2016-05-22 16:21 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ

始まったばかりのウィーン版エビータ見てきました。

 

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普通ウィーンミュージカルは、初日に前のプレビューでまず見て、全体の印象や好みを判断して、リピートするかしないかを決めるんですが、この作品は久々に、プレビューに行かなかった、というより、行けなかった。。

 

エビータの初日は、モーツァルト!楽日やらトーマスコンやらの直後で、もうこれはどう頑張ってもそこまで観劇詰めたら家族に怒られるレベル。。おまけに作品が作品なだけに、イマイチ無理してまで見たいとも思えず、とりあえず間を空けて余裕が出てから見に行くことに。

 

というわけで、珍しく、プレビューでも初日でも楽日でもなく、普通の日に観劇したレポです。一応キャストだけはメイン3人がファーストになる日を選んだけど。

 

というわけで、キャストはKatharine Mehrlingのエビータ、Drew Sarichのチェ、Thomas Borchertのペロンという、ありえない良キャストでした♪観劇日は4/19。

 

●開演前

 

2016-04-19 17.54.34

Evita仕様のRonacher劇場

 

久々のRonacher立ち見。ブロンド以来かな。Ronacherチケット代上がりすぎだよ!予算的に立ち見以外の選択肢が無いレベル。ほんとどうなってるのこれ。。平日公演でこの値段はウィーンらしくないよ。

 

立ち見にもリピーターより旅行客?一般客?が多い印象。これだけ高かったら、座るのバカバカしくなるわ。始まったばかりだし、チケットよく売れてるのね。

 

NYも初日直後でお客さんが行ってるはずなのに。火曜日は開演が早いから、学校グループや年配者が多くて売り切れだって。なるほど。

 

Drewの娘さん、エビータ子役で出演してる!キャスト表見てびっくり。

 

隣の人関係者らしいが、夏以降の延長分はキャスト変更になると言ってる。(エビータは年末前での公演延長が決まっています。)チェ以外は変わるとか。トーマスは変わるとして、Drew残って、別のエビータになるなら、夏以降リピートもありかな。今日良かったらだけどね。

 

隣の人のチケット転売の会話が面白い。1人は低所得者用の割引チケットを転売して儲けたい、合法だし、資本主義的に正しい、と言ってる。もう1人は、長期的に損するのは私たちファン。今だけ儲けても、全体的にルールが厳しくなって、今のような観劇を楽しめない、とハッキリノー。タイムリーな話題。

 

●1幕

 

Ronacherのエビータ幕間。うん、なかなかいい。満足ではあるが、ノリ切れない感じもある。面白い私好みの演出があるのは嬉しい。Drew出ずっぱりでとっても嬉しいが、その分舞台上で脇役の時があるのが少し残念。常に熱くシャウトしてるDrewが見たいのは望み過ぎかな。

 

いやもうトーマス面白すぎる。椅子取りゲームの変なダンスだけでも見る価値ある!(ネタバレしないよここはw)しかし、エビータと会った後は腰抜け。。エビータと会う前の一瞬のトーマスペロンがもう色々楽しすぎて、トーマスで見れてよかった!

 

エビータは逆にペロンと結婚してから、やっと役者が役に合ってきた感じがする。まだ後半わからないけど。歌うリズムがかなりオケとズレるので、ノリ切れない理由はここにあると思う。独特の早口やタメで、デュエット相手が苦労して合わせてる感じ。声はふと現実に引き戻されるが、慣れるかな。

 

オケはさすが!素晴らしい!オペラ座の怪人コンやLNDコンでも思ったけど、VBWオケはALWとの相性がとてもよい。聞きなれたメロディーもこのオケの手に掛かると、オトナで何ひねりか入ってオーってなる。不協和音とかもう最高!

 

演出は、何カ所かおっと思う場面がある(最初と椅子取りゲームとエレベーター)が、それ以外はイマイチひねりがないかも。あの映画の人だよね。こんなすごい人呼ぶなら、部分部分おっと思うレベルじゃなくて、全体のコンセプトからしてオーーーってなる演出を期待したけどなー。後半に期待。

 

レミズ、Amstetten版JCS、エリザ、Volkstheater版キャバレー、Alte Dameを彷彿とさせる演出あり。映画はあまり思い出す場面なかったな、今までは。カネカネでバンデラピーが水飛ばしながら踊ってる場面を再現してほしいなー。

 

●2幕

 

 

 

ううむ。1幕の方が演出的に工夫があったなー。2幕は特に目新しいことはなかった。おまけに2幕激長(座ってたら違ったかも。。)。

 

エビータの人は、2幕ずっと良くなった。っていうかペロンと結婚してやっと年齢や性格が合ってきた。(少女時代とか無理ありすぎた)あのハスキーな癖のある声も、大人の女性なら違和感少ない。落ち着いた高そうな服とかは結構似合ってた。

 

Don't cry for me Argentinaは2幕冒頭だけどこれはとってもよかったー!この人全体的にイマイチでもこの歌はとてもよかった!その前のペロンのオセオセイケイケな感じとの対比がとってもいい。心がこもってて、愛されてて。

 

Mayaさんのエビータは、何もない舞台で歌声だけで聴かせる演出が最高だったけど、今回は四季みたいに上から(それも足場でカサロサーダは映写)舞台上の民衆に語り掛ける感じ。やはりMayaさんのあの文句なしの歌と比べると全然違うけど、民衆一人一人に丁寧に語り掛けてたのはよかった

 

ただなんだろう、聞き込んだ英語版とは全然印象が違うんだよね。。多分独語詩をかなり変えてるのかな。そのおかげで、エビータが民衆出身である点が強調されていた。英語版はカラオケの十八番だからよく覚えてるけど、もっとのし上がった感じも歌詞に出てたよね。

 

独語詞が相当英語詞と変えてある(逆にティムライスの意味の深い英語詞を全て訳さず、エッセンスだけ独語化するしかなった)のが、作品全体を骨組みだけにしたというか、皮肉やダブルミーニングが消されてしまってた気がする。

 

You must love meがVerlass mich nicht「おいて行かないで」だったのが全然違う。あれは上から目線だからいいんだよーそれも語り掛ける相手はペロンは囮wでほんとは民衆なのに、前半は漠然と、後半はペロンに話しかけてて、ピンと来なかったなー。

 

2幕で大好きなカネカネは、確かに派手で賑やかなシーンではあったけど、もっとどっかーんとくるかと思った。せっかくミルク的なアンサンブルのシーンなのに物足りなかった。。演出学芸会だしw上から家とかが降りてきて「エビータ財団からお金をもらって家を買いました」みたいな。

 

全体的に客席降りがとても多くて、Drewは2曲に1回は下から歌っていたのではないだろうか。ちょっと多すぎて全然びっくりしなくなっちゃったよ。確かに観客を民衆やチェ側に引き込むなら客席降りは意味あるけど、もうヒマがあったら降りてたからねー。慣れちゃうとまたかーってなる。

 

しかし、久々のフル立ち見は、この作品ではキツかった。。もう足ガクガク。ブロンドやシスアクでは全く気にならなかったのに、暗い作品は足に来るわ。。死にそうになってから、6曲くらいあるし。You must love meのあとすぐ終わるんじゃなかった?記憶違い?

 

You must love me以降は足ががくがくでかなり厳しかった。ペロンの不安ソングの後、エビータが副大統領になると言い出し(史実ではペロンが提案した)、最後のラジオスピーチをして、走馬燈ソング(TdVっぽい)、死に際ソングともう、暗い曲が続いてヘロヘロ。。

 

いやほんと、何で終わりそうになってからこんなに長いの?走馬灯シーンとかあったっけ?てか必要?のし上がるのがあんなに速かったのに、なんで病気からあんなにかかるの。。同じことの繰り返しだし、特に何も起きないし。悪くなかったけど最後の最後でどよーん。。

 

 

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