受難日(Karfreitag、磔の日)にJCSコンに来てます。一年で一番JCS見るのに相応しい日でした。

 

会場はライムント劇場。ずっとウィーンではイースター恒例だったJCSコンが、この数年途切れていたんですが、今年から復活。この伝統はできれば続けてほしいので(毎年貴重なキャストで見られるし)、応援したい気持ちも込めてチケット買ってみました。

 

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ウィーンではJCSは英語で上演するのがデフォルトなので、この公演も英語。皆さん映画をじっくり見ているので、独語訳の方が違和感があるそうです。JCSの曲は結構歌える人多いね。

 

●全体のまとめ

 

ロックなJCSをウリにしてたけど、シャウトの嵐でかなり激しかった。

 

あー、一回だけなのがもったいない。全然消化しきれてない。考えることがいっぱい!オケの編曲がとっても面白いのに、歌聞いてや演技見てたらそこまで注目できないのが残念。好きな演出家なので、一つ一つの動きの意味付けが深くて、それだけでも頭いっぱい。

 

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●DrewジーザスとAlexユダの関係性

 

Drewジーザスはシャウト20回以上してた。叫べるところは全て叫んでて、ボリュームも物凄かった。Alexユダもシャウトしまくりなので、二人の会話とかシャウト合戦似たタイプなんだよな、この二人。

  

 

冷静に見ると、二人ともこんなにシャウトしないと会話できないの?目の前にいるんだから普通にしゃべったら?ってツッコミたくなるくらいのシャウト合戦。

 

他の使徒やマリアがクールだったから、なんかこの二人の激しさが突出していた(最後ピラトまでシャウトしてたけどw)

 

ジーザスもユダも弱さと激しさの振れ幅が大きくて、それも同じタイミングで最大振れ幅にぶつかるので、増幅されてシャウト合戦になる。二人は鏡のように似ているのに、激しくぶつかってしまうのは見ていて痛々しかった。つまらない理由で大喧嘩ばかりする似たもの夫婦のよう。近過ぎるが故の悲劇。

 

●ユダ裏切りの動機(ネタバレ)

 

ユダは裏切りまでの演技が読み切れなかったので、説得力薄いなと思ってたら、裏切りのキスでそう来たか!って。よくありそうでこのパターンは初めて見たかも。そりゃ、このキスなら破壊力あるわ(笑)キス後の後悔したような泣くような顔がまさに失恋で、あー納得。

 

まあ、ユダはブチュっと唇にやっちゃった訳ですよ。それまでは、なんでこのユダあんなに錯乱してるの?って感じだったのが、あーなーんだ、恋心か。って。

 

何となく夫婦喧嘩を彷彿させたのもなんか納得w。マリアと仲良しのジーザス(ベタベタはしてない。膝枕程度)に激しく拒否反応したり、なんか反応激しかったもんね。

 

で、これを踏まえて、ユダとジーザスの会話するシーンを振り返ってみると。。

 

Everything's all rightで、ジーザスとユダの会話のあと、傷ついたユダが落ち込んでいると、気にしたジーザスが戻ってきてハグして仲直りする箇所(when I'm goneが泣ける!)があって、ジーザスは励ましって感じなのに、ユダは混乱してたんだよね。ふむ。

 

Jaded mandarineの時は二人ともシャウト合戦で、喧嘩してる自分たちに嫌悪感もあって止めたいのに、また火に油を注いで収集つかなくなるんだけど、最後なんとかジーザスがユダにハグするのね。で、良かったと思った矢先、ユダを突き飛ばすの。何だ?って思ったけど、そういうことか。

 

愛する友人としてハグしたけど、向こうは自分を恋している。友人としてはハグして仲直りしたいけど、自分がうまい事死ぬためには、相手を限界まで怒られせて、裏切らせるしかない。だから突き飛ばしたのね。

 

ユダ→ジーザスの恋心があって、ジーザスはJaded mandarineで気が付いて、ゲッセマネでキスされたときはもう達観してたって感じか。

 

しかし、ユダの死の前の、I don't know how to love himは壮絶だった。だって恋しちゃってるんだもん。does he love me soって、切ないよー!で、ハッと目を見開いて神にyou chose me! だもんね。酷い神だよ。恋心弄び系神。

 

you murdered me! って、ほんとひどい目にあったよ、このユダは。いいとこなし。好きなのに顔合わす度に大喧嘩、片想いの相手には素敵な彼女がいて、そのせいで自分は錯乱気味。おまけに隠してた恋心もバレるし。乙女なユダだなー。

 

磔の後のインストで、ユダがジーザスの手に結ばれたロープを外す→ジーザスが追いかける→ハグって展開があるんだけど、ここで二人は和解したのね。しかしジーザスの死後の世界にユダがいるんだー意外。

 

っていうか、ジーザスがこの曲の途中で生き返った(?)動いた(?)のを見たのは初めて。普通JCSは最後生き返らないよね。(カテコスーパースターで元気に踊ることはあるけど)

 

まあ、正直ユダがジーザスに恋してる解釈はベタだしあまり好みではないんだが、一度見ておいて良かったかも。スーパースターが破綻するんだよね。ユダ何しに来たの?感がただよって、あんまり楽しくない(爆)恋愛してたら、この場面であの歌は出てこないよね。ユダは後悔してではなく、スッキリして死んで欲しい(酷)その点、バーデン版は最高だったな。

 

そうそう、ユダ裏切りの動機が分かりにくかった。乙女ユダだから、マリアにジーザス取られた腹いせなのかな?ユダって熱狂して周りが見えてない使徒たちから一歩引いて冷静に批判してる感じがいいのに、このユダは孤立していじいじしてるからなー。香油のこともただの嫉妬だし。うん、やはり腹いせw

 

あー、先にふたりの関係について長々と書いて、全体的なことが後回しになってた。

 

次は、演出、衣装、オケなどです。

 

 

Jesus – Drew Sarich
Judas – Alex Melcher
Maria Magdalena – Nadine Beiler
Kaiaphas/Apostel – Mark Sampson
Simon / Ensemble – Tobias Bieri
Peter / Ensemble – Benjamin Sommerfeld
Pilatus/Apostel – Marc Clear
Annas/Apostel – Peter Kratochvil
Herodes/Apostel – Armin Kahl
Soulgirl / Ensemble – Livia Wrede, Franziska Schuster, Marianne Curn
Priester / Ensemble – Oliver Aagard-Williams, Richard Patrocinio
Ensemble
Arthur Büscher – Julia Edtmeier - Walesca Frank – Dana Harbauer – Stefan Mosonyi – Raphaela Pekovsek - Georg Prohazka – Isabella Prühs – Veronique Spiteri – Niran Straub – Birgit Wanka

 

 

その他JCSレポ

 

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