舞台はウィーン!
昨日のつぶやきレポで、バート・イシュルのハロー・ドーリーの雰囲気はわかってもらえた気はするんですが、少し補足しておきますー。
公演情報:ハロー・ドーリー!@夏のバートイシュル
ハロー・ドーリー!@バートイシュルのレハール・フェスティバル①会場Kongress&Theaterhaus
♪ハロードーリー!初日@Volksoper
まず、オペレッタと古いミュージカルの位置づけについて。ウィーンでは最近、最近のミュージカルはウィーン劇場協会などのミュージカル畑の人たちが、1970年代以前のいわゆる古典ミュージカルは、オペレッタ専門のVolksoperが上演する、という棲み分けがで来ています。
Volksoperとしては、オペレッタの観客より若いミュージカル観客の世代も取り入れたいところで、発声法からしても、古いミュージカルは上演しやすい。(それでも、VBWの若い役者もどんどん取り入れていますが)どちらにしても、VBWはそんな古い作品には興味を示さない、というわけで、オペレッタに近いミュージカルはオペレッタ畑で上演してもOK、という雰囲気になってきています。
今回のレハール・フェスティバルのチラシは、ハロー・ドーリーが一番上に来てます!写真ももちろんAnnさん!
今回、オペレッタが独壇場のはずのレハールフェスティバルで、ミュージカルが上演されたのも、このVolksoperの流れがあってのことなんだと思います。ハロー・ドーリーは結構最近Volksoperでも上演されてますしね(初日見に行きました。レポは上。)
古くて有名な作品を見る機会があるっていうのは、ほんとにありがたいことで、Volksoperのレパートリーでは、ガイズアンドドールズ、サウンドオブミュージック、アナテフカ(屋根の上のバイオリン弾き。これは絶品!!)、マイフェアレディ、ローマで起こった不思議な出来事(これ爆笑!)など、名作勢ぞろい!本当に、古いミュージカル見れてうれしいです♪
ちなみに、来年はGigiをやるそうで、これは私も未見なので、キャストとタイミングによっては見に行きたいなあーと思っています。このまま、レハール・フェスティバルでミュージカルを1作上演するという伝統が残ってくれるといいなあ、と思います。
まあ、オペレッタの祭典レハールフェスティバルでわざわざミュージカルを上演したのは、若い観客を取り込みたいっていうのはあると思うけど(そして、まんまと取り込まれた私w)、実際劇場に行ってみたら、おじちゃんおばちゃんばっかりだったなあ。
このキャストだったら、ウィーンのミュージカルファンで遠征する気がある人たちは見に来ると思うんだが。。(しかし、ウィーンのミュージカルファンってそこまで気合い入ってるのか?(笑)私も近くにいたから来ただけだし。。)
それに、チケットは、売り切れの日もあるけど、私が行った日は日曜マチネだったこともあり、一階席に空席もありました。こんないい公演だったのにもったいないーー!
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