2015-09-11 06:36 | カテゴリ:欧州難民流入問題・移民政策

欧州難民流入問題についてのつぶやきまとめがしばらく続きます。

 

難民問題は欧州難民流入問題・移民政策カテゴリにまとめています。

 

<9月4日(金)ブダペスト駅閉鎖>

 

難民ニュースを追いかけてると、フェーズがあることに気がつく。

 

まず、国内の難民施設がいっぱいらしい(他人事)→東欧が壁を作り出す(ちょっとやり過ぎじゃ。。)→トラック事件(突然事の大きさを認識)→ブダペスト駅閉鎖(これ異常事態だわ!)→難民個人に焦点を当てた記事が出だす(これ他人事じゃないかも)→身近な人が難民救援物資を届け出す(私にも何かできないかな?)←イマココ 

 

難民を大群として見た時と、個人として見た時の、自分の心の動きが違って、その戸惑いも興味深い。


難民は全体としてみたら、場所もコストもかかるし、テロリストも混じってるだろうし、治安悪化の要因となり、長期的には移民として職場を奪う。けど、個人としてみたら、さっきまで普通に働いていた、中小企業の社長さんやサラリーマン、弁護士までいる。数年前まで観光地だった普通の町の人達。


こうやって自分の住んでる国に、これだけの難民(と一括りにされる普通の人達)が流れこんできたら、それを拒否するか受け入れるか、全ての国民が自分に問うことになる。国際経済や国際法の授業で受けたこととは別次元の心の動き。ちゃんとニュースを読んで、自分で考えなくては。


難民って汚くてたむろしてて飢えてるイメージがあるけど、それも長い道中でいろんなひどい目に合ってきて、もちろん体も洗えてないし、清潔な服も食べ物もないからで、仕方ない。自分が被災者だった時も、毎日同じ服着てお風呂入ってなかった。他国に逃れるか逃れないかだけの違いなのかも。

 

かと言って、日本が難民受け入れるべきかは、私にはまだなんとも言えない。欧州はなんだかんだ言って難民受け入れ慣れてるし、難民が結局移民となって残るリスクも経験済み。他に受け入れる国があるかぎり、日本は慣れないことして、みんなを不幸にしなくてもいい気もする。

 

難民だって、ハンガリーやイタリアに残ればいいのに、道中辛くても、お金かかっても、ドイツとスウェーデンを目指す。行きたい国があるんだし、どこでも受け入れればいいってわけじゃなさそう。オーストリアも人気無いけど、日本はどうなんだろう。ピンときてないんじゃないかな。

 

ドイツ語圏ミュージカルスターDrew Sarichの奥さんで、こちらも大スターのAnn Mandrellaさんがブダペストに支援物資を届けに行った話を聞いても、なんだかジンと来るんだよね。あそこも男の子二人いて、小学生くらいだったかな。

 

今私にできることって、なるべくいろんなサイドからの情報を日本の皆さんにRTするくらいしかできないけど、このウィーンの「他人ごとじゃない感」をちょっとでも共有できればな、と思います。これからどっちの方向に進んでいくのか誰もわからないけど、受け入れ側も信じてみようと思ってるところ

 

<徒歩組ハンガリーからオーストリアへ向かう>

 

数百人の難民がブダペスト駅を出て、徒歩でオーストリアに向かったとのニュース。現在ブダペストでは2000人ほどが足止め。オーストリア側では、ハンガリーとの国境近くで、お迎えの電車が待機している。ハンガリーとオーストリアの温度差が大きい https://twitter.com/TheLocalAustria/status/639761975912857600

 

あとこの記事では、ウィーン発の車やバスの車列が、日曜朝9時にプラーターを出発し、ブダペストまで難民を迎えに行く計画があるとしている。ぼったくって依頼者の命を危険にさらすスマグラーと異なり、善意のボランティアだが、誤解によりハンガリー政府に捕まることもあるとのこと。(続報&訂正有り)

 

オーストリアのクルツ外相(あの若いイケメン)は、オーストリア政府と会談し、早まったことをしないよう要請している。「組織的人身売買業者(スマグラー)は人々を死の危険にさらしても金を儲けようとするが、そうではなくただ援助しようとしている人もいるのだ」とのこと。

 

多分オーストリア的に大きな懸念は、難民を受け入れるか否かではなく(これは受け入れで決定)、国際的な人身売買組織(スマグラー)が、この難民の移動でがっぽり儲けるのが人道に反すると考え、人身売買組織の台頭を抑えようとしているというところだろうな。もう既に相当儲けてるだろうが。

 

あと、ハンガリーでは、難民はハンガリーで登録しなさい!と言ってるらしいが(ハンガリーで捕まったらシリアに強制送還という話もあったが)、そうすると希望する他の国(ドイツ)での登録が難しくなるため、難民はハンガリーで足止めを食らったり捕まったりしたくない、とのこと。(←ちょっとこの情報はあとで訂正入ります)

 

EUの決定が雲の上過ぎて、うまく現状が対処できていない(デマが流れる、対応が劣悪)のもあるかもしれませんね。それぞれのアクションが違法か合法か、善意か悪意かなど、判断基準が複数あるのも混乱の原因でしょう。

 

<難民登録のルールと現状について>

 

難民の登録と行き先についてまとめます。まずルールとしては、難民は到着した初めてのヨーロッパの国で難民登録をしなければならない。登録して、身分証明などの書類を提出し、難問申請が通れば、難民としてその国に留まれる(別の国に行きたければ、また申請やり直し)。

 

申請が却下されれば(例:テロリストだとばれたり)、本国強制送還。申請が通る確率は、国によって違う。ドイツは去年6%の拒否率。ハンガリーは不明(基準の異なるデータしかない)。いま難民がブダペストで止まってるのは、この登録待ち。

 

しかし、ルール通りハンガリーで登録すれば、難民はハンガリーに居住許可が出るが、難民は一様に「ドイツかスウェーデンに行きたい」と言い、その為にはハンガリーでの登録はやり過ごしたい。何とかして登録なしでドイツにたどり着き、ドイツで登録したいと考えている。

 

皆さんハンガリーの居住許可を得てから、ドイツでの申請をするという手順を追いたくない模様。シェンゲン内なので、難民は自由に移動はできるが、居住するためにはそれぞれの国の許可が必要で、申請はやり直しになる。

 

正直なぜ難民が「ドイツへ行け!ほかの国はダメ!」思い込んでるのか謎。難民にとってドイツがハンガリーよりずっといいわけでもないので(ハンガリーとドイツは結構差がありますが、シリアと比べたらどちらも天国では。。という視点で)、ただのドイツブランドの過信?しかしこのせいで、ルールを守らないで勝手にハンガリーを脱出して、オーストリア経由でドイツへ向かう難民が多数いる。

 

それに、ハンガリーもとばっちり。ホントは最初のEUの国なら、ギリシャ、マケドニア、セルビアも通ってきてる筈なのに、これらの国は登録作業は面倒で、難民たちを素通りさせた。ハンガリーはある意味まともな国だからこそ、登録にやる気を出して、そのせいで面倒をかぶってる。

 

つまり問題は、難民たちの目指す行き先と、難民登録のルールがズレていること。ドイツはこれだけの人達の最終目的地になってる事態に恐れを抱いてるだろうし、他の国にも負担してもらいたいだろうけど、難民達はどういうわけか、ドイツに行くと決め込んでる。

 

超簡単に言うと、ハンガリー政府「ルールだから登録させてくれ!それまで電車止める!」難民「素通り対象は興味ない。さっさとドイツまで行かせてくれ」って感じ。

 

今現在、ブダペストからウィーンまで、何百人と言う人たちが歩いて移動している。車で3時間の距離。この人達も、ハンガリーで登録されたくない、ウィーン経由でドイツに行きたいと、インタビューで口々に言ってる。これだけの人数がウィーン目指してるのも壮観だが、ウィーンは素通りらしい。

 

オーストリア人にまとめて聞いた話、ドイツの討論番組での話、BBCでのブダペストからのレポートなどをまとめたものですが、なんか間違ってたらご指摘ください。私も全部の報道を読む時間なくて、誤解や誤報があったらすみません。。

 

なんかユーロすごい下落。月曜まで余談を許さないが、これはどこまで落ちるのか。

 

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