2015-02-14 08:48 | カテゴリ:美術館・博物館

阪急交通社の記事を書いたついでに、あちらに書ききれなかった、アウガルテン磁器工房の見学ツアーについて、ご紹介します。

 

庭園、歴史とデザイン、直営店、博物館、工房見学、購入編、カフェと7回に渡ってお届けする予定にしています。

 

アウガルテンと言えば、マイセンに次ぐ欧州で二番目に古い磁器工房

ヨーロッパの食器がお好きな方は、一度は聞いたことがあるでしょう。

 

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アウガルテンの「ウィーンのバラ」

 

今回は、アウガルテン庭園内に位置するアウガルテン宮殿で、磁器工房と磁器博物館、直営店、併設カフェを楽しんできましたので、ご紹介します。

 

私はあまり高級なものに興味のない方なので、アウガルテンの食器って一番小さいエスプレッソカップでも100ユーロ越え(日本で買うと3-10万円)!ただのコーヒーカップに何その値段!気取り過ぎ!!って思ってたわけです。

 

ショップ見ても博物館見ても、手の届かない、私とは縁のない存在だと思っていたアウガルテンの磁器が、工房見学したら急にかわいらしく感じて、愛着が出てきたのはとっても不思議でした。

 

とあるラッキーもあったので、当初あんなに批判的だったアウガルテンの磁器を、なんと、清水の舞台から飛び降りて、購入してしまったくらいです。(笑)

 

工房見学だけで、アウガルテンの凄さに納得してしまいました!せっかく直営店まで行かれるなら、工房見学はとってもお勧めです!!

 

●アウガルテン庭園

 

まずは、アウガルテン庭園のご紹介から。地下鉄U2のTaborstrasse駅を降りてすぐのところに、かなり大きな庭園があります。これが元々ハプスブルク家の狩猟地の一つだった、アウガルテン庭園。現在はバロック庭園となっています。

 

元々狩猟地だっただけあり、狩猟用の宮殿や館が建っていて、高貴な雰囲気のする公園です。

 

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アウガルテン庭園入り口の立派な門。この門を入ってまっすぐ行けば、磁器工房のある建物です。

 

こちらが、アウガルテン磁器工房。この建物は元々、アウガルテン宮殿の庭園の間(Gartensall)と呼ばれ、モーツァルトやベートーヴェンが指揮を執って「朝のコンサート」と呼ばれる演奏が行われました。

 

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庭園の飾りつけは、壺の形。さすがアウガルテンです。

 

この庭園には、アウガルテン庭園以外にもいくつかの見どころがあります。そのうちの一つは、ウィーン少年合唱団の寄宿舎と、専用コンサートホールMUTH。

 

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ウィーン少年合唱団のコンサートホールMUTHは2012年に完成した新しい建物。王宮のブルクカペレだけではなく、ここでも天使の歌声が楽しめます。

 

更にこの平和で明るい庭園でひときわ目に付くのは、フラクタワーFlakturm呼ばれる無骨な円筒形の建造物です。

 

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この塔は、ウィーンでも数か所に見られる、第二次世界大戦時代の砲台です。あまりに堅牢に作られたため、破壊するのが難しく、大戦の爪あととしてそのままの形で残されているところが多いです。

 

例えば、マリアヒルファー通り近くのフラクタワーは、この無骨な外見を保ったまま、内部はなんと水族館に改装され、Haus des Meeres(海の家)と呼ばれ、再利用されています。

 

アウガルテン庭園のフラクタワーは、特に再利用されることもなく、このままドカンと残っているだけですが、異様な外観と平和なお花畑を見ると、不思議な感覚に襲われます。(おまけにフラクタワーの背後に、フンデルトヴァッサーのごみ処理場の煙突まで見えるのですから、微妙にシュールです(笑)

 

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アウガルテン磁器工房は、元ハプスブルク家の狩猟の館であったアウガルテン宮殿の中にあります。広大な公園に囲まれ、街中にも関わらず静けさの漂う雰囲気は、歴史と職人技を感じさせます。

 

(次は、アウガルテン磁器工房の歴史と有名デザインのお話です)

 


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