2016-06-15 16:26 | カテゴリ:シカネーダー Schikaneder

ライムント劇場にて、新作ウィーンミュージカル「シカネーダー」のキャスト発表記者会見が5月10日にありました。

 

かなり前から、主役でタイトルロールのシカネーダー役はマーク・ザイベルトに決定していましたが、この記者会見の場でそれ以外の全キャストが発表され、主役カップルのラブソングが披露されました。

 

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かなり前にマークのシカネーダー役だけ発表された時に使われた写真。魔笛初演の上演案内の紙を指さしています。マークの顔の横にあるのは、本物のシカネーダーの肖像画。

 

それでは、主要キャストのご紹介から。まとめるとこんな感じです。

 

Emanuel Schikaneder – Mark Seibert
Eleonore Schikaneder – Milica Jovanović
Johann Friedl – Florian Peters
Maria Anna Miller – Katie Hall
Franz Moser/Josef von Bauernfeld – Hardy Rudolz
Karl Marinelli – Reinwald Kranner
Barbara Gerl – Franziska Schuster
Benedikt Schack – Armin Kahl
Josepha Hofer – Katja Reichert

 

Ensemble
Andreas Bongard, Daniela Braun, Jil Clesse, Fernand Delosch, Shane Dickson, Oliver Floris, Ricardo Frenzel Baudisch, Karoline Gable, Jon Goldsworthy, Tessa Jill, Tobias Joch, Peter Kratochvil, Lillian Maandag, Marle Martens, Stefan Poslovski, Rebecca Soumagné, Jana Stelley, Shari Lynn Stewen, Ulrich Talle, Stef Van Gelder, Ronnie Veró Wagner, Livia Wrede, Andreja Zidaric

 

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左から、Florian Peters, Milica, 作曲家Stephen Schwartz、マーク・ザイベルト、Katie Hall、Reinwald Kranner。ソースはVBW公式サイト。

 

Pressekonferenz SCHIKANEDER

 

●キャストと役柄ひとこと紹介

 

完全新作な上、ウィーン以外、モーツァルトファン以外には無名の「シカネーダー」と言う人物。役柄の設定も合わせてご紹介しますね。(詳しい設定は次回以降の記事をお楽しみに!)

 

・エマヌエル・シカネーダー:Mark Seibert マーク・ザイベルト

 

本作の主人公。モーツァルトの「魔笛」のプロデューサーでパパゲーノ役を演じた歴史上の人物。役者、歌手、詩人、演出家、劇場支配人。魅力的だが気まぐれで女好き。

 

演じるマーク・ザイベルトは、来日でもおなじみのウィーンミュージカルの顔。ロミオ&ジュリエットのティボルト役、ウィーン再々演エリザベートのトート役、再演モーツァルトのコロレド役などを歴任し、今やドイツ語圏ミュージカルに欠かせない役者となっています。

 

・エレオノア・シカネーダー:Milica Jovanovic ミリツァ・ヨヴァノヴィッチ

 

エマヌエル・シカネーダーの妻で本作のヒロイン。歌手、女優、プロデューサーで、気まぐれな夫エマヌエルをうまく操る魅力的な女性。

 

演じるMilica Jovanovicは、ウイーンのラブ・ネバー・ダイズコンサートのクリスティーヌ役で注目を集め、その後ザルツブルク版サウンド・オブ・ミュージックのマリア役、ウィーン版メアリーポピンズのバンクス夫人役を務め、今回満を持しての大役。優しそうで知的なルックスと、透明感のある安定した歌声が魅力。

 

・ヨハン・フリードル:Florian Peters

 

金持ちの実家を抜け出したシカネーダーの劇団員。

 

Florian Petersはモーツァルト!のヴォルフガング役のセカンドを演じていたが、その前はほぼ無名なので、新人枠?

 

・マリア・アナ・ミラー:Katie Hall

天然な劇団の女優で、シカネーダーの愛人

 

Katie Hallはイギリスでは結構有名らしく、WSSのマリア、オペラ座の歌人のクリスティーヌ、レミゼラブルのコゼットなど。レミゼラブル25周年コンサートではコゼット役を演じ、映画「レミゼラブル」でもTurningの曲で女性アンサンブルとして参加している。ウィーンデビュー。

 

・フランツ・モーザー/ヨーゼフ・フォン・バウアーンフェルト:Hardy Rudolz

 

一人二役。フランツ・モーザーはシカネーダーの師匠。バウアーンフェルトは金持ちの魔笛の出資者。

 

Hardy Rudolzはベルリン、ミュンヘン、ハンブルクで主に活躍する役者で、ウィーンでの出演は20年ぶり。ドイツでは有名らしく、レミゼラブルのジャヴェールやバルジャン、ラカージュのジョルジュ、キャッツのガスなどの数々の大役を大きな劇場で演じてきている。また、セサミストリートなどの声優としての出演作も。

 

・カール・マリネッリ:Reinwald Kranner

 

イタリア人劇場支配人でシカネーダーのライバル。

 

Reinwald Krannerはウィーンミュージカルファンにはおなじみですね。メアリーポピンズのバンクス氏を演じ、プロデューサーズでもアンサンブルにいました。初演エリザベートのフランツ・ヨーゼフ役のセカンドでもあったとのことです。ダンス・オブ・ヴァンパイヤの初代、再演版教授訳Gernot Kranner氏は兄弟。


・バーバラ・ゲァル:Franziska Schuster

 

エレオノアの親友役。

 

Franziska Schusterは再演版モーツァルト!でコンスタンツェ役に抜擢された実力派新人。モーツァルト!の前の出演作はマンマミーアのソフィのセカンドやシスターアクトのメアリーロバートのセカンド。彼女はエレオノアのセカンドキャストなので期待度も高い。

 

・ベネディクト・シャンク:Armin Kahl

 

シカネーダーの親友役。

 

Armin Kahlはドイツ語圏で人気急上昇中の中堅役者。ウィーンではキューティー・ブロンドのパパ役、ラブ・ネバー・ダイズの道化役など脇役が多いが、貴婦人の訪問のアルフレート・イル役、メアリーポピンズのバンクス氏などの主要な役のセカンドも務めている。

 

・ジョゼファ・ホーファー:Katja Reichert

 

シカネーダーの劇団のスター女優で歌手。

 

Katja Reichertはウィーン近郊(バーデン、グラーツ、ミュンヘン、クラーゲンフルト)で主にオペレッタで活躍する歌手。ウィーンでの出演はフォルクスオーパーのオペレッタ作品が主で、VBW系ミュージカルは初出演。

 

(参考記事)

記者会見時のプレス向け文書。

https://www.vbw.at/media/file/88_Pressemappe_Schikaneder_EV.pdf

 

Pressekonferenz SCHIKANEDER

"Schikaneder"-Musical: "Das weltweite Interesse ist riesig"

 

(ひとこと)

 

ウィーン劇場協会12本目の新作。主要キャストは、ウィーンお馴染みの人は少な目(マーク、ミリツァ、Reinwaldさん、Franziska、Armin Kahlあたり?)な印象。何となく見慣れない人、VBWデビューの人が多くて、ちょっと役のイメージが掴みにくいかなー。

 

何故ドイツ語を話せない(と思われる)イギリス人のKatie Hallを主要な役に持ってきたのかちょっと不明。それもおバカな天然ちゃんの役なので、ユーモアとか呼吸のテンポとか、慣れてない言語で大丈夫かな?

 

しかし、主役二人はとてもお似合いで、安心して見れそう。マークがコミカルで懐の深い役どころをどう演じるかが勝敗を分けるな。いつも気難しくて人間離れした怖い役が多いので、これ系の人間味ある役は初めてっぽい気がする。ミリツァの演技力は全然心配してないから、後はマーク次第!

 

あととても重要なのが、モーツァルト役がいないってこと!魔笛が思いっきり登場するのに、モーツァルト役いなくて大丈夫なのか?そこはセカンド経験者Florian Peters辺りに後ろ姿だけでもやってもらったら?(笑)

 

けど、このメンバーで最終的に魔笛を上演することになりそうなので、だれがどの役をするのか想像するのも楽しい。(ってキャスト詳細説明の記事でネタバレしますが)

 

まあ、シカネーダーの事は魔笛とアン・デア・ウィーン劇場絡みの話でしかよく知らないので(まさにあの辺りに昔住んでたんだが)、この話の予習で少し勉強してみようかなー。

 

あ、すっかり書き忘れていましたが、この作品初日は9月30日ライムント劇場です。

 

(次回はスタッフとセカンドキャスト紹介です)

 


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