2016-11-05 16:46 | カテゴリ:シカネーダー Schikaneder

前回に続いて、ウィーンミュージカル新作「シカネーダー」レポです。

 

過去のシカネーダー関連記事はこちらから→シカネーダー Schikaneder

 

●演出

 

演出はトレバーナン。キャッツとかレミゼラブルの演出家なので超有名だよね。って、見終わるまで忘れてたけどwオーバーチュアの演出は思わずおおーーーー!と声が出た鳥肌立った。めっちゃ賢い舞台の使い方!!しかし、最後までそのアイデアだけで通すより、二幕でもうひとひねり欲しかったなー。

 

しかしあの舞台の使い方は簡単なようで誰も思いつかなかった!今回のバックステージものという趣旨にピッタリ!あの舞台の盆を目いっぱい使ってて、前後ろだけじゃなくて横も有効利用できるのがすごい。街にも舞台にも住宅にもなるという超優れもの。すごいわ。。

 

ただ、私が最近見たのがフォルクスオーパーのオズの魔法使いとバーデンのジキハイで、どちらも演出驚きいっぱいだったからな。。いくら天才的なアイデアでも、一個の舞台セットを最後まで使いまわすと飽きちゃう。。魔笛くらい奇をてらってやってくれても。。

 

1幕でローカル色無しと書いたけど、2幕も寂しいくらいローカル色なかった。。なーぜー!ウィーンの話をウィーンでやってるのに、なんでこんなにどこでもいい感じの演出なのー!!!地元愛なさすぎじゃないですか?しかし、外国人の演出なら納得。これ、地元の人の演出ならまた違ったかもなー。

 

私が愛着感じてる、モーツァルト時代のウィーン、ザルツブルク、インスブルクの町の風景や、今は亡きアウフ・デア・ヴィーデン劇場を再現することに、何の情熱もない作品だった。。あんなに主役二人が愛した劇場だったのに。。再演モーツァルト!の地元愛を返してくれ。。

 

個人的には、アウフ・デア・ヴィーデン劇場で上演された劇中劇の、変な民族衣装の芝居のところで泣いてしまったよ。。あの劇場の観客に、今私がなってるって事だけで、感動して。。今はない劇場の観客に再びなれるなんて、芝居ってすごいよ。。(こんなところで泣くのは私くらいかw)

 

1幕終わりはめっちゃレミズっぽかったwマークがアンジョに見えたwJohan Friedlはマリウスっぽいし、エレオノアはコゼットっぽいし、アナマリアはエポニーヌっぽいw

 

●音楽(Steven Schwartz)

 

音楽。1幕めっちゃ音楽楽しいです。Traeum Grossはほんといい曲。1幕で4回くらい出て来る。あと魚の歌もいいし、結構感動的なソロはある。1幕はソロとアンサンブルのバランスもよくて、曲の種類も豊富で飽きないし、チェンバロが効果的に入ってるのもいい感じ。

 

2幕は。。特に記憶に残る歌は、エレオノレ二度目の家出を決意するの歌くらいか。まあこれはMilicaの歌唱力の凄さにぶっ飛ばされた。後はパターンが決まって来て、デュエットが多くて、チェンバロポロロンのオペラ的歌い出しにも飽きてきた。。モーツァルトに頼り過ぎ感もめっちゃある。。

 

なんか、重要なシーンで、モーツァルト素晴らしーははー!みたいな場面があるんだけど、これ、別の表現の仕方なかったのか。。2幕後半ほとんど魔笛の曲。。とツッコミながら見てました。そのくせ夜の女王歌うかと思ったら歌わないし、パパパパもないし。振りは前半あったのに!

 

あー段々ちょっと毒舌出てきた。。えっと。。途中でいったんまとめると、よかったのはマークとMilicaの主役二人、1幕の演出と音楽。イマイチだったのは、2幕のマンネリ感かなー。2幕もうちょっとこれから変わる気がするけど。そういえば、1幕の出待ちのシーン吹き出したww面白すぎるww

 

 

●客席の様子

 

今回はあまり公開に売り出していないチケットだったこともあって、客席はほぼ内輪&コアファンのみ。3-4割埋まってた程度かな。私の席は大好きな3階席最後列ど真ん中を独り占めw。前に行ってもいいって言われたけど、やっぱり一番上の最後列が好きなんだよー!

 

なんと、私の一列前の通路で、作曲家のSchwartz氏が懐中電灯片手に2幕でメモ取ってました。幕が閉まるころにはもういなくなってた。楽譜にメモ取る時だけ懐中電灯付けるんだけど、気になったよ。。これもあって、2幕は改変するのかなーと言う気もしたんだけど。

 

ああ、あとこの作品、タイトルが「エマヌエルとエレオノレ」だと一時期発表されてた理由がとてもよくわかった。けどさ。。タイトルはシカネーダーなんだし、改変されたタイトルを連呼するあの歌はどうなんでしょうね。。作っちゃった歌だから使わないとダメなのかな。。

 

 


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