2013-11-13 08:42 | カテゴリ:ラブ・ネバー・ダイズ Love Never Dies

キャスト編続きますー。

 

・ラウル

 

うーん。ラウルは、上記二人に比べて比較的普通。見た目もDrewよりさらに背が高く、ラウル顔でピッタリ。1幕は髪もピッタリなでつけてて、貴族のお坊ちゃま然としてるので、理想的ラウル。それがだんだん髪が乱れてきて、2幕バーのシーンではもう完全に飲んだくれww髪型だけでよくあそこまで乱れられるね。

 

歌声は、上記二人に比べて普通なんですが、特にミスもない代わりに特にインパクトがあるわけでもないけど、この作品のラウルはそんな感じでいいんじゃないでしょうか。普通の人間が、怪人やクリスのような超人の世界に引きずり込まれたらこんな風に破滅します、みたいなww

 

怪人との対決でやられ過ぎててちょっとかわいそうだった。自分から殴りかかったけど、ボクシングで鍛えてる怪人(←ロッキーのDrewのことですw。あの時のパンチのよけ方はどう見てもロッキーw)はさらっとかわして逆襲。舞台右端で倒されて、足で胸倉踏まれるとかwwwいいとこなしw。しかし、怪人はもっと魔術みたいなので戦ってほしいのに、殴り合いとかww

 

・ギュスターヴ

 

少年合唱団じゃなくて、オペラ座付属。見た目も金髪碧眼で舞台映えするクールな顔。

 

音程は時々ずれることがあって(2回目はかなりよくなってた)、特にこの完璧な大人たちに交じると、唯一音が不安定で少しくぐもった感じ。だけど、きれいに出た高音がものすごい透明感のある声で思わず鳥肌。

 

あと、ショーの直前の舞台を準備している歌(Wer verliert geht unter)で5重唱くらいになるんですが、その時舞台真ん中で一人で歌ってるところがすごく良かった。あの並み居る大人たちを差し置いて、5重唱の主役状態。

 

Beauty UnderneathJa!っていうところもなんかノリノリでかわいい。ここはYes!じゃなくてJa!のほうが聞いてて好き♪

 

・メグ・ジリィ@Barbara Obermeier

 

バーバラは、同じ劇場で上演中のキューティー・ブロンドの主役を務める、若手実力派。その前はシスターアクトで見習い修道女を演じ、その声のパワフルさを初披露。最近一番伸びてる女性若手で、その透明感ある高音と、演じる役の幅の広さにも定評あり。

 

そんな彼女が、メグ役。WE版聞いた感じだと、メグって最初から感じ悪いっていうか、クリスに対抗心持ってて意地悪な感じがするんだけど(POTOであんなに仲良しだったのに)、バーバラのメグは悪気がなくてキャピキャピした感じが可愛い。そこまでネガティブな感情は持ってなくて、Badenixeでファントムが来てくれなかったから拗ねたのが拗ねすぎたって感じw

 

なんかこの無知でお馬鹿で女子高生っぽいメグが個人的には結構好き。暗い過去を抱えてるわりに、明るい性格なのが逆に痛ましいかも(2幕最初のラウルの飲んだくれソングの直後に一瞬登場して過去の傷の話をする時の彼女の真剣な表情がグサッとくる。

 

あと、ウィーンミュー常連さんはウケてたけど、彼女の衣装が思いっきり真っピンクで、登場シーンでピンクの布がばばーっと出てくるのがもう、キューティーブロンドのパロディで、私を含む客席くすくす笑ってた。こういうのって結構好き(笑)。そのくせ、メイクはブロンドの時とかなり変えて、眉毛をきりっとして一度言い出したら聞かない感じの性格を見せてたと思う。

 

Badenixe sagt hallo!でアンサンブルに持ち上げてもらってポーズするところがかわいい!

 

しかし、10歳の子供がいるクリスと同世代ってことは、ほんとは若くても20代後半?それであんなにきゃぴきゃぴ?と一瞬思ったw

 

・マダム・ジリィ@マヤ・ハクフォート

 

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公式サイトより

 

あんなにキャピキャピでかわいいメグのママが、ここまで怖くてどよーんとしてるなんて、この家庭どうなってんの?って思うくらい対照的なママ。

 

メグが「私頑張ったよ!」って言ってるんだから、よく頑張ったねって褒めてあげてもいいくらいなのに、いつもどん底に突き落とすwwなんという空回り親子ww

 

しかしマヤさんはさすがの存在感。衣装がめちゃくちゃかっこよくて、こんなの似合うなんて羨ましいー。

 

残念ながら一曲分くらいの大きなソロがないので、歌声を堪能するところはあまりないんですが、やっぱりDrewMilicaとバランスをそろえるには、彼女くらいの存在がいたほうがいいよね。

 

彼女が良かったのは、1幕のメグ、マダム、クリス、ラウルの4重唱のところと、1幕ラスト。いやあ、1幕ラストは短いソロなんだけど一番の見せ場。基本的に客席を見ず、舞台サイドを見て歌ってたマヤさんが、最後の最後で客席を一瞬キッとにらむんだけど、この時の表情が今でも忘れられない。目の色が異様に薄い水色(照明のせい?)で、細い細い目で舞台をにらむの!!!すごい迫力!しかしそれも一瞬で、今度は目を伏せて階段を降りる。この目を伏せた時のマヤさんの冷たい表情がまた異様に美しくて、こんな表情できるなんて、初めて知ったわ。

 

 

・3人組

 

怪人の手下の三人組。名前覚えてないけど(爆)女性、ハンサム系、ゴリラ系の3人(爆)。前にも書いたけど、登場の曲で顔を仮面のように白塗りにペイントして、そのまま最後まで。ファンタスマ紹介ソングで、三人がそれぞれパントマイム的なものを披露して(火が燃えるとか、トラを調教するとか)、アンサンブルのお客さんがわーっていうシーンがあるんですが、その時のパントマイムがみんなうまくて、全くセットがないのに、もうそれだけで遊園地の雰囲気ができてたのはすごかった。

 

ハンサム系の人は、ブロンドでエルのパパやってる人!エルパパはピンクの衣装着て可愛い感じなのに、この作品ではそのハンサムなおじさんなところをうまく出して、三人組ではリーダー的存在。ちょっと気になったのでチェックしてみようかな。

 

そういえば、一回目はゴリラ系の人が最初のファンタスマのシーンでBist du deppert!ってウィーン弁を披露して受けてたんですが、2回目はなかったような。

 

っていうか、この3Fleck(女性),Squelch(ゴリラ)、Gangle(ハンサム)って名前があるのに、どうしても覚えられなかった。。(爆)

 

・アンサンブル

 

この作品はアンサンブルが楽しすぎて、作品見るだけでも大変なのに、アンサンブルチェックがまた楽しい!!!ブロンドのアンサンブルが多数出てるの!ブロンドって脇役もキャラが濃くて名前がついてるので、かなり記憶に残るのよねー。特に1回目は、メインキャストほっておいてアンサンブルチェックしてたところも(爆)

 

☆宅配!宅配が出てるよ!!!(ブロンドのUPS宅配の兄ちゃんね。Daniel Rakazs)デカいから目立つよ!やっぱり最近のミュージカル俳優では一番好きだわ。。(爆)船着き場では、一番左端で赤い紐持って、あのガタイだから警備役。乗り出したり騒いだりしてる人を注意したりして素敵!!

 

何より何より、怪人とクリスティーヌが「あの一夜」を思い出すMoonless Nightの歌で、クリス役のアクロバットの女性ダンサーの相手役のファントム役ダンサーが宅配なの!!!それも、ムキムキが見え見えのタンクトップ!!!!やったーーー!!彼の生筋肉が拝めるーー!!!!ウィーンミュー界一のムキムキだよ!(←マーク超えてます)w

 

重要なシーンなのに、一回目は宅配ばっかりオペラグラスで追っかけてたwwwしかし、ほんと美しかった。。彼の筋肉も超理想的だけど、ファントムとしての表情や、振付がまたとっても素敵。この歌の歌詞にぴったりのタイミングでピッタリの動作をするの。

 

特に、2本の白い布を使ったアクロバットの女性ダンサーとの絡みで、本人はアクロバットできないので、女性をリードしつつ引き立てないと行けなくて、それがまたとってもスムーズで緊張感があって素敵なの。かなりダンスも難しそうだったし、ちょっと普通のダンスとは違うけど、素敵だった。。

 

歌ってる二人を見ずに、歌を聴きながらも後ろのダンサーを見てると、あの夜にどんな様子だったかが本当に再現されているようで、二人の葛藤とか、情熱とか、そういうところまで伝わってきた。

 

途中で女性ダンサーを持ち上げて布につかまらせた後、女性ダンサーが両足を180度開いてさかさまに釣り下がった状態で、宅配(ムキムキ長身なので、80キロ以上体重あるはず)が彼女の手につかまってぶら下がりながら足を自転車乗ってるみたいに回す振付があるんですが、ほんと女性ダンサーが良くあの体重を支えられたよね。。

 

そのあと、女性ダンサーごと布をぐるぐる回して、翻弄するところ(2回目のサビ)で、白い布を女性ダンサーの顔にかかるようにしたのが、仮面ぽかった。その後、自ら布を上っていくのもさすが。自分はアクロバット専門じゃないのに、結構できるように見えてしまうわ。

 

ほんと、このダンサー二人の絡みはすばらしかった。POTOコンでは、もっとしょっちゅう男女ダンサーが出てたけど、LNDではこのシーンだけだったな。けど、個人的にはダンサーで表現するの好きなので、同じ演出家でよかったわ。

 

☆アンドレ(Andre Bauer)。こんな作品のアンサンブルで大丈夫か?って感じなんですが、出番少ないながら楽しそうにやってました。もう若者の部類ではないので、熟年役。船着き場でカップルセレブの後で登場する人(映画監督と歌詞記者とかそういう位置づけの人)。そのまま出迎え待ちに交じってました。あとはBadenixeで右手前でピンクの布持ってたりとか。

 

Prohazkaさん。若手踊れるアンサンブルなので、ダンスシーンには全部登場してて、見てて楽しかった!やっぱりProhazkaさんを舞台で見るのは好き♪表情が可愛いし、動きがきれい。

 

☆ブロンドのニコ&カルロ(Jurriaan BlesMaximilian Mann)もいました。ニコの方は顔が目立つので(爆)、探さなくてもすぐに見つかる。大体Prohazkaさんとかと同じ若手ダンサーで踊ってました。カルロも大体いることはいるんだけど、一回目はヒゲ有、2回目はヒゲなしだった。よく見てたら、多分最初のPOTOラストシーンパントマイムで、ファントム役してた人だと思う。あと明らかに2幕最初の飲んだくれラウルのバーのシーンのバーテンは彼。

 

☆ブロンドのWarnerHendrik Schall)もでかいし顔が特徴的だから目立つんだよね。。ニコとか宅配とかと仲良くBadenixeでバーバラ持ち上げてるの見たら、なんだかほほえましくて笑ってしまうわw。あんなにエリートハンサム枠(爆)のワーナーが、アンサンブルで踊ってるなんて、なんか不思議。。(笑)

 

Kieran Brown

 

めずらしくブロンド組じゃないアンサンブル。っていうか、この人こないだ見たTick Tick Boom!で主役ジョンやってた人だよ!!!このひとものすごい、ものすごいうまくて、主役級問題なし!って感じなのに、アンサンブルやってるとか。。もったいない。。

 

けどこの人のツイッターでは、かなり楽しんでるみたいなのでいいけど、もっとTick Tick Boom出演してくれーー!!!

 

メガネがないと結構見た目が変わるタイプなのね。

 

・オケ

 

今回のオケは、VBWミュージカル史上一番よく頑張った!!もちろんDrewMilicaも素晴らしかったけど、このオケがあってのコンサート!!世界に誇れる、世界一のミュージカルオーケストラ万歳!!!

 

何と言っても音が重厚で繊細で、どの一瞬に聞いても聞き惚れる。2回目なんて、もう目をつぶって、音楽だけ聞いていたいと思って、実際クラシックのコンサートを聴くように、盛り上がるところは目をつぶって耳から入ってくる音楽だけを堪能してた時もあるほど。

 

もう、極上の美味しいものを食べているかのようなあの幸福感。それでいて、演出も演技も歌手もいるから、あんなにレベルが高いのに裏方という、なんかその報われなさもいいわ。。

 

1回目も2回目も、1幕と2幕の幕開きでオケに大きな拍手があって驚いたんだけど、その価値はある!2幕のオーバーチュア(Intract)の後も、ほぼショーストップ状態。

 

ただ、2幕のオーバーチュアはなんかちょっと楽しい曲が多くて、へヴィーな曲でこのオケを堪能しきる前に終わってしまった感じ。

 

その分、2幕後半、LND以降のこのオケの血気迫る迫力はもうすごかった。LNDのオケもすごいけど、一番心臓鷲掴みにされたのは、最後、子供が怪人を抱きしめて、怪人が子供を抱き返して、最後のフレーズを歌い終わった後。オケは超へヴィーに盛り上がって、じゃじゃじゃじゃーーーん、ってなった後、静かに静かに、Beautifulのフレーズがフルートで流れるの。

 

もうここがーー!その前の超へヴィーな盛り上がりから既にもう、音楽に完全に飲み込まれてたんですが、この繊細なフルート!!!!!

 

もう、完全に音楽に打ちのめされて、また茫然としすぎて拍手もできない私。すごすぎる。。体が動かない。。

 

なんだかもう、カテコで拍手したりヒューヒューしたりスタオベしたりしてても、頭の中はあの最後の盛り上がりがリピートされてて、なんか脳みそ沸騰してる感じ。

 

一通りカテコが終わって役者が退場した後、もう一度オケだけ演奏する。通常この曲は、「追い出し曲」で、会場の扉が開いて電気がついて、お客さんは一部のファンを除いてもう退場仕掛ける歌なんですが、この作品ではとっても不思議なことが起こった!

 

お客さんが「追い出し曲」のはずなのに、みんなまた座って真剣に聞き出した!!!普段結構せっかちなウィーンのお客さんが、もう帰るなんてとんでもない!みたいな感じで、当然の顔して座って酔いしれてるの。音楽の力ってすごいわ。。。

 

私ももちろん座って、この素晴らしいオケでこの素晴らしい音楽を聴ける最後の機会を、目をつぶって存分に味わう。もう至福の瞬間!!!!!これを待っていたのよ!!!

 

個人的には、オケではこの最後の追い出し曲が一番好き。この曲ばっかり何十回と聞けるわ。もしオケだけのミュージカルコンがあったら、またこの曲演奏してほしいーー!!この作品のCD出したら、絶対この曲入れてほしい!!

 

 

Das Phantom     Drew Sarich

Meg Giry            Barbara Obermeier

Christine Daaé   Milica Jovanovic

Madame Giry     Maya Hakvoort

Raoul    Julian Looman

Gustave              Leonid Sushon

Squelch              Peter Kratochvil

Fleck     Katja Berg

Gangle Armin Kahl

Ensemble           Sanne Mieloo

Ensemble           André Bauer

Ensemble           Colleen Besett

Ensemble           Kieran Brown

Ensemble           Anna Carina Buchegger

Ensemble           Janine Buck

Ensemble           Suzanne Carey

Ensemble           Amélie Dobler

Ensemble           Maria Graciano

Ensemble           Faik Hondozi

Ensemble           Lee Robert Hyung-Hoon

Ensemble           Björn Klein

Ensemble           Paul Knights

Ensemble           Jörn Linnenbröker

Ensemble           Jan-Eike Majert

Ensemble           Maximilian Mann

 

(次回でレポまとめですー)

 

オペラ座の怪人 ウィーン版キャストアルバム<2枚組>

 

映画「オペラ座の怪人」 ドイツ語吹替版サウンドトラックCD(Uwe Kroeger)

 

ジーザス・クライスト・スーパースター ウィーンコンサート2011年版ライブCD<2枚組>

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