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2017-06-07 16:20 | カテゴリ:ウィーン生活

前回の記事で、ウィーンで教会のミサに参列するときの日本との違いや同じところについて説明しましたが、今回は、ゲストとして結婚式に招かれた場合について説明します。

 

●結婚式ミサ

 

信者でなくても、親戚や友人の結婚式に招かれ、教会の式から参加することがあるかもしれません。

 

結婚式のミサは、普通のミサと違って、参列者がほぼ新郎新婦の友人、知人、親族です。そのためアットホームな雰囲気になります。また、地域住民が毎週参加していて、暗黙の了解が多い通常のミサと違って、結婚式の式次第は一回限りのもので、多くの参列者が手探りです。その分、初めての方にもとっつきやすいかもしれません。

 

日本のホテルのチャペルなどで行われるなんちゃって結婚式と違って、オーストリアのカトリックの式は重要な秘跡の一つとして、儀式として執り行われますので、前回の記事で書いた流れを全て守り、更に結婚の秘跡の儀式が加わり、1時間強かかります。

 

通常、結婚式は、当事者が式次第にも準備に準備を重ね、聖書の朗読の箇所や歌などを厳選していますし、場合によっては、新郎新婦の友達有志が伴奏や合唱、ソロなどを歌って(弾いて)くれます。

 

長い式だと感じるかもしれませんが、新郎新婦の、真心こもった式次第ですので、じっくり雰囲気を感じ取ってあげてくださいね。

 

特に、指輪の交換や、いわゆる「Ja-wort」(「病める時も健やかなるときも~」→「はい」のセリフ)などは、日本と同じところもあります。わかるところだけ追っているだけでも、なかなか感動的だと思います。

 

●結婚式のミサで気をつけること

 

・ミサには絶対に遅れないようにしましょう。全員が着席した状態で、新婦が新婦父親とバージンロードを歩いてきます。その途中で遅れて入るのは非常に気まずいです。

 

・式次第は、通常新郎新婦が用意したオリジナルのものが置いてあり、新郎新婦が自ら選んだ賛美歌や聖書の朗読箇所などが書いてあります。記念に持ち帰ってもいいでしょう。

 

・ミサの間は、立ったり座ったり歌ったり詠唱したり以外は特に変わったことはありません。献金、聖体拝領などの通常のミサの流れと同じですので、前の記事を読み返して、参加する、しないの判断をしてください。ただ、結婚式は身内の式となりますので、献金をパスする、平和の挨拶で周りを無視する、などの行動はちょっと感じが悪いかもしれません。

 

・結婚式は子連れが多く参列します。泣き声が聞こえるのはしょっちゅうですが、身内の式なので、あまり気にしなくていいと思いいます。

 

・ご自身が子連れで参加される場合、出入り口の近くに座ることをお勧めします。子供がぐずったら、連れ出して外で遊ばせるのも一つです。幼児にミサは限りなくつまらないと思いますし(笑)、出たり入ったりはOKです。

 

・通常のミサの写真撮影は禁止ですが、結婚式では新郎新婦の写真を撮ってあげたら喜ばれると思います。ただし、式次第等に「撮影禁止」とある場合は、新郎新婦の意向ですので尊重しましょう。

 

・賛美歌は、教会付属のコーラスの場合と、新郎新婦の親族や友人の場合があります。時には叔母がプロのオルガン奏者とか、新婦祖父が元オペラ歌手とかで、素晴らしい演奏の時もありますし(どちらも実際にあった結婚式です)、素人コーラス&演奏の場合もあります。色々想像しながら聞くのも楽しいですね。素敵だと思ったら、後で本人に感想を言ってあげたら喜ばれますよ。

 

・式が終わったら、新郎新婦の退場を待って外に出ます。そのまま解散せず、教会の周りで次の指示を待ちましょう。

 

●宗派ミックスな結婚式について

 

オーストリアで教会で式をあげることができるのは、新郎新婦どちらかがキリスト教の場合だけですが、新郎がカトリック、新婦がエヴァンゲリスト(福音派)など、宗派が異なるカップルもいます。そんな式に何度か出たことがあるので、ご紹介します。

 

キリスト教だけど二人の宗派が違う場合には、聖職者も二人呼ばれます。新郎は経験なカトリックなので、老神父が呼ばれ、新婦はプロテスタントで、若い女性の牧師が呼ばれた時もありました。

 

どちらが良い悪いというわけでもないのですが、非常にお硬い儀式的な神父と、サバサバしていて現実的な牧師が、お互いに式次第を交代でこなしていくのは、見ていて興味深かったです。

 

こういうのも、結婚式ならではですね。

 

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左の白い礼服が神父、右の黒い礼服に白いリボン(?)が女性の牧師

 

●アガペについて

 

また、結婚式、洗礼式のミサなどに招かれた場合、式の直後に「アガペ」という、立食形式の簡単なパーティーがあります。こちらも参加して、他の参加者と談笑などしてゆったりと過ごしましょう。

 

アガペはだいたい流れ解散ですが、のんびりおしゃべりが好きなオーストリア人ですので、2時間以上かかったりします。

 

アガペとは、「ワインとパンの簡単な立食パーティー」が定番の形ですので、ワインも出ますが、飲み過ぎに気をつけましょう。日中で気温も高いと、すぐ酔っ払ってしまいます(笑)。

 

余談ですが、オーストリア人はお酒は沢山飲みますが、酔っ払ってフラフラになるのはひどく嫌がります。ワインの炭酸水割や、スパークリングワインののオレンジジュース割などで、量を調節しながら飲むのがお勧めです。

 

結婚式の招待客には、教会の式+アガペのみの招待(会社の同僚は軽い友人)と、教会の式+アガペ+披露宴への招待(親族、親しい友人)のに種類がいます。もし、披露宴に招待されていない場合、アガベの途中か後で帰宅しましょう。

 

自分が何に招待されているかわからない人は、招待状を見てみてください。Trauung(教会の式)とAgapeに招待すると書いてあるか、Tafel(披露宴)まで書いてあるかです。(紙が二枚になっている場合もあります)

 

 

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アガペのビュッフェはこんな感じ

 

●プレゼントについて

 

また、新郎新婦に渡すプレゼントがある場合にも、このアガペの間に渡してしまいます。参列者はアガペの間にうまくタイミングを見つけて、新郎新婦に直接「おめでとう」の言葉を言いに行きます。その時にプレゼントも一緒に渡します。

 

ちなみにプレゼントは、特にウェディングリストや事前に指定されたものがない場合、もしくは、自分にしかあげられない何か素敵なアイデアがない場合は、現金をメッセージカードに沿えて渡すと良いでしょう。金額は、新郎新婦と同世代の場合、一人50~70ユーロ程度。日本のご祝儀よりずっと良心的ですね。

 

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教会から出てきたところの談笑タイム

 

 

●服装などについて

 

夏場の式などは、教会の式からきっちり皆さん正装してきます(とは言っても日本より気合はゆるめです(笑))。が、冬場は、教会では防寒対策優先にして、パーティーは着飾る、といった二段構えの服装で工夫する参列者もいます。

 

オーストリアの結婚式は日本と異なり、昼過ぎから翌日の明け方まで続きます。教会&アガペのあとで、披露宴開始まで2時間ほどありますので、その間に、宿泊先のホテル等で着替えなどの準備できるかどうかなど、事前に問い合わせておきましょう。

 

●まとめ

 

オーストリアの教会の結婚式とアガペの様子、イメージできましたでしょうか?

 

結婚式の流れとしては、この後場所移動して披露宴に続きますが、このことはまた今度まとめてみます。(オーストリアの結婚式のことはもう何でも聞いてください。。(笑))

 

色々とカルチャーショックもあるかと思いますが、新郎新婦を祝福する気持ちで、のんびり楽しめればいいですね。

 

 

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