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2017-01-06 16:02 | カテゴリ:フォルクスオーパーVolksoper作品

フォルクスオーパーで上演されたAxel an der Himmelstuerのレポ第4段です。今回はあらすじです。

 

この作品の以前のレポを含む、フォルクスオーパー作品のレポはこちら

フォルクスオーパーVolksoper作品

 

●あらすじ

 

ではあらすじ行きます。ネタバレありますー。グロリア・ミルズは白黒時代のハリウッド映画の大女優。私生活のない息苦しい人生に行き詰まっていたが、映画業界の人たちには理解されなかった。グロリアの秘書の恋人アクセルは、しがない芸能レポーター。グロリアのインタビュー記事を書きたがっていた。

 

偶然事務所で出会ったグロリアは、アクセルが自分のインタビューなんてできるわけがない!と賭けをする。アクセルは美容師の親友の助けを借りて老人に変装し、グロリアの車に当たり屋を仕掛け、賠償金の代わりに自宅に招待させることに成功する。

 

美容師の親友テオドアは、ウィーンの下町オッタークリング出身でw、アクセルの彼女ジェシーに片思い。彼女と話すために英語をもう勉強したが、キツいアクセントは隠しきれないw グロリアを追いかけ回す彼氏に愛想をつかした彼女は、親友になびき始める。

 

「私ウィーン知ってるわ」という生粋のアメリカ人のジェシーに「映画で見たウィーンかい?そんなのほんとのウィーンじゃない!」と歌い出すテオドアww シュテファン大聖堂やシュトラウス像のミニ書割が、どう見てもエリザのプロローグw シューベルト、シュトラウス、フランツヨーゼフとコスプレw

 

アメリカ人が映画を通じて知っている、ステレオタイプのオーストリアがこれでもかと登場して、知ってる地名を適当にくっつけて(「サンクトヴォルフガングのグリンツィング」はここねw)、面白過ぎて笑いが止まらなくてヤバかったw

 

サウンドオブミュージックよりずっと前(1936年)に、アメリカ人はやっぱり映画でオーストリアを見て、知ってる気になってたのね。そして映画の中のオーストリア人はもちろん英語喋ってるw このオペレッタはハリウッドの話なのに、みんなドイツ語喋ってるw お互い様w

 

グロリアには女たらしの王子の彼氏がいるけど、騙されてお金を貢がされていたことに、愛は盲目で気づいていなかった。王子を含め、彼女の有名な大粒のダイヤを狙っている人は多く、屋敷は警察に警備されていた。アクセルは招待状をもって門(天国の門の寓意)から中に入り、雲の上を歩いてー幕。

 

二幕はグロリアの屋敷。絵コンテの映写の幕が上がると、本物の大階段があるのは迫力。ここからはオペレッタっぽく場面転換はほとんど無い。最初はズルをして屋敷に来たアクセルに冷たいグロリアだが、王子の裏切りを知り、次第に心を開いていく。

 

アクセルのフリをして忍び込んだ親友と彼女は、大女優の巨大ベッドを試したくて上の階に消えるw。グロリアは「縛られた手」のソロで悲しみと寂しさを訴え、自殺を考えるが、アクセルが止める。彼女を見守るため留まることに決めたとき停電があり、2人は激しいタンゴを踊ってラブラブに。

 

そこへ警察が来て、ダイヤが盗まれたことをグロリアが確認し、犯人探しで屋敷はしっちゃかめっちゃか。王子を含む3人の泥棒候補とアクセルが逮捕されるが、宝石は見つからない。牢屋でプロデューサーズばりのソロと、こうもりジョークで爆笑を誘うアクセルw

 

朝になり現場検証のため屋敷に戻ると、アクセル名義でグロリアのインタビューが新聞に載っている。書いた覚えがないのに、アクセルは時の人。宝石はどこへ?そして記事を書いたのは?実はどちらも犯人はグロリアだった!大女優の演技力でみんな騙されてたのだ!2カップル成立でめでたしめでたし!

 

カテコでストーリーを早送りでおさらいしてくれたのがまた良かった!プロデューサーズの牢屋のシーンで、マックスが一人演技で今までのお話を早送りでおさらいするけど、あんな感じ!ところどころプロデューサーズ風味が隠されてたなー。キスの時の足の上げ方とかw

 

●ハッピーエンドの理由

 

グロリアとアクセルがくっついた理由は、アクセルがグロリアを女優としてではなく人間として扱ったから。こんな大女優に命令する人なんていなかったところに、自殺防止のため手を縛ったり、銃を向けて脅したりして、彼女もキュンとなった模様w

 

あともう一つ大きいのは、グロリアは過去の出演作とセリフをやたら覚えていて、「そのセリフは〇〇の作品中でクラーク・ゲーブルに言われたのよ!」とか「誰々作のXXの映画で溺死したみたいに自殺してやるわ」とか、人生と映画が混じってることを嘆きつつ、逃れられない。

 

このグロリアの映画引用のセリフが大げさすぎで大爆笑なんだが、アクセルも彼女の出演作品を熟知してて、どう考えても行き過ぎてるグロリアの大げささと同じくらい、記憶力と変人度が高い。結局変人は変人と、凡人は凡人とくっついてめでたしめでたし。オペレッタだわーw

 

はあ。これで書きたかったこと書けたかなー。この作品が気になってた人が一体何人いるか疑問なんですが、もしそんな人が少しでもいたら、レポを読んで少しでも雰囲気を感じてもらえればと思います。そして、ウィーンに住んでて見ようか迷ってる人は是非見てみてください!

 

(トレーラー紹介に続きます)

 

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親友役のBoris Ederはこのシカネーダーを聞いてから、生でなかなか見れないオリジナルキャストで、探し求めてたので、今回しっかり舞台上で堪能で来て感動!

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