舞台はウィーン!
この缶詰みたいなの、パン生地なんです。スーパーで見つけたので、これがパンになるとは信じられず、買ってみました。
生地から作らなくても、自宅で焼きたてパンが食べられる!日曜の朝とかに超オススメ!
それでは、この缶入りロール生地の使い方をご紹介します!
●缶入り生地でパンを焼いてみる
入れ物は缶のように見えるけど紙です。ロールをくるくる外すと、巻いたパン生地が入ってます。
中の生地を広げて、切り取り線で三角に切ります。
生地を、手前に短い辺が来るように置き、二等辺三角形になるように形を整えます。
手前から奥に生地を巻き、最後に三日月型に曲げます。
天板に並べて、オーブンで200度で12分。オーブントースターでもOK。焦げそうな時は前半アルミ箔を乗せてもいいかも。1缶で6個焼けます。
缶を開ける前にオーブンの予熱を始めるとして、スタートしてから焼き上がりまでは、20分くらい。週末の少し時間がある日の贅沢朝ごはんにぴったりです。
●お味は?
ほんのり甘く、中はしっとりふんわり、外はパリパリで、焼きたてにバターを付けて食べると最高です!
形はクロワッサンに似ていますが、クロワッサンほど薄い層が重なっているわけではなく、バター多めでもないです。どちらかと言うと軽めのパン。バターと塩のない塩パンみたいな感じです。
●このパンの名前は?
このタイプのパンはドイツではHoernchen(小さい角)と言いますし、オーストリアではKipferlという呼び名のほうがメジャーです。(オーストリアでHoernchenと言うと、角の形に曲がった穴の空いた小さいパスタを意味することが多いです)
ドイツの製品なので、このパッケージにはHoernchenと書いてありますが、オーストリア人なら、これはKipferlだと言うでしょう。
パン屋さんでKipferlという名で売っているパン。まさに同じ形状ですし、味も同じです。
これ作ってて思ったこと。クロワッサンはマリー・アントワネットが、ウィーンからフランスに持ち込んだらしいけど、もしかしてこのKipferlが食べたかったんじゃないかな?で、フランスで作らせてみたらバター多すぎ、生地重ねすぎでクロワッサンになり、これもイケるね!ってなったのかもw
これと似た形のパンでBeugelというのもあります。素人目にはKipferlもBeugelも同じに見えますが、Beugelは「く」の字や「コ」の時に「曲げられて」います。三日月状に孤を描くHoernchenやKipferlとは、作り手の意識は全く違います。
あと、HoernchenやKipferlはプレーンですが、Beugelはナッツペーストや芥子の実ペーストなどの、ずっしりとしたフィリングが入っていることが多いです。
●缶入り生地をアレンジ!
持ち寄りを持っていく機会があったので、この缶入り生地の、二等辺三角形を更に半分にして、ミニサイズで、中にハムのフィリングを入れて焼いてみました。
これで、Schinkenkipferlの出来上がり!三口サイズで、子供にも食べやすい味で、持ち寄りに最適です。たくさん巻くのちょっとめんどくさいですが。。
というわけで、今回はオーストリアのスーパーで、ちょっと勇気を出して買ってみた、缶入りパン生地のご紹介でした。
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