2015-09-21 06:39 | カテゴリ:欧州難民流入問題・移民政策

欧州難民流入問題についてのつぶやきまとめがしばらく続きます。

 

難民問題は欧州難民流入問題・移民政策カテゴリにまとめています。

 

・個人でできることは?

 

難民関連の国際機関をざっと見てきたけど、個人レベルで何ができるか?もちろんオーストリアにいたら選択肢は多い。もう駅の物資は足りてるけど、赤十字でもカリタスでも、ネットバンキングで寄付してしまえば完了!チャリティコンサートに行ってもいいし、難民通訳などのボランティアをしてもいい。

 

今回の難民流入に関して、ドイツはとばっちりの自然災害の被害者みたいなものなので、個人的には、気の毒なドイツの国家に寄付金をあげたいくらいの気分。国に寄付金って無理だよね。。けどホント難民受けて入れてない国は(特にシリア隣国)、少なくともドイツにお金くらい渡すべきだと思うんだけどね

 

ドイツはギリシャもあんなに助けてたのに、また今度も、自分は悪くないのに、他人のためにすごい犠牲払ってる。今ドイツがキレたら世界終わるよ。

 

・寄付先もよく選ぼう

 

さて、ドイツに寄付できないからどこに寄付するか。日本にいたら、さっき挙げた国連専門機関の日本寄付金集めNPOに寄付するくらいしか方法がない気がする。国連UNHCR協会や日本ユニセフ協会みたいなやつね。ただこれらの協会に寄付するときにいくつか注意点(震災の時にも結構言われたよね)。

 

注意点1。この手の国連寄付金集めNPOは、国連と冠しているけど組織としては別で、先進国に窓口を持って、本体国連機関のための募金広報活動を行う非営利団体。寄付金から人件費や広報費が引かれ、残りがユニセフなど国連専門機関本体に行き、任意拠出金と合わせて各プロジェクトの予算となります。

 

つまり、寄付した内の幾らかは、駅とかで「UNHCRにご協力お願いします!」とかやってる人たちの人件費になるわけで、全額国連に渡るわけではありません。それはまあ、広報と募金集めが目的の非営利団体なんだから当たり前。25%は広報人件費と、本体機関との間で取り決められています。

 

日本ユニセフ協会は80%強を、日本UNHCR協会は75%ぴったりを、本体に送っています。ちなみにそれぞれの年間募金額は、日本ユニセフ協会が130億円くらい、日本UNHCR協会は80億円くらいとかなり差がある。本体機関の予算としてはほぼ同じ600億円なのに、知名度の差かな。

 

注意点2。これらの日本窓口に寄付した場合、国やプロジェクトを指定することができない。寄付したお金は全てまとめて本体機関に送られるので、基本的には「ドイツにおけるシリア難民の援助に使ってください」と言っても、実現はしない。(そもそも圧倒的に途上国で使われる)

 

なので、シリア難民を救うためにアップアップで頑張っているUNHCRに、今回1万円を日本UNHCR協会に寄付しても、7千5百円がUNHCR本体に送られ、そこから大きな予算プールに入れられてしまい、結局自分のお金はどこに役に立ったのかピンと来ない事になる。

 

それでもUNHCRやユニセフの活動に賛同して、プロジェクトを選ばずに寄付するなら、もちろん寄付は素晴らしいことです。偽善とか、額が少ないとかごちゃごちゃ考えず、お金があって活動内容に賛同したら、スパッと寄付するのがかっこいいと思う。税金控除も受けられるし(笑)。

 

・赤十字のへ寄付方法

 

今挙げた先進国向け寄付金集めNPOを持っている国連専門機関とは異なり、赤十字はもうちょっとプラグマティック。震災の時にもまずは赤十字社!って言われてたけど、今回調べてもそう思った。赤十字社は、寄付の時点で人件費や運営費に回すか、地域やプロジェクトを指定して寄付するかを選べます。

 

国内の義援金だったら寄付したものは全て現地に送られるし、海外でもその地域の赤十字社による救援活動に使われます。現時点では「中東人道危機救援金」という名前で、シリア難民も含めた救援活動を支援できます。今年の4月にスタートして、4ヶ月で1200万円ほどが集まっているようです。

 

ちなみにオーストリア赤十字社では、もっと選べる海外の救援活動の種類が多く、南スーダンやエボラ、ウクライナなどの様々な寄付目的が挙げられ、1ユーロから寄付できるようになっています。日本のサイトより、お買い物気分で気軽に寄付先を選んで、1分もあれば寄付が完了してしまう感じ。

 

ちょっとオーストリアと日本の赤十字社の寄付のシステムを見比べてみたんですが、オーストリアのはホーム画面から「寄付する」→「Xユーロオンライン寄付」→クレジットカードナンバー入力画面で、三クリックで寄付できてしまいます。寄付を考えなおしてる時間はありませんw

 

日本の赤十字社は、寄付する→インターネットで寄付→中東人道危機救援金に寄付→ログインして寄付→金額と支払方法の選択→クレジットカード番号の入力と、たらい回し。おまけに最低金額もオーストリアは1ユーロ、日本は2000円。もっと一瞬で手軽に寄付できるようになったらいいのになー。

 

というわけで、なんだか話が色んな方に飛んだけど、難民を援助する国連機関とお金の関係、そのお金の出処(国家、個人)と使われ方のお話でした。一応開発畑の人ではありますが、難民や緊急援助はそれほど専門ではないので、間違ってるところがあったらすみません。。

 

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