2015-09-12 06:37 | カテゴリ:欧州難民流入問題・移民政策

欧州難民流入問題についてのつぶやきまとめがしばらく続きます。

 

難民問題は欧州難民流入問題・移民政策カテゴリにまとめています。

 

<9月4ー5日(土)深夜から早朝にかけて。人道危機に奇跡が起きた>

 

徒歩移動難民のニュース。ブダペストからウィーンへの直通電車が止められた中、昨日一台だけ動いた列車が30キロほど進んで止まった。乗客は列車に残る組と徒歩で国境を目指す組に別れた。徒歩組のウィーンまでの距離は180km。車で三時間、自転車で三日の距離。

 

徒歩組は1000人ほどと見られ、昨日午後中ずっと徒歩で国境を目指していた。そんな中、金曜夜にオーストリア政府がバスを出して迎えに行くことが決定。早朝までにはオーストリアに入ったとのこと。電車組もハンガリー国内の難民施設に収容。

 

なんか昨夜遅く、オーストリアとドイツの首相でパッパッと臨時対応を合意して、対処した感じでスピーディーさは良いのでは。ハンガリー首相にも相談しようとしたが、「土曜の朝まで連絡つかない」と言われ、今朝9時に電話会談するらしい。ハンガリー色んな意味で大丈夫か?

 

ウィーンから有志が日曜朝に車列で迎えに行くイニシアチブもあるが、こちらはハンガリー政府からもオーストリア政府からも警告を受けていた。このイニシアチブが違法スレスレなので、オーストリア政府が急いでバスを用意したとかいう流れなのかな?(車列イニシアチブについては、日曜日にアップデート有り)

 

<難民バスがオーストリアに到着。土曜朝7時頃。その後ウィーン西駅に到着>

 

ハンガリーからの難民バス、オーストリアに到着の第一報。ブダペスト東駅と、徒歩移動組(1200人)どちらも迎えに行って、最初の7台のバスがオーストリア入国。バスは50台を超えると見られる。ハンガリー国境近くの野外フェス会場に一旦落ち着き、食料や水を渡したとのこと。

 

ハンガリー首相とも連絡がつき、「ドイツと相談して決めたからね」と伝えたとのこと。この件ハンガリーは被害者なんだかなんなんだか。ドイツとオーストリアはええかっこしいで、それがどういう負担につながるか。皆さん決断の背景が苦難に満ちてる。

 

この野外フェス会場行ったことあるけど、ハンガリー国境からすぐで、フェス期間以外は広々としたあ平野。地元の警察も、大規模なテント集団にも若者が荒れるのにも、ある程度慣れてるから、現時点では最良の選択かと。すぐキャパオーバーになると思うけど。

 

最初のバスが迎えに行ったのが夜中の2時(6時間前)、その二時間後にオーストリア野外フェス会場に到着。次の6台のバスが到着したのが朝6時(二時間前)。オーストリア人寝ずに仕事してる!ハンガリー首相起きてみたらビックリだろうな。

 

バスの運転手だけじゃなく、キャンプ地の準備する人達も、寝ずの仕事だからなぁ。日本は国内の災害だけでも大変だけど、陸続きの国がないことはあまりにもラッキーだなあと、難民流入を見てて思う。 同国人の被災者にはできても、言葉も通じない遠い国からの難民にも同じように対応できるのか?

 

難民流入問題、怖くないの?言われたら、多分ヨーロッパ人は、足元がガラガラ崩れていくような気持ちで居ると思う。心理的地震のような。ユーロ下落が本音。そんな中、何とか困ってる人達を助けて、問題を押し付けあわず、引き受ける覚悟でいる。政治家が毅然として建前を守る姿勢も必要。

 

バスでオーストリアの野外フェス会場に運ばれた人達の第一弾は、既に4:30と5時の特別列車でウィーン西駅とザルツブルクへ移動したとのこと。合わせて450人が早朝から移動してる。多分徒歩組の一部。それぞれにすごいドラマがある。ドイツとオーストリアの決断力と行動力の速さに驚嘆。

 

難民の是非とかちんたら議論する前に、とにかく立ち往生を解消し、人間らしい扱いをして、イライラと悲惨さを取り除くのが先。とにかく現状を落ち着かせるのが先って、腹が決まった様子。普段から移民問題について毎日のように議論してるからこそできる、この潔さ。

 

「ウィーンは完全に難民受け入れの用意ができている」夜の間に800人がハンガリーから来てドイツに移動した。今後3000人規模が予想される。ウィーン市は西駅と旧南駅周辺に受け入れ態勢と宿泊施設を準備。赤十字やカリタスが模範的受け入れ体制を取っている。なんて心強いウィーン市の受け入れ態勢。

 

「皆さんドイツに行きたがり、駅を出ないので、宿泊施設は必要になるかわからない」とのこと。反面今後どれだけ増えるかわからないので、いま余裕こいてても後で大変かも。ウィーン市側も寝ずに準備したのね。。みんな偉いよ。。

 

けど、ハンガリーで二日止まってる間に、ドイツとオーストリアは観念して、覚悟を決めて、落ち着いて準備する時間が取れたとも言える。ハンガリーは何かと損な役回り。

 

安易な移民受け入れ反対な私ですら、何とかしなきゃ!って強く感じるこの数日。もうこれからどうなるの?とか、じゃなくて、いま目の前の大きな問題を受け止め、混乱や暴力なく解決策を行動に移すしかない。後のことは後で考える。緊急事態の政治のイニシアチブの重要さを感じる。

 

この(Flüchtlinge gehen zu Fuß von Ungarn nach Österreich – 10.000 erwartet - Österreich - Vienna Online)記事の下に付いてた、西駅からのボランティアによるライブツイート、ざっと読むだけで胸が熱くなる。「ガス抜き水、白パン、果物、離乳食が必要」「カリタスの倉庫はいっぱいになりました。ありがとう」「電車に乗るお金が不足」などのツイートが行き交う。

 

一方、服にくるまれて安心して眠る子供や、「ありがとうオーストリア人、ダンケ」と書いた紙を掲げるシリア人青年の写真(http://cdn1.liveticker.russmedia.com/2015/09/COIGW5LWIAA7WWB6.jpg)も。

 

 

「これが僕のオーストリアだ」ウィーンの学生が、ウィーン西駅に大量の水や食料をカートに載せて運ぶ現地人大勢の姿を写した写真をツイート。私はこの写真を見て思わず涙が出ました。

 

Das ist mein Österreich. #Westbahnhof

https://twitter.com/MatthiasRousavy/status/640082224705052672

 

 

 

 

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