FC2ブログ
2017-10-11 16:39 | カテゴリ:オーストリアの政治

さて、では早速ポスターウォッチングを始めましょう。それぞれの党のメインの主張がわかりやすい感じで並べています。

 

もちろん全種類のポスターを集めたわけではないので、私の好みで選んでます。それぞれの党で二枚ずつ、好みのポスターを最初に挙げて、残りのポスターをその後で解説する感じでいきます。好みのポスターが多すぎて選ぶの難しかった。。w

 

まず町でポスター観察をして、写真を撮ったりキャッチコピーをメモれなかったものをネットで探して補足しているので、私が実際に見たもの優先です。あと、ウィーン市とNOe州でウォッチングしてるので、州によっては見かけないポスターもあると思います。

 

オーストリア総選挙2017ポスターウォッチング①選挙概要とかポスターの醍醐味とか

オーストリア総選挙2017ポスターウォッチング②二大政党ポスター

 

参考記事:

舞台はウィーン! オーストリア大統領選2016 候補者ポスターを見比べてみた

舞台はウィーン! オーストリア選挙戦VS面白匿名ポスター

 

●保守党OeVP

 

それでは、保守党のポスターからご紹介しますー。

 

startseite_thumb_thumb

「新しいスタイル。時が来た」

 

087a6aa6-diesmal-kurz_0da09e0da09e000000_thumb_thumb

「今回はクルツ(「短い」と掛けてる)」

 

国民党は全体的にポスターがクールでシャープでかっこいいので、目を引くし、キャッチコピーがまたなんだか読みやすいから、好きなポスターが多いなー。

 

あと、こういうのもあります。

 

7e04d4f7-poster-visualisierung_0az0az06108d02e018

「Now or Never!」

 

 

25A09BD1-B2E4-4B0C-8DFB-78602D7D9D21_v0_h

「新しいことを始める時が来た」

 

csm_NRW17_HP-Slider_SK_Tun-was-richtig-ist_9dd6207135

「正しいことをしよう。オーストリアのために」

 

topelement

「オーストリア、トップに戻ろう。私たちみんなのために」

 

この写真のイケメン誰?って思うと思うんですが、こういう人です。

 

 

というわけで、めちゃくちゃ若い党首候補ですが、特に移民インテグレーション関連の経験が豊富。現時点では国民党が一番人気なので、このまま逃げ切れば、彼が首相になる可能性はかなり高いと言えます。

 

で、ポスターの特徴。とにかくクルツの若さを前面に出して、古臭い老人ばかりの保守的な国民党のイメージから、フレッシュさ、今までとは違う感じをアピールしています。

 

党のカラーが青なのに、あえて水色を使っているも、新鮮でいい!

 

まあこれは政策も関係があって、今まで移民難民問題に指をくわえて見ているだけだったために、去年の大統領選で情けない結果に終わったことを受けて、もっと厳しめの政策を掲げ、移民難民に厳しい自由党に逃げた表を取り返そう、という意思の表れでしょうね。

 

とにかく、移民難民問題に詳しい、若くて人気のあるクルツを党首に据え、しっかり国民が一番気にしている問題に取り組むという姿勢をはっきりと表しているといえます。おかげで国民党は一番人気。与党の座を奪還できるかもしれませんね。

 

しかし、選挙ポスターウォッチャーとして一つ大きな難点が・・。クルツ人気にかまけて、新鮮さアピールで支持者の取り戻しを狙うのは全然いいんですが、具体的な政策のポスターがないよ。。漠然と「オーストリアのために」とか「今こそ」みたいな感じで、具体性は他の党に比べてかなり弱い。まあ、クルツ人気だけで勝てそうな余裕なんでしょうかねw


●社会党SPOe

 

社会党のテーマカラーは赤。現首長Kern(ケルン)の信頼性や経験をアピールしています。

 

2017-09-26 10.28.37_thumb[5]_thumb_thumb

「経験」

 

298.599_thumb_thumb_thumb

「経済成長」

 

この二つは私の好み。端的で言いたいことがわかりやすい。そして、投票用紙にXを付けるサインが古典的だけど、今回の選挙ではオリジナリティになってる。町の人と話しているイメージは、社会党に合ってる。そういえば保守党のポスターは一人で映ってるのが多くて、孤高の人みたいな感じになってるな。

 

あとは、こういうのもありました。社会党=ソーシャルな党=弱者の味方的なアピールは、上の二枚ではあまりなかった(というか、上の二枚のスローガンは保守党でも全然使える感じw)のが、下の三枚ではちゃんと党の方向性をアピールしてる。

 

2017-09-26 10.30.12_thumb_thumb_thumb

「未来」(子供とケルンを並べて、ファミリー層にアピール)

 

asdfa_thumb_thumb_thumb

「ソーシャル・セイフティ」(日本語に訳すとなんかピンと来ないので英語にしてみた。今度は年配の人と握手するケルンで、年金生活者層に、生活の保障と治安の向上をアピール)

 

2017-09-25 11.45.55_thumb_thumb_thumb

「現代的。ソーシャル。安全」(まあModernというのはクルツに対抗したのかな。それにしてはがっちりした感じですけど)

 

他に社会党は、具体的な政策のポスターもあるみたいだけど、あまり街では見かけないなあ。

 

20604554_10155291395330081_3687303167490483078_n_thumb_thumb_thumb

「労働所得に対する減税」

 

20638016_10155291395380081_7298603676603974866_n_thumb_thumb_thumb

「20万件の新規雇用」

 

293.811s_thumb[1]_thumb_thumb

「皆のための安心な年金」

 

まあ、政策まで見ていくと、ソーシャルを目指してるっていうのはわかるけど、全体に見てると、保守党どう違うの?みたいな感じもします。

 

一応もらったチラシの中の政策も。

 

2017-09-23 15.58.27_thumb_thumb_thumb

 

基本ソーシャルだけど、セキュリティとか、移民難民に厳しくする方向の政策もありますねー。

 

さて、ポスターを紹介したわけですが、現首相Kern(ケルン)を抱える社会党はピンチ。

 

Kernも難民列車問題の時の国鉄の総裁ということで、難民問題には詳しい。そして、移民難民に厳しめの現防衛大臣と似た方向で、社会党も今までのんびりしていたのを、治安維持や移民対策優先に舵を切ることにしたわけです。

 

方向性的には保守党と似ていて、突然この選挙から移民難民問題に厳しくなり出したわけですが(というか、去年の大統領選から党内で色々ともめにもめてこの方向性になった)、さあ社会党は第二党で行けそうかと思えた時、シルバーシュタイン事件のスキャンダルが。。

 

 

これで、社会党はかなりの逆境に立たされたわけですが、選挙当日までどう動くか、予断を許さない状況になってきました。

 

(次はその他の党を見て行きます。ツッコミどころ満載w)

 

 

(ミュージカルと関係なさすぎてCD選びが適当w)

 

映画「オペラ座の怪人」 ドイツ語吹替版サウンドトラックCD(Uwe Kroeger)

 

↑「え・ら・べ・・・」

 

 

ドン・カミッロ&ペッポーネ ウィーン版ライブCD<2枚組CD>

 

↑労働者の味方の市長さんが出てくる話

 

 

ルドルフ ウィーン版 全曲ライブ版CD<2枚組み>

 

↑ジャーナリスト気取りで政治記事書いて人生めちゃくちゃになった人の話w

 

応援クリック ありがとうございます!

 

関連記事
秘密

トラックバックURL
→http://wienok.blog119.fc2.com/tb.php/2129-2454c348