2016-10-21 16:27 | カテゴリ:オーストリアの政治

オーストリア大統領選が12月に延期されてしまったので、ゆっくりと今までの経緯と、その時々に感じたつぶやきをまとめておきます。今回は第3段、決選投票の向こうニュースの結果を受けた感想です。

 

オーストリア大統領選挙戦に関する記事は、「オーストリアの政治 」カテゴリからどうぞ。

 

<日付と出来事>

 

2016年7月1日

決選投票の開票が既定の時間外に行われたとして、決選投票やり直しの判決。

 

<つぶやきまとめ>

 

オーストリア大統領戦やり直しの判決が憲法裁判所で出た。。あの極右と緑で僅差だった5月のやつ。あーもーあの緊張またやるの嫌だ。。理由は「二日目の手紙投票の一部を選挙委員会のいない時間帯に数えたため、不正が起こる可能性があったから」で、別にどちらの候補者が悪いわけでもない、とのこと。

 

票を数えた方からしたら、あの異常な票差と時間のプレッシャーの中で、早く結果を出したいと思うのも仕方ない。勤勉だっただけだろうに。。最高裁判官としてはこれ見逃したら民主主義に反するし、こうするしかないよな。。そしてこれをほじくって勝訴した極右の戦略性がホントイヤになる。。

 

しかしBrexit(英国EU離脱)騒動の中、極端な警告票は大炎上しうる例を目の前で見た国民は、前と同じ投票行動を取るかな?オーストリアみたいな小国がEU出たって、経済的に一つもいいことないし、それこそ失業者でまくるでしょ。極右はその責任取れるの?

 

首相、元大統領、ウィーン市長、各党党首などのコメントに続いて、枢機卿シェーンボルンがコメントを載せてる記事があって、オーストリアだなー。一応保守な人には影響力あるからな。皆さん、誰も責めず、あの状況で仕方なかったことで、民主主義が守られたと判決を支持(せざるを得ない)。

 

みんな冷静になろうとしてるのに、極右は「不正選挙!EU離脱!」とか騒ぐのが目に見えててほんとイヤだ。。そして、そんなわかりやすい煽りにカンタンに乗ってしまう人たちが沢山いるのがイヤだなぁ。。みんなBrexitの混乱からなにか学ぼうよ。。

 

オーストリア大統領選やり直しなら、Brexit国民投票も、どこかの田舎の選挙区で適当に票を数えた人探してきて、憲法裁判所にやり直しを決めてもらったら、簡単にやり直せるよ!再投票希望してる人多いんでしょ?極右自由党のイチャモン付け作戦でイギリスを救えるよ!(←ヤケクソ)

 

こういうの言ったモン勝ちだからな。。ホント声が大きくて、イチャモン付けた側が得をするのはイヤだな。。それわかってて作戦でやってるから、外から見てたら引くけど、煽ってる人と煽られてる人たちはカーッとなってるんだろうな。。落ち着こうよみんな。。

 

オーストリア大統領選やり直しについて法律家の意見を聞いたら、「党の主張がどうであれ、この国の法律家はちゃんと仕事をした」との意見。うん。法律家はそう見るのね。私はもうちょっと政治の汚さ見ちゃってるから、「イチャモン付けを相手にするだけ損」と思うわけですが。。

 

===

 

オーストリア各紙の、大統領選やり直しニュース第一面比較。Kurier氏は決選投票Stichwahlと掛けてStich-Qual(クヴァールは苦しみ、辛さ)という見出し。ちょっと感動したくらい上手い言葉遊び。

 

 

Wiener Zeitungは「民主主義の辛い勝利」と題して「その権利は国民から与えられた」(墺国憲法第1条、オーストリア共和国の定義)の引用が。これも、民主主義の名の元での辛い決断がはっきり見て取れる見出し。

 

 

 

そしてクローネンツァイトゥング。最もタブロイドに近いだけあって、写真はサッカー、アイスランド応援団の可愛い女の子写真ww 上の二行で「オーストリアの評判に関わる」と専門家の意見を引用し、やり直し選挙の正当性を示唆。

 

 

クローネンツァイトゥングには「三度目の選挙に行きますか?」という質問に30%がNeinと答えてた。そう言えば大統領選もう三回目なんだわ(最初ので決まらなくて決選投票になったからね)。。ほんともうしっかりしてくれ。。

 

(次は、再選挙延期について)

 

 


エリザベート ウィーン版2012年新キャストCD


エリザベートウィーン版2枚組CD


エリザベートウィーン版DVD

 

応援クリック ありがとうございます!

 

関連記事
秘密

トラックバックURL
→http://wienok.blog119.fc2.com/tb.php/2007-15032abd