2012-10-16 08:25 | カテゴリ:美術館・博物館
●クリムト生誕150周年臨時展@ベルヴェデーレ

写真撮影が終わって、余韻を楽しみつつ、クリムト生誕150周年臨時展を見て回りました。ベルヴェデーレはクリムトの名作「キス」も久々に見れるし、これは外せない!

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この展示は、クリムトの人生を家族、友人、仲間、取り巻く女性といったプライベートな切り口から解説したもの。あとで行くウィーンミュージアムも臨時展は、私生活より芸術作品や作風という視点からの解説だったから、全然方向性や角度が違って、勉強になった!

特に月曜にクリムトミュージカルで、クリムトの人生と登場人物をチェックしてあったので、この臨時展は「お!ミュージカルで言ってたやつだ!」「あの登場人物、実物にそっくりすぎる。。」みたいな感じで、クリムトの人生の勉強と同時に、ミュージカルの出来のよさを実感しました。

あと、クリムトの人生が焦点なので、クリムトだけではなく、弟のエルンストや親友のマッチュ、セセッシオン仲間のコロマン・モーザー、弟子のシーレの作品も沢山展示してあって、これだけ一気に見れるのはすごかった。

見た絵
有名なのがあまりに沢山あって、これはすごかったよ!!
・キス!!!!!

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・ユーディット

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・ソニア・クニプス

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・Fritza Riedler

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・アッター湖のカンマー城の絵2枚。これは、この間まさにここに行って、同じ角度で写真撮ったので、実物見てテンション上がったー!

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・ひまわり2枚

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・アダムとイブ

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・海蛇
・花嫁
・ベートーベンフリースの男の人のお尻がこっち向いてるやつ

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勉強になったこと箇条書き
・展示はクリムトの人生の順。生い立ち、家族、女性関係、エミリエ・フレーゲ、キャリアの頂点、死という流れ。
・クリムトの父はポーランド系移民。金属加工職人だったが、財政破綻し苦しい生活だった。クリムトは父の死後一家の大黒柱だった。
・クリムトにエルンスト以外にもう一人弟ゲオルグがいた。彼は父の後をついで金属加工の仕事につき、クリムトの絵の額縁を多く担当した(アテナとか)
・妹も二人いたが、二人とも嫁がず、こちらもクリムトが養っていた。
・弟エルンスト、親友マッチュと共にKuenstler Companieを結成し、共同で作品を作るようになる。
・有名なものは、ブルク劇場の天井画、旧ブルク劇場の内装画(壊す前に記録した)、大学(後に問題になる)など。
・クリムトはさまざまな女性との間に14人も子供がいたといわれているが、そのうち確実なのは3人。うち二人はミュージカルに出てきたミッツィMaria Zimmermannの子グスタフとオットー。って言うか、隠し子の名前にグスタフ大すぎw
・エミリエ・フレーゲはやはりプラトニックだったとの記述が。弟の妻の妹なので、家族ぐるみのお付き合いもあったんだとか。
・エミリエ・フレーゲの旅行カバンとか私物が色々あった。
・クリムトからエミリエへのラブレターも沢山あったが、メロメロというより親しい女友達に書く感じ。しかし、字が芸術的過ぎてかっこよかったけど読めなかったw。
・Serena Lederer(パトロンの女性)が絵を買い取った領収書?がいっぱいあった。
・教授になったマッチュと違い、クリムトは弟子を取らず創作していたが、若者の才能を発見し伸ばすことは好きで、シーレなどは熱心に面倒を見ていた。
・アッター湖では、クリムトはフレーゲ一家とリラックスした日々を過ごしていた。
・「キス」の絵のモデルはやっぱりエミリエ・フレーゲと言われている。ミュージカルで最後にキスの絵の再現シーンがあって、あまりにそのままですばらしかったけど、ほんとあれよく出来てたわ。。
・日本の絵画をよく勉強していた。「日本の本を読む」という日記の一説もあるし、絵の枠に和風の花の絵を残していたことも(恋人たちの枠)
・コロ・モーザーの自画像あり。ミュージカルのコロ・モーザーにそっくりすぎて絵の前で爆笑してしまった。。ほんとあの作品は、登場人物がことごとくそっくりですごいわ。。
・死は唐突に訪れた。弟エルンストも肺の炎症とかで結構すぐなくなったけど、まだそういう時代だったのね。。
・クリムトの死亡通知も展示してあった。他に、モーザーとシーレも。
・って言うか、クリムトが亡くなった年って、オーストリアにとって波乱の一年。シーレも同じ年に亡くなってたとはね。。

というわけで、このベルヴェデーレの展示、1月までやってます。クリムトの人生が本当によくまとめてあるので、さーっと勉強したい人にお勧め。あと、クリムトの仲間たちの絵や歴史的書類があるのも嬉しいところ。おまけに、有名なクリムトの絵が一気に見れちゃうとか!ほんと、一石何鳥もあるすばらしい展示です!ぜひ!

●休憩はSalm Braeuで

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舞台衣装撮影で時間食ったから、ベルヴェデーレが終わった時点で8時半になってた。

バイクを下宮の側に停めてたので、再びベルヴェデーレの庭を通って反対側へ。下宮の側にはSalm Braeuサルムブロイという、昔よく行っていたブロイがあるので、そこで腹ごしらえ。美味しいビールと手軽なディナー。みんな考えることは同じなのか、結構いっぱいでやっと席を見つける。Kessel(ビール醸造樽)のそばの席なので、気分も盛り上がる!

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急いでいるので、ビールと白ソーセージを注文。混んでるから少し来るのが遅れるが、その間に「長い夜」の全ミュージアムが乗ってる小冊子でゆっくりお勉強。こんな博物館があったのねー!って驚いてばっかり。一晩じゃ全然足りない!

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ブロイだけあって、白ソーセージもプレッツェルもビールによく合う!(あまり飲んでないけど、ビールはハーフ&ハーフ。ブロイではこれが一番好き)。


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