前回の記事に引き続き、2017年9月30日から上演される、20周年記念ウィーン再々演版ダンス・オブ・ヴァンパイアのキャスト発表記者会見のご紹介です。

     

    2017/6/13 11:00-Ronacher劇場にて

    https://www.musicalvienna.at/de/aktuelles/338/Castpraesentation-TANZ-DER-VAMPIRE

     

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    今回は、この記者会見の最後に二曲だけ歌われた歌唱部分のコメントから行きます。上記の映像で言うと、55分ごろからです。

     

    <歌唱映像>

     

    ♪Draussen ist Freiheit(アルフレートとサラ)

     

    二人とも現役学生で若いが、声の質もピッタリで、歌も文句なく上手い。表情の作り方もいい感じ。声に感情も上手く乗っている。

     

    こういうサラ、Marjanにはなかった雰囲気ー。若いから未知のものに対して恐れ知らずで、ちょっとやんちゃな感じ。世話焼きで怖がりのアルフレートと対照的。これは楽しみー!

     

    ♪Totale Finsternis(二人のクロロックとサラ)

     

    右からDrew左からマーク。真ん中にサラ。マークとDrewが二人でハモるところがいい!!

     

    Drewの声はロックで深く芯がある、Markはシカネーダー風(トーマスのように深くはないが、クラシック寄りに響かせようとしている感じ)

     

    二人で一緒に歌うところがほんと鳥肌モノ。Drewの高音がいい!Markの高音はちょっと顔が赤くなってるw

     

    サラも、よくこの二人と対決して歌っている。歌声が頭飛び出して響くだけじゃなくて、落ち着いて演技している。表情がすごくいい。このサラを見ていたら、今まで感じたことのなかった物語の理解が深まりそうな気がする。この声なら、マークよりDrewの方が合いそう。

     

    結局この曲、サラの歌だから、サラの歌声と表情次第だなー。Marjanよりも初演の人のパンチのある声に似てる。めっちゃ期待膨らむ。さっきの無邪気な恐れ知らずな少女が、ここでクロロックのダークサイドを知って受け入れ、女になる。

     

    最後のVerstandを歌うサラを見つめるマークの表情がファン垂涎wそして、キスした後素に戻って苦笑するDrewとマークに対して、最後まで演技を続けるサラ素晴らしい。

     

  • <セカンドやアンサンブルを含めた全キャスト>
  • Krolok – クロロック:Drew Sarich(9/20-11/9), Mark Seibert(11/10/12/31), Thomas Borchert (1/2-); Cover: Florian Fetterle,  Filippo Strocchi
  • Sarah – Diana Schnierer, Cover: Abla Alaoui, Anetta Szabo
  • Alfred – Raphael Groß, Cover: Christopher Dederichs, Daniel Eckert
  • Professor Abronsius – Sebastian Brandmeir, Cover: Fernand Delosch, Luc Steegers
  • ChagalNicolas Tenerani, Cover: Fernand Delosch, Martin Stritzko
  • Herbert – Charles Kreische, Cover: Christoph Apfelbeck, Jan-Eike Majert
  • Magda – Marle Martens, Cover: Anja Backus, Tanja Petrasek
  • Rebecca – Dawn Bullock, Cover: Floor Krijnen, Tanja Petrasek
  • Koukol – Florian Resetarits
  • Nightmare Solo – Vinicius Gomes, Filippo Strocchi, Cover: Fernand Delosch, Christoph Apfelbeck
  • Tanz-Solistin – Lucy-Marie Fitzgerald, Martina Borroni, Vanessa Spiteri
  • Weißer Vampir – Jasper Caransa, Cover: David Baranya, Jan-Eike Majert
  • Schwarzer Vampir – Arltan Andzhaev, Cover: Jordan Hinchliffe, Fabian Lukas Raup
  • Ensemble Gesang – Abla Alaoui, Anetta Szabo, Christopher Dederichs, Luc Steegers, Martin Stritzko, Floor Krijnen, Anja Backus, Tanja Petrasek
  • Ensemble Tanz – David Baranya, Jordan Hinchliffe, Fabian Lukas Raup, Martina Borroni, Vanessa Spiteri,
    Julia Waldmayer, Maja Luthiger
  • Swing – Daniel Eckert, Christoph Apfelbeck, Susanna Panzner, Jan-Eike Majert, Tamsyn Blake, Anouk Rietveld, Morten Daugaard

musicalzentrale - Tanz der Vampire (2017/18) - Ronacher Wien

 

<ひとこと>

 

最初は、無名の新人やら学生やらキャスティングして大丈夫かVBW?って感じだったんですが、サラとアルフレートの歌唱を聞いて不安は吹き飛びました。これは、超若返りキャストですが、期待できるかも!教授も超若い人で、初演再演とKrannerさんしか知らなかったウィーンの観客はちょっとビックリするかも。けど楽しみ。

 

今回のキャストは、クロロック以外はマグダのMarle Martensくらいしか有名な人はいないんですが、若々しくて弾けるような舞台になる気がしてきました。

 

そもそもTdVは、初演で高校生くらいの若者の間で熱狂的な人気を博したわけで、そういう意味では、キャストがその高校生にウケそうなメンバーと言うことも、意味があるのかもしれません。

 

しかし、20年前に初演されたってことは、初演当時高校生だったファンは30代になってるわけで、今回のキャストで初演を知っている人はほとんどいないんじゃないかな。そう思うと、完全に世代交代だなー。客層をうまく狙って、初演の時のような人気が出るといいね。

 

更に、ここだけ馴染みの顔が並ぶと、逆にちょっと浮いているクロロックのキャスティング。DrewとMarkとThomas全員連れて来るとはww他のキャストでかなり賭けに出たのに、ここだけ堅実w

 

私は再演のクロロックとしてトーマスとDrew両方見てるけど、トーマスのクロロックはほんと好きだから、また戻って来てくれて嬉しいです。

 

Drewはトーマスと比べるとそこまで好みではなかったんだけど(Drew自身はすごい好きだけど、この役はもっと深い声が合ってる気がする。。)、今回のサラの声との相性は、この三人で一番良さそう。

 

大御所っぽい貫禄をたたえるトーマスやマークに対して、Drewはロックよりなだけあって、いつまでも若者とつるんでそうなので、今回の異様に若いキャストにもスムーズに溶け込んで、今回の三人クロロックの中では一番、他のキャストに馴染む気がする。

 

Drewクロロックは何度も見たからいいかなーと思ってたけど、やっぱりこのメンバーなら、Drewで一度見たくなってきたな。

 

マークは唯一見てないクロロックなんだけど、ドイツの映像で思ったよりよさげだったので、一度は見ておきたい。けど期間短いし、競争率高そうだな。。

 

というわけで、当初Drew0、Mark1、Thomas2くらい見たいなーと思ってたのが、歌唱映像見てDrew2,Mark1, Thomas2になってしまった。。絶対そんなに見に行けない。どうしよう。。。(笑)

 

けど、クロロックより正直、サラとアルフレートが超気になってる。この二人のおかげで、再演の時に感じられなかったストーリーの発見があって、この作品の魅力に気が付けるかもしれない(再演の時は、この作品がそんなカルトになる理由がイマイチ自分で発見できなかったので)。

 

というわけで、キャストもキャストだけど、作品の魅力に気が付かせてくれるチャンス!やはりストーリーの深みがあってこその舞台なので、根本的なところから楽しませてもらえるといいなーと期待しています。

 

 

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