ミュージカル・ミーツ・オペラ9 ドン・カミッロ&ペッポーネコラボの記事の続きです。

 

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Ronacher劇場

 

●出演者

 

ドンカミッロ側の出演者もマヤさんやらAndreas Lichtenbergerやらファーストが沢山出ていて、それもすごい名のある人ばかり!なんだか、シカネーダーの時より、出演者のやる気やら楽しんでるリラックス感が伝わってきて嬉しくなった♪

 

ドンカミッロは、前回(4日前)見た時セカンド率が高かったのは、Andreasの急な手術が入ったからだったんだとか。土曜日(8日前)に急に腹痛を訴え、すぐに手術をして、この日(日曜)には舞台に立ててたんだから、すごいよね!おなかにはピアスだらけらしいw そのせいで、ドンカミッロをセカンドのThostenがやって、Thorstenの役(クロシュの父)を別の人がやり、Martin Bergerが資本家をやったという、かなりイレギュラーな配役だったっぽい。

 

今回は4日前に見た時よりファースト多めで、セカンドは市長だけかなー。それも顔と声でKai Petersonかなーけど出てたっけ?と思ってたら、やっぱりKaiで大当たり!!Frankより優しそうだけど、これもThorstenと同じく声量が素晴らしく、この作品はファーストはキャラ、セカンドは歌声で選んでるなー、と実感。どちらも素晴らしいので、迷うよー!

 

Thorstenの神父は芯が通っていて頼れる人だけど、実は人情にあふれてて、人間くさいって感じですごく好きなんだけど、Andreasはしっちゃかめっちゃかで、どんな破天荒なことを起こすか予想できないけど、よく見たらいい人、っていうのもすごくいい。歌声もThorstenの方が安定してる深い美声だけど、AndreasもUwe的なキャノンが出るからなー。甲乙つけがたいなー。

 

インタビューで主要キャストの過去の役について話してたんだけど、あまりにおじさんたちがみんなすごい人たち過ぎて震え上がったわ。死にかけじいちゃんがまさかの、本職はオペラ歌手で、オペラ座の怪人ウィーンで4年もやってた人とは!ほぼソロはない役なのに、実は超美声で、オソレミーオの歌声が素晴らしかった!御年77歳で、86歳の役をやってる。っていうか、ファントム様スケベオヤジになって降臨w

 

そして、ジーナのパパの資本家のファーストキャストはReinhard Brussman。初代バルジャン様でございます。。貴婦人にも出てたよね。めちゃくちゃ怖そうで声が野太い美声。。

 

更に、クロシュの父のファーストがMartin Berger(水曜日は資本家役で見た)。この人キャッチミーの刑事で大好きだったんだよね。「ミスサイゴンのクリスもTdVのクロロックもやったけど、恋愛が成就するのに死ぬなんて、やつらはルーザーだ。この役が好きだ!」とか言ってて爆笑wいや、クロロック死んでないけどw

 

 

オペラ歌手側は、大好きなMorton Frank Larsen(フォルクスオーパーのスウィーニー)や、前回出ててものすごく上手かった、若手(20歳!)バリトンのAlexander Grassauerが出演してて、もう恍惚となって聞いてた。他の二人のソリストClaudiaとCarlos Osnaも素晴らしくて、残念なソリスト一人もいなかった!

 

Larsen様はMMOは3回目!いつもオファーしたら、二つ返事で出演を即答するんだとか。いつもご機嫌で、色々提案してくれて素晴らしい!とMMO賞みたいなのを受賞してたよ。Larsen様大好きだよ。。セビリアの理髪師のフィガロの歌と、リゴレットの父娘の故郷についての歌を歌ってくれて、クロスオーバーのラブソングも歌ってくれたよ。。

 

音楽監督 Koen Schoots

 

DON CAMILLO & PEPPONE

Andreas Lichtenberger, Maya Hakvoort, Kai Peterson, Kurosch Abbasi, Jaqueline Reinhold, Ernst Dieter Suttheimer, Reinhard Brussmann, Martin Berger, Femke Soetenga

演出家 Andreas Gergen

 

オペラ歌手

Claudia Goebl, Morton Frank Larsen, Carlos Osuna, Alexander Grassauer

 

 

●新しい試み

 

今回のMMOでいつもと変わってたのは、いつも指揮者とは別にピアノ演奏のWolter Lochmann氏がいるのに、今回はピアノも指揮もKoen Schoots氏だったこと。オケ(上の階)とピアノ(舞台上)と行ったり来たりが大変。MMOでSchoots氏が前面に出るのは初めて。

 

Schoots氏がインタビューされたのも初めて。オペラの指揮もしていましたが、大規模オケと少人数のバンド編成ではどう違いますか、と聞かれ、「Handwerk ist Handwerk(手作業は手作業)」と答えていたのが職人ぽくて印象的。この人がある程度の長さをしゃべるのを聞いたのは初めてだわ。

 

あと演出のGergen氏のインタビューもあった。なんと墺人だった!好感の持てる感じで、頑張って仕事してる感じがあって、ちょっと応援しようと思った。彼の仕事っぷりは、マンネリもあるけど、サプライズもあって、どう評価しようかまだ迷ってたけど、インタビュー聞いてなんか好きになったw

 

●バックステージを舞台に乗せて解説

 

今回は主要スタッフのインタビューだけでなく、作品のバックステージを見せるという試みも新たにあった。マヤさんが老婆メイクの途中で出てきてくれたのもあったし、何より爆笑だったのは、赤ちゃんの洗礼式の前に神父と市長が殴り合いのけんかするシーン。

 

ここ何度見ても爆笑のシーンなんだけど、実際の殴り合いは舞台袖で行われて、舞台上で見えるのは、ケンカを見ている4人だけ。うち一人はけんかを止めに入って、ボコボコにされるw最後は神父が勝つわけだけど、この舞台袖の様子を見せてくれた!

 

なんと、ガンガン殴ってる音は、金属製のごみ箱を神父が落として転がしてるだけだったwその間市長は殴られメイクされてるw見習い修道士引っ張りこむのも神父本人w靴を投げるのは市長w舞台袖で本人たちがテンション高くゴミ箱転がしてるのは、超面白かった!!この作品好きだ。。

 

 

●恒例メドレーとかフィナーレとか 

 

ラストはドンカミッロのラストの、超盛り上がる曲!!!像はないし、婚礼衣装ではないけど、ちゃんとクロシュが帽子にマントに自転車で、マヤさんにキスしたところは、もう号泣。。。なんで文脈ないのに泣くの私。。アンサンブルが少ないので、マヤさんからジーナに切り替わるところも見えた。

 

ああ・・やっぱりこの作品全部好きだけど、このラストの歌とシーンが大好きだわ。。ほんと、この歌聞いたら来てよかったー!って思う!!!実はこの作曲家結構好きかもしれないので、またミュージカル作って欲しいなー!!

 

というわけで、コラボ作品自体が好きなんだけど、MMOの構成もゆったりとして時間に追われない感じで、舞台上の皆さんがリラックスして楽しんでた感じがすごい伝わってきて、数年前のMMOの雰囲気に戻ってきた気がする。今回はそういう意味で、すごく楽しかった!!次回はTdVでやるかもよー!との言葉が、いつも大好きな博識の司会者Daenemark氏の口からありましたよー!

 

星の王子様で、「砂漠は井戸を隠しているから美しい」っていうせりふがあるけど、大好きな作品を上演している時のウィーンは、普段より美しい気がするよね。なんで今更こんなにドンカミッロにハマったんだ私w

 

Musical Meets Opera 9 | Aktuelles | Musical Vienna - Die offizielle Seite der VBW

 

 

 

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ドン・カミッロ&ペッポーネ ウィーン版プログラム

 

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