2015-09-25 16:45 | カテゴリ:皇太子ルドルフの歴史

当店ウィーン・ミュージカル・ワールドでも絶賛お取り扱い中の、ミュージカル「ルドルフ」のウィーン版DVDですが、最近見ていなかったので、久々に家で見てみました。

 

ルドルフ ウィーン版DVD

 

見ながら片手でツイッターにレポを書き込んでいたんですが、それをまとめておきます。

 

正直売る人間がここまで書いていいのか、って感じですが(爆)、元々個人的には結構苦手な作品だったので、DVDで見ることで、映像化した良さ(素晴らしい点もたくさんありました!)と、それでも気になる欠点(舞台見た時の感想と似たようなものですが、あの時ちゃんとレポ書いてなかったので。。)がはっきりしました。

 

というわけで、売る気満々レポではなく、私の正直なレポとなってます。この作品大好きな方は、ちょっと毒吐くのでお気を付けください。。

 

(私はルドルフ周辺の史実を結構知った上でこのミュージカルを見たので、色々とツッコミまくったんですが、そのあたり詳しくなくてただのラブストーリーとしてみる方は、全く感じ方が違うと思います。その辺もご了承の上お読みください)

 

===DVDつぶやきレポ===

 

●1幕

 

家でルドルフDVDつけてみた。ちゃんと見るのはプレビュー以来だけど、DVDで見る方が舞台上で見るより良く見える(笑)珍しいパターンだけど、DVDにして売り出してよかったね。

 

役者の演技が抑え目(?)なので、映像で見ても違和感少ないのと(Uweターフェだけ濃い演技w)、演出が映像向けかも(舞台だと小さくまとまってた印象だったけど、映像ならちょうどいい)。あと、Lisaのマリーヴェッツェラが本物に似てる。Wiestke美しい。。

 

ホント演出が映像向きー。ワイルドホーン背後のいい席で見たのに、こんなに良くは見えなかったぞ。撮り方も上手いな。けど、ブダペスト版に比べるとやっぱり物足りない気も。キレイにまとまりすぎな感じが(笑)

 

アンサンブルのお馴染みさんが映像なのが不思議w Martin ParschingとRory Sixがソロで歌ってる!Carinさんやっぱりすごいなー。Lisaもうまいなー。ヴィルヘルムだけキッツーくドイツのドイツ語(笑)エドワードは普通のドイツ語なのに。

 

くしゃみ(笑)マリーの彼氏のミゲル・ブラガンツァがRory Sixで、完全に空気(笑)しかしルドルフ原作は好きで何度も読み返したけど、二人の出会いからどんどん話が違う方向へ。。そしてラブストーリー展開にイライラ(笑)舞踏会からバーへの演出が上手い!この場面、映画でもあったなー。

 

Drew左利きかー。うわー。この有名なラブソング(So viel mehr)素晴らしいー!鳥肌モノ!しかし、ミッツィ無視でラブソングとかw史実は?w(やはりツッコミたくなる)アンドラーシがRobert D Marx :) もう何年も経つのに、ブダペスト版の演出思い出すわ。。

 

マリーヴェッツェラがユリウス・フェリックス(ルドルフのペンネーム)に憧れてたなんて設定、どこから持ってきたの?聞いたこと無いし、原作にもないんですけど。

 

スケートのシーンはやっぱりいいなー。っていうか、ここしか記憶にない(笑)舞台になってるのはEislaufvereinだよ。どんなスケート靴か確認したかったけど、やっぱり、ローラーブレードだった。あー、恋愛展開がイヤー(笑)

 

あーヤダヤダ、マイヤーリンク美化(笑)やっぱり恋愛要素がなければもっとスッキリ楽しんで見れるのに。あと、原作みたいに同時代人をもっと出して欲しいなー。クリムト、フロイト、シュニッツラー、ブルックナー、ブラームス。恋愛なくても面白い時代なのに!あーまたラブソングw三曲目だぜw

 

どんなに素晴らしい曲&歌詞でも、マリーヴェッツェラがダメダメ男ルドルフをあの手この手でたぶらかしてるようにしか見えない。。騙されてハマっていくルドルフ。。これで美しいラブストーリーなのか?おまけに史実ですらないとか。。スッキリしないなー。

 

●2幕

 

二幕。ターフェの紐マスター(Master of Strings)。これはブダペスト版が最高過ぎた。Uweの良さも生かせてないし、あの紐の演出でなきゃ!Uweムキムキ過ぎて燕尾服パツパツw 首吊りの演出も直接過ぎ。っていうか、マリーヴェッツェラがホーフブルクにお忍びで入っていく様子とか面白いから、舞台で見せて欲しかったわ(笑)

 

Wietskeシュテファニーソロすごいなー!しかし、二人のデュエットが聞きたかった。。せっかく舞台上にいるのに、言われっぱなしのルドルフw あかん、このルドルフ、ダメ男すぎる。。かわいそうっぽいのに、全然共感できない。。グダグダ言わずに、男らしくバン!って行こうよ。。(爆)

 

とりあえずOrdinary Manまで聞いて一度ストップ。続きはまた時間ができた時に。。っていうか、やっぱり感動したのは1幕前半のみで、恋愛展開になってきたらイライラしてきた(爆)。原作>ブダペスト版>ウィーン版だな、こりゃ。

 

ルドルフDVD続き。バーのシーン。不気味な雰囲気にしてるけどさぁ、。結末わかってるのでなんかはいはいって感じ。Roryが当時はなんか美男子w やはりここでもMartin Parsching, Robert D Marxのソロがいい!Dennisさん存在感あるなー。

 

ルドルフ自殺しようして、なんか辞めて、急に希望に燃えだしたww この人の行動なんなの?あとカメラワーク的に観客いたら無理っぽいんだが。そしてワイルドホーンお得意、希望に燃え立た歌来たー!w 時代背景や文脈を削ぎとった普遍的な歌詞過ぎて、ルドルフが希望に満ちて何したいのかわからん。

 

ほんと、この辺りからもう何なの?って感じになってくる。一体それぞれの登場人物は具体的に何したいの?ラリッシュ夫人のソロは、Carinさんは上手いけど、意味あるの?この人の立ち位置は?人形使い(ファイファー)がいないなら、この人を狂言回しにしちゃった方が良かったんじゃない?

 

シュテファニーとマリー・ヴェッツェラの場面。あーあー、結局恋愛の話して終わりかい。ルドルフ希望に燃えてたくせに、政治的に具体的に何したいのかわからんし、ターフェとマリー・ヴェッツェラのデュエットも別になくてもいいのでは?あー、でもルドルフは恋愛やめてまともになることにしたのね。

 

え?ルドルフがやろうとした事ってそれだけ?自由なヨーロッパ?いや、それは史実を略しすぎでは。。で、駅のシーン。これもハンガリー版のが良かったよー。ほんとダメダメだな、この男は。。野心家のマリーヴェッツェラもこの人が皇太子じゃなかったら惚れなかったんじゃ。。ほんと打たれ弱すぎw

 

いきなりマイヤーリンクに連れてってっていうマリー。いや、実際駅から帰って来てマイヤーリンクに行ったわけじゃないしw

炎に囲まれたベッドw マイヤーリンクがそんなとこじゃないって知ってるから、ロマンチックすぎて苦笑w あーやっぱりこの辺はRJみたいで、突っ込まずには見られないw おまけに銃声二発だけw何も解決してないまま、唐突に終わったwww

 

●まとめ

 

あ~終わった終わったー。ひたすら恋愛至上主義で、政治の話は見事に上っ面だけ、登場人物も薄っぺらく、史実の面白いエピソードも無視。こんなラブストーリー、別にルドルフが主人公じゃなくてもよかったのでは?(爆)

 

個人的には原作が好きなので、あの内容の濃い原作をよくここまで違う話にしてくれたと思うわ。マリー・ヴェッツェラの死んだ後の扱い(ハプスブルク家によってもみ消された)とかを描いた方が悲劇性は上がるだろうし、ルドルフの御者とか、いかにもなウィーン人を登場させても息抜きになったのに。

 

あと、銃声二発で終わりっていうのが。。オペラじゃあるまいし。。個人的にはこの心中に何らかの解釈を入れて欲しかったが、明らかに謎解きから逃げてるよね。例えばルドがマリーを撃ってから自殺したって結末にするなら、それに導くようなストーリーにするとか。なんのひねりもないただの恋愛でしたw

 

というわけで、プレビュー見て以来非リピだったのは正解だったと今でも言えるわw しかしこの作品好きな人もいるわけだし、多分作品に期待するものが違うんだろうなー。史実を知り過ぎてると、ストーリーのウソが気になるけど、知らないと別に美しい恋愛だもんね。

 

日本版見て私みたいにイライラした人はいるんだろうか?不思議なのは、ブダペスト版は普通に良かったんだよね。ウィーン版みたいに真面目に暗かったわけではなく、ブダペスト版は明るく濃く、ある意味恋愛を茶化してた所があるので、大上段に構えず、史実と違っても受け入れられたんだよね。

 

ちなみに、ウィーン版プレビューとハンガリー版は見てるんですが、どちらもレポ書いてません。。ウィーン版プレビューは、このレポが代わりになるとして、少なくともハンガリー版は書いておけばよかった。。

 

(次回、ウィーン人が知るルドルフの史実についてもうちょっと語ります)

 

 

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