2017-05-09 03:32 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

引き続き実写版「美女と野獣」ネタバレ暴走考察です。色々と毒吐きつつ、分析とか考察とかしてますw

 

今回はお城とか図書館とか、ギリシャ語とか新曲とかについて書いてみましたー。なぜかモーツァルト!の歌詞解説までしてありますw

 

●城の設定

 

・城は冬の設定。これどこから来たの?映画ではこんな設定あったっけ?あのSomething Thereのシーンで雪投げのためには、幸が必要だけど、完全にアナ雪の世界で、どうしようかとおもった。

 

・けど城はかっこよかった。城好きとしてはあれはワクワクする。塔に上がったら早速、どこからガストンが落ちるかを予想しまくりw(まさかのあっけない落ち方w)

 

●図書館の設定

 

あとアーサー王の扱い!なにあれ!「アーサー王もロマンスよ」って、そこじゃないでしょ!!!ロマンスなのか、そもそも。いやいや、あれは不倫だよ!だから、アーサー王をロマンスとして読んじゃダメなんだよ、美女と野獣では。アーサー王は、ベルと野獣をつなぎ、野獣を人間にしていくファンタジーなんだよ。

 

まあでも、図書館のシーンとアーサー王の件は、舞台版からの挿入で大好きなシーンなので、何とか押し込んでくれてよかった。図書館はプルンクザールに行ったばかりで、かなり感動した。けど、あれ救ってくれたプレゼントじゃなくて、単に「本好き?ならいいよ」って流れで、本もらった感動がイマイチ。あと、雪投げのオチが酷すぎw

 

●ギリシャ語の意味

 

図書館でベルが「この本全部読んだの?」って聞いたとき、野獣が言う、Some of them are in Greek. (日本語字幕版では「ギリシャ語は読めない」)のジョークの謎。あの時点ではそもそも文字読めるのこの人?って感じだったから、あのジョークはあとからわかってくる。

 

ちなみに、It is all Greek to meは、「(ギリシャ語は特別難しいので)理解できない」という意味の慣用句。

 

つまり、Some of them are in Greekっていうのは「図書館の本のうちいくつかはギリシャ語だから、その分は読んでいない」ってことで、図書館の本には全て目を通した&ギリシャ語は難しすぎるけど、それ以外の本は全部読んだ&It is all Greek to meというジョークをもじってとっさに返せるほど頭の回転が速い!ってことで、ビーストの秀才っぷりがいかんなく発揮されてるシーンなわけです。その秀才設定が必要かどうかは置いておいてw

 

ギリシャ語つながりで行くと、ミュージカル「モーツァルト!」のコロレドのWie kann ich moeglich seinで、

 

Mein Gott, ich bin am Ende
mit meinem Griechisch und Latein

 

という歌詞があるけど、これは「ギリシャ語とラテン語を駆使しても、私には理解できない」という直訳で、同じように「ギリシャ語」を使った言葉遊びになってる。

 

もともと、

ich bin am Ende mit seinem Latein

というドイツ語の慣用句があり、「私の知る限りのラテン語を駆使しても行き詰まってしまった」という意味。当時ラテン語が、聖職者が使う最もハイレベルで情報の多い言語でだったことから、「ラテン語が読める程の人が頑張って調べてもわからない」っていうのは、今で言うと「英語とドイツ語とフランス語でググってもわからない」ぐらいの意味。

 

そして、ギリシャ語っていうのは、そのラテン語よりさらに難しい、ヨーロッパでは最難関言語の代名詞。コロレドは、ラテン語はネイティブ並みに理解できたはずだけど、それに加えてもっとハイレベルなギリシャ語も使いこなしてたんだ!そんなスーパー賢者コロレドですら、モーツァルトを理解できない、ってことで、この一行、慣用句+慣用表現の二重トリックで、意味が分かったらクスッと笑える歌詞になってます。


しまった、ギリシャ語つながりでかなり脱線してしまったw


●新曲旧曲

 

・やっぱり舞台版で追加された「我が家」「愛せぬならば」「人間になりたい」「ガストンが求婚する歌」「パパと仲良しの歌」などがなかったのは、個人的には本当にもったいなかった。ガストンの求婚の歌は、あれないと最初の時点でガストンの何がいけないのかピンと来ないよ。独りよがりで女性を下に見てるとか、台詞じゃそこまで伝わってこないよ。あれは歌うべき。(特に犬と子供の人数のジョーク!)

 

「我が家」がないので、ベルが野獣の城に閉じ込められた絶望感がないまま、すぐに新しい部屋に入れてもらえる。人生楽勝。

 

なんていうか、前半城に出たり入ったりし過ぎて、不気味な城から出られない、謎の野獣に一生閉じ込められる、という絶望感がほとんどなくて、不思議なところに迷い込んじゃったなー、くらいになってた。

 

そもそも、森が明るいので(雪設定のせい?)、オオカミも全然怖くないし、全体的に見えないからこそ想像力で補ってしまう怖さが少ない。野獣も最初からアップだし、オオカミも結構明るい中とびかかってくるだけ。これは舞台版のオオカミ人間の怖さが絶対勝ってるな。。

 

そして、「愛せぬならば」もない!ビーアワゲストの興奮→立ち入り禁止の棟に入っちゃう(ルミエールとコグスワースのガイドツアーの件もないのが残念)→バラを触りかけて怒られる→家出→愛せぬならばの絶望→幕間→オオカミ→助ける→心を開く、っていうあの流れが最高なのに!!!!!!!!

 

家出してすぐにオオカミ(明るくてそこまで怖くない)→ビーストすぐに助けに来るの流れが速すぎて、ビーストがベルを助ける気になったのかとか、そもそも立ち入り禁止の棟に入ったベルが全面的に悪いんやんとか、その辺一杯??ってなっちゃったんだよね。。

 

・新曲三曲。How Does a Moment Last Forever(パパのひとりごと歌)とDays in the Sun(城キャラが昔を懐かしむ歌)とEvermore(ダンスの後ベルが去った後のビーストのソロ)。

 

うち最後のビーストの新ソロが一番目立ってたな。しかし、「愛せぬならば」とあまりに似てて、ここに新曲入れるなら、舞台版の様に「愛せぬならば」を一回目にベルが去った後で入れた方がずっと良かったと思った。

 

他の二曲はなんか短くて、感情を歌い上げる感じではなかったので、印象薄いわ。。削った旧曲には及ばない感じかなー。舞台版の新曲好き過ぎるからな、どれも。。なんか舞台版めちゃくちゃ見たくなってきた。。

 

●まとめ

 

というわけで、とりあえず思いのたけをメモに書いたら、膨大な量になってました。。まあどれも私の個人的な意見なので、まあ、そう思う人もいるだろうなー程度でかるーく読んでくださいね♪

 

まだ、美女と野獣はちょっとだけ関連記事を書く予定にしてます。思い入れのあり過ぎる作品なので、語りだしたらなかなか終わらないですね。。

 

 

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