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2005-06-06 23:01 | カテゴリ:オペラ
このオペラは、ヴェルディの作品なんだけど、あまり有名じゃないと思う。少なくとも、オペラファンじゃなければ知らなさそうな作品です。

これが、結構面白かった!ストーリーは、スペインのフェリペ2世とイザベラ王妃(コロンブスのスポンサーだった人ね)とその次の王様、カルロス1 世について。(ドン・カルロスとは王子時代のカルロス1世のこと)登場人物は歴史的人物だけど、ストーリーは完璧フィクションで、カルロスとイザベラは好きあっていたのに、イザベラは政略結婚で父王フェリペと結婚させられる恋愛悲劇です。

こんな歴史的有名人が恋に悩んでいる!エリザベスの襟のイザベラ王妃があんなことや、おひげのフェリペ二世がこんなことを!と、歴史の教科書で見た有名人がみんな悩んでるのを見て、「たいへんだなあ」と思う話でした。

あまり有名なオペラじゃないし、期待してなかったんだけど、とても面白かった!5時間という長さじゃなければ、もう一度見たのに。。それに、フランス語で上演されるオペラも初めてだったのでわくわく。「ノン!!ジャメーー♪」とか「ジュテェェェェーム♪」とかオペラで歌うとなんか楽しいし。

一幕が終わって(一幕だけでも2時間以上!)、幕間でフォアイエに出てくると、なんと、マイクを持ったジャーナリストのような人が、テレビカメラに向かってしゃべってるではありませんか!ドイツ語、英語、フランス語で、「グーテンアーベント・オイロパ!(こんばんわ、ヨーロッパ!)」みたいなのりなの。パパラッチみたいなカメラマンがいっぱいいるし!で、テレビのインタビューかと思ってみてても、マイクにテレビ局のロゴがない!それに、オペラ座内のスクリーンにテレビカメラの内容が映し出されてる!

「さあ、皆さん、世紀の瞬間です!本物のフェリペ二世とイザベラ王妃、それにカルロス王子がお出ましになります!民衆の皆様、拍手喝采でお出迎えください!」というマイクを持った人の声。続いて、虐げられて鎖につながれた民衆(カトリックの王様によって逮捕されたプロテスタントの人たち)とフェリペ、イザベラ、カルロス役の役者の皆さんがオペラ座入り口から登場!そのまま、階段を通って舞台まで上がっていかれました。

なんと、幕間も演出のうちだったのです!オペラを見に来た私たちが、15世紀のスペインの民衆になったつもりで、王と王妃の登場に喝采し、そのまま舞台は次のシーンである、プロテストタンと処刑シーンへ移っていきました。

結局、ゲストの時間の関係で最後までは見れなかったんだけど、5時間のオペラを飽きさせずに見せるってすごいなあと、舞台のすばらしさと演出の巧みさに改めて感動しました。(長すぎるので、短くしたイタリア語バージョンの同名オペラもあります)

オペラって、よっぽど見たい!っていう作品じゃないとついつい先延ばしにして、結局見ないことが多いんだけど、ゲストが来るとこういう楽しみがあっていいね!
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