2014-07-15 00:04 | カテゴリ:ミュージカル映画レポ

ウィーン・ミュージカル専門店ウィーン・ミュージカル・ワールド「アナと雪の女王」各国語版CDとDVD を入荷する準備中に知った、色々なトリビアをご紹介します。

 

 

今日は、どの国で何語を収録するか?という話題です。

 

日本で購入できるDVDは、日本語版と英語版の音声と字幕が含まれていると思います。

 

ヨーロッパでも、多くの国では、自国語と英語の音声と字幕をつける場合が多いのですが、今回面白い発見がありました。

 

ドイツ語版DVDは、ドイツ語と英語の他に、トルコ語が収録されているんです。これは、ドイツ語圏にトルコからの移民が多く、需要が多いからです。隣国でもないトルコの音声を含めてしまうなんて、太っ腹ですね♪

 

「アナと雪の女王」ドイツ語&英語&トルコ語版DVD Die Eiskönigin - Völlig Unverfroren

 

そして、スペインのスペイン語版DVDには、ポルトガル語とカタルーニャ語が収録されています。ポルトガルは隣国ですので、わざわざポルトガル語でDVDを製造するより、スペインと同じ市場で売ってしまったほうが経済的と言うのはわかります。

 

「アナと雪の女王」スペイン語&ポルトガル語&英語版DVD El reino del hielo

 

カタルーニャ語と言うのは、スペイン東部のカタルーニャ地方(バレンシア地方の近く)で話されている言語で、スペインではバスク語、ガリシア語と共に地方公用語となっています。

 

その中でもカタルーニャ語だけが収録されているのですが、スペイン国内や、主にカタルーニャ地方とその周辺でとても有力な言語であるために、採用されたと考えられます(特別に補助金を出して、カタルーニャ語のソフトウェアなどを作らせる場合もあるほど、普及に力を入れている言語です)。

 

こうやって見ていくと、DVDの収録言語でも、お国柄が出るんですねー。

 

 

しかし、カタルーニャ語版の音声が収録されてるくらいなら、オーストリア方言のドイツ語で1バージョン作って欲しかったなー、なんて思ったりしてしまいます(笑)。

 

オーストリアの映画の吹き替えは、9割以上がドイツで、ドイツ人の俳優が吹き替えた、標準ドイツ語のものが使われていて、わざわざオーストリアのドイツ語で吹き替えなおすことはほとんどありません。

 

けれど、オーストリアのドイツ語吹き替えという試みもないわけではなく、私が知っている中では、映画「ベイブ」(あの子豚が歌うお話です)は、オーストリアで放送されるときは、オーストリアのドイツ語で吹き替えられていて、とても微笑ましいです。

 

<大陸によって異なる言語と配役>

 

また、ヨーロッパのスペイン語ラテンアメリカのスペイン語は発音や単語が微妙に異なることで知られていますが、この映画に関しては、全く別の役者が全く別のセリフを吹き替えています。それだけでなく、映画の訳題、歌のタイトルまで全く異なるという徹底のしようです。

 

「アナと雪の女王」スペイン語(ラテンアメリカ)版サウンドトラックCD Frozen: Una aventura congelada

 

 

「アナと雪の女王」スペイン語&ポルトガル語&英語版DVD El reino del hielo

 

フランス語も、フランスのフランス語とカナダのケベックのフランス語では多少異なります。こちらは映画タイトルや曲名はそのままで、吹き替えの役者だけ別になっています。

 

各国語版だけでなく、同じ言語間での聞き比べまで出来てしまうという、なかなか奥の深い「アナと雪の女王」。みなさんも興味のある言語で聞いて、一緒に歌ってみませんか?

 

「アナと雪の女王」各国語版聴き比べには、「アナと雪の女王」カテゴリへどうぞ!

 

 

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