2010-08-04 23:45 | カテゴリ:ウィーンを舞台にした映画
ジャンル:海外情報 テーマ:ヨーロッパ
ずーーーっと気になっていた、ウィーンが舞台の映画Before Sunrise(邦題:恋人までの距離<ディスタンス>)を、やっと見ました!!!!!いやあ、見てよかった。それも、なんだかこの年になって見てよかった(笑)。

友達のお気に入りの映画と聞いてからずっと気になってたんだけど、ラブストーリー苦手なので、最後まで見れるか不安だったんですが(爆)、最初の10分だけ見てみて、まだウィーンが出てきてもいないのに、もう引き込まれてしまった!なんか、表情と会話のテンポが引き付けられる!何も特別なシーンでもないのに。。

というわけで、ゆっくり時間が取れるときを見計らって、じっくり大画面(プロジェクターで)見てみた。いい!いい映画だよ!

内容は、ブダペストからウィーンに向かう列車に乗り合わせたアメリカ人青年ジェシーとフランス人女性セリーヌ。ふとしたきっかけで話が始まり、お互いに意気投合してウィーンで下車し、翌朝までの14時間あまりを一緒に過ごすお話。お話のほとんどは二人の会話シーン。それも、あれやこれや、恋愛と関係なさげな話もいっぱい出てくるのがリアル。

いやあ、これと似たような経験を思いっきり思い出して、自分と重ねて見てしまった。。私はパリだったけど。もう一生会えないかもしれないのに始めてしまった恋。すごく楽しくてわくわくして、一晩で一生分のお話をしたくて、別れまで甘美で。

女のほうがおしゃべりで、いろんな哲学的な話をいっぱい持ち出して、男のほうが恋愛のことしか考えてなくて馬鹿なことを言ったりして。けど、大事なところでしっかりしてるのはやっぱり男のほうだったり。

この映画には9年後の続編Before Sunsetというのがあるらしいけど、私も9年後の続編みたいな感じで再会してみたり。一生会えないと思ってても、実際はすんなり会えたりもするんだけどね。。でも、真っ最中はそんなこと信じられないもんね。。

というわけで、何度か涙したシーンもあったわけですが。まず最初は、ウィーンに着いたときにジェシーがセリーヌを電車から降ろそうと口説くところ。「何年もして、ほかの男と結婚もして、ふと思ったときに、あの時過ごして楽しかったな、って思い出してもらえるような日になる」みたいな台詞。

あと、全部終わって、二人ともそれぞれの電車やバスに乗って別れて行ったあと、二人で過ごした場所が、二人抜きで朝の光に照らされる。船で座ったテーブル、木枠をベンチ代わりに座った道端、クライネスカフェー、オペラ座裏のアルベルティーナ入り口、ブルクガーテン(朝になってわかった。。)。ここが一番泣けた。すごい。。

いや、舞台がウィーンだから見始めた映画だったんですが、舞台がウィーンじゃなくても感動したと思う。確かに、知ってるところがいっぱい出てくるのは楽しいけど、それより、ちょっとした小道具や背景が観光チックじゃなくて、個人的だったのがすごくよかった。なんていうか、みんな知ってるウィーンを映画にしてみましたー、って感じじゃなくて、いくら観光地ウィーンでも、二人にとって特別の意味がある個人的な場所としてのウィーンとして描かれてたのが、なんとも言えず感慨深い。

そんな中でも、くすっと笑えるのが、ウィーン人との交流。もう、ウィーン人変人ばっかりで笑えるー。まず最初に出てくる電車の中の喧嘩してる夫婦w。なまじ会話が理解できちゃうもんだから爆笑。。(ちゃんと皆さんウィーン弁です。)そして、橋の上で会う妙な演劇若者二人組。ださすぎ。。そして、普通にいそう過ぎるwww。電話してたカフェのほかの客も、まさにいそうな人たちばっかりで、会話の内容もありえすぎるww。ドナウカナルの詩人みたいなのは見たことないけど、あの人は意外にハンサムだったしいい人だったね。

あと、この記事(http://www.ab-road.net/europe/austria/vienna/guide/04894.html)で、登場する場所をまとめてあるので、すごく参考になるんだけど、ここに登場しないところで、「ここどこ?」って言うところがいくつかあった。

・無名墓地:ウサギかわいいw。これいったいどこ?下りた電車の駅は、Stadtparkっぽいかな、と思ったんだけど、あの辺りになさそうな雰囲気だし。。
・教会:中に入って二人がクウェーカー教徒の結婚式の話をしたところ。ファサードしか映らない。。見覚えがある気がするのだが。。
・電話をするカフェ:クライネスカフェーじゃないほう。赤い布張りのソファーに座るカフェ。入ったことはない雰囲気。ウィーンらしいので一度行ってみたいけど、いったいどこだ?
・木枠に座ってしゃべる小道:これはさすがにむずかしいだろう。。えくぼちゃんなら知ってるかな?

あとは大体どこかわかったかな。あ、小さいバーとかレコード屋とかは知らないけど。。普通に道を歩いてるシーンで、よく行くレストラン(シューベルトなんとか)が映ったのはうれしかった!

場所の選択で感動したのはやっぱり、クライネスカフェーとアルベルティーナかな。絶妙だよね。クライネスカフェーは劇場帰りにいつも前を通るんだけど、雰囲気いい広場だなーと思ってたところだったの。あそこ夜ほんと雰囲気いいよねー。

あと、アルベルティーナの角度のオペラ座(それも、照明が新しくなる前なのでライトが黄色っぽい。。)がなんとも言えずいい。。

ヴォティーフ教会は、結構好きなんだけど、なんだか足場が組んであって薄汚れた感じ。。しかし、クライネスカフェーまで行っててシュテファン寺院見てないなんてことないと思うんだけど、映ってないだけでちゃんとデートコースに入れたよね?(笑)

あとは定番のプラーター。しかし、観覧車はいつもいっぱいなので、どうやって二人で貸切にしたのか謎!ジェシーはそれでお金なくなっちゃったとか?(笑)

ま、邦題が言ってみれば不満なんですが(誰が聞いても不満だと思うけど)、セリーヌが木枠の上で言った「神がいるとすれば、それは私やあなたではなく、私とあなたの間にいる」っていう台詞と関係があるのかな。

というわけで、ウィーン在住者でも、ウィーン行ったことない人でも、じっくり味わえる映画です。ロケ地探ししてみようかなー。(えくぼちゃんがもうすでに全部見つけてそうだが(笑))
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