2016-11-07 16:46 | カテゴリ:シカネーダー Schikaneder

前回に続いて、ウィーンミュージカル新作「シカネーダー」レポです。

 

過去のシカネーダー関連記事はこちらから→シカネーダー Schikaneder

 

●脚本(Christian Struppeck)

 

貴婦人の訪問からのS氏脚本二作目だけど、傾向わかってきたぞー。一幕はかなりワクワクするけど、二幕はお話を回収するだけで、新しい展開はない。みんな知ってる結末に向けて、大した驚きもなく進んでいき、ラストも思ってた以上のことは起きないから、あまり興奮しない。

 

全体的にすごく軽くてポジティブで明るくて、とっても楽しい作品だったんだけど、1幕のワクワクが2幕でマンネリに。。なんかこのパターン、貴婦人と似てると帰り道に気が付いた。どっちもS氏の脚本。。貴婦人より明るく楽しい作品だけど、共通点沢山あるわ。。

 

みんなが知ってる結末に向かってゆるゆると進んでゆく後半。主役二人が出ずっぱりで、それ以外の脇役のキャラが立ってないから、脇役の魅力に欠ける。主役二人に頼り切った作品になってる。エポニーヌとかアンジョルラス的な魅力的な脇役が欲しかった。。

 

あと、はっきり言うと基本的に痴話げんかw1幕はそれはそれで楽しかったけど、2幕は「この夫婦喧嘩をライムント劇場の大舞台でやる必要あるのか?」とちょっと思った。貴婦人もそうだけど、小劇場で夫婦間の緊張感や軽いノリをぎゅっと濃縮して楽しんだ方が、役者も観客も良かった気がする。。

 

色々思い出しwLiebe Siegtがどう考えてもLiebe Stirbt Nieと重なる。。それもMilicaクリスティーヌだったから、もうまさにあそこだけファントムの世界。。そういえば、貴婦人もLiebe endet nieだったよね。なんだか、愛が全て!っていうのこの脚本家の傾向なのかしらw

 

ああ、まあ、この脚本家には色々言いたいことあるんですが(爆)

 

●まとめる前に。。

 

んー。ボロクソ書いた貴婦人よりは、シカネーダーは100倍楽しかったし、正反対な作品なので、貴婦人はリピートしない!と言い切った私ですが、シカネーダーはリピートしたい!そのくらいは好きです。特に1幕、絶対もう一度見たい。2幕初日に向けて変わると思うので、2幕も見たい!

 

とにかく2幕のマンネリ感さえ良くなってくれたら、そして最後もうちょっと盛り上がってくれたら、すごい明るく見れて、あー楽しかったなー、元気もらったなーと思いながら帰れる作品だと思う。だから、色々書いたけど、改善されると信じて!初日のレビューを楽しみにしておきます。また9日あるし!

 

●提案とか

 

ああ、あとちょっと思った事。やっぱり、舞台はサプライズが欲しい。。オズの魔法使いもバーデンのジキハイも本当にその意味では素晴らしかった。なぜもっと知名度の高いVBWがサプライズなしなのか。。再演モーツァルト!みたいなワクワク感に飢えてるのにー。もっと冒険してくれー。

 

何か、世界中の名前の売れているスタッフを寄せ集めて無難な作品を作るより、現地に根差した売り出し中の若手の熱量を集めて、ちょっと変わった冒険的なことをしてほしいなー。ライムントは無難作品をロングランして、Ronacherは短期の挑戦的作品を、とか、分けて上演すればいいのに。

 

特に今回は、地元愛なさ過ぎてちょっと寂しかったので、もっとモーツァルトの時代の事を良く知っている人を時代考証に入れて、ウィーン愛満載な作品にしてほしかったな。。あと、ウィーンの頭の固い役人役の人にウィーン弁しゃべらせてほしかった!!ほんと、ウィーンが舞台である必要なかったよな。。

 

●まとめ!

 

とまあ色々書きましたが、ウィーンミュージカル新作「シカネーダー」とにかくマーク好きは必見!そして、明るく楽しくポジティブな作品が好きな人はお勧め!魔笛の裏話が気になる人も絶対面白いと思う。エビータよりは10倍、貴婦人よりは100倍お勧めですw

 


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