FC2ブログ
2005-10-18 14:41 | カテゴリ:ロミオとジュリエット Romeo&Julia
やっとこさアップします。R&Jレポです。見に行ったのは先週の木曜日です。

Romeo: Lukas Permann, Julia: Marjan Shaki, Benvolio: Matthias Edenborn, Mercutio: Rasmus Bortowski, Tybalt: Simon Eichernberger, Lord Capulet: Paul Vaes, Lady Caplet: Anette Wimmer, Die Amme: Carin Filipcic, Lady Montague: Zuzanna Maurery, Der Fuerst: Kai Peterson, Pater Lorenzo: Charlie Serrano, Paris: Thomas Muelner

席:Rang1 links 59ユーロの席がタダ。ただし、舞台は一部見えにくい。(立ち見の前のほうが景色はいい)

今日は、木曜日。シシィ休暇も終わり、何もなければ魔笛初演劇場現地調査の後、TadWでエリザを見るはずでした。調査のついでにキャスト表をチェックしたらRobとMayaだし!!!!!!!!

しかし、実は、今日はタダ券があったのです!!!友達の友達経由で、いきなり電話がかかってきて、「今日R&Jのチケットあるから、あげる。いっしょに行く人を探して二人でどうぞ」とのこと。めったに会わない人の上に、私がミュージカルファンってことも知らないはずなんだけどなあ、その人。それも、有無を言わせずっていうか、私が行かないならチケットは捨てる!と言う勢いだったので、タダ券は拾わせてもらいました。(笑)

ばたばたしたけど、結局同行者も見つかり、現地調査の後ライムント劇場へ駆けつけました。チケット受け取りと言えば、劇場横のカウンター。普通にチケットを譲ってくれた友達の名前を言って、受け取ろうとしたところ、「そんな名前はありません」。いや、どうせタダ券だし、別になかったらなかったで、今からエリザに駆けつけても間に合うしー。と思ってたんだけど、やっぱりもったいないので、本人に電話して確認。すると、本人曰く「カウンターじゃなくて、バックステージの管理人さんからチケット受け取って」とのこと。バックステージっすか?普通の人は入れないよ!!!それも、R&Jいまだに出待ちしたことないって言うのに、いきなり入っちゃっていいんですか?とりあえず半信半疑で楽屋裏のドアをあけると、管理人さんが3人も!「〇〇という名前で2枚チケットを受け取りに着たんですけど。。」というと、超ウィーンなまりのきついおじさんが封筒に無造作に入ったチケットを手渡してくれた。なんかよくわからん。。

チケットを受け取って出てくると、もう開演10分前。いそいそと劇場に戻ろうとすると、楽器らしき箱を抱えたおじさんが楽屋口に向かっていく。オケの人だ!っていうか、あと10分だよ!!管理人のおじさんたちは、このオケの人に向かって「おまえ来るの早すぎだよー」とおちょくってました。。なんかなーなーって感じでおもしろいー。

ちなみに、楽屋口から見えるどこかの窓にこれ見よがしに置いてあるとうわさのLukas上半身裸の等身大ポスターは、結構探したけど結局見つかりませんでした。。

●全体の感想

やっぱりR&Jはいいわー。なんと言っても、3回目なので、やっと自分がリピーターって気分がしてきた。せっかくエリザでリピーター気分R&Jでゲスト気分だったのに、どっちももう常連化しつつある。。

今日はTybaltとFuerst以外は全員ファーストキャスト。おまけにHerrscher der Weltの3人組がそろってる!!!

今日のポイントは、まだ見たことのないRasmusのMercutio!!!!!CDでのキレっぷりが舞台ではどこまでパワーアップするか!

そして、前回片手落ちだった、RomeoママとJuliaママのDer Hassを聞くこと!!今回は二人とも本物だぜ!!!

あとは、今までずっとMarkだったTybaltのセカンドSimonのお手並み拝見。

結論から言うと、ファーストキャスト率が高かった上、セカンドのTybaltとFuerstも相当がんばってたので、多分今までの中では一番完成度は高かったかも。

ただ、エリザだと、キャストによって演技の幅が全然違うのが、R&Jだと誰がやっても同じような解釈になるのが残念。。。その中で今日のセカンドのTybaltはMarkと全然演技が違って、工夫している感じがよかった!!!彼はそのうち大物になるかも!

(キャスト編、ストーリー編に続く)

●キャスト編

・Romeo&Julia(Lukas&Marjan)

3回見て3回ともこの二人なんてなんてラッキーなんだ私!!!それも、二人ともほんと完璧だし、すごいよね!!

・Benvolio(Mathias)

うおーーー。前回見逃したMathiasだよ!!帰ってきたよ!!!やっぱりMathiasはいい!!!この声!このルックス!!!完璧だよーー。前のBenvolioのSeanもかわいくて別の意味でよかったけど、やっぱりMathiasは大人っぽくて落ち着いてていいよね!!!Wie sag ich's bloss♪がもう最高!!!!ほんと、この声いいよねーーー。あときわめつけだったのはラストのSchuldig♪の一声!!!!Einmal sing wir nicht mehr einsam-----!!♪はすばらしい!!!

それに、Wie sag ich's bloss♪のあとでRomeoが入ってきて、Juliaの死を伝えるところで、Julia ist tod.....といったあとでtut mir leid... tut mir leid....とマイクに入るか入らないかというささやき声でRomeoに言ったところが感動した!!Mathias最高!

・Mercutio(Rasmus)

初見だよ!!!Rasmus!!!!もみ上げが冴え渡る!!!Donauinselfest以来なんだけど、CDのキレっぷりからして、舞台で見るのが楽しみだったのだ!!!先々週くらいまで怪我で休演中だったので、戻ってきてくれてよかったよー。

私が2回Mercutio役で見たPeter(髪の毛の寂しいMercutio..)がモンタギュー家のアンサンブルに入ってたので、なんか Mercutioが二人いるような目の錯覚に。。最初慣れるまでが大変でした。特にMercutioが死んだあともPeterはアンサンブルで舞台上にいるので、「死んだはずのMercutioが舞台上に!」とちょっと混乱しました(笑)。

Mathiasは演技が細かくて、舞台上で楽しそうで素敵!!!何かと遊び心たっぷりなのが目を引きます。声も張りがあっていい!!のに、なぜかエコーかかりまくりでよく聞こえなかったのが残念。。それにしても、あのもみ上げは地毛だよね??日常生活どうするんだろう?

Mercutioの死ぬところは、もうあの足の動かし方とか、もう、キレまくりで、笑かしてもらいました。あーー。笑うところじゃないのにー。「英雄として死ぬ!」ってところの立ち方とか、もう、大丈夫かって感じなので、すごい迫力でした。死ぬときはすごい一気で死んだなあ。。あら?もう?って感じだったので、その分最後の死に際がすごかったと言うことでしょう。いやあ、キレまくりで爽快な死に様だったよ!

それと、Lukas,Mathias,Rasmus三人そろい組みのHerrscher der Weltは最高!!!!超楽しそうで息もぴったりあってて、見に来れてよかったーと思った!!!BenvolioとMercutioでRomeoを肩に担いでぶらーんとするのが楽しそう!

・Tybalt(Simon)

この人初めて!ある意味、今までMarkだったのはラッキーだったわ。。今日Markじゃなくてすごいがっかりしたけど、この人は話が進むにつれてよくなったので、結局かなりお勧めです。

いやあ、やっぱり見た目はMark様様なんだけどさあ、この人は黒髪の短髪チョゲチョゲ(ヘアワックスで束ごとに立てている)で、ムキムキ度は並の上くらい。ルックスはMarkには遠く及びませんが、演技はかなりがんばってた!

まあ、舞台に立っているだけじゃ、Markほど目立たないんだけど(っていうか、Mark目立ちすぎて他が見えないよ!(笑))、まあ、 Tybaltが目立たないことで、逆にモンタギュー家の三人組が目だったのでよかったのかも。とりあえず、このTybalt全然強そうじゃないのです。それに、なんか、へたれなのです。顔は結構美形だし背が高いんだけど、Markほどムキムキじゃないために、ひょろひょろっていうか、へたれのイメージがするのがなんとなくマイナスなの。

とりあえず、TybaltはIch bin schuldlos♪までは様子見です。それに、MarkじゃないしIch bin schuldlos♪もへたくそでも文句いわないぞ!と温かく見守るつもりだったのですが、このIch bin schuldlos♪がMarkと全然違ってなかなかいい!!!

このへたれTybalt、歌うまいの!!!絶叫系もちゃんとこなすの!それも、Markがいつもエコーがかかってるのに、彼は余りかかってないからちゃんと声が聞こえるし。

とりあえず、Mark流のマッチョTybaltを期待してる人は期待はずれかもしれませんが、このへたれTybalt、俺、美形で背も高いし、キャピュレット家の若者のリーダーだけどさ、Markほどマッチョじゃないし、Juliaにも相手にされないし、そんな俺、だめだめじゃーん。それに、 Juliaがひょろ好みだからTybaltがもてなかったって言い訳しようかと思ったけど、俺、別にマッチョじゃないけどもてないんだから、これはただ俺に魅力がないだけだよー。って言う負け犬オーラが!Markならありえないこのオーラ!!なんか新鮮だぞ!

こう、ガキ大将の地位が転がり込んできたがり勉って感じで、ガキ大将のポストを守るのに必死!って感じがなんだか余裕がなくてよい。その分歌に迫力があるし、かわいそうなTybalt!って感じがして、私は結構感情移入ができたよ。彼はへたれ路線なのをうまく利用している!!!

で、Ich bin schuldlos♪は無事に終了し、思ったより出来がいいのに満足。いや、路線が違いすぎて彼をTybaltと呼ぶのが果たして正しいのかよくわからないんだけどさ。

彼の次の見せ場は2幕のEs wird Zeit♪これも、ブロンドの女も茶色の髪の女も俺のことを愛する♪って歌詞が信憑性なさすぎ。。絶対もてないって!けど、あの、鎖のついた台から身を乗り出して歌うときも、なんか、ナルオーラが少なくて、身もだえしてるよう。。。苦しんでる歌なので、Markみたいに俺最高♪の演技よりも、身もだえのほうが感情移入できていいかもね。いやあ、へたれTybalt新鮮です。。

おまけに、横で髪を振り乱して怒ってるブロンド長髪のTybaltの彼女が激しすぎて目立ちすぎ。。いや、彼女だって事はわかったけど、怒り方が半端じゃないよ。。それも、Markとならブロンド長髪同士で似合うんだけど、へたれ黒髪Tybaltとじゃ似合わない。。それに、Tybaltが死んだときとかも、いろんな人に食ってかかったり、ホントに重要人物より目立つし。。ちょっと演技押さえたほうがよくない?最後のSchuldigでみんなで調和コーラスしてるときも、最後まで抵抗してるし。

MercutioとTybaltの死のシーンは、Markはマジで悪いやつ!刺されて死にかけてる(って知らないんだけどさ)Mercutioを蹴飛ばすときも、ホント楽しそうで悪人街道まっしぐらなんですが、へたれTybaltは同じMercutioを蹴飛ばす動作も、へろへろガキ大将がやっと相手をやっつけて、へへーんだってやってるみたいなの。なんか、人間小さいよ。。でも、こういう、気の小さいTybalt結構好きさ。

Markは 極悪Tybalt→Mercutioの死を知る→俺かよ!!俺のせいかよ!!おまえ何とか言えよ!→Romoeに刺される→お、俺ムキムキなのにひょろひょろRomeoに一刺しで殺されるなんてありえね。。。→死ぬ って言う演技なんだけど、このへたれTybaltは へへーんだ →Mercutioの死を知る→やっとけんかに勝ったと思ったら、人殺しなんて俺ついてなさすぎ。。→Romeoの刺される→俺、最後までついてない上、みんなの引き立て役だったのか。。寂しい人生だったよ。。→死ぬ って感じかな。
 
でも、このTybalt人間くさくて私はとても好き。歌うまかったからかなりポイント高いよ。

・Lady Capulet, Lady Montague, Lord Capulet

今日は年長組が全員メインだったのですごかった!!もう、RomeoママとJuliaママがメインキャストって分かった瞬間、Der Hass♪が待ち遠しくて!!いやあ、過去最高のDer Hass♪でした。CDよりいいし!もう、この二人に打ちのめされたよ。。それに、相変わらずLady Montague胸大きすぎ。。

JuliaパパのMein liebes Kind♪はすごいいいんだけど、いつも曲の前半はもぐもぐと歌うのが残念。。Juliaパパはこのソロよりも、コーラスの一部を歌うときのずどーんとした声の感じが好きさ♪

・Der Fuerst(Kai Peterson)

この人、いつものBoris(子供生まれておめでとう!)じゃない!!Borisがいいよーー!と駄々をこねかけた頃にVerona♪が!!!でも、始まってみるとこのFuerst悪くない!!!ていうか、全く文句ないし!!!!!前回初Borisを見たものの、Veronaはちょっといまいちかなあと思ってたんだけど、今日のVeronaは特別よかった!!!

なんか、両手を顔の前に上げて盆踊りのようなカッコをするFuerstスタイルが彼も炸裂して、笑ってしまった。。(ああ。見てないとわからないなあ、、。Willkommen in der Stadt♪の瞬間、手をさっと上げるの!!この手がなんか面白いの!)家に帰ってからもこの手つき練習して、Fuerstごっこしたり。。Mateの縦揺れの次くらいにヒットだわ。。

それにしても、このKaiうまいよ!!!Borisじゃなくてもいいくらい!(ごめんBoris..)それに、2幕のVeronaIIもすごいいい!!!もう鳥肌だったし。。見た目もBorisのような年齢不詳な美青年おじさんではなく、素敵に年をとった苦労人って感じがいい!

ちなみに、今回気づいたけどMercutioのおじさんらしい。ってことは、青組(笑)なのに、中立なんだー。

・Amme(Carin)

まあ、この人は前回語り尽くしたのでいいでしょう。相変わらずHahaha♪の歌(Wir sind aus Fleisch und Blut♪)では、最強Ammeです。あんなに強くていいのか?

・Pater Lorenzo

いやあ、今日は彼は絶好調でした。いつも私はRomeoの死、Juliaの死でどどーんと重くなった後、Warum♪が来るのがもう、重すぎて息も絶え絶えなのですが、今回のWarum♪はもう最高で、聞きほれてしまいました。Warumって神に向かって訴えてたかと思えば、後半はモンタギューとキャピュレット家の皆さんに向かって「どうしてこうなったと思ってるんだ!」と怒りを投げてるんですね。すごい迫力で、私まで怒られてるかと思った。

●ストーリー編

・ああー。やっぱりDie Angst♪の不安の精が気になるーーー。ほんと、ここはLukas一人で歌わせてあげてくれー。

・同じくOhne Sie♪のぼろぼろの荒野の精も結構気になるなあ。。そのあと、Wie sag ich's blossでMathiasにまとわりつくのがうっとうしすぎる!Mathiasに堂々とソロを歌わせてやってくれ!!ほんと、ぺたぺたMathiasを触ったりするのはもういいからー。

・Juliaが一回目に死んで、翌朝ママがベッドに横たわるJuliaを見つけた後で、いろんなアンサンブルがJulia ist tod!!!と叫ぶところ、なんか、学芸会っぽくて笑った。。。Benvolioの耳にまでJuliaの死のニュースが届くと言うところがポイントなんだと思うけど、何か別のやり方があったのでは?

・あと、手紙が行方不明になるところの手紙の精の動きが、見慣れてくるとなんか笑える。。あの、手紙を無くしたあとの頭くしゃくしゃにするところとか!

・手紙で思い出したけどR&Jのパンフの後ろのほうで、オーストリアのPost(郵便局)の広告が入ってるんだけど、そのキャッチフレーズが面白いの!!「ちゃんとした郵便システムがあれば、ロミオとジュリエットはハッピーエンドだった」って!!!確かにそうだよね。。Benvolioが自分で歩いてくるほうが早かったし。。ちなみにライムント劇場からR&Jはがきが送れるそうです。いったいどんなキャンペーンなんだ。。

●まとめ

いやあ、今回はほんと、3人組Herrscher der Welt♪とRasmusの死に様、へたれTybalt、苦労人Fuerst、怖いママたちあたりが見所でした。

さすがに3回も見ると、新鮮さがなくなってきて、リピーターの域に入るね。。色々と細かいところも見れたのでかなり楽しかったけど、反対に新鮮な作品も見たいなあ、という気もしてきた。リピーターはそれが難点ね。。
関連記事
秘密

トラックバックURL
→http://wienok.blog119.fc2.com/tb.php/982-96c94aa7