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2012-03-13 23:14 | カテゴリ:ミュージカル・ミーツ・オペラ
(前の日記からの続きです)

●曲目解説

曲目解説行きますー。

まず、NYの幕が上がると、船の上のセットに、出演者やアンサンブルが思い思いに寝転がっている。あまりにセットそのままで爆笑www船長の衣装を着た司会のDaenemark氏が最初の挨拶をして、バーンスタインの甥マイケルさんが来ていることを伝える。2階席は中学生高校生が招待されてきている。このコンサートの目的は、ジャンルの混合、もっとお客さんに劇場に足を運んでもらうこと、そして、若者への文化啓蒙(どちらかと言うと、ミュージカルを見る高校生にオペラの紹介という感じか)。

ちなみにこのDaenemark氏、めちゃくちゃ司会進行がうまくて関心関心。VBW系コンサートでは時々司会でミスることがあるんですが、この人ほど完璧な司会もあまりいないんじゃ。。調べてみたら、Staatsoper友の会事務局長という肩書き。別に役者とかプロの司会者じゃないみたいなんですが、めちゃくちゃうまかったんですけどーーー!!質問も的確で、ミュージカルに関する知識もどう考えても付け焼刃でないし、専門用語とか作品名とか詳しいし!

1. Ich war noch niemals in NY (Ich war noch niemals in NY) Inge Maux, Helmut Wallner

NYの港の書割が降りてくる。手前にシャンパンが載ったテーブル。スチュワードがやってきて、司会のDaenemark氏にInge Mauxさん(マリア役)とHelmut Wallner(オットー役)さんが到着しました、と告げる。書割の前で、軽くIch war noch niemals in NY.Helmut Wallnerはセカンドでめちゃ歌が上手い。前回見た時もそう思ったけど、やっぱり上手いわー。

そして、曲が終わると書割が上がり、奥から「ハネムーンスィート」のセットがやってくる。あまりに使いまわしすぎてもう爆笑ww。しかし!使い回しは使いまわしでも結構頭使ってて、ファンは嬉しい!それも、司会のDaenemarkさん、ちゃんと「ゲイバロック」って言ってるしww

一応、IngeさんとHelmutさんが船のスィートに案内されたと言う設定で、NYの設定どおりにスチュワードが、部屋の照明と音楽の設定を説明する。そのまますぎ!!それも、スチュワードの興奮の仕方がまた、作品が違うって言うのにノリノリで楽しすぎる!!!と思ってくすくす笑っていたら。。なんと、第三段階のスーパーロマンチックムードの音楽で、本物のオペラ歌手が登場して歌い出した!!!

2. 誰も寝てはならぬ(トゥーランドット)Joerg Schneider

ああ、びっくりしたwwっていうか、作品の途中からちゃんとオペラ歌手が出てきたので、あまりの展開のうまさに舌を巻いたよ!それも、堂々たる体躯のSchneiderさん。歌声もすばらしく、なんとなくこういう企画コンサートに呼ばれてくるオペラ歌手ってイマイチな人かと思ったら、すばらしかった!!この人、Volksoperのテノールで、同じの夜にこうもりのアイゼンシュタインで出演するんだとか。すごいなあ。

っていうかさ、なんとなくこの人の体躯でテノールっていうと、もしかして「愉快なニーベルンゲン」のジークフリートで見たかも?って思ってレポ読み直したら、やっぱりこの人だった!!いえーい!見てたよ!!!体格で分かってしまうところがww

知ってる曲だったし、盛り上がるし、歌は上手いしで、客席大盛り上がりでした。

3. Immer wieder geht die Sonne auf (NY), Andreas Lichtenberger, Ann Mandrella

続けて、司会者が登場、Andreas Lichtenberger(アクセル役)とAnn Mandrella(リザ役)を紹介し、二人が歌います。

あー。やっぱりこの歌か。。この歌盛り上がらないから残念。。それも、Annほとんど歌わないし。トークの声聞いてると、風邪引いて声でない?なんか、曲目もAnnソロなかったし。

ちなみに、Annはウィーンで美女と野獣に出てた。BWでも美女と野獣に出て、あと、ジャックブレルも出演してたらしいです。DrewがBWにいた頃の話かな?Annは元々オペラ歌手になるつもりでクラシックの歌を練習してたんだけど、声がベルト(裏声と地声を混ぜたミュージカルの歌い方)のほうが上手にできたので、方向を変えたんだとか。後で出てくるオペラ歌手のDanielaはその逆で、ミュージカル歌手になるべく勉強しててたんだけど、うまくベルトができなくて、結局裏声を使うオペラ歌手になったんだとか。逆のルートで面白いー。

Andreas Lichtenbergerは元々演劇畑の人で、ミュージカルの歌の勉強は全然してないらしい(だからなんだか微妙に上手いけど素人っぽいんだね)。で、演劇界からミュージカルに移った理由は、顔や体格が目立ちすぎて、演劇の世界じゃあまり演じられる役がなかったからだとか。ミュージカルの方が大げさだから需要があるのね。

4. Immer wieder geht die Sonne auf (NY) Opera Version (Walter Lochmann編曲), Lisa Koroleva, Clemens Unterreiner

次は同じ曲を、Walter Lochmann編曲で、オペラ歌手がオペラチックに歌ってくれました。これが結構面白かった!!!大げさなくらいオペラチックな編曲で、特長掴んでてくすっと笑えました。しかし、歌謡曲をオペラチックに歌うとなぜか演歌っぽく聞こえるこの不思議www若手オペラ歌手二人よくがんばってました!

そして、この二人を交えてトーク。Clemens Unterreinerが顔も結構好みな上、トークがもう面白すぎる!!この人絶対応援する!!!(って言うか、今日来た4人のオペラ歌手はみんなよかったし、応援するつもり♪)シャンパンを注がれるたびに「ちゃんとこれアルコール入ってるの?」って聞くしww

Clemensが「今日は母が来てるんですけど。。ママーーー、どこに座ってるか分からないけど、ハローー!」って客席に手を振ったの。そしたら、なんと!!!ピアノのところに座ってたWalter Lochmannがさらっと即興でララーララララってMama wo bist du♪(エリザベートのママどこなの)を弾いたの!ちょっとさりげなすぎてみんな気がつかずにスルーしかけたんですが、ゲストの一人がMama- wo bist du-ってこれまた超さりげなく突っ込み、もうピアノで気がついてた私がもうこらえ切れなくなって爆笑して、激しく拍手!!!いや、これは止められなかった!!!で、私の拍手を聞いて客席のミュージカルファンの人たち(半分くらい?)がヒューヒュー言って大盛り上がり!!!他の半分は「え?今の何?」ってww。っていうか、普通に自分が拍手リーダーしてしまったことにびっくり。。エリザに関しては色々止められないわwww

5. I could have danced all night (My Fair Lady), By Strauss (Show is on, Gershwin) Daniela Fally

次は、オペラ歌手Danielaさんがミュージカル曲メドレーを歌ってくれます。多分どちらもオペラ歌手にも良く歌われる曲なんだと思うけど、表情豊かでよかったです。最初はイライザがベッドで眠れないところから始まるんですが、上手いことハネムーンスィートのベッドを使ってて絶妙!ガーシュインのShow is Onという作品のby Straussと言う曲は初めて聞いたんですが、ガーシュインがここまでウィーンのことを歌ってる曲があったのね!結構好きになりました♪

6. Zwischen Fater und Sohn (NY), Andreas Lichtenberger, Helmut Wallner

オペラとミュージカルには、似た主題が繰り返される、という話題を司会者が振り、NYの父と息子の確執の歌を歌いました。この曲は基本的に息子中心。最初会話から入るのがいかにもミュージカルだなあ。

7. 父と息子の確執の歌←タイトル不明(椿姫)Clemens Unterreiner, Joerg Schneider

で、今度はオペラから、椿姫の父と息子の確執の歌。こちらは父親中心。なんとなく見た目的に合わないんですが、Clemens がバリトンでJoergがテノールなので、細くて若くてかっこいいパパと、太ってにこやかな息子と言う妙な見た目ww。しかし、Clemensパパ役上手いーーー!!!どうやらこの曲は、オペラで歌われないことが多いらしく(Clemens曰く難しすぎるからww)、珍しいみたいです。しかしClemensあんなにトークでおちゃらけなのに、怖いパパ役にすごい入り込んでました。

8. Ehrenwertes Haus (NY), Andreas Bieber, Gianni Meurer

で、司会者が、他にも似たテーマの曲がありますねー、Grichischer Weinやナブコの囚人の歌も、故郷への思いを歌った歌ですしねー。いや、Grichischer Weinは歌いませんけどねwって言ってると、突然AndyとGianniがアホイ!って登場wwキャーキャーキャーーー!!!客席もなんだか黄色い声www

Andy髪伸びたーーーー!ちょっと民族風の赤のチェックのシャツに、Gianniとおそろいの白いズボン。なんか遠くから見たら、微妙に60年代の服を着たダイアナ妃に見えるwww(髪型がダイアナ妃っぽい前髪が長い感じなの!)かわいいいーーーーー!!!

で、司会者がAndyにこっそり白い封筒を渡し、それをGianniから隠そうとするww。それは立ち退き通告www。で、上手いことせりふから入ってEhrenwertes Hausを歌います。まあ、これもコンサート定番なんですが、ラストのウォウウォウウォウーーーが超盛り上がる!!!

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で、Andyたちインタビュー。まず、司会者さん、Andyのキャリアにびっくり。長すぎてはしょりまくりww。そして、テレビや映画などのカメラの前での仕事と、舞台に立つのと、どう違いますか、という質問。Andyは、自分の性格から言って、色々な種類の仕事をやらないと飽きてしまうので、カメラと客席の前の仕事はどちらも重要で、それぞれの経験がフィードバックされて更に芸の幅が広がっている、と答えてました。っていうか、AndyとGianniしばらく床に座って他の人のトーク聞いたりしてるんですが、Andyの表情がかわいすぎる。。。

(続きます)


Ich war noch niemals in NY ニューヨークに行きたい!!ウィーン版


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