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2018-02-21 16:19 | カテゴリ:モーツァルトの歴史

シュロス・ホーフ宮殿についての記事を書いたんですがが、いつ見てもため息もののこのSala terrena。庭に出る手前の部屋です。元々は奥の扉のところの様に、金の装飾だったのですが、修復の際に元々金だった部分は灰色に置き換えられています。

 

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この内装を担当したのが、Alberto Camesinaというイタリア人。この名前どこかで聞いたぞ?と思ったら、モーツァルトが住んでた現モーツァルトハウス博物館に、モーツァルの前に住んでた人だ! 

 

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モーツァルトハウス

 

Alberto Camesinaは、有名な内装家で、バロック時代の建築家Johann Bernhard Fischer von ErlachやJohann Lukas von Hildebrandtの内装の仕事をしていたので、作品はたくさん残っています。

 

この人はイタリア出身で、ザルツブルクでミラベル宮殿やレジデンツの仕事をした後ウィーンへやってきました。モーツァルトと似たパターンですね。

 

ウィーンでは、ホーフブルク、ベルヴェデーレ、ペーター教会、カールス教会の主祭壇、プルンクサール等の歴史に名を残す建物の内装を手掛けました。モーツァルトがコロレドの部下として滞在していたドイツ騎士団の館の教会の内装(ほぼゴシックに見えますが、バロック時代)も彼が手掛けたので、やはり同時代の芸術家同士、色々な接点がありますね。

 

そして、このCamesinaがモーツァルトハウスに住んでた時に、シュロス・ホーフの内装も仕上げていて、上記の美しい部屋を完成させています。

 

●モーツァルトハウスの謎の豪華な小部屋

 

また当時、自宅をショールームの様に使っていたので、部屋の一部を超豪華な大理石にリフォームしました。一般人の部屋なのに、ここだけやたら豪華なのは、そういうわけなのですね。

 

このCamesinaの後にここに入居したモーツァルトは、この部屋を寝室して使っていたと言われています。

 

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Kurs:Welterbe, Kulturgüterschutz und Kommunikation (Sommeruniversität 2016)/Arbeiten/Musikerwohnungen in Wien: Mozarthaus Wien – Wikiversity

 

モーツァルトハウスの他の部屋は、下の写真みたいにシンプルなので、このショールーム部屋だけやたら豪華で、びっくりします。モーツァルトも一部屋の小部屋とは言え、貴族級の内装に囲まれ、貴族気分を味わったのかもしれませんね。

 

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Mozarthaus Vienna

 

しかし、ホーフブルクやシュロス・ホーフ、ベルヴェデーレ宮殿を飾った内装家の作品を見上げながら眠るなんて、最高の贅沢ですね、モーツァルト。。

 

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Mozarthaus Vienna

 


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