2015-08-17 07:11 | カテゴリ:皇太子ルドルフの歴史

新しく発見された、マリー・ヴェッツェラの母、姉、弟に宛てられた手紙について紹介しましたが、今回は、皇太子ルドルフの遺書や別れの手紙(こちらは既に知られているもの)をご紹介します。

 

<皇太子ルドルフから妻シュテファニーへの別れの手紙>

 

Liebe Stephanie!
Du bist von meiner Gegenwart und Plage befreit.
Werde glücklich auf Deine Art.
Sei gut für die arme Kleine, die das einzige ist, was von mir übrig bleibt.  Allen Bekannten, besonders Bombelles, Spindler, Latour, Szögyeny, Gisela, Leopold etc.etc. sage meine letzten Grüße.
Ich gehe ruhig in den Tod, der allein meinen guten Namen retten kann.  Dich herzlichst umarmend, Dein
Dich liebender
Rudolf

 

シュテファニーへ
私の現在と苦しみから、あなたは解放された。
あなたのやり方で幸せになりなさい。
私に唯一残された、かわいそうな子供たちによくしてやってくれ。
Bombelles, Spinlder, Lautour,  Szögyeny, Gisela, Leopoldなどなどに、私から最後の挨拶を伝えてくれ(Gisela, Leopoldは知り合いではなく親戚。Szögyenyは、この手紙を含む複数の手紙の宛先)。
私は静かに死に向かう。この死だけが私の「良い名前」を救うことができる。

あなたを心から抱きしめて、あなたを愛しているあなたのルドルフ。

 

この妻への手紙は、部局長Szögyenyに宛てられた手紙(ハンガリー語)に同封されていました。

 

Lieber Szögyeny!

Ich muß sterben, das ist die einzige Art, zumindest wie ein Gentleman diese Welt zu verlassen.
Haben Sie die Güte, meinen Schreibtisch hier in Wien im Türkischen Zimmer, dort, wo wir in besseren Zeiten so oft zusammen saßen, aufzumachen und die Papiere so zu behandeln, wie es in meinem letzten Willen - hier beigeschlossen - aufgeschrrieben Herzlichst grüßend, und Ihnen und unserem angebeteten ungarischen Vaterland alles Gute wünschend

bin ich Ihr
getreuer Rudolf

 

Szögyenyへ
私は死ななければならない。これが「ジェントルマン」としてこの世界を去ることができる、唯一の方法だ。
あの良かった時代によく一緒に座った、ウィーンの「トルコの部屋」の私の机を開け、私の遺言として書類を処理してくれないか。
心からよろしく。あなたと私たちのハンガリーの母国にも幸せを祈る。

あなたに忠実なルドルフ


こちらは、上記の部局長Szögyenyが、その他の手紙をどう処理するべきか具体的に指示した書面。


Sekt. Chef von Szögyeny-Marich soll die Güte haben, allein gleich meinen Schreibtisch im Türkischen Zimmer in Wien aufzumachen.  Folgende Briefe wurden verschickt:

1. An Valerie
2. An meine Frau
3. An Baron Hirsch
4. An Mizzi Caspar

 

Was von Geld sich vorfindet, bitte ich alles Mizzi Caspar zu übergeben. Mein Kammerdiener Loschek weiß ihre Adresse genau. Alle Briefe der Gräfin Larisch Wallersee und der kleinen Vetsera an mich sind allsogleich zu vernichten.

 

Mit den anderen Schriften kann Szögyeny nach Gutdünken handeln, mit militärischen sich früher mit Oberstlieutnant Mayer ins Einvernehmen setzen.

Rudolf

 

部局長Szögyeny-Marichは、ウィーンのトルコの部屋の私の机の引き出しを一人で開けること。以下の手紙を送ること。

1. Valerie宛て
2. 妻宛て
3. Hirsch男爵宛て
4. ミッツィ・カスパー宛て

 

そこにある金は全てミッツィ・カスパーに上げてほしい。私の侍従Loscheckが住所を知っている。Larisch Wallersee伯爵夫人(ラリッシュ夫人)と小さなVetsera(マリー・ヴェッツェラ)に宛てた私の全ての手紙は破棄するよう。

 

他の文書についてはSzögyenyの意思に従って扱うよう。軍事書類は事前にMeyer大尉に事前に相談するよう。

ルドルフ

 

http://www.mayerling.de/arch_briefe.htm

 

ちなみに、ルドルフとマリーの「別れの手紙」リストはこちら。

 

ルドルフ
・ハイリゲンクロイツのPrior宛ての電報
・侍従Loschek宛ての手紙かメモ
・友人で部局長Szögyeny宛て(本文あり)
・妹Marie Valerie宛て
・妻シュテファニー宛(本文有り)
・Hirsch男爵宛て(仕事について)
・愛人ミッツィ・カスパー宛て
・母エリザベート宛

 

マリー
・母ヘレネ宛て
・姉Hanna宛て
・弟Feri宛て
・ミゲル・デ・ブラガンツァ(元婚約者)宛て

 

 

<ひとこと>

 

ルドルフの手紙はもっとたくさんあるんですが、見つかっているものはこれだけです。明らかにミッツィとかに宛てた手紙があるのに、発見されていないのは残念!

 

しかし、ラリッシュ夫人とマリー宛の手紙は全部破棄っていうのが、ピンポイントで色々罪悪感あるんだろうな。。

 

それにしてもマリーは手紙の内容を親友に報告していたし、ラリッシュ夫人は沢山手記を出版してるし(マリーの母も)、手紙破棄の命令したくらいで口をふさげると思っていたんだろうか。。

 

皇太子ともあろう人は、色々大事な書類も扱ってたはずなのに、「好きに取り計らえ」だし、なんだか遺書としては内容薄いなー。

 


 

 

 

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