2013-07-23 23:26 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ

さて、前回会場を紹介した、バートイシュルのコングレス&テアターハウス。ここでは、毎年バートイシュルで夏を過ごした有名なオペレッタの作曲家、フランツ、レハールを記念して、レハール・フェスティバルが開かれ、町の各地でオペレッタが上演されます。

 

私は毎年7月にザルツカンマーグートのアッター湖に避暑に来ているので、タイミングもピッタリ。いつか行ってみたかった演劇祭だったのですが、今回初めてオペレッタ以外の演目も上演されることになり、それもかなりの良キャスト!飛びついて見に行くことにしたわけです。

 

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公演情報:ハロー・ドーリー!@夏のバートイシュル

ハロー・ドーリー!@バートイシュルのレハール・フェスティバル①会場Kongress&Theaterhaus

♪ハロードーリー!初日@Volksoper

 

 

 

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こちらが劇場内部。オーストリアの円形劇場と違って、日本と近い縦長の劇場。私はいつも通り一番安いチケット(25ユーロくらい)だったので、2階席の真ん中あたりだったんですが、まあまあ良く見えました。ライムント劇場の一番遠い席よりは遠い感じかな。

 

それでは、つぶやき感想まとめ、行きますー。

 

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バートイシュルのレハールフェスティバルで「ハロー・ドーリー」見てきた!豪華キャストで大満足!Ann Mandrellaがドーリーとか贅沢すぎ!Boris PfeifferとCaroline Vasicekが舞台上でもラブラブカップルを熱演して素敵!古いミュージカルも楽しくて好き!

 

レハールフェスティバルは、バートイシュルで夏に開かれる、オペレッタ作曲はフランツ・レハールのオペレッタ祭り。今年から古いミュージカルも仲間入りして、それもいきなり素敵キャストでとても見たかったんだ!今いるアッター湖からすぐ近くなので、行けてよかった。

 

ハロー・ドーリーはVolksoperでSigrid HauserとRobert Mayerの黄金コンピで見てたんだけど、今回は役者さんも雰囲気もずいぶん違って面白かった!こういうのが古いミュージカルの醍醐味だよね。役者のキャラで印象が変わるのが楽しい。

 

ドーリーのAnnさんはIch war noch niemals in NYのLisa役でお馴染みのスタイルよくてかっこいい迫力の歌声の持ち主でDrew Sarichの奥さん。Sigrid Hauserの人の良いおばちゃんとはずいぶん違ってかっこいいけど、またそういう役もいい。

 

歌声はもう何でもござれ。見た目もすごいオーラでセクシーな衣装も似合ってかっこいい!死んだ夫に話しかけるマジなシーンはキュートで、ほんと彼女の魅力ってすごいわー。

 

R&Jヴェローナ領主でお馴染みのBoris Pfeifferはコーネリウス(ドーリーと最終的にくっつく金持ちホレースの部下)。チョイ役かと思いきやソロも多くて、性格もコミカルでしっかり者。ダンスもするし、何より彼は美形なのにコメディがしっかりできるのが芸の幅になってる。

 

Borisはヴェローナ大公とMayaさんエビータのチェの後でしばらくブランクがあった間に修業したのか、そのあと出てきた「ローマで起こった不思議な出来事」では急に美形美声キャラを捨ててゲイの爆笑ヒステリ役に挑戦して大成功!ゲイの幅を広げるってホント魅力になるよね。

 

で、BorisコーネリウスとくっつくのがCaroアイリーン(帽子屋)。少し老けた?と思ったけど、ナンネールやベルで魅せた歌声は更に磨きがかかってる。実生活で実質夫のBorisと一目ぼれの役なんて、二人とも演技うまいしほんとスイート♪帽子の歌が感情豊かで一番よかった!

 

BorisもCaroも好きだし、この二人がおしどり夫婦なのも素敵なのに、二人が舞台上でもラブラブなのが見れるとか(それも一目惚れで最初は控えめ♪)、見てるだけでなんかほほえましくて泣けるわー。この二人共演見たのは初めてだし、これからもあるかどうか。

 

ハロー・ドーリーは最後4カップルできる楽しい古い作品で、オペレッタの流れそのままのミュージカルと言った感じ。派手な曲と静かな曲がバランスよくメリハリになってるし、セリフパートが多くてドタバタで見てても飽きない。派手なシーンもアンサンブル沢山で豪華!

 

キャストも結局歌うメインキャラはドーリー(Ann)とコーネリウス(Boris)とアイリーン(Caro)とホレース(オペレッタの有名な人)の4人で、配薬的には超豪華!これは偶然とはいえ遠征の価値ありありだった!

 

会場はバートイシュルの歴史的な「会議場」立派な建物で、内部は日本的な縦長のホール。音響がいまいちだったけどすぐ慣れた。舞台は小さ目(Volksoperに比べても)だけど、舞台枠に映写して自然に上手く場所を演出してた。セットは2つの巨大階段を回すだけでうまくできてたなあ。

 

古い作品なので場面転換が少なく、NY駅→ホレースの店→Yunkers駅→帽子屋→パレード(幕)→レストラン→裁判→ホレースの店だけ。1シーンに3曲くらいあるけど、全然飽きないのは流れがいいからか。特に帽子屋のシーンが静かな帽子の歌→ホレースのドタバタ→ダンスの歌といい流れ。

 

いっぱい爆笑シーンはあるけど、一番笑ったんはBorisがドーリーとダンスの練習をして、たいして踊れてないのに有頂天になってIch tanze!って飛び上がって喜ぶとこ。こういう笑い、Borisほんとうまいわー。オーストリア人のツボ突いてるw

 

Volksoper版は舞台も大きいし、セットも豪華にできるので、今回と見せ場がずいぶん違った気がする。今回は舞台が小さいけどアンサンブル詰め込んだ感じで、NY駅、レストランなどのシーンは派手でだった、それよりメインキャストのやり取りが秀逸だった。

 

衣装もセットもお金かかってないのにわかりやすくて可愛くてよくできてたわー。帽子屋のシーンがほんと好きで、Caroの帽子の歌が一番よかった。そのあとのホレースが入ってきて男二人隠しまわるシーンがまた爆笑。BorisのコメディセンスとCaroのまじめさとAnnのパワーのいいバランス!

 

そっかー。Volksoperは人海系の豪華シーンがよかったのに対して、今回はこの3人の名キャストが集ったシーンが良かったって感じかー。それにホレースもRobert Mayerは違う役作りでとても合ってた。Boris&Caroが小さくて、Ann&ホレースが大きいのもバランスいいね。

 

これからもレハールフェスティバルで古いミュージカルやってくれそうなので、キャスト見てよさげだったらまた来年も来てみよう!楽しみが一つ増えたぞ♪

 

ちなみに、フランツ・レハールはこちらでは「レェーーハー」って前にアクセントつけて呼ぶので、なんか呼びにくい。ハンガリー語の名前だからって、そこまで前にアクセントつけなくても。。w

 

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