2016-11-02 16:46 | カテゴリ:シカネーダー Schikaneder

前回に続いて、ウィーンミュージカル新作「シカネーダー」レポです。

 

過去のシカネーダー関連記事はこちらから→シカネーダー Schikaneder

 

●キャスト

 

Emanuel Schikaneder – Mark Seibert
Eleonore Schikaneder – Milica Jovanović
Johann Friedl – Florian Peters
Maria Anna Miller – Katie Hall
Franz Moser/Josef von Bauernfeld – Hardy Rudolz
Karl Marinelli – Reinwald Kranner
Barbara Gerl – Franziska Schuster
Benedikt Schack – Armin Kahl
Josepha Hofer – Katja Reichert

Ensemble
Andreas Bongard, Daniela Braun, Jil Clesse, Fernand Delosch, Shane Dickson, Oliver Floris, Ricardo Frenzel Baudisch, Karoline Gable, Jon Goldsworthy, Tessa Jill, Tobias Joch, Peter Kratochvil, Lillian Maandag, Marle Martens, Stefan Poslovski, Rebecca Soumagné, Jana Stelley, Shari Lynn Stewen, Ulrich Talle, Stef Van Gelder, Ronnie Veró Wagner, Livia Wrede, Andreja Zidaric

 

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●主役二人

 

役者的にはエレオノア(シカネーダーの妻)のMilicaがもう何もかも完璧で、歌は文句ナシ、演技も知的で賢いのに、怒って爆発してもカワイイ。メッチャ魅力的!!出番の多さや客席からの共感的に言っても、主役はエレオノアだね!

 

マークのシカネーダーも、私が今まで見たマークの中ではダントツ魅力的!マークファンなら絶対見逃せないあんなマークやこんなマークが!ファンでもないのに思い出してニヤニヤww これファンだったら、一幕は文字通り悶え続けることになるわ。。

 

登場からしてカッコイイし、ロミオなマーク、ハムレットなマーク、リチャード三世なマーク、なぜか乳首強調したローマ人アントニウスなマーク、ワルツ踊るマーク、バレエ踊るマーク、女たらしなマーク、子犬のようにショボンとしたマーク、裸で飛び降りるマーク、鳥かご背負ったマーク。。

 

ダメだ、特に前半のシェイクスピア演じ分けマークがツボったww ニーベルンゲンの歌の役もやってたけど、ハーゲンかアルブレヒか確認しなくては。。シェイクスピアとニーベルンゲンやるとかなんて私得ww

 

オリジナル作品の主役になるってことは、その人の声の特性を生かしたソロを書いてもらえるって事なんだなーと実感。マークの甘い裏声にキュンとなる「捨てられた子犬ソング」(私命名w)はまさにマークこれでもかタイムw この歌を歌うことになる他の役者さん達泣かせだろなー。

 

ショック受けてるのに人前では平気なふりをする「魚の歌」はもう、マークの魅力満載過ぎたwがガーン!(人が来る)いや、俺平気平気!大したことじゃないって!想定内さ!(一人になる)ガガーン。。ヤバいヤバすぎる。(人が来る)いや平気平気イイェーイ!wwマークおもろいww

 

とまあ、マークファンじゃなくてもマークから目が離せない感じなんだけど、演技的にちょっと気になったことも。一応こういう、憎めない女たらしっていうのは一つのステレオタイプで、オペレッタとかコメディとかで色んな名役者が演じてきたパターン。今回まさにそのパターンにマークがどうハマるか。

 

新しい役ではあるけど、パターン通りの演技をすれば様になるし、後は本人の魅力でどんどん面白くして行けるパターンなわけ。マークは見た目もいいし、キュンとさせる感じだから、憎めない感はとっても良くでてて素敵なんだけど、不誠実さを笑い飛ばすクレイジーさがもうちょっと欲しかったなー。

 

なんていうか、シカネーダーは芝居にも女遊びにもエネルギーあふれすぎてて、悪気はないのに止められない男!って話なのに、マークは基本誠実で地に足がついてるんだよね。憎めないクレイジーな女たらしというより、浮気性だけが欠点なめっちゃいい人って感じw

 

個人的にはもうちょっとぶっ飛んだ常識外れ感が欲しかったなー。マークのシカネーダー、めっちゃいい人なんだもん。。確かに、浮気?それ悪い事?みたいなのは笑ったけど、それもっとやってよwほとんど妻の尻に敷かれてるし。。もっと妻を振り回す、女から見たヒドイ男感も欲しかったなー。

 

あ、わかった。マークが前半悪い男であればあるほど、後半妻が強くなって行って尻に敷かれていくところが面白くなるのか。それが、結構前半からいいやつだから、妻の尻に敷かれても、達成感がないんだな(ヒドw)めちゃくちゃな男が、最終的に妻の元に戻ってこその大団円なのか。ふむ。

 

●主役以外の主要キャスト

 

他良かった役者さん。脇役は皆素晴らしかったけど、それぞれ存在感が細切れなのがちょっともったいなかったなー。それぞれ一貫したストーリーを持った役だったらよかったのに。一番良かったのはJoseph Moserのバスバリトンのおじさん。妻に先立たれた歌は泣きそうになった。

 

エレオノアの友人でパパゲーナを演じるバーバラ役のFranziska Schusterはすごく良かった!けど、ソロと言うソロはなく、細切れで一貫性がない出番で、ちょっとかわいそう。すごくいい位置にいる役なのに、多分初見の人の記憶には残らない。すごい良かったのに!

 

シカネーダーの友人でタミーノ役をやるArmin Kahlは結構見た目的に目立ってたけど、こちらも印象的なソロはなかった気が。。シカネーダーの友人役なのに、そこまで心を許されてないのもちょっとどうかと。。タミーノがイヤイヤ日本の衣装なのに結構クスリと来たw

 

エレオノアの若い愛人Johan Friedl役のFlorianは期待の若手(?)で、ソロも一曲あったけど、出番思ったより超短かったww結構な噛ませ役だな、これ。結果オーライでポジティブでいいですけどwFlorian好きな人は、出番少なくても、結構見所多いかも。

 

シカネーダーのライバル劇場主マリネッリ役のKrannerさんがめっちゃよかったww出番少ないのに笑い取ってたし、こういう人重要!難しい歌も難なくこなし、ちょっとした台詞や仕草で笑いを取る。これぞウィーンの芝居!って感じだった。

 

シカネーダーの愛人アナマリアが謎だった。。レミズ出演のイギリス人役者さんを連れてきてキャスティングしたわけだが、まだ台詞めっちゃ訛ってるし。。重要な役だし台詞結構あるから、毎回気になる。。歌も多少訛ってて違和感ある。歌自体はめっちゃうまいから、発音がんばれー。

 

名前のある役はこんなもんかなー。とにかく主役二人が8割がた舞台に立ってて、脇役の負担が超軽そうでしたw脇役は出てきても結構キャラの薄い台詞ばっかりで、誰に言わせても変わらない感じ。アンサンブルに至っては2幕ほとんど出てきてないんじゃ、っていうくらい、2,3人でのシーンが多かった。

 

 

 


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