ミュージカル「ドン・カミッロ&ペッポーネ」の登場人物とストーリーを解説しておきます。

 

まず、この作品は、同名のイタリア・フランス共同制作の映画シリーズを舞台化したもの。時代は第二次世界対戦直後のイタリアの架空の村。

 

村のカトリックの神父ドン・カミッロと、新しく選ばれたコミュニストの市長ペッポーネの、真剣だけどコミカルな、村を巡る攻防のお話です。

 

今回は、もし日本上演された時に備えて(あればいいけどあるかな?)、ネタバレ無しの登場人物紹介をしておきます。

 

●登場人物紹介

 

ドン・カミッロ:36軒の家と170人の住民しかいない村のカトリックの神父。教会のイエズス像と会話ができる。カトリックなので保守的だが、性格は結構荒っぽくて世俗的。夢は、教会に沢山人が来ることだが、来なくても少ない信者向けにそれなりにやっていっている。カトリック=保守的=金持ちの味方とレッテルを貼られがちだが、実際の所カトリックの教えを守って、弱者の味方でもある。

 

ペッポーネ:第二次世界大戦で台頭したファシズム(ムッソリーニ)の反動で選ばれた、バリバリのコミュニスト(共産主義者)の市長。学がなく荒くれ物。コミュニストなので弱者の味方だが、市が財政難のため、お金にちょっとがめつい。ポピュリスト的なところがあるので、市民を煽ったり、すぐに発砲したりする。

 

(村なのに市長と言う言葉を使っているのは、ドンカミッロは「わが村」と呼んでいるんだけど、ペッポーネの肩書はBuergermeister(市町村長)で、何となく今までのレポで「市長」と呼んでたからという適当な理由です。神父と市長っていう方がなんかゴロがいいし、対等っぽいしw)

 

資本家Filotti:村に住む資本家。500頭の乳牛と広大な土地を持ち、労働者をこき使っている。ムカつく頑固な金持ち。Filotti家は資本家なので、カトリック。

 

ノンノ:Filottiの隠居した父親。ノンノはイタリア語で「おじいちゃん」の意味。のほほんとしていて、80越しても女好き。

 

ジーナ:Filottiの一人娘。労働者の息子でコミュニストのマリオリーノと恋に落ちる。

 

労働者Brusco:Filottiの隣に住む貧しい農民。Filottiと同じくらい頑固で、嫌い合っている。

 

マリオリーノ:Bruscoの息子で、共産主義にどっぷりの若者。Filottiを嫌っているが、その娘のジーナと恋仲。

 

先生(ラウラ):村に派遣されてきた学校の先生。インテリで共産主義者。このお話でまともに読み書きできるのは、神父との先生のみ。コミュニストなので神や魂の存在を信じていない。ノンノと色々ある(笑)

 

老婆:語り手役の老婆。後半この人物が誰か明らかになる。

 

では、次回から、ネタバレ有りのエピソード解説になりますー。

 

 

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