2012-12-31 09:42 | カテゴリ:オペラ
(いつ行ったんだっけ。。手元に記録がないけど、12月前半の週末だった気が。。(汗))

急にチケットをもらえたので、ラ・ボエーム3回目見てきました。既に2回見てるしいいかなー、と思ったんですが、一番好きなオペラだし、好きな歌手がこの作品で歌うのは見たことなかったので、まあ、久々だし、行こうかなーと軽い気持ちで観劇。ウィーンに戻ってまだ二日目だし、調子もまだ戻ってないので、当日寒すぎてふらふらになったりしてましたが、なんとかオペラ座までこぎつけた。

この作品は、なんと言っても舞台美術がありえないくらい美しい!4幕あるんですが、幕が開くごとにため息が。それも、2幕は特に最高に美しく、客席もため息や拍手であふれかえる。

あと、ミュージカルファン的に嬉しいのはもちろん、これがレントの原作ってことね。役目もロドルフォとかマルチェロって呼ばずに、ロジャーやマークって呼んじゃうしねw。レントと同じく、ロジャーとマークとコリンズとエンジェルが仲良くじゃれてるのが楽しい♪それに、やっぱりオペラからミュージカルにした時にどこをどう変えたのか、なぜ変えたのかを考えながら見ると面白い。詩人のロドルフォ→シンガーソングライターのロジャー、画家のマルチェロ→映像作家のマーク、歌手のムゼッタ→パフォーマーのモーリーン、お針子のミミ→ストリッパーのミミwみたいにね。

あと、レントに登場した「ムゼッタのワルツ」がやっぱり一番好きかも。他にも、ミミとロドルフォの初対面の曲とか有名な曲はいっぱいあるんだけど、やっぱりムゼッタのワルツが明るくてハッピーエンドで好きだわー。

この作品2幕が好き過ぎて、1幕と2幕見たらもう帰ってもいいくらいいい気分。3幕と4幕は暗いからね。。2幕は、あの史上最も美しい舞台美術に、人海演出、沢山の子供たち、クリスマスマーケット、本物のロバが引く荷車、上の段には教会帰りの女性たちや、兵隊のラッパパレード。もう、幕が開いた瞬間だけじゃなくて、音楽にあわせた演出の切り替えや人の波が美しすぎる。おまけに、ムゼッタのワルツの最後でマルチェロとムゼッタ仲直りするしw

そういえば、1幕のロドルフォとミミの初対面のシーンも、Could you light my candleの歌と丸かぶりだよねー。鍵落とすとか、月の光とか、手を触るとか。ほんとこのシーン好きー。

●キャスト編

オペラ歌手のレポを書くのもおこがましいほどオペラ歴少ないんですが(30-50回くらい?)、今日はキャスト目当てでもあったので、ちょっとだけ。。

大好きなAdrian Eroedが一番好きな役のマルチェロだったのー。レントで好きな歌手がマークやると思ったら、急にワクワクしない?(笑)

Adrianは歌がそつない上、演技が細かい!オペラ歌手なのに、舞台上で誰も見てないようなところで細かい演技するのが見てて楽しいの!表情もいいし、動きが面白い!

今日なんて、1幕でロドルフォの原稿を燃やして暖を取るところ、暖まったストーブの側面にへばりついて、めちゃくちゃ暖かそうにしてるんだもんー。手をこすったりするだけじゃなくて、足の裏をへばりつけたりw。表情も「もう天国じゃ」ってうっとりしてるの。オペラでここまでリアルな演技とか最高じゃない?(笑)

あと、大好きなムゼッタのワルツ。前半はムゼッタソロで、後半はマルチェロも一緒に歌うの!この部分がもう盛り上がりまくりで、思わず客席で悶絶wオペラってミュージカルほど悶絶することが少ないんだけど(ミュージカルは一作品何回悶絶することかw)、ここは思いっきりうっとり聞いてました。

さて、Adrian Eroed以外だけど、女性陣がよかった!!ミミがすごくよくて大満足。確か1回目のラボエームのミミが有名な人だったんだけど、その人より今回の方がよかったー!大音量は思いっきり出すし、死ぬところのささやくような歌声も響く響く!

ムゼッタはムゼッタのワルツくらいだけど、これまた大げさなくらいのモテモテ演技が好感度大。3幕のマルチェロとの大喧嘩も、声はほとんど出さないのに(ミミとロドルフォが歌ってるから)、演技でめちゃくちゃ怒ってモノ投げつけたりして、激しくて笑ったw。それに負けないマルチェロもw

ロドルフォは、1幕のラブソングですごいブラボーだったんだけど、個人的にはミミほど声量がなかった気が。目をつぶって聞いても、オーケストラの大音量(こちらはすばらしく文句なし!)のほうがよく聞こえて、キーンとしたテノールはそれほど響いてこなかったかな。あと、オケより少しテンポが速い出だしが多かった気が。

そういえば、指揮者はウェルザーメスト氏で、別によく見てるから珍しいわけじゃないけど、結構久々で懐かしかった。盛り上げるところはどかーんと盛り上げてて、結構好みの演奏。彼はもうちょっとさらっと淡白なのかと思ってたわ。

さて、エンジェルとコリンズ。エンジェルは長髪イタリア系の目立つルックスwコリンズは白髪の太ったおっちゃんwしかし二人は仲良しw。

いや、ラボエーム3回目だけど毎回キャストが全然違って、この男4人組のルックスも演技も、毎回全然違うのがめちゃくちゃ面白い。前回はエンジェルとコリンズは若くてアジア系。ロドルフォとマルチェロはおっさん、って感じだったなあ。

今回はロドルフォとマルチェロは若くて二人とも似た雰囲気。エンジェルがラテン系優男でコリンズは丸いおっちゃん。こんなに全然雰囲気が違う4人でも、1幕や4幕でじゃれあってたら、すごい仲良さそうでほほえましいわー。

コリンズのコートの歌(4幕)は相変わらず好きーー。今日の人も感情深く、じっくりと丁寧に歌ってくれたので、なきそうになったわー。この歌、レント的には、コリンズがコートを取られて、それをエンジェルが買い戻すシーンと重なるのよねー。

で、ラスト。時差ぼけで4時起きな上、幕間でシャンパン飲んでしまったので、立たないと見えない席なのに座ってうとうと観劇。話は知ってるので、舞台見えなくても全然問題ないんですが、死にかけミミのささやくような美声にうっとりしながら目をつぶって聞いていたら、いきなり静寂が訪れて、びっくりして目を開けたら、ミミ死んでたw

けど、ちょうど死角でミミが死んでるのかよく見えなかったので、他キャスト見てると、ほんと死んだのかよく分からないしwっていうか、ロドルフォ自身が分かってなかったしw。

で、死んだの?もう?って思ってる間に、ロドルフォのミーーーーーーミーーーーーの絶叫になるわけ。ああーーーー!!!絶対ここ泣くーー!!!!絶叫が。。。ああ。。。。。

これで、あっけなく幕って言うのも、なんか悲しいよねー。しかし、今回ミミが死んだ瞬間を見逃したおかげで、ロドルフォの「え?死んだの?いや、違うだろ」的な動揺を一緒に体験できて、貴重だったかも。

●まとめ

というわけで、オペラとしてはかなり好きなこの作品。好きなキャストが好きな役をしてくれて、他のキャストの組み合わせも楽しめ、おまけにとてもドラマチックなミミも見れて、大満足でした!オペラ座に着くまでが劇寒だったけどw。

La Boheme
|Giacomo Puccini

Franz Welser-Most | Dirigent
Franco Zeffirelli | Regie
Franco Zeffirelli | Buhnenbild
Marcel Escoffier | Kostume

Piotr Beczala | Rodolfo
Anita Hartig | Mimi
Adrian Erod | Marcello
Valentina Nafornita | Musetta
Alessio Arduini | Schaunard
Dan Paul Dumitrescu | Colline
Alfred ?ramek | Benoit
Alfred ?ramek | Alcindoro
N.N. | Parpignol
N.N. | Sergeant
N.N. | Zollwachter
N.N. | Obstverkaufer
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