2013-10-02 08:04 | カテゴリ:ウィーン

あー。観覧車ネタはもうおしまいにするつもりだったのに、またネタを思いついてしまいました。。もう一回分だけお付き合いください。

 

今日は、プラーターの観覧車を使って宣伝されたものでもお気に入りの「金のコイン」のお話です。

 

いろいろ調べていたら見つけた、貴重な観覧車の画像です。観覧車シリーズの1つ目の記事で、サッカーの千手観音みたいなのをご紹介しましたが、こちらも観覧車が広告に使われた例です。このころ、観覧車が広告に使われまくって、かなり楽しかったんですが(最近あまりないですね。。)、その中でもこれは品もセンスもよく、気に入っていたものです。

 

Prater.atの公式サイトより

 

これ、何かわかりますか?答えを言ってしまうと、「ウィーンフィルのロゴが刻印された金のコイン」なんですが、これでピンと来る人はよほどの金マニア(笑)。

 

この元ネタとなっているウィーンフィルのコインは、こんな感じです。

 

 

ウィーンでは、身近な人にお祝い事があると、金のコインを贈る習慣があります。特に多いのが、子供の洗礼式。赤ちゃんがカトリックの洗礼を受けると、親戚は日本の出生祝いのような感覚で、本物の金のコインを贈ります。

 

オーストリア人で洗礼を受けた人なら、こういう金のコインが家に4,5個は転がっているので、みんな見たことがあり、お馴染みのコインなんです。

 

もちろん、本物の金ですので、お値段も相当します。サイズによって小さいもので1万円から、3,5万円と言った感じで、親戚でも年代に応じて色々なサイズのコインが贈られます。(うちにもいくつかあります)

 

基本的に、このコインは、子供の誕生を祝うために贈られ、親が大切に管理し、いつかは子供の「資産」となります。日本のお年玉のように、親が使ってしまわないために、お金ではなくて「金」を贈るのかもしれません。

 

どこかで昔読んだのですが、オーストリアの金の流通量がかなり上位に来ているのは、この習慣があるためと考えられます。しかし、このコイン、もらっても一生使わずに大事に取っておく人が大半かと思うのですが、そういう埋もれてしまったコインも実はたくさんあるかもしれませんねー。

 

ちなみに、買いたい人は、シュテファン大聖堂の横にある銀行で購入できたはずです。私が何年か前の親戚の子供の洗礼式で金のコインを贈った時には、確かそこで買ったという記憶があります。ウィーンフィルのより小さい、デュカーティというのもあります。

 

という、オーストリアの習慣が詰まった、このウィーンフィルの金のコインなんですが、この丸い形をそのまま観覧車に使ったこの広告、なかなかグッドアイデアですよね!

 

ウィーン人ならだれでも見て分かる、金のコインの観覧車。身近にお祝いしたいことがあったら、この観覧車を見てふと「あ、金のコイン買いに行かなきゃ」って思ったりする人もいたかもしれません。

 

というわけで、観覧車シリーズの第4弾は、オーストリアの習慣までついでにご紹介してしまいました。

 

まだ、プラーターネタは、ミニ鉄道があるんですが、こちらも頑張ってまとめますー。

 


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