舞台はウィーン!
欧州二番目の磁器工房、全て手作りの高級食器アウガルテンの工房見学レポ、第4段です。今回はアウガルテン磁器の博物館についてです。
●アウガルテン博物館
直営店の左側にある入り口を超えると、アウガルテン博物館に入れます。
入場料は6ユーロで、レジでステッカーを付けてもらいます。工房見学すると、博物館の入場料もセットで12ユーロで、見学ツアーの後で自由見学となります。
博物館入り口
内部は写真撮影可で、2階建てになっています。アウガルテンの歴史的な磁器や、有名デザイナーによる絵柄、磁器窯の歴史などが展示されています。
ど真ん中には2階分の高さを使って、巨大な古い窯が置いてあります。現在は近代的な窯を使っていますが、こちらは以前磁器を焼くのに使われていた、歴史的な窯です。
窯の中の展示は神秘的
展示されている磁器は、直営店に並んでいるものよりも緻密で、まさに博物館に並べられるべき芸術品と言った感じです。
こちらはビーダーマイヤー様式のデザイン
ウィーンの景色を描いたものもあります。とても緻密で驚きです。
皇帝フランツ・ヨーゼフとエリザベート皇后の磁器もありました。見たような胸像ですね。
アウガルテン磁器の作成過程の展示もあり、これがなかなか興味深かったです。
磁器に使われる素材
型取りの過程と窯焼き
置物は細かいパーツに分けて窯に入れられた後、組み立てられます。
左のネズミの置物を作る過程。左奥が型で、右手前にあるのがパーツ。
左の女性の置物を作るために必要なパーツ
以下は絵付けの過程です。「ウィーンのバラ」の絵柄の描き方。色を付けては窯に入れ、また色を付けては窯に入れるという過程を何度も繰り返します。
絵付けの途中の柄まで美しいですね。これがすべて手描きとは、その細かさにため息がでます。
(お待たせしました。次回は工房見学ツアーに参加してみます)
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