2016-02-02 16:40 | カテゴリ:モーツァルト!Mozart!

ウィーン番モーツァルト!の千秋楽を3月20日に控え、インターナショナル版トレイラーが公開されました。

 

 

動画はウィーン新演出版モーツァルト!新トレイラーとほとんど同じだと思いますが、注目すべきは後半の英語版「星から降る金」と「影を逃れて」。

 

とりあえず聞いてみてください。どう思いました?

 

私の感想は。。英語版歌詞は貴重ではありますが、何かいつものウィーンミュー英語歌詞と同じ妙な違和感。。Youtubeのコメントもそんな感じの人が多いようです。

 

歌詞の変え方や音韻重視な所からして、クンツェ氏訳詞かなー、という気もします。単なる翻訳者だったら、ここまで思い切った意訳しませんよね。。

 

レベッカ英語歌詞でも感じたけど、独語版を聞いて浮かぶイメージと、英語版は違いすぎる。独語版が広い世界を描いた絵画なら、英語版はデッサンやスケッチの様な。音韻と骨子を残すことにこだわり、印象や全体像が全く異なる結果になってる印象。

 

 

それでは、英語歌詞聞き取ってみました。

 

●「星から降る金」英語歌詞

 

Dear to try and

reach out for heaven,

you must become what you are meant to be,

and bring the gold of heaven to the world

 

ドイツ語で

Sein heißt werden,
leben heißt lernen!
Wenn du das Gold von den Sternen suchst,
musst du allein hinaus in die Gefahr!

の部分です。

 

日本語では、

「なりたい

ものになるため
星からの金を求め

一人旅に出るのよ」

って部分ですね。

 

えっと。。まず英語版全然違う部分の訳ですよね?ドイツ語は私の一番好きな「存在するということは何かになろうとするということ、生きるということは学ぶということ。星から降る金を探すなら、危険の中に一人で出ていかなければならない」って意味。ああ、好きすぎて泣けてくる歌詞。。

 

それが英語では「危険を犯して天国に手を伸ばそうとしなさい。あなたがなるべきものにならなければならない。そして、天国の金を世界にもたらしなさい」

 

ぜんぜん違うじゃないですか。。

 

まず、英語版は「星」が「天国」に置き換えられてます。だから、宗教色が増して全然文脈が違う。特にキリスト教会(コロレド)に背を向けたヴォルフガングに言う言葉かな?

 

それに、英語詞は「天国に行って金(きん)を取ってきて世界にもたらす」って言ってる。独語と日本語はどちらも、「星から金が降ってくるのを探しに未知の世界へ」、って話でしょ?

 

英語版は天国に行っちゃってるけど、この曲のイメージは、「遠い誰も行ったことがない所に、空から星が落ちてきくる。それを取りに行くのだ(つまり行き先は地上)」だよね?金がある場所からして違うので、全然聞いた時のイメージが違うんだよ。。

 

 

まあ、日本語も私の一番好きなSein heißt werden, leben heißt lernen!の訳出が半分もできてないけど、それはまあ仕方ないか。あまりにシンプルで意味の深いフレーズだから、これは「なりたいものになる」とするしかないけど、ホントはこの10倍は深いんだよー!

 

ただ存在するだけじゃなくて、「何かになる」ことが重要で、ただ生きるだけじゃなくて「学ぶ」ことが重要なんだよー!英語も日本語も「なりたいもの(なるべきもの)になる」ってあるけど、「無為な人生を過ごすのではなく、成長して変化していくべき」って感じの意味なんだよー!もう人生の指標となるレベルの素晴らしいフレーズなのです。。

 

長くなってきたので、「影を逃れて」の英語詞は次回解説します。

 

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