2012-07-20 05:56 | カテゴリ:ザルツカンマーグート
●皇帝執務室と寝室

そして、次の部屋がわくわくのフランツヨーゼフの執務室。まあ、他の部屋より多少家具が豪華だけど、だからといってこれがあの巨大なハプスブルク帝国の皇帝の、世界を動かす執務室とは思えないほど質素。

fjstudy.jpg


しかし、この部屋、実は面白いものがいっぱい詰まってて、やっぱりカイザーヴィラのハイライト!

まず、この部屋が歴史的に非常に大きな意味を持つのが、この執務室の机(当時のまま)で第一次世界大戦のきっかけとなる、オーストリアからセルビアへの宣戦布告がサインされたこと。(執務机においてある書類はコピー)

この文章がサインされたかされなかったかで歴史が変わったかもしれない!って思うと、なんだかどきどき。

ちなみに、フランツヨーゼフがこの書類にサインをしたのが1914年。この年が彼がカイザーヴィラに来た最後の年で、その二年後にウィーンで亡くなります。

あと、執務机で注目すべきは、シシィの15歳の時の像。これをずっと置いて仕事してたのねー。けど、さっきの40歳の時の像と比べたら、40歳の方が断然美人。。。

あと、この部屋にはフランツヨーゼフが使ってた電気製品がいくつか展示してある。電気は嫌ってたはずなんだけど、結構ちゃんと色々あったよ。使用人を呼ぶ呼び鈴、扇風機(シーメンス製)、暖炉の温風を部屋に送るための扇風機と、葉巻ライターの四つ。(FJは葉巻派でパイプは吸わなかった)

あと、この部屋にそぐわないのが、扇風機の横においてある二つのひょうきんな小人人形。オーストリア皇帝は一般人の職業訓練を受けなければならないことになっていて、FJは本の制作と家具屋の見習いをやったことがあるそう。この二つの小人人形はその二つの職業を象徴している。

あと、説明にはなかったけどおかしかったので気になったんだけど、机の左側にリアルなコグマがいるの!(犬の剥製かと思ったw)よく見たらゴミ箱を抱える形になってて、こんな微妙にリアルなコグマゴミ箱を普段使ってたFJがなんかよく分からない趣味だわw

あと、マリーヴァレリーの子供たちが写ってる写真(絵?)が壁にかかってたんですが、一番左の男の子を指差してガイドさんが「この人の子供の子供が私の上司です」って言ってたのが面白かった。

さて、この部屋は突き当たりに見えるんですが、実は隠し扉が二つあります。一つはフランツヨーゼフの寝室につながっています。

ホーフブルクでもそうだけど、フランツヨーゼフの寝室ってものすごい質素だよね。この部屋は更に輪をかけて質素で、あれだけ激務だったのにこんな殺風景な部屋でほんとによかったんだろうか。。って思ってしまうくらい。

fjroom.jpg


フランツヨーゼフ自身は一兵卒の生活を目標にしてたらしいけど、一兵卒と言うか、修道女の部屋みたいだよ。。(爆)

何の飾りもない、洗面器を二つ置いただけの鉄製の洗面台。ギシギシ言いそうな簡易鉄製ベッド。擦り切れたじゅうたん。。

この擦り切れたじゅうたん部分は、フランツヨーゼフが朝3時半に起きてから、お湯の入ったお風呂を持ってこさせて、ここに置いて入浴してたから擦り切れたんだって。で、4時15分から執務開始。朝ごはんも机で食べたんだとか(シシィがいる時は朝食は別の部屋で一緒に食べた)。

(シシィ関連コレクションに続く)



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