2017-05-01 16:32 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

さて、実写版「美女と野獣」を見た直後、ツッコみたいことがあまりに沢山あったので、メモ帳に思いのたけを書きつけたレポです。

 

私はアニメ版、舞台版、どちらも大好きで、特に舞台版を何バージョンも見ながら色々と考察を重ねるのが大好きなので、作品自体への思い入れが相当強いんです。

 

そんな中、もしかしたらライト層向けかもしれない、実写版映画に色々口を突っ込むのも野暮なことかもしれませんが、まあ、もし私くらい重度な作品ファンがいたら(私より重度な人もいっぱいいると思うけど!)、このレポのニーズも多少はあるかな。。けど、まあ、個人の解釈だし、基本毒吐きながら暴走していますので、苦手な人はスルーしてくださいねー。

 

●ベルの性格新設定考察


・実写映画版でベルは、「本好きで、物語に夢見る不思議な女の子」ではなく「学のある発明好きの賢い女の子」になってた。まさにハーマイオニ設定w簡単にいうと「文系不思議ちゃん→理系の才女」って感じかな。

 

井戸の側で女の子に文字を教えてるシーンは、村で唯一文字を読める女性ということが、どれだけ異様なことかわかる。学のある女性は魔女狩りみたいな目に合うんだろううな。

 

あと父に似て発明好き。父の工具を知り尽くしている点は、後の伏線につながるんだね。文学少女というよりリケジョ設定。

 

しかしそうすると、おとぎ話やプリンス・チャーミングに夢見る辺りが、ちょっと疑問に思う。理系の才女が白馬の王子様に憧れるかな?

 

ちなみに、プリンス・チャーミングというのは、城に閉じ込められた姫を救い出す王子の総称。日本語で言うと「白馬の王子様」ってやつで、「眠れる森の美女」で助けに来る王子様がおそらく起源となったと言われている。「美女と野獣」では、閉じ込められてるのが野獣で、救いに来るのが美女という逆転が、「眠りの森の美女」の逆パターンで面白い。

 

ベルの「白馬の王子様」に憧れる性格は、結局野獣と結ばれる伏線になるので、とっても重要。アニメ版では、元々おとぎ話の世界に半分住んでるような子だったから、城や魔法の世界に入って変な城キャラに出会っても、自然に受け入れてそこまで違和感がない。映画版で理系の才女になったら、なんか魔法やお城に対して、疑いがありそうだし、研究対象とかにしそうw

 

だから、夢見る文学少女設定は実は結構物語の根幹をなすもので、削っちゃったらなんか芯がずれちゃう気がするんだがなぁ。ベルの「今住んでいる村で自分は浮いていて、自分のための世界が他のどこかにある(以下歌詞)」というあの心の叫びは、おとぎ話の世界に足を突っ込んでるからこそ言えることなんじゃないかな。

 

I want much more than this provincial life!
I want adventure in the great wide somewhere
I want it more than I can tell
And for once it might be grand
To have someone understand
I want so much more than they've got planned

(Belle Repriseより)

 

ベルのための本当の世界は村じゃなくて城だった。野獣の城で変な生き物に囲まれつつも、ここが彼女が憧れるおとぎ話の世界だからこそ、居心地が良かった。これが、リケジョだと、なぜ野獣の魔法を解いたのがベルである必要があったのかが、ちょっとぼやけて来るんだよね。。

 

●ベルの生い立ち新設定

 

・モリースと母親の新設定。これは結構きつい生い立ち。まあこれは追加しても良かったとは思うけど、別になくてもよかったかなー、なんて思う。

 

パリが出てきたのは、個人的には結構嬉しくておー!ってなったけど、それは、「ノートルダムの鐘」の最初のシーンで、井戸のところにベルが座ってる隠れキャラがいるから。ベルはパリにはいなかったと思ってたのに、実はパリにいたんだ!ってわかって興奮しただけw 結局赤ちゃんの頃に引っ越したんじゃんwじゃあやっぱりあの隠しキャラは、ただの他人の空似w

 

そして、あの風車、もしかしてムーランルージュのあのあたり?場所的にはそうだよね。風車だし。ってことはパパの元の仕事は粉ひき?そして、母を見殺しにしたという設定は結構きついな・・。けど冷静になったらその設定いる?ビーストとベル両方母を亡くしたという共通点もあるけど、父に育てられた結果が全然違うし。

 

(ビースト編に続きますー)

 

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