2015-10-01 07:55 | カテゴリ:モーツァルト!Mozart!

ウィーンで上演が始まった、再演版モーツァルト!1999年の初演以来待ち望まれた再演です。プレミア前のプレビューが2週間にわたって行われた中、プレビュー初日と最終日(プレミア二日前)に行ってきました。

 

観劇中と直後のつぶやきをまとめておきます。一応、プレビュー初日の二日前のゲネプロを除けば、この作品を初めて見る観客ということになります。

 

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当日、モーツァルト!仕様のライムント劇場

 

<幕間>

 

モーツァルト!プレビューに来てます。観劇自体五カ月ぶりでドキドキする。

 

これはいいかもしれない!方向性が私の好みと一致してて、とても興奮する。レベッカの時のようなワクワク感。リピートめっちゃしたい。心配してたこともあまり問題ではない感じ。

 

衣装正直いいよ!よく考えてあって、全然悪くない。セットがシンプルだから、衣装の演出に占める割合が大きい。(←衣装が苦手だった再演エリザベートと同じ人が衣装担当だった上、事前に発表されていた衣装デザイン画がかなりあり得なかったため、衣装が一番の心配事だったため)

 

 

一幕で既に三回泣いた。前半のパパトーマスがヴォルフを見る「好きだぜ!」目線、星金、影を逃れて。特に影を逃れて♪はもう号泣した。

 

変な共感の仕方だが、子供のもっともっと要求に翻弄されてボロボロになるモーツァルトがもう、子供に振り回されてボロボロの自分と重なって、大号泣。

 

<観劇後>

 

 モーツァルト!も・の・す・ご・くよかったーー!!うわー!!今すぐもう一度見たい!!久々に何度でも見たい作品が来たよ!!これはみんな実際見て欲しい!

 

シンプルで、くすっと笑えて、泣けて、けど暗すぎず、それでいて重量を感じる。初演から各国の要素をできるだけ取り込んでて、物足りなさ全くなし!

 

何から褒めればいいかなー。舞台美術と演出がシンプルで、ほぼ映写とピアノのみなのが、すごく良かった!キャストの動きと衣装が全て。すごく考えられてて、簡略化された故の知的刺激が味わいまくれて、脳みそフル回転の幸福感!これぞ舞台作品のの醍醐味!

 

エリザは再再演でゴテゴテしすぎて好みから外れちゃったけど、M!はひたすらシンプルさを追求したのが、ホント好みドンピシャだった。衣装はエリザで改悪だっのが、今回はホント演出の意図を表現していて、大成功だった。白ヴォルフ!青男爵婦人!赤アマデ&コロレド!黒パパ!シンプルでも深い!

 

<新曲、編曲、削除曲など>

 

明らかな新曲は、一幕の最後のほうのコンスとヴォルフのラブソング。演出がビックリ&クスリかも(後でネタバレします)。

 

あと、二幕後半のコロレドとヴォルフの対決ソング入りました!地球儀はなくて普通に歌ったけどw この曲かっこいいわー!ラブソング新曲はWeil du so bist, wie du bist。コロレド対決ソングはDer einfacher Weg 。サビはDer einfacher Weg ist immer verkert! でとにかくカッコイイ!

 

ドイツ語のverkertは英語字幕ではwrongでした。正確には「安易な道は常に逆(方向)の道」という訳になるかと。

 

超残念ながら赤いコートの歌はなかった。。この曲っていつなくなったの?大好きなのに。。

 

あとあの言葉遊びの歌ich bin extraordinaerがハードロックに編曲!ノリノリ!ここ好き!(もっと激しくてダーティーでもいいくらいw)

 

<映写される背景>

 

 M!で一番良かったのは演出と衣装かなー。話の流れも一幕後半を除いてスムーズで、時間が経つのが早かった!一幕後半、ウェーバー一家の後、パパソロ(心を石に~)、シカネーダー、コロレドトイレまでの流れが少しギクシャクしたけど。ウェーバー一家の登場が衝撃だったからなー(笑)

 

演出の何が良かったって、映写される写真が知ってるところばかりで興奮する!シュテファン大聖堂入口、オペラ座客席と玄関、スペイン乗馬学校などなど、知ってる場所の変わったアングルの写真が嬉しい!

 

プログラムに書いてある地名も細かくてモーツァルト歴史好きには最高。モーツァルトの歴史上の複数の住居(魔笛小屋も)や、上演劇場(Theater auf der Wieden出てきまくりでいいぞ!)もプログラムに詳しくて、調べ物にも最適。

 

背景には当時なかった建物(国立オペラ座や楽友協会(のパイプオルガン))もあったけど、その辺はイメージでOK.現存しないミヒャエル広場のブルク劇場やTheater auf der Wiedenの再現予想図を背景にしてきてくれたのも嬉しい。けど明らかに冬じゃないザルツブルクの市場のシーンの背景にちょっと雪が写ってたのは気になった(舞台上の街の人たちは冬服なのに、売っている野菜が夏物w)

 

背景ファンになってしまったので(笑)色々語り始めてしまったけど、この背景の映写(地名も書かれる)だけで場面転換をするという斬新な演出。

 

<大道具と舞台設定>

 

大道具がほとんどないという点ではルドルフもその傾向があったけど、ルドルフよりレベッカを思い起こさせたのは映写のせいかな。大道具は、常に舞台上にあるグランドピアノ(ピアノとティンバロの両方の音がするw)と数個の椅子くらいで、ほとんど空っぽ。

 

コロレド系のシーンでは奥に6の形した金色の物体が降りてくる。ウェーバー一家はアレが出てくるし、あとはコロレドの馬車(笑)と巨大な箱とベッドとソファくらい。ピアノや椅子を動かすのはキャスト。ヴォルフ自らベッド引っ張ってきたりw 盆が回るだけで隠すものがないので、死んだママやヴォルフ本人も立って退場w。

 

椅子をうまく使って、市場のシーンは野菜の乗った長い台を椅子の背に渡すだけで、めっちゃ雰囲気出てた。椅子の配置や使い方がほんとうまかった

 

<びっくり演出>

 

(ネタバレ)びっくり演出その一。ウェーバー一家。なんと舞台奥からVWキャンピングカー(派手派手ヒッピーペイントw)で登場し、プール用の空気マットレスや島に乗って夏休みw これは爆笑!

 

客席も動揺して、そのあと3場面くらい落ち着かなかったw相当衝撃だし、賛否両論あるかもだけど、私は好きw まず初演のヒッピー要素を入れようとしてるのと、マンハイムからウィーンまでこの車で来たっていうのが、この一家らしいというかw ウィーンのプラーターのシーンでは屋根が開いて、ショーみたいなこともできる。

 

(ネタバレ)びっくり演出その二。一幕後半の新曲ラブソング。背景は青空。ヴォルフとコンスの所に上から小さい椅子が二つ降りてくる。遊園地にある、高く上がってぐるぐる回るやつについてる椅子ね。背景にも向こう側の椅子が映写され、盆も回って、ほんとにあれに乗って飛んでるみたいで素敵演出!

 

まあもちろん、これってエリザの観覧車と同じく、恋愛感情を浮遊感と重ねて、おまけにプラーターまでかぶってるけどw、これはこれで演出として凝ってるし、敢えて共通点として被せて、ファンをにやっとさせる演出だと理解しました。私はすごく好き、これ。

 

あとは、びっくり演出ではなくお約束wだけど、コロレドトイレ笑ったw 正確にはトイレより馬車に笑ったw コロレドとアルコが馬車に乗って、後ろに侍従が三人立たされるんだけど、車輪の動きがちゃちいw五人の揺れ方が雑w

 

こんなに簡単なのに映写の地図が動くと、馬車も動くように見えるんだから不思議。なんか乗って自分でユサユサ揺れてるコロレドがニヤニヤ笑いをこらえてるみたいで、それ見てまた笑ったw マークの揺れ方適当w 揺れながら歌うと、時々揺れるの忘れるしw

 

トイレは知ってたから普通だったが、衝立の後ろのマークを想像してまた笑ったw おまる付き椅子持っての移動w

 

(ネタバレ)あと驚いたのはich bin extraordinaerのハードロック版だなー!赤いエレキギターかっこよかった!編曲もノリノリ!一番最後のアンサンブルが踊り狂ってみんなで歌うところ鳥肌モノ!この曲CDで聴くの楽しみ!

 

 

モーツァルト!ウィーン版キャストアルバムCD

 

モーツァルト! 楽譜(ソングブック)

 

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