるのが難しいんですが、何とかやっています」とのこと。

司会の人が上手すぎる。。。マークの略歴とか全部覚えてるし。。

・Seguidilla der Carmen

今度はカルメンから。Seguidilla der Carmenのカルメンのソロなんですが、カルメン役がマークの膝に乗ったりして、もうアドリブでマークいじられすぎww



(次回は、レア!アンサンブルなしの「悪夢」と、傑作カルメン&エリザベートメドレー!)



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2013-06-08 07:00 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
さて、昨日レポを書いたMusical Meets Opera 4ですが、Youtubeに結構動画が上がっていますので、紹介しておきますねー。

・オーバーチュア

これすごくよかった!動画上がってて嬉しい!



幕が上がったら、扇の書割で、その後の謁見のシーンが素敵です。1分半ごろまで続けて見ててねー。

ちゃんと、シシィとFJとルドルフが謁見してる。なんか、ミュージカルにないシーンの再現って素敵ー。

そして、横からKuroschとマークが、プロローグのエリザベート対決。Kuroschすごいーーー!!!やっぱり好きだわ。。。マークもよく高音伸びてる!

・私が踊る時♪ 

それでは、基本。私が踊る時♪ ヤネケシシィ&マークトートバージョンです。



ヤネケさんの演技が、メリハリがあって結構好きなんです。

・私だけに♪ ミュージカル&オペラのデュエット。

印象に残ってたのは、このヤネケシシィ&オペラ歌手Ildikoさんの「私だけに♪」デュエット。



最初は、ちょっと違和感アリっぽいオペラ歌手版ですが、これがどんどん調子を上げていって、最後とかめちゃ気持ち良さそうに歌ってるのーーー!!!!

しかし、ヤネケさんがオペラ歌手に配慮して、ちょっと抑え目に歌ってあげてたり、見守るような表情だったり、ハモりで下を歌ってるのがまたいい感じだわー。

盛り上がるVogel ins Meerのところで、Ildikoさんが伸ばして、ヤネケが後から入るところが鳥肌モノー!

そして、最後のMir!!!!!!はヤネケがとんでもない高音だして、余裕の本役っぷり!!!ヤネケ素敵だ!!

そして、めちゃくちゃ気持ち良さそうな表情のIldokoさん!!!実は彼女エリザベートファンで、一度舞台で歌ってみたかったそうな。もう、ものすごい気持ちよかった!って何度も言ってた。

歌い終わった後の感想で、「ミュージカルの歌手はどうしてあんなに低音から高音まで音域が広いのか分からない」ってすごい褒めてた。まあ、マイクの有無が大きいんだけどさ。

(最後のダンスのオペラバージョン&マークのインタビューに続きます)


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2013-06-06 06:50 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
4月21日ごろに見に行った、エリザベートキャストとオペラ歌手が競演し、ミュージカルとオペラを融合させた、Musical Meets Opera 4のレポです。

この企画は既に4回目を迎え、私も前回から見ていますが、お気に入りの公演です。第一回と第二回はTdVメンバーと、第二回はNYメンバーとで、今回がエリザベートでの初めての企画となります。

前回までは、オペラ一般とミュージカル一般を交互に歌うと言う感じで、オペラ歌手がミュージカルの歌を歌ったりしていました。ミュージカル畑の皆さんはオペラを歌わなかったこともあり、オペラ歌手が古いミュージカル曲(マイフェアレディのI could have danced all nightとか)や、キャンディードを歌ったかと思うと、ミュージカル曲のオペラアレンジを浪々と歌ってくれたりしたので、オペラ歌手すごいー!ミュージカル歌手は持ち歌以外もがんばれー、って感じでした。

今回は、Elisabeth Meets Carmenと銘打って、エリザベートとカルメンのストーリーや人物を比較しながらの進行だったため、以前よりもバランスが良くなっていた印象でした。

この企画で楽しいのは、それぞれの出演者のインタビュー。司会のDaenemark氏がとても知識豊富で(ミュージカルの歌詞とか空で言えたりする)、とても質問が上手いので、役者から引き出せるエピソードもとても面白い。それも、オペラとミュージカルのジャンルの話をすると、発声法の違いとか、稽古の大変さとか、舞台では見れない裏の話が聞けるのがとても興味深いです。

前回は、オペラVSミュージカルの対決の歌が、本当に最高に面白くて、もうこの歌だけでも見に行った価値があったというものです。Youtubeにも上がってるので、見てみてね!



●つぶやきまとめ

と言うわけで、観劇直後のつぶやきまとめです。

エリザキャストとオペラ歌手が共演する、Musical Meets Operaの公演に来た!Anton もFranziskusもKurosch出てる!マークもいるけど。インタビューとか楽しみー。オペラ歌手で好きな人も出てる♪

Musical Meets Opera4いつもながら素晴らしかったー!エリザ組から5名、オペラから4名で、エリザとカルメンを比較しつつ名曲で綴る試み。作品を限定したのは初めてかな。NYのときも見たけど、ほんと楽しいし勉強になるわー。キャストの普段の顔も見れるし。

エリザ組はMark, Kurosch, Franziskus, Anton, Janneke。オペラ組はKSのIldiko Raimondi, Zoryana Kushpler(カルメン),代役飛び入りのNobert Ernstとお馴染みClemens Unterreiner。

エリザとカルメンの物語を追いながら、共通点のある曲を並べて歌う趣向は面白かった!基本エリザ組はエリザの歌だけだったけど、オペラ歌手が最後のダンス♪や私だけに♪をオペラ風に歌って、拍手喝采!すごい気持ちよさそうだった!

ミュージカル好きなオペラ歌手を呼んでるのもあるけど、この曲を歌えて嬉しい!っていうのと、ミュージカル観客の歓声や拍手を浴びて気持ちいい!ってのがあるみたい。最後のダンスはオペラ歌手バリトンアレンジ(Unterreiner)がレアで素敵。私だけに♪はヤネケとオペラ歌手(Ildiko)デュエットで声質違っても負けてない!

この試みは、司会のDaenemark氏が知識豊富で勉強になるのと、ピアノ伴奏と編曲のWolter Lochmann(レベッカでは一番好きな指揮者)が多才さで盛り上げてくれるので、できれば毎回逃したくない公演。補助金出てるからチケット安いし(全席10ユーロ)!ちなみに、毎年ではなく、2年に一回くらいの頻度のようです。

客席にはLevay氏(最前列で奥さんと)とMayaさんが。終演後Mayaさんは子供だっこして、下の階に行くところだった。Levay氏はカテコとかキャストにちょっかい出すしw

エリザ組はマークがノリノリで色々笑えたwカルメンにアドリブで愛の告白されるし、膝に乗られてキスされるしww。いじられては照れて笑う感じがなんともww。Clemensが優男担当のはずが、Markにモテモテ役持っていかれて、2人とも苦笑w。

Mark表情は相変わらずだが、声に艶が出てきた。高音で顔しかめるのはなんとかならないかなあ。ほんと、高音きれいなのに、顔しかめたら無理してるみたいに見えるよ。。ここは顔を崩さず、さらっときれいな高音出してくれたら、ファン増えると思うのに。。(逆にこれをさらっと出せてたRobはすごかったなあ。。)

ヤネケのシシィは一度見てるけど、演技がすごく好きなのーー!!彼女で見れて嬉しいーー!!Anton出番Schattenのみ。。すごい良かったけど!Franziskusは意外に歌ってた。いいよねー♪Kurosch最高!キャラもいいやつ!!

特に良かったのは、最後のダンスオペラ版(Clemens)、私だけに♪オペラとのデュエット版(ヤネケとIldiko。特にIldikoが気持ち良さそうだったーー!)、ラストのエリザとカルメンの名曲メドレー!これすごいよ!!!!トレロとミルクとハバネラと私だけに♪って感じで次々と曲が入り混じるの!

アンサンブル箇所も主要キャストが歌うので、マークとKuroschがノリノリでミルクやカフェ歌ってるのが面白すぎww マークほんとはアホな役やりたそうだな(笑)。最後はオペラ歌手がママどこなの♪熱唱!!!

最後エリザファン的にレアで凄かったのは、主要キャストオンリーの悪夢!アンサンブル乗ってなくて、トートも船の上。FJやルドルフの動き(ルドルフ激しく滑るw)がよく見えて、すごい迫力!これは見る価値あり!

しかしこのミュージカル・ミーツ・オペラの企画、内容も面白いし、オペラ的にもミュージカル的にも珍しい曲やバージョンが聞けるし、キャストの素顔が素敵だし、安いし(笑)、絶対お勧めの舞台です。最近キューティーブロンドが面白すぎて、エリザ見てなかったけど、また見たくなってきたわー。

アネミケよりヤネケシシィが見たいなあ。ほんと彼女の演技好きだわー。で、マークよりOliトートで。マーク、良くなってるのに、なんでもう一押しが物足りないんだろう。やっぱり高音か、顔しかめか。。性格はお茶目だけど、ドイツドイツしてるなあ。笑いのツボがウィーン人と違いそう。



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2013-05-12 22:36 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
2月に見た新作「キューティーブロンド」のレポをこんなに遅くになって上げるなんて。。それも、あらすじとかはまだなくて、とりあえずつぶやきまとめだけですが、取り急ぎ、雰囲気だけでも感じてください!(笑)

新装開店Ronacher劇場の写真。豪華でピンクな感じになってます。

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==

キューティーブロンドのプレビュー見た!!!!!すごすぎーーーー!!!もう、ウィーンミューの質が高すぎて、もうどれだけ期待値超えてくるんだーー!こんな作品見せてもらえて幸せすぎる。。それもロングランなんて贅沢すぎるよ!またすぐにでもまた観たい!!

なんと言っても派手で楽しい作品だし、脇役のキャラがすごい立ってて、見所多い!そして脇役のキャストが超豪華!!!!脇役の全てが主役張れるレベルで、贅沢すぎる!あとはこれでもかと押し寄せる迫力の波に飲まれて、恍惚とするのみ!!幸せだ。。

まず、主役エルのBarbara Obermeier。ウィーンに新スター誕生の瞬間を見た!レベッカでWietskeがIchに大抜擢されて見事に期待に応えたのをまざまざと思い出したわ。シスターアクトで見てたから相当期待してたけど、その期待を軽く超えてきた!!!声がすごすぎる!

二番目の主役が誰か迷うけど、美容師のポーレットがやっぱりインパクトあったわー。シスターアクトでデロイスだったAnna Maria Gomesは、スターのオーラ万点でしっかり笑わせてくれて、歌ももちろん迫力!ムキムキにメロメロになる役なんて、なんて親近感(笑)

教授のGoebel様は、ウィーン版ファントムの貫禄で、スターのオーラが凄かった。登場したら場が締まるし、なんか動きに艶や色っぽさ?がある。声も魅力的!しかし、ゲイなだけにセクハラシーンはぎこちない(笑)

あと、エメット役がはまり役!ダサい大学講師的位置付けなんだけど、ダサさがまさにそういう人、大学にいそう!って感じ。で、ダサいからなめてたら歌が上手くてびっくり!こんな上手い人今まで知らなかったなんて。。

エルの友達三人娘がキャラ立ってて面白かった!人種もちゃんと分けてあるっぽかったし。アフリカ系のSidnie Smithはシスターアクトのデロイスのセカンドでよく見てたけど、今日も激しく目立ってた!アジア系のBirgit WankaってNYでメチャ面白かった老人ホームのおばちゃん!

あと、一瞬の登場のくせにものすごい拍手喝さいだったのが、ムキムキ郵便配達人!!!もう面白すぎる!!ムキムキ万歳!!脱がないのに誰が見てもムキムキってわかるってすごいよね!それに、見せ方がまた程よくセクシー!!演出家と私のムキムキ好みが似てるのか?(笑)実はウォーナー(エルの元彼)もムキムキだしw。

NY以来ちょっとゲイゲイしさに飢えてた(笑)から、キューティーブロンドはちょうどよかったわw。ラスとゲイゲイしいし、筋肉見れるシーン結構あるし。しかし、「ゲイじゃなかったらフランス人」って!元歌のヨーロピアンがフランス人に変わってるwww大爆笑ww

あと、犬は2匹出てきます!チワワとブルドック。どちらも芸達者だけど、有名なチワワよりブルドックのほうがなんか不器用でかわいかったwwムキムキになついてる様子がまた愛着がわくわ(爆)

しかし、ほんとに脇役のそれぞれがすごいキャラ立ってて、忘れられない強烈さだったわ(エルのパパママとか、被告人のセレブフィットネスねえちゃんとか、国を負われた天才王子とかw)。それも、1曲1シーンのソロなのにものすごい歌上手いの!!贅沢だよなあ。。

あと、派手なダンスシーンがこれでもか!と言うくらい出てきて、とにかくぱーっといい気分になりたい人にはピッタリ!シスターアクトも相当派手だったけど、キューティーブロンドの方がダンスシーン自体は多かったような。まあ、ラストのギンギラはシスターアクトのほうがすごかったけどw。

明日が初日なので、幕が下りたあと客席で総監督Struppeck氏やSwingの皆さんが普通に相談してた。アンサンブルのProhazkaさんいた!けどAndreはいなかった。。

あと、帰りしに劇場前の角の服やさんのショーウィーンドーが思いっきりキューティーブロンド意識した服で(まさに舞台で着てたのそのままとかw)、犬の人形まで置いてあって、かなりそのセンスに笑ったww

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しかし、シスターアクトに続いて最高に楽しい作品で、私も嬉しいよ!エリザだけじゃ暗い気分になるもんね。。ウィーンに来てエリザ見るだけじゃ絶対もったいないと思う!一晩は是非Ronacherにも足を運んで、この楽しい世界を味わってみて欲しいなあ。。


2月20日、Parkett18, Links1
17.40ユーロ(40%引き)

Die Besetzung:

Elle Woods: Barbara Obermeier
Emmett Forrest: Jörg Neubauer
Professor Callahan: Alexander Goebel
Paulette Buonufonté: Ana Milva Gomes
Warner Huntington III: Hendrik Schall
Vivienne Kensington: Sanne Mieloo
Brooke Wyndham: Linda Geider
Serena: Birgit Wanka
Margot: Anja Haeseli
Pilar: Sidonie Smith
Großmeister Chad/Dewey/Kyle: Dániel Rákász
Gabby/Gerichtsschreiberin: Anna Carina Buchegger
Kate/Chutney: Jennifer Siemann
Pforzheimer: Peter Kratochvil
Lowell: Benjamin Sommerfeld
Courtney/Mum/Whitney: Katja Berg
Carlo: Maximilian Mann (Cover Kyle, Warner Huntington III)
Kiki: Paul Knights
Richterin/Verkäuferin: Adrianna Hicks
Dad/Winthrop: Armin Kahl
Enid: Anouk Roolker
Aaron: Björn Klein
Padamadan/Niko: Jurriaan Bles
Cece/Staatsanwältin: Myrthes Monteiro
Leilani: Marie Lumpp
Kristine: Amelie Dobler
Brutus: Breezie oder Brutus
Rufus: Lola oder Monty

Walk-in Cover:

Warner Huntington III: Jörn-Felix Alt
Dad/Winthrop/Professor Callahan: André Bauer

Swings:

Janine Buck, Maria Graciano, Anne-Mette Riis, Gabriela Ryffel, Jerôme Knols, Jan-Eike Majert, Georg Prohazka


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2013-02-28 09:10 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
●気がついたこと

・1幕最初、オークションの客が通路にたってるのがいい感じ。猿のオルゴールは実際登場。

ラウルが老けメイクとか特にしてないのにOliだから表情がすごくよくて、全然違和感なし。

・2幕最初はマスカレードの客が同じく通路に。迫力ー。

・船を恋で地下室にいくシーン。舞台演出だと、ここで船に実際乗って、ろうそくがともされるところだけど、コンサート版ではスモーク炊いて舞台中央の階段を二人が上っていくだけ。怪人が時々振り返りながら先導していくだけで、全く違和感なく、地下室に降りて、船に乗っているようにもちゃんと見える。何度も書いてるけど高いセットとかなくて、ここまでリアルにできるのねー!

・1幕地下室のシーン、最初はパイプオルガンが大写しになるんだけど、途中からぬめーっとしたCGの赤子の顔が大写しにされるところがあった。怪人の本性=子供を象徴してるんだけど、これがAngel of Music辺りで目を開けたのが怖かったー!で、仮面をとられた辺りで血塗られて崩壊するのがまた怖くて。。

・プリマドンナ八重唱が素晴らしすぎ!!!普通の舞台だと、奥行きも使って皆さんうろうろ歌の間で移動するけど、コンサート形式だったから皆さん手前だけで動き回ってくれたぶん、誰と誰がどのパートを歌っていて、話がどんな風に動いていくのかが追いやすかったわ。

・All I ask of youではパリの夜景を映写しただけで、一気に屋上感満載。スモークを少し炊いて、照明の光の筋を見せることで、月の光も見せていた。うまいなあ。。(その後の怪人独白が狂っててかわいそう。。狂ってるのは怪人のせいじゃないって言うのがまたかわいそう。。けど、あの時点でラウルに頼ってしまうクリスティーヌもわかるし、かといってラウルじゃ役不足なのもわかってしまう)

・カルロッタのゲロゲロで、カエルが映写されてたw。ジャンプのタイミングが絶妙w。

・コーラス指揮者役のスキンヘッドの人がめちゃおもしろかった。暴走ピアンジとの掛け合いが、舞台版と同じ台詞のはずなのに(ローマ、ローマ、ってところ)、断然爆笑で面白かった!

今回、脇役のキャラがすごい立ってて、オペラ座の関係者さんたちが登場するといちいち笑えて、シリアスなシーンとのメリハリがすごくよかったわー。

・ドンファンの勝利でピアノが勝手に演奏するシーン、実際オケのキーボードの人が立ち上がっての「あれ?僕演奏してないのに勝手にピアノが?」って演技してたw。細かすぎw。

・お墓のシーン。父のふりした怪人は、嬉しそう。これがまた狂人。そして、花火が、今まで見たどのバージョンよりもちゃんとしてたw。あの、申し訳程度のひょろーんとした蚊取り線香みたいなのじゃなくて、すごい迫力で怪人かっこよかったー!火花は映写と証明で、実際火は出なかったんだけど、映写とのタイミングがほんとぴったりで、ほんとに火花(というか雷みたいなビリビリ)飛ばしてる見たいに見えた!

・この作品、ハンニバル、イルムート、ドンファンの勝利と、三つのオペラがあるけど、どれも、練習シーンからいきなり本番舞台で喝采浴びてる風にシーンが飛んで演出がむずかしいけど、これも、コンサート番も全く違和感なく仕上げてました。その上、客席にいる私たちがまるで、このオペラの観客であるかのように錯覚させられて、劇中劇万歳!って感じ。

・基本的に、皆さんは、下の写真のように楽譜を手持ちしてるんですが、実際メインキャストがソロに入ると楽譜は見ず、閉じて持って歌うか、そもそも持たずに登場して歌います。オペラの練習シーンとか、演出として使っているという感じかな。それでも、楽譜持って普通に歌う人もいたけど、全然違和感なかったから、みんなちゃんと歌いこんでたんだと思う。

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●まとめ

というわけで、私のオペラ座の怪人歴(あまりないけど。。)の中では、文句なしに最高でした!!それもこれも、CAMuellerの絶妙な演技と歌声、Lisa Antoniの屈託のない演技と完璧な歌、Oliのオボッチャマさ、脇役のキャラの濃さ、舞台上にオケがあるのに、冴えまくってた演出と、もちろんコンサートを支えたすばらしいオケと、その全てが私の期待を軽く超えてきてくれたから!!!

これがたった10回公演とかもったいなすぎる!世界中このメンバーと演出で回って、このすばらしさをみんなに見てもらいたいよ!上演DVDとかCDとか出して欲しいけど、ないみたいだし。。CD出してくれたら全力で売るよ!(笑)

けど、ほんと、こんなすばらしいものが見れて最高です!ウィーンミューはコンサートが舞台を上回ることもあるというなんて、なんという質の高さ!!!2013年も恒例クリスマスコンの変わりにこういうのやってくれそうな気がするので、期待してます。


ウィーン版オペラ座の怪人。Goebelさまのファントムはセクシーで聴き応えあり!



ドイツ語吹き替え「オペラ座の怪人」サウンドトラック。あのUweがオペラ座の怪人を歌っています!



ミュージカル・テナーズ。今回のファントム役Christian Alexander MuellerがMusic of the Nightを歌ってるCDです。マーク・ザイベルト、パトリック・シュタンケ、ヤン・アンマンと売れっ子ミュージカルスターの競演CDで、他にも聞き所いっぱい!



ルドルフウィーン版全曲ライブCD。今回クリスティーヌだったLisa Antoniがマリーヴェッツェラ


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2013-02-26 09:08 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
・クリスティーヌ

Lisa Antoniはルドルフのマリーヴェッツェラ役でDrewの相手役として遜色ない素晴らしい安定した歌声の持ち主。ただ、クリスティーヌとしてはちょっとおてんばっぽいかな?と思ってたけど、素晴らしい演技で私の中の新しいクリスティーヌ像になりました。

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上の解釈でずいぶん書いたから、あまり詳しくは書かないけど、今まで押しに弱くて逃げ回ってたクリスティーヌが、The point of no returnで急に舞台上でセクシーになったのが目から鱗。ここでは怪人がすり変わって相手役になったってまだ気づいてなかったっぽいんですが、それでもセクシーにくねくねするのが、今までと違って成長を感じさせた。

で、怪人がすり変わったってわかると、一瞬はっとするんだけど、そのまま演技と歌を続けるのが、大人になった証拠。もう、悩んで逃げ回ってた人に頼ってても解決できないって心を決めたのがここ。

クリスティーヌは、そのまま演技を続けて、すり変わった怪人を歌と体の動きで女として「誘う」。それを見て、当初すり変わって計画通りで自信満々だったファントムは、急に困惑に変わる。主導権は怪人じゃなくてクリスティーヌに移った。怪人が再び自信を取り戻すのは、地下室でラウルを(ダンサーが後ろから首を絞めて)動けなくしたときになってから。それまではクリスティーヌのペース。

そこからのクリスティーヌはかっこよかった!もうラウルなんて見向きもしないw。助けに来ても「なに邪魔しに来たのよ、足手まとい!」みたいなw。最後一緒に去るのも、ラウルが死にそうにゲホゲホしてたからかわいそうになって、って感じで、そうでもなければ怪人のもとに残っていそうな雰囲気ですらあった。怪人が「行け!」って言っても戸惑ってたし。

さっきも書いたけど、怪人人にとってはクリスティーヌによって解放され、自由になったためにクリスティーヌを行かせた(彼女のことは好きだけど、自分のもとにおいておけない気持ち)から、振られたようには見えなかったけど、逆にクリスティーヌは怪人の魅力に気がつき、欠点も含めて彼と生きていく決心をした矢先に「行け!」って、まるで彼女が振られたかのよう。ああ。。大人な関係だわ。。

・ラウル

Oliラウル!事前では、この人くらいしか注目キャストがなかったんだけど、怪人が素晴らしすぎてかすんじゃったくらい。

いや、ラウルって恋人の片割れなのに、キャラ薄いよねw。もう上に書いたけど、売れっ子キャリアウーマン、クリスティーヌの悩みを、あまり深いところで理解せず、けど、僕頑張って悪者倒す!敵なw。

しかし、最初のオークションの時の表情からして、期待できまくる!!!ラウルってソロないのが残念すぎる!!!All I ask of youもなんて甘いんだ!

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製作発表の写真だけど、ラウルとクリスティーヌ。

しかし、あの演技のOli。ラウルはボンボンで、最善を尽くしてもあの程度ってよくわかってて、そんな演技をしっかりしてるのが好感。オペラ座の警備するところとか、墓場でやられるところとか、へなちょこすぎてかわいい。。w

しかし、また数少ない怪人とクリスティーヌとラウルの3重唱が至福の瞬間過ぎた。作品通して一番もう一度聞きたいのは、この3人の三重唱パート。墓場の後とかすごかったよーーー!!!

最後、「え・ら・べ」でダンサーに首絞められるOliが素敵すぎるーー!!ダンサーもムキムキタンクトップで、軽々と首閉めてるんだけど、祖の腕をつかんでで苦しくて仕方ないような演技するOliがけなげすぎる!

普通だったら、そんなので動けなくなるわけないやん、ちゃんと抵抗したら逃げられるって、リアリティないなあw、って突っ込みたくなるところが、あの程度でOliがあまりに苦しがるので、普通にリアリティがあったわ。その後解放されて、クリスティーヌと去っていくところまでへろへろだったしw。

・カルロッタとピアンジ

現役オペラ歌手を使うなんて、なんて贅沢な!!!普通にこの二人が歌ってるときは、オペラ歌手のコンサートに行ってるようだったよ。お得すぎる。。

それもカルロッタ、めちゃめちゃ歌うまい上、演技も大袈裟で目立ちたがりで、もう最高に楽しかった!ピアンジと仲がいいどころじゃなくて、どっちが目立つかで勝負してるとこあるしw。

ピアンジもすごく歌がうまくて、そのくせコーラスの先生にしょっちゅう突っ込まれては直せないし、もう面白すぎw。

・支配人たち

片割れはLucius Wolterだよ!こんな脇役もったいなすぎる。。それも、どうやらこれは代役出演だったらしい。ラッキーすぎる!!!

この支配人2人、キャラた立ってて、めちゃおもしろかった!!フィルマンの方はことなかれ主義でオペラには興味がないから、結構騒ぎはどうでもよくて、早く治まって欲しい感じ。逆に、アンドレはオペラにはちょっと詳しいせいで色々好奇心があって首を突っ込みたがる。

結局アンドレが「いいじゃないですか」とか言って、めんどく下がるフィルマンを説得してしまうとかw。この二人の動きがいい意味で不器用で、怪人慣れしてない様子がまたほほえましい。

・歌の先生の奥さんMartinaさん

前回のエリザベートやレベッカ、TdVに出演していた、歌の先生の奥さんMartinaさん。TdV時代に妊娠して、JCS紺には出演できずしばらく育児に専念しる私のママ友さんなんだけど、このコンサートで舞台復帰だね!

(気づいたこと編に続きますー)


ウィーン版オペラ座の怪人。Goebelさまのファントムはセクシーで聴き応えあり!



ドイツ語吹き替え「オペラ座の怪人」サウンドトラック。あのUweがオペラ座の怪人を歌っています!



ミュージカル・テナーズ。今回のファントム役Christian Alexander MuellerがMusic of the Nightを歌ってるCDです。マーク・ザイベルト、パトリック・シュタンケ、ヤン・アンマンと売れっ子ミュージカルスターの競演CDで、他にも聞き所いっぱい!



ルドルフウィーン版全曲ライブCD。今回クリスティーヌだったLisa Antoniがマリーヴェッツェラ


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2013-02-24 08:37 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
●キャスト編

・オペラ座の怪人@Christian Alexander Mueller

この人、ドイツでは有名かもしれないんですが、ウィーンでは初めて。確か、Mark SeibertとかJan Ammanとかと組んでMusical TenorsというCD出してたメンバーだよね?

正直、怪人役は初演のGoebel様で見たかったので(彼のMusic of the Nightはねちねちセクシー全開で病み付きになる!!)、キャスト発表では誰これ?状態。名前も長くて省略のしようがないので、C.A.Muellerと呼んでおきます。彼の正式略称知ってる人いたら教えてくださいー。

と、前置きが長かった上、全く期待してなかったんですが、このC.A. Muellerすばらしかったよ!!いやあ、Jan Ammanといい、Mark Seibertといい、C.A.Muellerといい、最近よくウィーンに来るねえw。それも、JanやMarkはドイツではやりそうだけどウィーンではどうかな。。という雰囲気(ルックスが甘すぎたり(爆)、歌がパワフル押せ押せ過ぎたり、上から目線だったりw)なのに対して、CAMuellerは、ウィーンでも受けそうな繊細さを持ち合わせてる気がする。

歌も完璧に素晴らしかったけど、なんといっても演技が!!!狂気すぎる!!!!

この作品は、私は原作も、スーザンケイのファントムも読んで、それなりに怪人(エリック)に感情移入してるわけなんですが、そのわりにミュージカル版では私の見たい側面が表現されてなくて、妙に恋愛が全面に出てきてるのが好みじゃないと思ってたんだけど、この怪人は、私が見たどのバージョン(四季数回、ロンドン、ブダペスト、今回のウィーンコン、あと映画も)より、怪人に感情移入できて、すばらしかった!!!

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なんか、よく見る怪人像って、尊大で横柄で天才で、人との関わり方が上から目線で、そんな、顔以外は完璧な人間が、結局顔で拒否されちゃって、悲劇。。みたいな感じなのね(まとめすぎw)。クリスティーヌが最後に「顔じゃなくて心よ」って言うけど、「いや、あんた顔で選んだだろw」って突っ込みたくなるくらいw

それが、今回の怪人は確かに、顔じゃなくて心だった。。それがものすごいかわいそうだった。。

まずコンサートバージョンなので、あえて怪人は仮面なし。この演出が斬新だった!!途中まで気がつかなくて、仮面なくても全く違和感なし。これからはオペラ座の怪人、仮面なしで上演しても全然オッケーじゃん!ってくらい、自然だった。

で、仮面がないぶん、ぞんぶんに顔の演技ができたのがCAMuellerのラッキーだったことかな。私も、顔の見える怪人が初めてで、それもこんなに演技のうまい人で、ほんとラッキーだった!!

まず、彼の怪人は元が狂ってるの。その狂い方がすごいかわいそうで納得できる。。クリスティーヌや他の人の前に姿を表すときは、一見尊大で偉そうに胸を張って人を怖がらせるんだけど、独白で歌うときは打って変わって、ひきつった、何かに怯えるような表情。実は人目にさらされるのが怖い、けれども認めてほしい子供のような望みが全面に出されて、そのギャップが素晴らしい!人前で偉そうにしてるときの表情が「仮面」で、その奥に隠れた独白モードが「素顔」なのねー。

その「素顔」の狂気があまりにリアルで、ストーリーにすごい説得力を産み出してた。誰かに認めてほしい、怯える子供がそのまま大人になったような、そして、大人になって天才となり、精神的に成長していないのに強大な力を手に入れてしまった、悲劇。

もちろん、あの映画で加えられた「サーカスの見世物立った過去」が演技に深みを作っているのもあると思う(前も突っ込んだけど「業火で焼かれた」って行ってるのに、「生まれつき」って言ってるのが矛盾してるよね。。スーザンケイ版では「生まれつき→見世物」説なんだよね。)

見世物でいじめられていた子供の精神状態のままで成長したと考えたら、人前にさらされ、拒否されることに対する恐怖感や、認められることに対する以上な執着なんかは、すごく納得。愛されたいという強い欲望は、親に捨てられた過去とも関係がある。その辺りが、スーザンケイのファントムともうまく繋がってきてるので、私の好きな役作りだわー。

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製作発表の場での2人

で、この狂気の裏付けがあるから、尊大なときもなんだか危うい。他のファントムのように「俺様の言うことを聞けー」って感じじゃなくて、子供っぽい感情に振り回された場当たり的な決断が多く、それに振り回されるオペラ座の皆さんが滑稽に見える。あの手紙が大量に届く辺りとか、狂人がなにかにとりつかれたかのように、関係者全員にご丁寧にも手紙を書いてる様子が目に浮かぶわ。受けとる方もげんなりw)

クリスティーヌに対して当初、音楽の天使を名乗っていたときは、鏡の中の隠れた存在として君臨できてたので、仮面モードで「かっこいい」自分を保つことができたけど、クリスティーヌを地下に招いてしまうことで、逆に素顔をさらしてしまうのよね。怪人がクリスティーヌの惚れてなかったら、こんな風に素顔をさらすこともなく、かっこいい「憧れの人」のままでいれたかもしれなかったのにね。。

で、クリスティーヌからは、子供が母親の愛情を求めるように、愛を求めたんだと思う。そりゃ、まだ本人も子供みたいなクリスティーヌには無理な相談だし、そりゃ、怯えて逃げたりされて当然だと思うけど、その辺怪人はわかってないんだよね。。


クリスティーヌのところのレポで書こうと思ってたけど、どう考えてもこの若輩クリスティーヌには、怪人の思いはよくわからなくて重すぎた。逆に、いいタイミングで登場したイケメンで正体も明らかな上、幼馴染のラウルは、そりゃあ、若い彼女にはちょうどよかったんでしょうねえ。

もしクリスティーヌがもうちょっと大人びてたら、怪人の、実力に裏打ちされた俺様についてこい!的な男らしいところに惚れて、「私が癒してあげる♪」なんて思ったかもしれないけど、この純真クリスティーヌじゃ、怪人を好きになる器じゃないわ。。

そして、クリスティーヌははラウルが頼れるやつだと思って、色々と悩みを打ち明ける。ラウルは恋人ができてウキウキして、All I ask of youとか言って安請け合いするけど、実は仕事もしてないボンボンwだから、彼女のキャリアの悩みがよくわからなくて、空回りで頑張っちゃう(オペラ座の警備を指揮するとか、どんなおぼっちゃまw)。

クリスティーヌの悩みは、今で言えば、バリバリキャリアウーマンの悩み。パリのオペラ座の主役にいきなり選ばれ、お局カルロッタにはいじめられ、上司である支配人たちも煮えきらないし、そのくせ先生(マダムジリイ)はやたら応援してくる。尊敬してついていっていた歌の大先生は、実は敵で怪人だったことがわかるし、その怪人が自分の平和だった職場を、自分を使って荒らしまくってるし。こんな複雑な悩み、ぼんぼんのラウルに理解できるわけないよー。

で、あまちゃんのラウルが実はあまり当てにならないことに気がついたクリスティーヌは、墓場のシーンで頼る相手がいなくてパパに相談する。せっかくの静かな時も、なぜかストーカーしてきた怪人とラウルに邪魔される。めちゃくちゃやん。。

けど、結局クリスティーヌはThe point of no returnで覚悟を決める。彼女は、ラウルに頼らず、自分でなんとかすると決めることで大人になり、怪人の魅力に気がつく(同時に大きな欠点も見つけるわけだけど)。

クリスティーヌが怪人を選んだのは、自分の若さで気がつかなかった怪人の魅力を発見したからで、「歪んでいるのは顔じゃなくて心よ」っていったのは、成長したクリスティーヌが、今まで「なんか怖い人」だった怪人の、大きな欠点(孤独の中の狂気)に気がついてしまったから。

怪人はクリスティーヌが自分の真の姿を見抜いたとわかり、本当に自分が求めるべきだったのは、母親がわりに愛してくれる人ではなく、自分を理解してくれる他人の存在だったことを理解する。

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この表情!!!

怪人はクリスティーヌに拒否されたわけじゃなくて、クリスティーヌに理解され、キスによって受け入れられたので、怪人はそれ以上をクリスティーヌから要求せず(本当に望むのはのはクリスティーヌを独占することではなく、彼女に理解してもらうだけで十分だとことがよくわかったから)、彼らを行かせる。

怪人は彼女のお陰で呪縛から解かれ、清々しい誇り高い表情で「この愛はおわりぬ♪」と歌う。振られたわけではなく、「必要がないから終わった」恋愛だった。怪人は自分の狂気から解放され、ある意味ハッピーエンドで仮面を残して消える。

こう解釈すると、このストーリーって、かわいそうなお話じゃないんだよね。。ぼんぼん(ラウル)と大人の男(怪人)の間で揺れ動くクリスティーヌの成長の物語と、クリスティーヌによる怪人の魂の救済の物語が平行して絡み合い進行していくわけで、恋愛は二次的な要素になってくるのね。それなら、私にも納得!

と、長く解釈を語ってしまったけど、こういう解釈を産み出す手助けを大いにしてくれたのがCAMUellerの怪人。その演技の絶妙さといったら!仮面がなかったのは彼にとって有利だったけど(斜めからにらむように語りかける、ひきつった表情が忘れられない!あと、拒否されたら子供のようにうちひしがれ、相手を出し抜いたら子供のように偉そうになる)、もし仮面を被ってたとしても、体の演技だけでも十分に表現できていたと思う。少し体がひきつったように胸を無理矢理張った尊大で傲慢な姿(音楽の天使、手紙、マスカレード、墓場)や、それとは対照的に背中を丸めて、殴られるのに必死で抵抗するように怯えきる姿(独白の歌の大半)、急に激昂して異様にキレキレになる姿(仮面をはがされたときは、人間とは思えないくらいキレキレで、見てる方が怖いくらいだった)など、表情がなくても十分にこの演技は表現できてたと思う。

という、狂気にみち満ちたこのCAMueller。演技を見るだけでも一瞬一瞬が新鮮で、おもしろくておもしろくて仕方なかったんですが、それに加えて歌がもう素晴らしい!!!

なんという表情のある魅力的な歌声!この体や顔の演技が、声にも乗り移ってくるのが、鳥肌もの。。もちろん、歌がうまいとか、そういうレベルを越えてます。

Music of the Nightの緊張感も半端ない!!!今までは、ウィーン初演のAlexander Goebel様のMusic of the Nightが史上最高だと思ってたけど、今回も優劣つけがたい!!このねちねち感!!Goebel様はセクシーだけど、CAMuellerは哀しみとか支配欲が透けて見えるんだよね。

オーケストラが素晴らしかったのもあるけど、客席が彼の歌声と表情に支配されて、好きなように操られていたという印象。これぞ、私が想像していた「怪人の歌声」なのよ!!!音楽で支配して、体と心のコントロールを奪ってしまうの!!もう、音楽に身を任せて、ふわーんふわーんと浮かばされているような感覚!!本を読みながら想像していた感覚を、実際に体験できるなんて!

(他のキャストのキャスト編に続きます)


ウィーン版オペラ座の怪人。Goebelさまのファントムはセクシーで聴き応えあり!



ドイツ語吹き替え「オペラ座の怪人」サウンドトラック。あのUweがオペラ座の怪人を歌っています!



ミュージカル・テナーズ。今回のファントム役Christian Alexander MuellerがMusic of the Nightを歌ってるCDです。マーク・ザイベルト、パトリック・シュタンケ、ヤン・アンマンと売れっ子ミュージカルスターの競演CDで、他にも聞き所いっぱい!



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2013-02-22 08:57 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
●演出編

コンサート版だけど、相当しっかりした演出がありました。これがあるからウィーンミュージカルはやめられないよね!演出はザルツブルク州立劇場のAndreas Gergen。音楽監督Christian StruppeckとSoMをやった時からの知り合いなのかなー。しかし、コネ採用(爆)とはいえ、この演出はあまりにすばらしかった!!!

オケが舞台のど真ん中に陣取り、階段状に配置。真ん中には通路があり、キャストがだんの上から歩いて降りれるようになっている。オケは46人。アンサンブルもあわせると、100人以上が舞台上にいることに。

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オケと指揮者とCAMuellerとStruppeck氏。すごい人数!


舞台手前には大きめなスペースがとってあり、ここで演技の大半が演じれらる。奥の階段上にもアンサンブルが立つようになっており、怪人などが登場する舞台となる。その後ろの書割には映像が映され、このおかげで相当演出の幅が出せている。マスカレードのシーンでは花火が、怪人の地下室のシーンではパイプオルガンが、屋根に上るシーンではパリの夜景が映し出される。墓場のシーンの怪人の火花も映写されるので、変に実物のひょろっとした火花散らされるよりよっぽど迫力だった!

あと、すごく感心したのは、映写される「オペラ座」の内部が、パリのオペラ座じゃなくてここ、Ronacher劇場なの!この映写はものすごい臨場感だよ!例えば、1幕最後(だったかな?)怪人の声が客席の色んなところから聞こえてきて、舞台上の皆さんがキャーキャー言うところ。怪人が映写の幕前(階段状)に立ってて、映写される背景は今私たちがいる劇場。それが、ゆらゆらと後ろやらサイドやらボックス席やら色んな角度からが映り、怪人がこの劇場の至る所に飛び回りながら同時に存在しているように見える(声もそれに合わせて色んなところのスピーカーから出てくるので、本気で怖い)。

で、映写だけじゃなくて、シャンデリアもこの劇場のシャンデリアそのまま使ってるの!なんと言う贅沢!まさか実際に普段上演されてる劇場で使ってるシャンデリアを、そのまま演出に使っちゃうなんて、なんて贅沢なの!それも、セットじゃないから実際に落ちたり上がったりはしないよ。けど、映写と照明とあわせると、ほんとに上がったり落ちたりする見た意味に見えて、真剣にすごい迫力だった!

まず、上がるところは、最初のオークションの直後だよね。普通演出だったら、舞台上にあるシャンデリアが急に光り出して客席の上に上っていくんだったよね。コンサート版では、「それでは、当時の輝きをお楽しみください」と言うせりふとあの曲が始まったら、頭上の本物の(現役のw)シャンデリアがピカピカ光り出すの!で、それだけだと多少ちゃちに見えるかもしれないのが、舞台上の閃光のような照明を合わせると、超リアル!!シャンデリア自体は全く動かさなくても、すごい臨場感だよ!

で、落ちる時(1幕最後)もまたすごい。さっきの、怪人が劇場内に偏在しているような音響と映像の効果を与えておいて、みんなの視線を映写される、今いるこの劇場の映像にひきつけてるのね。で、怪人が怒って、「行けーーーーーー!」とか言うと、映像が急にシャンデリアに切り替わり、上から落ちてくるような映像を映し出すの。既に観客は、映像で客席の中を色んな角度で飛び回るような錯覚を受けてるわけだから、そんなときにいきなりシャンデリアがこっち方向に落ちてくる映像見させられたら、本気で3Dのように感じちゃう。で、「いや、まてよ、あれは映像だから、実物は大丈夫だよね」と上を確認すると、頭上で怒ってるみたいにピカピカ光ってる!!!一瞬ほっとした瞬間、ひゅるるるるるるって音がして、真っ暗になり、舞台上の閃光の照明がパパッと激しく点滅する!!!一瞬しか実物のシャンデリアを見せないことで、本気で落ちたのかと思わせる、なんとも絶妙な演出!!!

いやあ、この演出法で行くと、あんな大掛かりなシャンデリアのセットを作って、あげたり下げたりする必要全くないよ。。まあ、上演劇場に本物の現役のシャンデリアがあることが条件だけど。あと、劇場自体がウィーンのみたいに馬蹄形でボックス席とかないと効果半減だけど。しかし、この劇場のシャンデリアをここまで注目してみたことなんて一度もなかったわw。そして、現役シャンデリアをそのまま演出に使ってしまうテクニックに脱帽!

こんな風に、劇場の作りをとてもよく生かして臨場感を生み出してたんだけど、劇場の舞台上のボックス席は、右手がラウルの、左手が怪人のボックス席となっているのも、非常に自然。あのボックス席をこんな感じに演出に利用してくれるのっていいねー。(どっちにしてもこの席は普段は売り出されず、関係者用の席だしね)

あと、もう一つのこのコンサートの演出の特徴は、男女二人のダンサー。またこれがものすごいいい味出してて、こんな頭いい演出考えたのだれだ!って感心するくらい。歌わないダンサーと言えば、RJフランス版とか宝塚版の愛とか死とかを思いつくかもしれないけど、このコンサートの男女のダンサーは、そういう何かを象徴してるわけではなく、それでいて役割が非常に分かりやすい。女は白い衣装、男は黒いタンクトップ。舞台が上がると、この二人は一番目立つ階段状ど真ん中で抱き合っている。これだけでも意味深。

基本的にこの二人は、怪人とクリスティーヌの象徴(TdVのクロロックダンサーやサラダンサーみたいな感じ)なんだけど、そうでもない実用的な役割もあったりして、一言ではいえないかな。例えば、ハンニバルの稽古でクリスティーヌやメグがバレエするシーン、もちろんLisaクリスティーヌはバレエ踊らないけど、代わりにこの女性ダンサーが踊ります。確かにこの方が、わざわざオペラ歌手級のクリスティーヌ役者を踊らさなくてもいいもんね。

あと、イルムートでカルロッタがカエルになって(そういえば、このときもカエルのシルエットが映写されてタイミングよすぎて笑ったw)、バレエでごまかすところも、女性ダンサーが一人で踊って暇つぶし。しかし、ここは男性ダンサーが後ろから忍び寄り、伸び伸びと踊っていた女性ダンサーの動きを制限し、支配するようなサポートをはじめ、結局女性ダンサーはまともに踊れなくなってしまう、という象徴的なストーリー付き。

かというと、明らかに(特に男性の方は)怪人の代理のこともある。あの、映画から新しく挿入された、マダムジリイが語る怪人の来歴の回想シーン。男性ダンサーが舞台脇にうずくまり、当時の怪人を象徴する。マダムジリイも手を差し伸べ、まるで当時の再現のようでとても美しい演出だった。あと、ラストの「え・ら・べ」のシーンで、普通の演出だとラウルはなんか上から落ちてきた檻みたいなのに閉じ込められるのが、この男ダンサーに首を後ろから絞められて羽交い絞めにされる。これだけで、あんなちゃちい檻なんてなくても、十分にラウルが怪人の恐ろしい力にやられて動けないってよく分かる(もちろん押さえつけられてるラウルはOliなのでこういうやられてる演技は最高級w)

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これは怪人が仮面を取ったところ。クリスティーヌの背後にいるのが黒ダンサー。

こんな感じで、この二人のダンサーがものすごく演出に貢献していて、もう、あんなお金かけたセットとかいらないから、みんなこの演出で上演しちゃいなよ!って激しく思ったw。

あ、あと、女性ダンサーはなんだかちょっと体格が大きくてぎこちないところもあったけど、男性ダンサーがもう、ムキムキマッチョで、黒いタンクトップ激似合い。動きもキレがあって、表情も怪人っぽくて、ほんとめちゃくちゃうまかった!!!

(キャスト編に続きます)


ウィーン版オペラ座の怪人。Goebelさまのファントムはセクシーで聴き応えあり!



ドイツ語吹き替え「オペラ座の怪人」サウンドトラック。あのUweがオペラ座の怪人を歌っています!



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ルドルフウィーン版全曲ライブCD。今回クリスティーヌだったLisa Antoniがマリーヴェッツェラ


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2013-02-20 08:40 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
このレポ、12月に見に行ったオペラ座の怪人コンのレポなんです。。すごく遅くなってすみません。けどあまりにすばらしかったので、ちゃんとレポ書きたかったの。(そしてタブレットにBluetoothキーボードつないで書いたあと、タブレットからPCに移さず放置していた1ヶ月が挟まりますがw)

というわけで、また今回も長文レポですが、ほんとすばらしかったので許してー(笑)。

===

オペラ座の怪人コンサート@Ronacher劇場

10回限定公演のオペラ座の怪人コンサートに行ってきました。すばらしかったーー!!それも楽日!迷ってたけど、行ってよかった!!!っていうか、行ってなかったらもったいなさ過ぎた!!!こんな迫力の凄いオペラ座の怪人は初めてなだけじゃなく、どう考えても今まで見たオペラ座の怪人のどれも足元にも及ばないほど、素晴らしかった!!!!!

私は別にオペラ座の怪人それほど好きな作品じゃないんだけど(ラブストーリー苦手w)、今日はものすごい感動したよ!!もう、あまりに何もかもが迫力で、呆然と圧倒された。。

コンサート版とはいうものの、オケが舞台上にいる以外は、ほとんどフル舞台版!!演技も演出も書き割りも、本物の舞台さながらで、全く遜色ないどころか、この作品はあんな大掛かりな演出なんてなくても、このくらいの演技付きのコンサート形式のほうが逆に役者の実力や細かい演技、音楽の美しさを集中して堪能できていいんじゃないかと思うほど。

キャストは、Oliラウル以外はそれほど注目もしてなかったんだけど、Christian Alexander Muellerの怪人があまりにすばらしかった。。この人すごいわ!!!

怪人の偏った愛、狂気、孤独、誇りのすべてが、彼の演技に表現されていた。。おまけに、歌が凄い凄い!!!なんという緊張感と迫力!!!史上最若怪人らしいけど、何と言う経験値の高さ!本当に、この怪人は、私の怪人解釈に新境地を開いてくれたし、あの歌声に何度も呆然とさせてくれたよ!!

というわけで、大満足という言葉では足りないくらいすばらしかったこのコンサート。10回しか公演しないとかもったいなさすぎる!!!1年くらい公演して、世界中の人に見せてあげたいよ!!

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●ツイートまとめ

とりあえず、観劇直後のツイートを貼り付けておきますね。

ちょっと凄すぎる、このオペラ座の怪人コン!もう何と言っていいのか、レベル高すぎて呆然。なんという緊張感!歌がうまいとか、そういうレベルじゃない迫力。見逃さなくてほんとよかった!二幕が始まるのが怖いわ。(オペラ座の怪人コン幕間ツイート)

見れて超幸せだった!コンサートと言いつつ、ウィーンですから、オケが舞台上にあって大掛かりなせっとがない以外は完全に舞台作品。なんの違和感もなかった。

最年少怪人のC.A.Muellerは天晴れの怪演!仮面なし怪人の強みを生かして、表情キレキレ!狂人と孤独な恋する男と尊大な天才を、どれも申し分なく演じた、奥の深い演技に脱帽。歌もうまいとかそういう次元じゃなくて、緊張感が半端ない!いいものを拝ませてもらいました!

Lisaクリスティーヌは安定感のあるクリスティーヌ声に、オドオドから成長した大人の女まで演じきって、文句なし!歌声凄すぎるだろ。。Oliラウルは歌声伸びる伸びる!ぼんぼんで頑張ってる感じが可愛いw怪人とクリスティーヌとラウルの三重唱少ないけど、圧倒されて至福の瞬間過ぎ!!

役者はオケ前で演技する他、大量なアンサンブルの動きと、書き割りへの映写でほぼ完璧。オペラ座内部やシャンデリア映像を敢えて会場のRonacher劇場の内部映像を使ってたので、実際落ちるセットがなくでめちゃ臨場感あった!このプロダクションのままで世界ツアーして、皆に見て欲しい!

カルロッタとピアンジはウィーンならではの現役オペラ歌手w贅沢すぎるwムシューアンドレはラッキーなことに代役でLucius Wolterが!あと、歌の先生の奥さんMartinaさんも出演してた!ママ友頑張れ(笑)

しかし、先輩からのイビリやら上司からのプレッシャー、同僚の期待、先生によるゴリ押しで押しつぶされそうなクリスティーヌが、キャリアウーマンの悩みと重なり、逆に仕事もしないでブラブラしてるぼんぼんラウルが能天気すぎw

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製作発表のメインキャスト。Struppeck氏も入ってるけどw中央がCAMuellerで、女性がLisa Antoniね。

●チケットゲット編

日本から帰ってきたばっかりで、体調も時差ぼけもどうなるかわからなかった上、キャストもいまいちかなあ、と思ってたので、チケットを押さえてなかったら、見事に30ユーロ以下のチケットのみ売り切れ。高いチケットはいい感じに残ってるので、ラストミニッツを狙ってみた。18時開演で17時10分頃に並んだら、既に40人目くらい。こんなに並んだの久々だー。立ち見も売れ切れっていうし、マイナス1度の中、15分ほど立って待つ。しかし、あんなに並んでたのに、普通に14列目の良席ゲット!!!イエエエーーイイ!!!

Kreativ-Team:

Musikalische Leitung - Koen Schoots

Regie - Andreas Gergen

Lichtdesign - Andrew Voller

Projektionsdesign - fettFilm

Sound Design - Thomas Strebel



Besetzung:

Phantom der Oper - Christian Alexander Muller

Christine Daee - Lisa Antoni

Raoul, Vicomte de Chagny - Oliver Arno

Madame Giry - Michaela Christl

Monsieur Firmin - Reinhard Brussmann

Moinsieur Andre - Ramin Dustdar

Carlotta Giudicelli - Siphiwe McKenzie

Ubaldo Piangi - Enrique Corona

Meg Giry - Anna Carina Buchegger

Joseph Buquet / Don Attilio / Passarino - Einar Gundmundsson

Monsieur Reyer - Michael Kargus



Eleven-Chor - Gezin Berisha, Birgit Breinschmid, Cathrin Chytil, Albena Evtimova, Ulrike Hallas, Ruth Hausensteiner, Manuel Heuser, Alixa Kalasz, Ghazal Kazemiesfeh, Markus Kuderer, Vanessa Lanch, Hong Luo



Ensemble - Colleen Besett, Martina Haeger, Anja Haeseli, Ruth Kraus, Nadja Plattner, Martina Dorothea Rumpf, Anna-Marijn Smulders, Carmen Wiederstein, Barry Coleman, Guido Gottenbos, Faik Hondozi, Jorn Linnenbroker, Lutz Standop, Timo Verse, Arcangelo Vigneri

DAS PHANTOM DER OPER - Das Original im Ronacher in Wien
https://www.youtube.com/watch?v=AdTGgubA1U8

Das Phantom der Oper - Sitzprobe im Ronacher in Wien
https://www.youtube.com/watch?v=njfV0D9mX3k

(演出編に続く)


ウィーン版オペラ座の怪人。Goebelさまのファントムはセクシーで聴き応えあり!



ドイツ語吹き替え「オペラ座の怪人」サウンドトラック。あのUweがオペラ座の怪人を歌っています!



ミュージカル・テナーズ。今回のファントム役Christian Alexander MuellerがMusic of the Nightを歌ってるCDです。マーク・ザイベルト、パトリック・シュタンケ、ヤン・アンマンと売れっ子ミュージカルスターの競演CDで、他にも聞き所いっぱい!



ルドルフウィーン版全曲ライブCD。今回クリスティーヌだったLisa Antoniがマリーヴェッツェラ


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2012-10-23 07:54 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
(観劇は10/15)

さて、今年で幕を閉じるシスターアクト、終わる前にまた見たくなったので、今日思い立って行ってきました!

しかし、結構好きな作品なのに、まだたった3回目?で、もしかして今日で見納め?ああー!もったいない!!!エリザベートは当分やるから、今はこちらを優先すべきだよなあ。

チケットの売れ行きを見ていると、これは必勝5ユーロ立ち見で入って、すかさず空席に移動する作戦が使えそうな予感。これが実際大当たり!結局、3階席ど真ん中最前列という良席で座って見れました♪

落ち込んだりストレスたまった時に見るとスカーーッとして気分がいいんだよねー。エリザベートって暗くて余計疲れることあるし(爆)、そういう意味では頭空っぽにして楽しめて、おまけに歌の迫力もお墨付き!安心して楽しめるわー。

●キャスト編

デロイス、カーティスがセカンド。デロイスセカンドは2回目だけど、ほんと聞かせる!カーティスはやっぱりDrewに軍配か。。

・しかし、デロイスのセカンドは前回も見たけど、ほんと遜色なくて、歌もすばらしいし、性格もあっけらかんとしててアホっぽくて成り行き任せなところがデロイスにぴったり!

・エディがまたタイ人の人でうれしいー!ほんと、この人のI could be that guyは優しくてほんと好きなのー!服脱がすところも、赤白の服で嬉しそうに踊るところも!この曲、ほんと好きだわ。。あと、3チンピラの歌も好きw。こういう脇役の曲がほんといいよね。

・カーチスはDrewがロッキーの準備でボクシングばっかりやってるからw、セカンドでした。それもMischa Mang。帰ってきたのねー。Robが、JCSコンやった時にユダやってた人。

ごつい革ジャンとハーレーが似合いそうなおっちゃんで、ユダはそんなむさ苦しいおっちゃんが汗や涙や飛ばしながらジーザスにラブコールおうる様子がなかなか新鮮でおもしろかった。

カーチス役は全然タイプ違うけど、元々強面のMischaは以外にマフィアのボス役とか合うかなー、と思ってたんだけど、結局イマイチでした。(今日の唯一のイマイチ)。

見た目は、微妙な長髪を後ろでくくってて、ひげも生やしてて、まさにイタリア人マフィアのボスって感じ。見た目は、チンピラの親分が一番チンピラっぽいwDrewより似合ってたしカッコ良かったんだけど、カリスマというかオーラ不足。。

歌もなんだか普通。。どすの利いたハスキー声がピッタリだと思ったのに、実際はそれほど目立ってなかったw.っていうか、もう三人のチンピラが素敵すぎて、カーチスの魅力がw.

いや、特に悪かったわけではないけど、あのDrewの存在感はすごかったなあ、とか、Drewのチンピラの親分っぷりと怖さがよかったな、とか色々思い出してた。Mischaは可もなく不可もなく、ってところ。ちなみに、チェコ人のはずなんだけど、ドイツ語普通にネイティブみたいだった。すごいなあ。

・修道院長と神父

どちらもおなじみファーストキャスト。っていうか、修道院長スゴすぎ。。最後のコンサートの直前、デロイスと修道院長が和解するところ、ふたりともめちゃくちゃ歌上手いのに、声質があまりに違ってその二人のデュエットがなんかすごかった!

シェーンボルン枢機卿の弟がやってる神父役。悪いけどいろんな意味でハマりすぎててww神聖で弱気なフリして実は金儲けとか結構世俗的w.

・マリア・ロバート

この人、次の公演キューティーブロンドの主演に決定してるんだよねー。前からうまいと思ってたけど、主役抜擢は大納得(っていうか、こんなにうまいんだったらエリザベートやってもいいくらいだよw.)。前よりさらにうまくなってる気が。。もうこの人ほんとすごすぎ。底抜けに声がすごくて透明感もすごいの!

もう、キューティーブロンド興味なかったけど、この人が出るなら見たいなあ!

・3人のチンピラとか

好きだー!チンピラ好きー!!特にジョーMartin Bergerが!!けど、あの外国語喋る人の高音がまたすばらしすぎる!もう、Lady in Black (だっけ?)が2幕では一番好きw.

●気がついたこと

・カーチスのデロイスやっつけるソングのあと、チンピラだけ三人後ろ向きに歩いて、バーにやってくるんだ。初めて気がついたけどなかなかいい演出。

・バーでデロイスの衣装を着てるオカマさんが背が高くて実は可愛い顔してるw。最後の最後にエディと一緒に修道院に駆けつけてカーチスを捕まえるのも彼。

・Fernandが出てなかったー。いつもは修道士の一人でノリノリでおもしろいのにー。けど、今日の修道士もなかなかおもしろかった。

・最後のコンサートの直前、デロイスと修道院長が和解するところ、歌も素敵だけど、セリフがいい!「これはすべて神様がやってくださったことよ」という修道院長に対して、デロイスが「これはすべて人間がやったことよ」って言うんだけど、そのあとで修道院長が「その2つは結局同じものなのね」っていうのが!!!

・最後のコンサート、衣装がギラギラで今まで気が付かなかったけど、マリア像もギラギラ光ってる上、なんと巨大な像自体がミラーボールみたいになってて、回転したら周りもギラギラなの!!この派手さがアホすぎて好きだww

・そしてもう3回目なのにローマ法王が指揮台にいたのにびっくりしたw.

・今日の指揮者ノリノリでよかったー!Koehn Schootsって時々中だるみするけど、今日の人はずっと威勢がよかったわー。

●まとめ

というわけで、見納めかもしれない今日の観劇。やっぱり楽しかったー!12月1回くらい見れるかな。。コーラスが素晴らしすぎて、もうほんとに心の洗濯になるわー。


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2012-10-08 08:49 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
●キャスト編

このプロダクションはクリムトの他のエゴンシーレとツタンカーメン(Rob主演!)を作ったんだけど、どれもウィーンで最前線から一歩引いたところにいる実力者(主役のセカンドを長年やってた人(RobやLucius)とか名脇役とか)を主役に起用するので、結構見てて面白い。コストの問題もあるんだろうけど、今まで脇役やセカンドでしか見れなかった人たちに脚光が当たるのはいいことだ♪

今回も、まあアンドレ以外にも好きな人がいっぱい出てたのも見にいった一つの理由なんですが、皆さんやっぱりレベル高いわ!もう何度も言ってるけど、ウィーンのミュージカルは、どんなに小さいプロダクションや劇場でもみんな歌のレベルが高すぎる。。ほんと、役者の層が厚いわ。。

Andre Bauer - Gustav Klimt
Sabine Neibersch - Emilie Floge
Linda Geider - Genius
Lucius Wolter - Franz Matsch
Georg Prohazka - Ernst Klimt
Anna Carina Buchegger - Mizzi Zimmermann
Regina Mallinger - Helene Floge
Dennis Kozeluh - Kulturminister von Hartel
Harald Tauber - Kolo Moser
Bettina Soriat - Mutter Klimt, Serena Lederer, Ensemble
Dani Lehner - Modell Traudl,
Freifrau von Erlenauer?, Ensemble
Markus Hareter - Gerichtsbeamter, Ensemble?
Nicolas Christahl - Gerichtsbeamter, Ensemble

・アンドレ・バウアー@クリムト

今まで何かと影が薄くて、エリザのFJの後は役に恵まれなかったアンドレ。主演も超珍しい(スウィーニートッドやってた気が)。けど、美声で歌は安定して上手いのよー。ただ、カリスマ性に欠けるというか、演技のテンポが微妙にずれるというか。。(ダンスのリズムがズレまくりなのは突っ込まない方向でw)

そんな影の薄いアンドレですが、今回はそっくり特典(笑)で主役ゲットw。

もうそりゃ、アンドレのクリムトっぷりがそっくり!!前のジョン・マルコヴィッチの映画の時にはジョン・マルコヴィッチがそっくりと思ったけど、別の意味でアンドレも似てるわー。ジョン・マルコヴィッチとアンドレは似てないのにww。

アンドレはクリムトののんびりバージョンに似てる。アッター湖畔にあった、ちょっとくまさんみたいなクリムトの方にそっくり。ジョン・マルコヴィッチはあの有名なクリムトの写真にアホみたいに似てたけど。

そして、歌がもうすばらしい!ほんとこの作品クリムト出ずっぱりなんですが、良くあそこまで歌えるよね。。昼間は来日エリザの稽古でへとへとなはずで、夜は毎晩クリムトの公演やってるから、相当大変なはずなのに。。それにこの公演も英語とドイツ語どちらも覚えないといけないし、ほんと大変ー。

それも、女たらしの役だから、色んな人にキスしまくり。大忙し!感情的にも、でれでれしたり、自分を抑えたり、ケンカしたり、悲しんだり、結構忙しい作品。ほんといつもの物静かな役作り(FJとかレベッカのフランクとか)とは違って、役者としてもかなり大変な役です。

まあね、アンドレの演技がどうだったかというと、私にはなんとも言えないんだが。。(確かにエリザのFJだと、アンドレより今のFranziskusのほうがずっと演技いいしね。。)色々なシーンを上手く演じ分けていたという点ではとてもよかったと思うけど、一つだけ気になった点が。普通役者って、舞台上の演技としての沈黙でもちゃんと演技してるよね?なんか、アンドレはなぜか、彼が沈黙すると必ず「あれ?せりふ忘れた?」って思っちゃうの。ほんとは演技の一部なのにね。なぜだろ?

・Georg Prohazka@エルンスト・クリムト

クリムトの弟役のProhazkaさん(珍しい苗字だからついついこう呼んでしまうw)。この人最近ほんとよく見るけど、キャラが立ってて忘れられないの。NYにスチュワード役で出てた時から目立ってたんだけど、最初に気になったのはMusical Meets Operaというコンサートでオペラ歌手の女性と「ミュージカルVSオペラ」の歌を歌った時。芸達者で歌も上手いの!!

NY終わったら見れないかなと思ってたら、Stokerau のコーラスライン(未レポ)にボビー役(姉ちゃんのバレエシューズでダンスを始めた人)で出てて、またもや超芸達者!!!今回も、弟役としての出番は少なかったけど、ほんとよかった!背が高くてひょろひょろなのも親しみがww。そういえば、この人エリザのプレビューでアンドレのグループで一緒に見に来てたわw

1幕の真ん中辺りでエルンストは突然死んじゃうんですが、その前のシーン(エミリエのアトリエ)で男4人(クリムト、エルンスト、マッチュ、モーザー)と女二人(エルンストの婚約者とエミリエ)が男が偉いか女が偉いかっていう歌が盛り上がってて超楽しかった!アンドレの踊りだけズレてるしw。

・Lucius Wolter@マッチュ

久々ー。やっぱり好きだよ、Lucius。ほんと、歌も演技もしっかりしてるし見栄えもいいし、もっと実力あるんだからバシバシ主役やっちゃってもいいのにー。

今回も主役の親友役ながら、後半は頑固オヤジ役。ソロも少ないけど、後半の頑固オヤジになってからクリムトの絵にこっそり感動するところで一曲サスガなソロあり。

アンドレとLuciusと次のProhazkaさんが最初のシーンで仲間!って感じではしゃいでる様子がすごく好き!!!全然違う作品で好きになった三人(Andreはエリザ、Luciusはレベッカ、ProhazkaさんはNY)が同じ舞台上でキャッキャ言ってはしゃいでるのを見るだけでも眼福♪クリムトと親友と弟で三人でチームを組んで仕事してたから、ほんと仲いいのよー!R&Jのロミオとマキューシオとベンヴォーリオがきゃっきゃきゃっきゃ言ってるのと似た感じー。

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最初、三人が共同制作していた頃。仲良かったなあーあのころ。。

ストーリー的には、クリムトの親友だったのが、弟の死でクリムトがおかしくなって、親友のマッチュにまでけんか売って、そのまま作風の違いとかで更に溝が深まり、大学の天井画の件では合作したのに、二人の関係は決定的になり、結局マッチュは教授になり体制側の人間になってしまい、クリムトの新しい芸術とは和解しないまま終わるのね。和解しない親友同士(涙)

・Dennis Kozeluh@文化大臣

エリザファンの皆さんにはお馴染み、マックスパパのDennisさんです。ウィーン拠点なんだけど結構久々に見たかも。声が素敵ー。演技も超安定してるので見てて安心。文化大臣役(厳しいけど政治家なので優柔不断)もしっかり脇を固めてる。あと、大学の天井画の審査委員会のシーンも、周りの4人の審査員教授と共にいい味だしてたー!

この合計5人の審査員教授がもう爆笑!5人のうち一人は大臣のDennisさんとして、右二人は普通に主要な役の人が変装してるのがまた笑える。。Prohazkaさんはあまり目立たないからいいけど、Kolo Moser役のにいちゃんがつけひげと白髪でもうろくじいちゃんやってるのが爆笑w。

結局マッチュの絵は古典的だからOK,クリムトの絵はスキャンダラスだからNG、と言う決定が下るんですが、このじいちゃんはあれだけ討議を重ねた最後の最後で「どっちがどっちじゃったかな?」みたいなボケをかまして、結局大学教授は芸術なんて分かっちゃいないんでした、というオチを漬けるわけ。

ちなみに、このクリムトの大学の天井画は、一般公開されてなかったんだったと思う。私は友達の博士課程の卒業式に出席した時にこの天井画を見る機会があったんだった。

・Linda Geider - Genius

象徴的なGenius役の人は、名前は聞いたことなかったけど歌も上手いし、ダンスもすばらしいし、ちゃんと名前覚えとこうと思った。けどどこかで見たことがあるか?と思ったら、AmstettenのLittle Shop of Horrors(未レポ。。)の3人のガールズの一人だったんだー。あのガールズ三人ともすばらしかったんだよねー。またもや超才能ある人が超脇役。。

・Sabine Neibersch - Emilie Floge

エミリエ役の人は、ほんと絵のエミリエにそっくりで、最初に出てきた時からすぐに分かった!ウィーンでは大きな出演歴はないみたい。

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他にも、Kolo Moser役の兄ちゃんがキンキン高いテノールでなかなか悪役っぷりがはまってたり(老いぼれ教授も爆笑)、スポンサーのLederer夫人のヴァンホッパー夫人的なはしゃぎようがまた拍手モノだったり、アンサンブルそれぞれの見せ場があって、ほんとよくできてたし、キャストもよくそれに応えてた!

ほとんどのキャストがオーストリア出身だけどドイツで活躍していた人ばっかりで、このプロダクション(クリムト、シーレ、ツタンカーメン)でオーストリア初出演みたいな人もいるみたい。

●まとめ

ほんとこのプロダクション、キャストもスタッフも、あまり大きなプロダクションのしがらみのない、才能のある人を沢山使ってるみたいで、これからも応援したいなあー、という気分になったよ。

劇場も小さい中で、低予算でよくがんばってすばらしい効果を上げていたし、衣装はほんとすばらしかったし、キャストも文句なし!

やっぱり有名作品をやるほうがお客さんは入るかもしれないけど(ローカルな新作だからあまり売れ行きがよくなかったんだろうね、私もそれで買うの渋ってたわけだし)、こうやってウィーンローカルのプロダクションで、ウィーンローカルなストーリーをもっとがんがん作って欲しいなあー。

エリザベートだってモーツァルト!だって、元を正せばそういう「ウィーンローカルミュージカルを作ってみるぞ!」って言う勢いの中から生まれたものだし(フロイディアーナとか失敗作も含めて)、こういう勢いってすごい面白いと思う。やっぱり自国でミュージカルのプロダクションを作れると長期的にはかなり強いし、作曲家なども含めて育っていくしね。

なんてことを思いながら満足な観劇を終えて帰ろうとしたら、ウィーン劇場協会総監督のChristian Struppeckが目の前を歩いていったのでびっくり!このガラガラの客席に、あんな大物がいたなんて!思ったよりめっちゃ背が小さいぞw若いしw。

いや、Christian Struppeck色々批判されてるし、私もそんなに好きではないけど(明らかにドイツのプロダクション会社からの出向的立場w、あのプレゼン手法もなんかドイツドイツしてて、カネの匂いが。。)、こんな小さな作品を見に来るとか、ちょっと好感度が上がったぞ!ウィーン劇場協会でもっとちゃんとした劇場で再演してあげてください!また見に行きたいから!

●参考サイト(映像、写真)

オフィシャルサイト
トレイラー
DVDサンプル映像
ウィーン公演写真
グーテンシュタイン公演写真



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2012-10-07 08:41 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ

●演出、衣装、作曲編

いやあ、この作品で一番印象に残ったのは演出と衣装かな。

・衣装

ほんと、あまりお金のないプロダクションな気がするのに(たぶんクリムトイヤーで補助金多目にもらってる?)、衣装がもう豪華ですばらしすぎ!!!どれもこれもクリムト的デザインで、実際に絵で使われたものもも多い。

一番すごかったのはやっぱりラストの「キス」再現だね!ぼろぼろの服を着たクリムトが死にかけてて、エミリエが豪華な金の衣装で現れ、クリムトにゆっくり近づいていく。この時は、ん?見たような衣装だけど。。って感じ。

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それが、クリムトの側に来ると、彼の肩から同じく金の布をかけ、これで、お!これはもしや!と気がつく。で、二人は少しずつ動いて体を起こし、最後は「キス」の絵と全く同じポーズになって、暗転!!!うわーーー!!!!かっこよすぎる!!!!!もう、このシーン見るためだけにDVD買ったくらい、すばらしかった。。

あと、エミリエの登場時の衣装もどこかで見たような。エミリエの有名な絵で着てたやつだと思う。登場したらもう「あ!これはあの有名な絵の人だ!」って分かるくらい、顔も髪型も衣装もそのまま!!

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エミリエ登場シーン。アンドレが裸なのは、後ろでさっきまでモデルの二人とごにょごにょしてたからw。左の二人はProhazkaさんのエルンストとその婚約者Helene

他にも、エミリエのデザインスタジオのマネキンにかかってる衣装とかもクリムトデザインで細かくていいわー!

大学のお偉いさんのおじさんたちの衣装や貴族のパトロンの衣装が、それに比べてクラシックでやぼったいのがいい対比になってたしね。

・演出

そして、演出!!この劇場、ほんと結構ちゃちい見た目なんだけど、この演出にはぴったりだよ!幕が開いたらもう目を奪われる演出の連続。それも大きなセットとかは使わず、お金は上手いこと節約して最大の効果を上げてる。

まず、舞台は白い壁一面の真ん中だけ四角くくりぬいた感じ。ぱっと見はこのくりぬいた所が舞台に見える。役者はこのくりぬかれたスペースで演技するわけだけど、実際にはこの前面壁全部を使って演出のための映像が映される。くりぬかれた舞台側面部分も壁が厚く(1メートルくらい)、舞台の袖の部分も布を使わずに大きな白い板を片側3枚を幕代わりに使っている。この白い板を全部閉じると、前面壁~舞台側面壁~白い板3枚~書割~白い板~舞台側面壁~前面壁とつながって、上から見たら
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こんな形の白い壁が出来上がる。

この壁に巨大な映像を映写すると、映画館にいるような効果満点!最近演出であっと言わせられるようなものがあまりないなあ、と思ってたから、この手法はすごい画期的だよ!!

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閉演後はこんな感じ。横の映写されているところをうまく使っている。

こうすると、絵やイメージも全部映写で済ませるし、クリムトの大量な作品もセットで用意せずに簡単に映し出すことができる上、絵のモチーフを象徴的に使いたい場合(星とか十字架とか)、絵から一部を切り取って映写できたりするのが効果的。

結構感動したのは、地味だけど美術館(セセッシオン)のシーン。白い壁に絵を映写しただけなんだけど、美術館の中で絵を眺めている人たちの視線や動きにあわせて、映写された絵も3Dで動くので、まるで自分が美術館の中を歩いているような錯覚に陥った。

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美術館の中を歩き回ってる感じ

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その次のSo zu lieben(フレーゲ姉妹)の歌

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こちらはベートーベンフリースのシーン。クリムトは壁に塗りつけている。

あと、クリムトがキャリアの頂点でパリの万博で金賞を取った時のシーンで、紗幕の後ろの舞台上の簡素な足場にクリムトとGeniusが登り、前面壁から紗幕にかけて、目の前の壁全体に巨大なエッフェル塔CGが映し出され、それがまた3Dでグワングワン回っている様子もなんだか、自分がスパイダーマンがエッフェル塔登ってるみたいで迫力だった。

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んー。パリのシーンはあの映写が動くからすごいのであって、写真じゃ雰囲気伝わらないなあ。。

クリムトは足場の上で登ったり歌ったりしてるだけなのに、ほんとにエッフェル塔にすごい勢いで登ってるって感じだ出てた!それに、歌の後半ではエッフェル塔は消えて、エッフェル塔からパリを見下ろした映像が回りでぐるぐる回る!実際登ってみた景色そのままだったので感動!それも、私は客席にいるのに、エッフェル塔の上から見下ろしているような臨場感!!!この映写技術は一体何なの!!!

もう一つ良かったのは、クリムトとエミリエが理解しあうシーン(エミリエの衣装スタジオのシーン)で、周りが暗くなって星の映像が周りを回るんだけど、この星がクリムトの絵に出てくる妙な形の銀河とか月とかで、こんな細かいところまでクリムト風味だったのが素敵だった。

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最後の「残りのクリムト人生全部スピードアップで見せます」シーンでも、描いた絵がぐるぐると壁に映し出され、まるでクリムトと取り巻く人たちの周りを飛んで回ってるようだった。知ってる絵がさっと通り過ぎていくから、フォローもできないくらい!

そういえば、ブルク劇場か大学の天井画もちゃんと上に見上げるように映写されてて、実際その場にいるような気分になったわー。

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大学の天井画のシーンはこれ。見上げるのは最初のブルク劇場だったかな。

こんな感じで、セットは最小限で、迫力ある映写をばしばしつかって臨場感を出してたのがすばらしかった!ほんと、この演出には何度もドギモを抜かれたよ!

・作曲

作曲は、普通の冴えない感じのおっちゃん(笑)。8月に市庁舎であったWiener Musical Summerのコンサートでドラムやってた人で、え?こんなおっちゃんが作曲?って思ったんだった。

しかし、いい音楽だったよ!どの曲もとてもよくて、バラードだけじゃなくてノリのいい曲(最初のクリムト兄弟とマッチュの歌とか、途中の男4人女2人の歌とか)も楽しい!

ワイルドホーンっぽいけど、ワイルドホーンより好みなのはなぜかな?甘ったるすぎず、音楽に切れがあるところかな。結構曲の構成はリーヴァイに似てる。ワイルドホーンとリーヴァイの間だけど、ワイルドホーンほど甘ったるくなく、リーヴァイほど暗くなくって感じで、私はどの曲も聞きやすくてよかったと思う。

いわゆるOhrwurm(耳から離れない曲)もしっかりあって、エッフェル塔に登ってクリムトが歌うオーベンオーベンオーベンって曲(爆)とかSo zu lieben(フレーゲ姉妹の歌)とか1,2回聞いただけなのにしっかり歌えるし。そういうのって重要だよねー。



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2012-10-06 08:26 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
今年はクリムト生誕150周年を記念して、クリムト関連のイベントがたくさん開かれていますが、このミュージカル「グスタフ・クリムト」もその一環。2008年くらいに夏のミュージカルとしてGutensteinという田舎で初演された作品を、この機会にウィーンで再演した作品です。



主演はエリザベート再演版&来日版のフランツ・ヨーゼフ役で有名なアンドレ・バウアー。名前が売れている割に、主演レベルは珍しい。美声で歌がうまい割に微妙に影が薄いので、今まで大役には恵まれませんでしたが、今回はあまりにクリムトにそっくりなので(笑)、はまり役といえるでしょう。



アンドレだけではなく、脇役に非常に魅力的なキャストを集めてきていて、公演期間が短いというのに、見逃すわけには行きません!大好きなLucius WolterやGeord Prohazkaが出てるんです!それも、クリムトの親友と弟役!前半かこの三人がつるんで楽しそうにしてるのを見るだけでもニヤニヤw.

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キャストは魅力的ですが、正直作品としての仕上がりが未知数だったので、ちょっとこわごわ見に行ったわけですが、演出、作曲、衣装とどれも素晴らしく、質を疑ってしまったのが申し訳ないくらい!もっとロングランや再演があればいいのにー、と思いました。また見てみたい!

●会場編

会場はKuensterhaus。有名な楽友会館のおとなりの建物です。こんなところに劇場があるなんて知りませんでしたが、入り口は建物のサイドで、実際会場は劇場というより大きな講義室と言った雰囲気。椅子も据付のものではないし、舞台も簡素なもの。しかし、入場してから劇場に入るまでの2つのホールにはクリムトのレプリカが展示即売されており、否が応でも気分が高まります。

会場の様子。美術館のよう!

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元々劇場ではない関係で、この作品の唯一の難点は音響。まあ、少ししたら慣れましたが、さすがにかなりぐわんぐわん響き、多少耳障りだったのが残念です。せっかくいい作品だし、キャストもすばらしいんだから、ちゃんとした劇場で再演してくれたらまた見に行くのになーと思った所以です。

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講義室みたいな会場

この作品のCDとDVDが出てるのはずっと前から知ってたんですが、なにせどんな作品か未知数だったので、まだ持ってませんでした。しかし、もう幕間でどっちも買ってしまったよ!いやあ、ミュージカル舞台のDVDは苦手な私が、DVD買うなんて。。けど、演出も衣装もすばらしかったし、史実をうまくまとめてあったので、後から見ても発見があるかな、と思ったのと、再演されなくてDVD買わなかったら後悔するかな、と思ったので。。

あと、この作品はウィーン版から水曜日は英語公演(歌はドイツ語)になってます。英語公演見てみたかったんだけど、見事に水曜だけ売り切れ。。ドイツ語の日は残席ありまくりなのに。。もっと英語公演増やしたらよかったのにねー。

●あらすじ

グスタフ・クリムトと弟のエルンスト(Prohazkaさんがひょろっと素敵♪)と親友のマッチュ(無精ひげのLucius Wolter♪)は画家仲間として共同制作し、ブルク劇場の天井画などで成功を収めます。クリムトは女たらしで、モデルのミッツィ他多くの女性と浮名を流します。弟エルンストの婚約者の妹エミリエ・フレーゲとも恋に落ちますが、クリムトの女ったらしっぷり(ミッツィとの間には隠し子も)が原因で、二人はかたくなに友人関係を保ちます。エルンストは急病で死に、混乱の中親友マッチュとも袂を分かつクリムト。敵だったコロ・モーザーと手を組んで、「新しい芸術」の基礎を築こうとします。これが後のセセッシオン派。

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敵を手を組んで、セセッシオン派を創立!

ウィーン大学の天井画を依頼されたクリムトとマッチュ。すでにキャリアや画風では反対方向を行っていた関係で、この契約は荒れます。古典的な画風のマッチュの絵は受け入れられますが、クリムトの絵は大学から拒否され、怒ったクリムトは絵を買い戻すハメになります(有力パトロンがお金を出してくれて買い戻せる)。ウィーンでは評価が割れていたクリムトですが、パリの万博で「哲学」が賞を取り、キャリア的には最高潮に。

その合間にはアッター湖でエミリエとの愛を確認しますが、それもすぐに終わります。

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アッター湖のシーン。私も毎年夏はアッター湖で過ごしますし、今年はクリムトの足跡をたどってみたので、かなり思いいれのあるシーンです。

クリムトは愛に生きるより、芸術に生きるのを選び、次々と名作を生み出していきます。ベートーベンフリースは今や教授となったマッチュも感動させますが、結局二人の仲は戻りません。取り憑かれたかのように絵を書き続けるクリムト。とうとう最期がやってきます。エミリエがやってきて、あの有名は「キス」の絵が舞台上でそのままに再現され、幕。

このストーリーに、「Genius」(芸術的才能)が擬人化されたダンサーが登場し、クリムトのキャリアと才能を支えます。彼女はクリムトが愛に生きることに否定的で、自分(芸術)の方を向いていると喜びます。エミリエとクリムトが最後まで深く愛しあうに至らなかったのは、この「才能」が邪魔したから、という解釈。芸術が彼をかきたて、どんどん作品を作らせたが、彼はその分「愛」を犠牲にしたという構成になっています。

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左の女性がエミリエ、右がGenius。愛を捨て芸術に生きるクリムト。

このGeniusがなかなかいい!クリムト的デザインの全身タイツで、非常に抽象的なダンスがまたすばらしいのですが、歌もかなりたくさん歌います。感情的で食って掛かるようだったり、クリムトが絵を書いているときは満ち足りた感じだったり、とても表情豊か。クリムトが時には毛嫌いし、時には振り回され、時には親しくしているのが、非常にわかりやすく表現されています。

私は、エミリエはクリムトの生涯の愛人だと思ってたんだけど、実は弟の妻の妹という身内で、友人関係を保っていた時期が長かったのねー。アッター湖の一時が彼女との愛を感じた数少ない時だったのかも。それでも、二人の関係はプラトニックだったという説もあり、「愛人」という表現は適切ではないかも。

彼女は自分の衣装デザインアトリエを持ち、自立したキャリアウーマンだった。それに、ただでさえ隠し子がいて女たらしなクリムトを本気で愛してしまうと後悔するってわかってて、好きだったけど彼女のほうから距離を取っていた模様。(ちょっと史実まで調べられてないので、この作品がどこまで史実どおりなのかわからないけど、雰囲気からしてちゃんと再現してるっぽかった。ムダにロマンチックにしてなかったし)

あと、ミュージカルの王道として、喧嘩別れした昔の親友とは最後に仲直りして、途中でキャリアや金のために敵と手を組んだら失敗して後悔するのが定番かと思いきや、この作品では途中で敵と手を組んだ方が大成功、昔の親友とは結局仲直りせず、という、現実的なストーリー。こういうのもありかな。

なにせ、人生で一番好きな女性(エミリエ)とも距離を取った関係しか築けず、隠し子までいる女性からも愛想を付かされ、芸術家として大成すればするほど私生活がわびしくなっていく感じ。それがこの「芸術的才能」の擬人化でよく表現できていたと思う。

ストーリー(脚本)はなかなかミュージカルの王道のパターンでよくできていたと思う。明るいシーンと暗いシーンを交互に交えて飽きさせなかったし、ともすればブツ切れになりがちなお話も、ブツ切れながらGeniusのおかげでなんかちゃんとつながってたし。

ただ、ラスト(アッター湖以後)、クリムトがエミリエとの愛を諦めて、Gineusにしたがってどんどん作品を生み出すところが1場面にものすごい沢山の内容が込められていて、話の流れが追えなくなるくらいのスピードだった。

多分20年くらい?を1場面で猛スピードで展開して、クリムトの周りで人物がぐるぐる回りながらきめ台詞を一言二言話し、作品が映像で映し出されなが周りを回って、私生活のわびしさ(隠し子がいきなり大人になっててびびったw)と多作さ(アデーレとか有名な絵の説明もないし)を表現してる。もしやこのシーンは、エリザベート的に言ったら「悪夢」のシーンに匹敵するのか?

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こんな風に絵が写された紗幕の後ろで人がぐるぐる

そして、「うわー。ラスト周辺になってなんだこの情報量はー!」って思ってたら、最後のシーンは急に死にかけてるし。この話は死ぬ時は唐突だなあ(弟も)。で、エミリエがやってきて、最後は有名な「キス」の絵を再現したすばらしい演出!なんか、結ばれない二人のキスで終わるっていうのもエリザっぽいなあ。

そういえば、この作品でクリムトが「自由を追いかけるのに忙しく、自由に生きることができなかった」っていうせりふがあって、はっとしたなあ。



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2012-08-18 07:30 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ

それでは、曲目編2幕行きますー。

◎Tanz der Vampire
1. Finale (Ensemble)

いきなりTdVのフィナーレからスタート。衣装がみんなめちゃくちゃかっこいい!舞台よりもかっこいいのも!黒と赤を貴重にしたセクシーでかっこいい衣装。

そして、途中足拍子手拍子するところが懐かしいーーー!無意識に手拍子やっちゃってたら、回りもみんなやってたー!リピーターはやってて、一般のお客さんはやってなかったから、わかりやすかったw。しかし、こうやって当時のノリって体が覚えてるよね。。ああ、懐かしい。。そして、ここまでノリノリのさせてくれるバンドとアンサンブルの再現度高いよ。。

MC
Marikaおばちゃん、まちがってOliすっ飛ばしてJanとMayaさんのTotale Finsternis紹介しちゃうし!舞台にOliがでてきてびっくりしたってw

2. Fuer Sarah (Oliver Arno)

OliのFuer Sarahも貴重!!!嬉しいーー!この曲なんて、演技によっていくらでも化けるから、Oliだったら聞き甲斐あるわー。

Oliのアルフレートは、アホでかわいいーーー!空中に向かってテレテレの演技が笑えるww。がんばれーーーって応援したくなっちゃう感じ。

LukasのFuer Sarahも結構好きだけどOliはやっぱりまた違ってよかったわー。Lukasのは途中までは「僕は強くなる」とか行ってるのが口先だったのが、途中から急に目覚めて生まれ変わる、って感じだったよね。Oliのは、前半もっと自信なさげ。ほんと、口だけで「Sarahのためには何でもやる」とか行ってる感じで、弱弱しすぎでそんなの絶対できなさそう。それが、後半はまだ腰抜けてるけど、僕は勇気を奮い起こしてやるぞ!って感じに変わってた。Lukasとはまたずいぶん違うねー。

3. Totale Finsternis (Maya Hakvoort & Jan Ammann)

再びMayaVSJanの戦いですw。Marjanのサラ見慣れてたから、Mayaさんがやたらオトナに見える。。声もドスがwwなんだか、すごい年上のTotale Finsternisになっちゃったよ。。それでもすごかったけど。

最後は、Mayaさんがverliere Verstaaaaandって言ってる間、一瞬後ろを向くJan.こっちを向いたら牙入れてたwww.さすが上演中wwもちろんしっかり噛んでましたw

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MayaさんとJan。(MayaさんFBより)

4. Unstillbare Gier (Jan Ammann)

ああーーーーーーーー!!!!!もうすばらしかったの一言!!!パワーー!迫力!!!Janの魅力を思い知らされた一曲でした。もう、圧倒された。。。

前半は、Thomasっぽいな、って感じ。低音がとても美しい。女ったらしの雰囲気は郷ひろみ似w。しかし、辛さを耐えて苦しむ男、って言う雰囲気が似合うので、前半の好きになった女が先に死んでいった話をしている時はほんと辛そうで、なんか労わってあげたくなる感じ。

それが、後半どんどん怒りとかずんずん上がってきて、目が離せない迫力になってきた!!!多分ものすごい体力があると思うんだけど、最後の方の声量、オセオセのテンポ、伸ばしまくり、大声で歌いまくりの迫力がすごかったー!これは、本当に、大きな男のパワーと迫力で客席を揺さぶりつくすって感じで圧倒されました。スタオベスタオベ!!!!

しかし、この曲ほんと名曲やねえ。特にJanは辛い曲にあってるんだと思う。この曲は歌いこまれてたし、雰囲気に合ってたし、本当にすばらしいものを聞かせてもらいました。この曲だけでJanのイメージ急上昇!

MC
実はお金がなくてプログラムを擦れなかったらしい。来年がんばってー!

あと美女と野獣でタンス夫人で出演した時の裏話。Mobのシーンで火事になって、タンスごと焼けそうになったんだとか。人一倍火事に気をつけてるウィーンなのに、BBで火事になったことがあったのねー。


◎Romeo & Julia
5. Verona (Oliver Arno)

なんというレアキャスト!OliがVerona!若者が少ない今回の出演者(爆)で若者だらけのRJをどうやって歌うのかと思ったら、思いっきり予想外の選曲&キャスト。こういうの嬉しいねー。

それも、Oliはかわいらしく照れつつ、アンサンブルの皆さんに囲まれてまんざらでもなさそう。一応アンサンブルも赤組と青組に別れて、ダンスもいい感じ!(一人男性アンサンブルが妙な動きしてて目立ってたけどw)

一箇所歌詞忘れた以外は、歌はしっかりで、アンサンブルのコーラスをバックにかっこよく歌ってました。ただ、ヴェローナ大公というにはかわいすぎて、みんな言うこと聞かないんじゃ。。って感じ。かわいいからアンサンブルに埋もれてたしw

全体的には、持ち歌じゃない分なんとなく照れくさかったけど、新鮮でかわいらしいVeronaでした♪

◎Beauty and the Beast
6. If I cannot love her愛せぬならば(Jan Ammann)

これもJan調子いいーー!!もう絶好調!!!こういう深い低い声で苦しんでる歌、Janにピッタリだよ!!(笑)

Nein-----!!っていうところが絶叫!Frei!!もすごい!!!ラストは果てしなく伸ばして、ものすごいパワー。やっぱりJanは優男の見た目に反して、かなり体力とパワーがあるわ。。前半から飛ばしてても、後半さらに迫力アップだからすごいよね。。

7. Beauty and the Beast(Oli&Marika)

前の「愛せぬならば」ば息もつかせないすばらしさだったのに対して、この曲は軽い調子。まあ、ポット夫人版じゃなくて、デュエット版だったしね。

最初はMarikaおばちゃん一人で歌うのかと思ってたら、途中からOli登場で笑ったwwwMarikaおばちゃんと若者Oliのデュエットかいなwww

しかし、おばちゃん相手なのにOliなぜかノリノリ!!!魅力満開!!!EngelなんとかってとこでOli思いっきり裏声!凄いな、この裏声!

そして、メモを読み返すと「Oliいい人!いい人!」って書いてあるwww随分年上のおばちゃん相手に、紳士的かつノリノリにラブソングの相手を努めて、曲が終わっても軽くほっぺにキスとか、いい人すぎる!!

MC
ここで、司会のMarikaおばちゃん「さて、そろそろこのコンサートの演目もおしまいねー。」なんて言い出す。もちろん、客席からのツッコミも折り込み済みw.「え?なんか足りないって?何が足りないっていうのよ?」と聞くと、客席から口々に「エリザベーーート!」の声が。もちろん私もシャウト。そしたら、客席後方から野太い声で「えええりざべええええとおおおお!!」ってさっきの「木曜日」のおっちゃんがwww。客席大爆笑ww

で、おばちゃんはもちろん「そうねー、みんながそんなに言うなら、エリザベートも歌っちゃおうかしら」みたいな感じで作品紹介。Marikaおばちゃんはルドヴィカ/マダム・ヴォルフの初演キャストで、662回も出演した。初日の批評はボロクソで、みんなで半泣きだったんだとか。こういう初演エピソードっておもしろいよねー。

◎Elisabeth
8. Prologue (Ensemble)

ソロの歌だけかと思ったら、いきなりプロローグからとか!!!!ヒャーーーーヒューーーーーヒョーーーーー♪って聞こえてきたら、もう鳥肌が!!!!アカン、やっぱりこの作品は特別!好き過ぎて自分がやばい。。。

それも、こんなちっちゃな舞台で、学校卒業した手のアンサンブルがやってるのに、再現度高すぎ!!!もう、舞台でわざわざ見なくてもいいくらいのリアルさ!!!

衣装もオリジナルで、女性キャストは黒いドレスに頭もボサボサな黒い布で覆って、手には傘と黒い扇子。振り付けも舞台とは違うけどかなりいい!!!歌の迫力もすばらしい!!!ほんとうに、再現度高すぎてビビるわ。。

それぞれの皆さんの証言(ルドルフとかFJとか)もちゃんとソロが入ってるし。ショートバージョンなのに、大満足!!

最後のエリザベート合戦も、ちゃんとアンサンブルからトートとルキーニが出てきてやってるんだけど、これがまたすばらしいーーー!!ほんと、再々演エリザ、これ以上にちゃんとやってくれるのか?(キャストがアレだけに。。)

9. Der letzte Tanz (Jan Ammann)

これはJan持ち歌じゃなかったのかな?今までに比べたら多少微妙w.Uwe風というか、特に自分らしい歌いこみはなかった気が。唯一の特徴は、レーーーーツテン・タンツのレーーーーの時にいつも手をヒュッテ横に出すのがちょっと笑えたw.

ラストはmit dir-------ってやつ。まあ、私の最後のダンス歴にもう一人加わったって感じか。

10. Nur kein Genieren (Marika Lichter)

うおーーーー!!!!これは地味に今日のハイライト!!!!!!!Marikaおばちゃんのマダム・ヴォルフ!!!オリジナルだよーーーーー!!嬉しすぎるーー!!あの何百回と聞いたオリジナルキャストCDのあのの声だよーー!!

ウィーンに来てから、オリキャスがもち歌うを歌うのを全員聞きたい!と思ってたけど、まさか最後はMarikaおばちゃんで完結するとは。。。しかし、いろんな細かいところも全部もうあのままで、至福の時だったよ。。

11. Ich gehoer nur mir (Maya Hakvoort)

はぁぁぁぁ。。。。(幸せのため息)

もうMayaさん何度聞いてもいいよーーー!!それも、前回聞いたのはMayaさんコンで子供たち合唱団を背景に歌って何故か号泣したんだけど、今回はまともにソロだからね!それも、他の曲もあってのことだから、かなり役に入って、コンサートバージョンというより舞台バージョンに近い形だったと思う。ああ。。。。これがしょっちゅう聞ける境遇に居るなんて幸せだ。。。

12. Wenn ich tanzen will (Maya Hakvoort & Jan Ammann)

これはまたレア!!!パワーのぶつかり合い!!!迫力!!!!もう、凄い、この二人二人とも全く譲らないし!!!JanはMayaさんみたいな強い女には余計押しが強くなるタイプらしく、もう火花バチバチすぎ!!!なんとなく、私が今までMayaさんの相手役で見てきたトートはみんなもうちょっと優し目というか、Mayaさんに対して少し遠慮があったっぽいけど、Janは容赦無い!!いやあ、いいもの見せてもらいました!!

13. Die Schatten werden laenger (Jan Ammann & Oliver Arno)

なんとまあ、豪華な選曲!私だけにがトリかとおもいきや、そこからまだ二曲も!!!それもOliのルドルフ見たかったから超うれしいーー!!!

ルドは美形でヤラレっぱなしのLukasや、チビちゃんだけど抵抗系のSerbiや、そのどちらでもない(爆)キノコやら、色々見たけど、日本で見たOliルドは、私の中では唯一、美形抵抗ルドで理想だったの!そのOliルドがまた見れる!それも、超押しの強いJanが相手とは、これはまた面白い!!

もう、超対決ムードでおしくらまんじゅう押されて泣くな!状態wwwJanもものすごい押してるし、Oliはストーリー上押されながらも、必死で抵抗してるし!けど、そこでJanはさらに圧力かけてくるし!もう、抵抗しても抵抗してもその上から押してくるって感じで、なんとも贅沢な闇広。こりゃJanすごいわ。。。そしてOliもすごいわ。。

もう、バチバチなる火花に目が話せなくて、至福の時に浸ってるうちに曲が終わってしまい、最後はもうOliやられかけ(涙)。なのに、曲が終わって礼しながら両側にはけていく時に、JanはOliの方に手を差し伸べてるのに、Oliは笑顔で、「今は演技でちょっと負けてやったけど、覚えてろ!」って喧嘩売るみたいに人差し指でさしながら威嚇してるの!!!きゃーーかわいいーーーー!!それを見て苦笑するJan。。。

いやあ、なんだか、男の戦いと友情を見た感じで、かなり新鮮な闇広でした。Janトート悪くないかもしれないなあ。。(っていうか、Markが何かで途中降板したら、Jan出てもらってもいいかもね。。いきなりJanがウィーンに休暇とってきたりしたのも、遊びじゃなくて何かの営業かもしれないしね。。)

14. Die Schatten werden laenger (Ensemble)

そして、再び全キャストが舞台上に出てきて、Marikaおばちゃんが、また来年もやるから来てね!と最後のあいさつ。いやあ、素晴らしいコンサートだったーー!と思ってたら、更に最後もう一度闇が広がるがかかって、アンサンブルも含めて全員で大合唱。

おまけに、4歳くらい?の男の子が花束を持って舞台に登場。Mayaさんに抱きかかえられ、そのままMayaさんは歌い続けます。おー!これはもしかして息子が!と思ってたら、Marikaおばちゃんの手招きで上の息子(10歳くらい?)が舞台上に走って出てきた。Mayaさんは息子たちに囲まれて超楽しそうに歌ってる。ああーーー!!!いいなあーーーー!!!

DSC01789.jpg
カテコの様子

IMG_8035.jpg
終わってからJanとMayaさんが取り囲まれてサインしてました。


●まとめ

というわけで、あまりに素晴らしいコンサートだったのでレポも長文になってしまいましたが、ほんとに最初から最後までめちゃくちゃ楽しいコンサートでした。

出演者も絶妙だったし、何より選曲がすばらしすぎる!!!ウィーンミュー三昧で、特に久々に聞くおなじみの曲が多かったから更に大感動。ああーー!!エリザ再々演だけじゃなくて、レベッカもRJもモーツァルトもまたウィーンでやってほしいよーーー!!!

Mayaさん以外はあまりソロを聞く機会のないキャストに、迫力のアンサンブル。聞きにこれてよかったよー!

これから毎年夏はこのコンサートやるつもりらしいので、応援したいと思います。来年も素敵なゲストと懐かしの選曲で、ミューファンを感動させてれるのを楽しみに待ってるよ!!


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