2012-09-10 08:15 | カテゴリ:エリザベート Elisabeth
ウィーン版エリザにデュエットの愛と死のロンドが入ったので、ドイツ語歌詞を訳してみました。日本語版とは歌詞が違うので、作中の位置づけもずいぶん違います。とりあえず、今の時点での仮訳ー。ネットに転がってるドイツ語の歌詞から、またデュエット化して長くなってるので、歌詞がまだ手元にない部分もあるし。

とりあえず、デュエット分担はこれでOKです。トートパートも前の歌詞そのまま。シシィパートが新歌詞で一部抜けてます。

DER TOD:
(この瞳は♪)
Kein kommen ohne gehen
kein Leuchten ohne Nacht
Ohne Entäuschung kein verstehen.

Schatten die sich drehn
durch unsichtbare Macht
Ewiges werden und vergehen.

(ただの少女の♪)
Aber seit den augenblick
als dein blick mich verstand.
ist in der sehnsucht plötzlich klarheit.
in den einen Augenblick
als dein gefühl mich fand.
wurde aus ahnung plötzlich wahrheit.

(お前の命♪)
Statt dich zu führen und dich zu überwinden
will ich geliebt sein
und meine Hoffnung an dich binden.
denn ich will das du mich willst
und dich zu mir bekehrst
und deinen traum in mir zu finden.

ELISABETH:
メロディは以下の部分(ただの少女の♪)と同じだけど、新歌詞で下の歌詞とは違います。

2回目でがんばって聞き取ってみたところ、半分くらい聞き取れたんですが、メモできなかった。。Schwarzer Prinz(黒い天使)が2回出てきたのと、「あなたのことは怖くない」というフレーズはありました。

(Aber seit den augenblick
als dein blick mich verstand.
ist in der sehnsucht plötzlich klarheit.
in den einen Augenblick
als dein gefühl mich fand.
wurde aus ahnung plötzlich wahrheit.)


DER TOD:
(お前の命♪)
statt meinen Auftrag schweigen zu durchführen
will ich geliebt sein
und deine wärme in mir spüren

Denn ich will das du mich liebst
und dich zu mir bekehrst

(追いかけよう♪)
BIST DAHIN WARTE ICH ........

ELISABETH:
(その瞳は♪)ここも新歌詞。最初の箇所の裏返しと言った歌詞だった。
Kein Leben ohne Tod
kein traeumen ohne Nacht
XXXXXXXXXXXXXXXXX(←聞き取れず)

ここでトートが、追いかけよう♪のメロディでかぶる。

二人で:
(愛と死のロンド♪)
<聞き取れたけどメモが読めない!>


●全訳!!

あまり解釈で色をつけたくなかったので、出来るだけ直訳して、カッコの中でもうちょっとこなれた感じにしてます。

「去ることなく来る人もいなければ、
夜の来ない明るさもない。
がっかりすることなく、理解することもない。」

(「来るものはみな去っていく、明るくなってもどうせ夜が来る、理解したと思ってもがっかりするだけ」と意訳したほうが分かりやすいね。トートはそんな人生を生きてきた)

「見えない力で回りゆく影が、永遠となり過ぎ去っていく。」

(ここでの影は死のことだと思う。つまり、トートの自己紹介。死とは、回りゆく影。永遠でいて過ぎ去っていくもの。「見えない力」の手下で、どちらかと言うとむなしいルーティンワークをこなしてる、って感じの倦怠感が出てる))

「しかし、あなたの視線が私を理解したあの瞬間から、
憧れが明白なものとなった。
あなたの気持ちが私を見つけた、あの瞬間から
考えていたことが真実になった。」

(シシィがトートを見つけた瞬間から、トートの、ただ回り行くむなしい存在としての死という漫然とした人生観がはっきり、真実となった。シシィがトートを見つけた、理解した、って言うのがポイント)

「あなたを感じ、征服する代わりに、あなたに愛され、私の希望をあなたに結び付けたい。
あなたに望まれ、私のほうを向いてほしい。あなたの夢を私の中に見つけて欲しい。」

(オセオセで追い掛け回すっていう感じではなく、自分はここにいるから、あなたからこちらを向いてくれ。自分はシシィの希望、夢になりたい、って感じ。あくまでも受身)

エリザベート:
新歌詞なのでまだドイツ語版未入手。
上記のように、「黒い王子」2回、「私はあなたのことが怖くない」というフレーズがありました。もちろん黒い王子というのは、前のバージョンのこの場所に入っていた歌の歌詞でもありますね。この新曲タイトルも「Schwarzer Prinz(黒い王子)」です。

トート:
「私の任務を沈黙と共に全うする代わりに、
あなたに愛され、あなたの暖かさを私の中に感じたい。

私のことを愛し、私のほうを向いてほしい。

それまで待とう」

(任務をまっとうって言うのは、淡々とキスして死なす、ってやつですね。そうじゃなくて、シシィに愛され、人間の愛の暖かさを感じたい、ってこと。そして、日本語版で追いかけよう~♪のところ、思いっきり逆に、それまで待とう~♪って歌ってるw。やっぱり、追いかけよう~♪じゃなくて、追いかけられたい~♪がテーマだねー。)

シシィ:
ここも新歌詞。三回繰り返しの、ラスト以外は聞き取れました。「死のない人生はない。」「夜がないと夢も見れない」って言う意味。つまり、最初のKein XX Ohne XXの否定的なトートのせりふを逆にポジティブにした感じだったかと。

ここで、シシィの歌にトートの歌がちょっとかぶって、最後は二人で、「愛と死のロンド♪」のメロディーで、ラストのフレーズを歌います。(このフレーズ、聞き取ったのにメモが乱筆過ぎて読めない!)

あと、ソロバージョンから切り離され、使われなかった部分。どっかでよく聞けば使ってるかもしれない、まだ残しておきます。

(ただの少女の♪)
Seit dem einen augenblick
als dein Blick in mir las
hab ich gefühle die mich treiben

Seit dem einen augenblick
als ich mich selbst vergaß
hab ich den wunsch dir nah zu bleiben

「あなたの視線が私の中に入ってき多瞬間から、私を駆り立てる気持ちがある
私が自分を忘れていたあの瞬間から、あなたの近くにいたいという望みがある。」

この部分、トートがシシィに対して感じてる部分、全部切ってるっぽい。つまり、シシィ→トートの感情があって初めてトートは動ける、って言う設定にしたかったんじゃないかな。

(どこまでも追いかけていこう♪)
Ich will dich erst wenn du mich willst
erst wenn du mich erkennst

「あなたが私を望んで初めて、あなたが私を認識して初めて、お前を望もう。」

(この箇所は、作品のテーマどおりで、他の歌詞にもピッタリはまるなあ。)

●解釈

というわけで、日本語版愛と死のロンド♪はトートが追いかけて追いかけて、お前が振り向くまで追いかけるぞー、惚れちゃったんだもん。って感じなのに対して、Kein kommen ohne gehen♪はひたすらトートは受身で、シシィに愛されるまで待つ、それが俺の新しい生き方、って感じ。全く逆!それも、追いかけよう~♪じゃなくて、それまで待とう~♪だからねw

あと、最初の2フレーズで、トートが自分の役割について愚痴ってるけどw、これって、私が前言ってた、トート公務員説じゃない?(爆)。トートって言うのは、黄泉の帝王じゃなくて、「見えない力」の下働きで、とりあえず人間にキスして黄泉の世界に送り込む役割。自分が死んだ人間をどうする権限もない。

だから、愛した人がいたとしても、キスした(手に入れた)瞬間に、黄泉の世界に行っちゃうので、「来るものはみな去っていく」Keine kommen ohne gehenってなっちゃうわけ。(ちょっとクロロックのUnstillbare Gierの世界と似てるね。欲しいものは自分より先になくなっちゃうむなしさ。永遠に生きる悲しさ。)

それが、シシィに会って、彼女の愛されたい、理解されたい、振り向いて欲しい、っていうはっきりした目標が芽生え、人生がイキイキしてきた。それまで待とう、って言うのは、待たないですぐに手に入れる=キスする=シシィは黄泉の国に連れて行かれてもう会えない、ってことだからね。だから、シシィが自分のほうを見てくれるまで、シシィの一生かけてじっと見ていよう。影から応援する俺、けなげ!って感じ(爆)。

こう解釈すると、トートのシシィに対する行動や言ってることがちょっとはっきりするかな。抑えて抑えて、シシィが動いてからトートも動く、みたいな。で、ラストもキスが嬉しいけど、シシィが死んでしまうと、いつものむなしい公務員仕事に逆戻りなんだよね。。シシィが生きていてこそのトートのイキイキライフだったわけで。

というわけで、今日はこの辺で置いておきますー。抜けてる歌詞、どうやって補充しようかな。。




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