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2017年秋からウィーンで上演されている新作I AM FROM AUSTRIAが、宝塚で上演されるというニュースが入ってきました!


2019年 公演ラインアップ【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】<10月~12月・月組『I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-』>


『I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-』の著作権元(ウィーン劇場協会)ならびに作家からのメッセージ


これはビックリ!いや、日本でやるかどうかってことより、宝塚でやるってことがビックリです。けど、よく考えたら、宝塚でやるなんて、なんていい考え!あのド派手さや、レビューっぽさが、宝塚によく合うと思うよ!


それも、日墺友好150周年のイベントの一つして、この「オーストリア人による、オーストリア人のための、オーストリアについてのミュージカル」を日本で上演するなんて、本当に今しかないでしょ!的なタイミング!


このニュースが発表された途端、私のブログのIAFAレポや訳詞の記事にたくさんアクセスが集まったっぽいので、この記事では「I AM FROM AUSTRIA」ってどんな作品?とりあえず知っておくべきことは?みたいな疑問を持ってくる人に、読んでおく記事を紹介したり、オーストリアでどんな取り上げられ方をしているかなどをご紹介しますね。


まず、I AM FROM AUSTRIAは、ルカス・ペルマン(エリザベート再演、再再演のルドルフ役で、来日経験もある親日家)主演で、2017年にウィーンで初演され、2019年6月まで上演が決定している、ウィーン劇場協会オリジナル作品です。


ラインハルト・フェンドリッヒという、オーストリア人ならみんな知っている超有名シンガーソングライターの名曲を集めた、ジュークボックスミュージカル。特に主題歌の I AM FROM AUSTRIAという曲は、オーストリアの非公式国家とも呼ばれる、感動的な曲です。


この曲が好きすぎて、訳詞をブログに載せるまでに何年もかかってしまいましたが、渾身の愛を込めた訳詞と解説は、こちらの記事にまとめています。宝塚版を観劇する、しないにかかわらず、ぜひ読んでいただけたらと思います。


(ちなみに、フェンドリッヒはもともとミュージカル畑の人で、1993年に編んであウィーン劇場のJCSでユダを、ウィーン版シカゴ(1999年)にビリー役で出演しています。)


〇制作発表


また、ウィーンで制作発表が行われたときなどの情報はこちらからどうぞ。作品とキャストについて、制作発表のライブストリーミングを見ながら書き留めた情報です。次第に情報が明らかになってくる様子が生々しいですねw


【速報!】ウィーン新作I am from Austriaの主演はルカス・ペルマン!

ウィーンミュージカル新作「I am from Austria」キャスト発表記者会見①作品紹介

ウィーンミュージカル新作「I am from Austria」キャスト発表記者会見②キャスト発表

ウィーンミュージカル新作「I am from Austria」キャスト発表記者会見③作品の特徴、オーストリアのドイツ語


〇観劇レポ


そして迎えたプレビュー!あまりのぶっとんだ作品に、色々と大興奮したレポがこちら。まさか日本で上演すると思ってなかったので、そこまで厳密にネタバレを気にして書いていません。ウィーンで見る人向けに、劇場側が明らかに隠したがっている一番大きなネタバレシーンは避けて書いていますし、ストーリーにも軽くしか触れていないので、軽いネタバレOKな人は、全然読んでも大丈夫だと思います。


ウィーン新作ミュージカル「アイ・アム・フロム・オーストリア」I am from Austriaプレビューレポ①みどころ、演出、お勧め度

ウィーン新作ミュージカル「アイ・アム・フロム・オーストリア」I am from Austriaプレビューレポ②キャスト編

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〇トレイラー


ウィーン劇場協会公式トレイラーはこちらです。





〇ツイートまとめ


とまあ、このブログで過去に書いた記事をご紹介したわけですが、宝塚での上演が発表されてからつぶやいたツイートもまとめておきます。


・「故郷は甘き調べ」って上手いサブタイトルw これだけ聞いたら、ヨハン・シュトラウスとか、美しき青きドナウ的な「調べ」を想像しちゃうよねw 作中で登場するのは、初見の人が想像してるのとは違う「甘さ」と「調べ」だよねw 


・(ニューヨークへ行きたい!!と同じスタッフなので、似た感じという流れから)それにしても、「ニューヨークに行きたい!!」とは違って、宝塚って言うのがすごい。。宝塚なら、初動が大きいし、リピーターに頼らなくても、キャストと作品の魅力で行けそう!いや、ほんとNYっぽい感じで楽しいから!レビュー調だし、宝塚に合ってる!


・オーストリア人向けの内輪のジョークとかが、宝塚ならある程度は入れ込める気がする(エリザネタあったか記憶が定かではないが、フランツ・ヨーゼフネタはたくさんあった)。宝塚の客層なら、ウィーンに来たことあるだろうし、ザッハトルテも知ってるだろう。


・しかしあのムキムキのシーンはどうするんだw (ムキムキだけじゃなくて、主役二人の謎の全裸もあるw)


〇影の黒幕?


実は、私の歌の先生が、この作品のスタッフ(演出助手)をやってるわけですが、この作品の海外進出(日本も含めて)について、アドバイスを求められたことがあるんですよ。その直後の2017年10月に書いたツイートがこちら。


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IAFAの世界進出について相談されたw 元歌が知られてないから世界に版権売れないよね、ウィーンでこんなに人気なのにって言うので、IWNNINYも同じ系統だけど、ハマった人多かったよ!公演期間が短かったから、魅力に気付いた時には終わっただけで、もっと行けたよ!って伝えた。


元歌の知名度と関係なく、音楽がとてもいいのは確かだし、エンターテインメントとしてめっちゃ楽しいのは、国関係ない。NYと同じスタッフ!って前もって宣伝したら、気になる人っぱいいると思うよ!って力説した。あの名曲とパワー、エネルギー、笑いを、日本でも見てほしいよ!先生頑張れ!w


ローカルジョークや訛りを調整すれば、あのダンスの迫力、音楽の良さ、ストーリーのぶっ飛びっぷりは、絶対楽しいよ!しかし話を聞くに、VBW今回は世界に売ること全く考えずに作ったなw しがらみのない方が、自由に濃い作品を作れたりするんだw この個性の偏りっぷりが逆に特徴になってる。


そもそもエリザだって、海外に売るなんて考えずに作ったはずで、だからこそあんなローカル皮肉満載なわけだけど、それ故に英米ミューにない感じで、個性的で人気が出たんだと思う。ローカル過ぎるのは、マイナスではないこともあるのかも。

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そして、日本公演が発表されてから、歌の先生とやりとりしていた内容がこちら


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(宝塚で発表されて、ウィーン側はまだ発表されていなかった段階)

今歌の先生とSMSやり取りしてるw もう公式に発表されてることは知らなかったみたいなので、宝塚公式のリンク送ったよw 「クレイジーなアイデアだろ?」(schon verrückt, gell?)ってw スタッフがクレイジーって言うくらいだもんねw 私が日本上演お勧めするまで「国外で上演は無理だろ…」って言ってたしw


(三時間後、ウィーン側でも発表された段階)

歌の先生と裏でやり取りしてるけど、日本側の発表が先で、ウィーン側はそれを受けての発表みたい。第一報を私から受けて、先生は「その話もう解禁?」って感じだったw VBW側の発表がされて、先生も「やっと解禁になったね」ってw

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劇団側は、明らかに海外進出を考えずに作って、それもシカネーダーの海外進出もぽっしゃった感じだったから、弱気になってた。で、日本のミュージカルファン視点を知っている私に、こっそり聞いてみたんじゃないかな。


そしたら私が謎の日本公演推しw シカネーダーは「キャスト次第では。。お客さん呼べるキャストをシカネーダー役にしたら、そのファンは劇場に来ると思いますよ。。」みたいな感じで言ったんだけど、IAFAは「オーストリアンジョークが理解できなくても、作品のパワーと曲の良さでぶっ飛ばせますよ!海外進出イケイケどんどん!」って感じで、先生が引くほどに「オーストリア人じゃなくても楽しめる!」って言ったので、その気になったのかも。


もちろん、ほかの要素もいっぱい絡んでると思うし、VBWとしてはIAFAよりシカネーダーの方がずっと海外に売りたいはずだから、ここでIAFAのほうが選ばれたのは、日墺150周年の後押しがものすごく大きかったと思うけどね。


というわけで、この日本公演に、私のアドバイスがちょっとでも役立っていればいいなー、と、ウィーンミュージカルに関わるはしくれとして思うわけです。


〇独語記事


ドイツ語ですが、ウィーン劇場協会や、ほかのメディアでも、IAFAの日本公演の話が取り上げられています。


I Am From Austria ab Herbst in Japan←ウィーン劇場協会(公式)

Musical „I am from Austria“ ab Herbst in Japan←オーストリア国営放送

VBW-Musical "I am from Austria" ab Herbst in Japan ←Salzburger Nachrichte


(ひとりごと)


オーストリア国営放送のサイトでは、「2500万人がウィーン劇場協会の作品を観劇したが、うち1/3はアジア人」「日本では、ウィーンミュージカルがひとつのジャンルを形成している」みたいなことが書いてあり、VBWと日本やアジアの強い関わりが強調してあります。


VBW公式の「宝塚歌劇団」の説明が密かに面白いw 「100年の伝統」「上演作品は主にミュージカル、少女漫画(Shojo Manga)の舞台化、日本や中国のおとぎ話など」「男性の役も女性の役も、女性の役者が演じる」だって。Shojo Mangaってドイツ語で書いても皆知らないよw るろ剣とか少年漫画原作の作品もあるよね。


〇CDとかグッズとか


最後に、当店でお取り扱いしている、I AM FROM AUSTRIA関連のCDやグッズをご紹介しておきます。ウィーンでの上演が終了すると(7月以降)、在庫が無くなり次第お取り扱いを中止いたしますので、気に入ったものがある方は、日本公演を待たず、お早めにどうぞ。


I AM FROM AUSTRIA ウィーン版キャストアルバム<2枚組みCD>


I AM FROM AUSTRIA ウィーン版プログラム


ラインハルト・フェンドリッヒ ベストアルバムCD (I AM FROM AUSTRIA元歌)


I AM FROM AUSTRIA Tシャツ(女性用)


I AM FROM AUSTRIA Tシャツ(男女兼用)


I AM FROM AUSTRIA リュックサック


I AM FROM AUSTRIA ケーキキーホルダー&ボールペンセット


I AM FROM AUSTRIA ローデン生地キーホルダー&ペンケースセット


〇最後に。。


今回のIAFA宝塚公演に関しては、やはり宝塚ファンの方から「いったいどんな作品なの?」的な声が聞かれていますし、私の正直、このぶっ飛んだ作品を宝塚で上演してどんな感じになるのか、想像もつきません。


けど、宝塚だからこそ、内輪ネタや、あの世界観をうまく処理して、楽しいエッセンスを存分に発揮できるようにしてくれるだろうという、安心感があります。


オーストリア人しか知らない背景知識満載のエリザベートを、あそこまで日本人に受けやすく作り変えてくれた宝塚ですから、今回も膨大な内輪ジョークも、ちゃんとわかるように仕込みなおしてくれると思います。


あのネタは日本版ではどう変わった?的な側面からも知りたいので、この作品は絶対映像で見てみたいです!(上演時期に一時帰国ができないので。。)また上演時期には、ツイッターなどでのレポ、感想を読み漁ろうと思います。


そして、この機会にフェンドリッヒの名曲の数々を、日本の皆さんに触れていただけたら、一ファンとしてとてもうれしく思います。


日墺友好150周年万歳!(笑)



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