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2012-07-01 07:09 | カテゴリ:ハンガリーミュージカル
(ブダペストで見たレベッカレポの続きです。舞台写真はオフィシャルサイトより引用)

●キャスト編

・シルヴェスターさん@マキシム

うおーー!キャスト表見て盛り上がったって!シルヴェスターさん久しぶりー!結構当たる確率少ないので、超嬉しかった!しかし、あの超人間的なシルヴェスターさんが人間の役ってどうなるんだろう(爆)とドキドキww

いやあ、めちゃかっこよかった--!特に前半。背が高くて、ロングコートの裾ひらひらするのが様になってて、目が離せない!第一、マキシムが背が高いことに目がなれない(爆)。いや、Uweはともかく、Timは背が高かったのに、それでもシルヴェスターさんの超人的ヒョロ高さは目がなれるまで不思議ー。

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何がかっこいいって、特にモンテカルロのスカした紳士っぷりがもう、オペラグラズで追っかけまくるくらいかっこいいの!!ヴァンホッパー夫人のあしらいっぷりwww。興味が無いことにはとことん冷たく、興味があることにはさり気なく優しく。耳の上のちょっとした白髪が初老っぽくて、ものすごい似あってる。

あんなに大人でさらっとして、けど眼の奥に炎を秘めた表情ができるのねー。横顔で目を細めてIchを見る様子とか、ほんとに彼女に癒されて好きなんだなあ、って思った。それに、キスが!もう、耐えられない!って感じで!今まで抑えた紳士だったのが、実は強く求めてた、って感じが、もう、ホントかっこいい!!!あんな超人的に顔の綺麗な人に、あんなに強引に誘われたら、デートだってしちゃうでしょうよ!w

そして、崖のシーンで下をジーっと見つけながら崖っぷちに歩いて行くシーン(ブダペストでは細長いせりが空中にせり上がってから回転するので、マキシムだけせりの上を手前に歩いてくる)。ここ、マキシムは自殺を考えてるんだけど、ウィーン版だとよく見ないと気が付かないところが、ハンガリー版はホント、落ちる気満々に見えてる。ここの演出も演技も好きだわ-。

そして、キスがスイート♪(←観劇メモにそう書いてあるww)

しかし、Uweマキシムが年齢不詳だったのが、シルヴェスターさんは初老の紳士。まさに初老の紳士が娘くらいの年齢の女の子を口説いてるって感じで、ホテルの他の人達の噂の歌がリアル。

こんな感じに、モンテカルロではめちゃめちゃかっこいいシルヴェスターさん。かっこ良さはマンダレイのチェスのシーンまで続きます。Ichとマキシムがチェスして、マキシムが負けかけるあのシーン!もう、負け惜しみっぷりがもうかわいいーーー!!これは、惚れるかも!って思った瞬間。。。キレたwwww

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チェスのシーンのラブラブっぷり

そして、このあとはキレっぱなしwww.あんなに紳士的でかっこよかったのに、もう、一回キレたら際限なくキレて、かっこよさはどこへやら。。演技的にはキレキレで全然いいんですが、あのツーンとした超人的な空気感が。。まあ、キレてる時は表情崩れまくって、っていうのはUweでもそうだったし、美形男性が表情崩してキレるのはきらいじゃないんですが、けどやっぱり、前半の仮面のような美男子っぷりがもう見れないのは悲しい。。(苦笑)

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キレたシルヴェスターさんはどこぞで見た、キレたトートとか、キレたティボルトとか、見慣れた感じ。まあ、ロンゴコートの裾ヒラはまだかっこいいけどw.結局キレキレのままラストまで行き、やっとこさ最後の駅のシーンでスイートでキリッとしたかっこいいシルヴェスターさんが一瞬だけ戻ってきました。けど、最後の最後の、舞台が空になって二人が奥に歩いて行くところ。シルヴェスターさんは客席を振り向いてるんだけど、目がうつろだよ。。あんた、全然心の傷癒えてないし。。あんなに希望に燃えてたくせに。。

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そして、カテコ。もう演技じゃないのにまだ目がうつろ。。これは機嫌悪そうだなあ。楽屋裏でも超機嫌悪いだろうなあ、って雰囲気w.かと思ったら、隣のIchになんかささやいては、Ichが「もうあんたそんな悪い冗談」みたいなあしらいをしてる。これを3,4回繰り返して、嫌がられたらしくw,今度は逆隣のヴァンホッパー夫人にまた同じようにささやき、同じようにあしらわれてる。あれは一体何だったんだ。。

まあ、楽屋裏に出てきてみたら、機嫌はまあまあ中の下。奥さんと娘さんが来てたのでちょっと急ぎ気味だったけど、ちゃんと一緒に写真とってもらえました♪

・Ich@Zsuzsi Vago

可もなく不可もなく、と言ったところ。見慣れたウィーン版と比べると、やっぱり押しが強い。ウィーン版のWietskeの初々しさ、おどおどした感じ、透き通った声がまだ目に、耳に残っているので、全く別キャラに見えるー。フィンランド版の強い強いIchと似た役作り。見た目も似てて、背が低くて顔が丸く、自信に満ち溢れた感じ。声はキーンと強く、Wietskeの透明感はそれほどない。ブダペストの役者さんの多くがそうだけど、得意音域はどかーーんと飛ばしてくるけど、多少ずれると普通の声。高音はWietskeのほうが安々と声を出していた気が。

モンテカルロからして、Wietskeみたいにヴァンホッパー夫人にへこへこして腰が低いわけではなく、「このおばちゃんギャーギャーうるさいよ、一応言うことは聞いておくけど」みたいな感じ。マキシムを好きになるのも、Wietskeはマキシムの押しに押されたって感じだったけど、今回は結構積極的に好きになってる。

最初から強いIchなので、もう後半の「愛する女性の力で」の歌とMrs de Winter bin Ich! (エット・アーン!って聞こえた)が押せ押せ。めちゃめちゃ強くて笑えたwwMrs de Winetr bin Ichは、もう、全部床に投げて壊すし。。ウィーン版はちゃんとゴミ用の木の箱があって、そこに上品に入れていっていた。花は召使(Christophさんw)に言って下げさせてたし。
それがブダペスト版では、ひたすら全部がちゃがちゃ床に投げる投げる!!レターペーパーとかだけじゃなくて、あのキューピッドもどかどか投げるし、極めつけは蘭の花(日本語訳はカトレア?なぜ?)。引きちぎって床にどかーーーん!そして、同時にダンヴァース夫人も床にドカーーンとぶっ倒れるwww相変わらず激しいっすねえ。。

・ダンヴァース夫人

まあ、ウィーンのSusanで見慣れてると、他の誰も多少物足りないのは仕方ないんですが(StuttgartのPiaさんがものすごかったらしいが)、彼女もオペレッタ劇場特有の、得意音域は大声で、それ以外は普通、って感じでした。いや、迫力があってよかったんだけど、Susanほど記憶に残るって感じじゃないかな。

2幕のレベッカ二重唱でIchをベランダから自殺に追い込もうとするシーンは結構怖かったわ。

しかしラスト、ウィーン版では背中に火がついたままダンヴァース夫人が舞台を横断して、ダンヴァース夫人が気が狂って屋敷に火をつけ、あの火事で亡くなったことを示唆してるんだけど、そこんとこがすごくわかりにくくなってた。

まず、ダンヴァース夫人が気が狂ったかどうかは、ブダペスト版ではピンとこない。一応階段の上で髪の毛ほどいてろうそくを左右に振ってたけど、あれだけで気が狂って屋敷に火をつけたってわかるべきなのか?
それ以前のレベッカの賛美っぷりもまあまあ普通で、Susanのような気味の悪いストーカーのような賛美っぷりまでは行ってなかった気が。あと、背中に火がついたダンヴァース夫人は全く登場しなかったので、ブダペスト版ではダンヴァース夫人は死ななかったことになってるのかな。色々となぞですが。

・ベアトリス

今回上の3人が3人とも、得意音域は大声でそれ以外が普通な歌い方だったのに対して、ベアトリスがあまりに素晴らしい歌いっぷりで、拍手は一番たくさんあげちゃいました。あの、姉が弟を思う歌!ものすごいすばらしかった!!!!!

この人、テクニックもしっかりたくさんあって、ソロでは聴かせるだけたっぷり聞かせてくれて、大満足!(「愛する女の力」ではデュエットでサポートしてたからそれほどだったけど)。あと、親戚乾杯の歌もすごくよかった!!!

あと、ベアトリスがマキシムの妹じゃなくて姉だって初めて分かったw.ブダペスト版は、この弟想いの歌の背景の紗幕に、厳しそうな先代ドヴィンター氏に手を惹かれた姉と弟(10歳と6歳くらい?)の絵が描いてあって、微妙に田舎臭いながらも(先代ドヴィンター氏が百姓っぽいw)、なんだか、伝統ある一家を守らないといけないマキシムの不安定さを心配するベアトリスの姉心が伝わってきたわー。

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・フランク

余り言う事無いです。微妙にぽっちゃりさんで、Andreとの見た目の違いにびっくりw。ダブルキャストのもう一人、Tamasおじちゃん(オペラ歌手みたいな方)でも見たかったなあ。

・ファヴェル

アディーーーー!!!!見れて嬉しいよ!それも、悪役とかwwwあんな良い人アディが悪役とかwwww

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そして、この悪役っぷりは結構好きだww。声もCarstenっぽく変えてあって、個人的にはイメージに合ってた。衣装も胡散臭いセールスマンみたいでイイ!!ほんと、悪役の声と演技ががんばっててよかったよ!それにアディだから実は可愛くて(爆)、小悪人っぷりが可愛いw(本物の悪役なら合わなかったかもね。。)

だから、Eine Hand waescht die andere Handのソロを期待したんですが、微妙に舞台上の動きやセットの場所に制約されて、それほど魅力は発揮できてなかった気が。これはCarsten のほうが迫力あったわ。。

まず、ウィーン版はもっとファヴェルが手前まで出てきて、客席煽る勢いだったし、もっとショーナンバーっぽく盛り上げてた気がする。手前に出てきてたから、こう、「俺って悪いやつだけど、みんなわかってくれるよな?」的な感じがあった。それが、ブダペスト版はソファーの場所とかが奥なので、ファヴェルが勝手にマキシムに人生の美学を語っているようで、なんとなく観客から遠い感じがした。

ウィーン版は客席を味方につけることで、ファヴェル&観客VSマキシム&Ichって感じだったのが、ブダペスト版は客席は「何あの人都合のいい事言ってるの?」みたいな気分になってた。英語訳も「片手がもう片方の手を洗う」っていうのをサビに使ってなかったからピンときにくかったのかも(英語版の歌詞の「私があなたの背中をかいてあげたら、あなたも私の背中をかいてくれる」ってやつ)。

・ベン

ああ、ベンとか印象的な役は、ホントウィーン版であの役を作ったNobertoさん(うちの近所に住んでて、教会でよく会うw)が偉いと思うわ。。Nobertoさん、おっさんが子供っぽい人を自然に演じる、っていう新ジャンルを作ったよね。ハンガリー版は微妙に子供っぽさが子供っぽいだけで、あのNobertoさんの謎めいた、実は色々知っているんじゃ。。っていう雰囲気が少なかったかな。Norbertoさんのベン、素晴らしかったなあ。。

・ヴァンホッパー夫人

ものすごい派手でケバくて、ものすごいおしゃべりが激しくて、もう、まさにヴァンホッパーって感じ!ウィーンのどのヴァンホッパーより図々しかったwww。衣装もドハデだし、かなりイケイケで満足!仮面舞踏会の時の衣装が、自由の女神で大爆笑!ウィーンにもこのセンスが欲しかった!(爆)あと、仮面舞踏会にIchの後釜の召使の女の子を釣れてるんだけど、この子が無駄に目立ってて微妙だった。。

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衣装もポーズも自由の女神!

・アンサンブル

全体的に若くて、動きに切れがあってよかった。けど、アンサンブルのシーン(ゴルフとか召使とか)では、ボイトレ先生のChristophさんを無意識に探しちゃうなあ。レベッカ見てた時って、そんなにChristophさん探ししてたのね、私。背が高いから見つけやすいのよー。

Zsuzsi Vago:"I"
Szilveszter Szabo P.: Maxim de Winter
Arpad-Zsolt Meszaros: Jack Fawell →キャスト変更でBailnt Adam
Erika Naray: Mrs. Van Hopper
Attila Palfalvy: Frank Crawley
Lilla Polyak: Mrs. Danvers
Veronika Nadasi: Mrs. Danvers
David Pirgel: Ben
Gabor Dezsy-Szabo: Colonel Julyan
Peter Marik: Frith
Tibor Olah: Robert
Lajos Csuha: Giles
Richard Peter: Horridge
Adrienn Aranyi: Mrs. Rutherford




ウィーン版レベッカ全曲ライブ2枚組



ウィーン版レベッカキャストアルバム


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