2017-04-28 16:30 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

「美女と野獣」実写版を見た後、新曲旧曲の追加削除の事情が気になったので調べてみたら、作曲家アラン・メンケンのインタビュー記事が見つかりましたので、ご紹介します。

 

記事の紹介の前に、この作品の作詞家、作曲について軽くまとめます。

 

『美女と野獣』アニメ版の作詞のハワード・アッシュマンはゲイでエイズで公開年の1991年に亡くなっています。舞台版と実写版の新曲の歌詞はどちらもTim Rice。但しHuman Againはアッシュマンがアニメ用に作った未収録曲。作曲は一貫してアラン・メンケンとなっています。

 

●アラン・メンケンインタビュー記事 

 

美女と野獣実写化にあたっての、作曲家のアラン・メンケンのインタビュー。編曲の工夫、新旧曲の選択の理由、作品との関係、計画中の作品など、裏話満載の必読の記事。

 

'Beauty and the Beast' New Songs: Composer Alan Menken on Lost Lyrics, That Gay Character | Hollywood Reporter

 

できれば全部読んでほしいんだけど、少しだけ要約します。

 

・アニメ版から存続する6曲で変えた歌詞は、故ハワード・アッシュマンの未使用未発表の歌詞を「ガストン♪」と「美女と野獣♪」に加えた。Mob Songでは監督に頼まれ、ガストンとルフウの歌詞を変えたが、アッシュマンの歌詞を削るのは実に辛かった。

 

・新曲について。Days in the Sun(城キャラたちが過去を懐かしむ歌)は10年前にTim Riceと作曲した。How does a Moment ~はベルの過去に通じる歌。夫をなくしたばかりのセリーヌ・ディオンがエンドロールで歌うのは特別の意味があるように感じられる。Evermoreはビーストにソロが必要だから作った。


・削った舞台版の曲について。どうしても入れたい2曲があった。一つはアッシュマン作詞のHuman Again。しかし9分は長すぎて入れられなかった。代わりにSomethin Thereにみんなが二人の恋に期待している部分が入っているから、これで良しとした。

 

どうしても入れたかったもう1曲は、「愛せぬならば」。舞台では一幕最後のタイミングに相応しい歌だが、映画では休憩がないので、入れるのは難しかった。そしてHomeは歌としてはないが、フレーズがはっきりと登場する。

 

・この記事には、ほかにも自作品についてどう思っているか(実写化されたものに関しては結構自分と切り離してる。リメイクより新作が作りたい)、計画中の仕事(リトルマーメイドとアラジン実写化?)などとても興味深い。

 

●記事を読んで感じた事

 

これ読んでると、ミュージカルの世界では神みたいな人なのに、監督の方が色々決定権があって、あまりメンケン氏本人が表立って曲について決定していなかったという印象がある。というか、監督を信用して任せてて、言われたら編曲する、って感じで、どちらかというと職人的な印象を受けた。

 

実写版美女と野獣見て、何でこの曲削ったのー?とか、ここの歌詞なんで変えたの?とか思ったら、この記事ぜひ読んでみてほしい。全文通して読むと、彼の立ち位置や仕事の仕方なんかも読み取れて、いろんな事情があったんだろうなーと察せられるかも。

 

 

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「美女と野獣」の各バージョンへのリンク:
アニメ映画版「美女と野獣」
ミュージカル舞台版「美女と野獣」
ディズニー実写映画版「美女と野獣」

 

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