2012-03-05 23:36 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
キャッツ行ってきましたー!いやあ、やっぱりキャッツは最高っすねえ。。。私の原点だよ。。

個人的には、ドイツ語版は初めて。日本語、英語、ハンガリー後に続く4言語目のキャッツ。

ウィーン的には、1983年の初演以来のキャッツというわけで、結構話題の作品。一応「ウィーン初演版の再来」と銘打ってはいるけど、実はドイツのプロダクション。ただし、初演時の仕掛け人Peter Weckが関わってるので、一応オリジナルってことになっててます。

個人的には、ドイツプロダクションは微妙に眉唾物なんですが(衣装やセットがちゃちかったり、微妙にアンサンブルやオケ減らしてケチってたり)、今回は思ったより悪くなかったどころか、ずいぶん興奮しました(笑)。まあ、アンサンブルやオケの人数は少なかったけど、そのことはまた後で。。

ちなみに、観劇したのはバレンタインの日でした。バレンタインにデートに行かず、ミュージカルに行っちゃうんですねえ。(苦笑)

●キャッツ観劇歴

ちょっと記憶が怪しいんだが、一応思い出しておく。高校生の頃大阪のキャッツドームのキャッツを見たのが最初。初回はすごかったけど、ストーリーのなさに微妙にがっかり。しかし芝タガーに惚れ込む(笑)。羽斑ミストフェリーズ、野中マンカストラップ、山口正義スキンブル!!!今考えたらすごすぎるキャストだ!!!

リベンジのため見に行く条件が「英語版のキャッツの歌詞をすべて覚える」だったので、がんばって覚えてもう一度見に行く。今度は荒川タガーだったので、芝さん見れたのは一回目だけだった!

で、夏休みにホームステイしたイギリスでも念願のキャッツ見る。

その後、再演のキャッツを日本でもう一度見た気が。そして、留学してもう一度ロンドンでキャッツ見たと思う(結構良席)。

で、その後しばらくブレイクがあって、2年前くらいにブダペストでキャッツ見て、余りに懐かしくて号泣w。それもレベル高くて大感動。専用劇場じゃなくて、ふつうの劇場でもここまでできるとは!!

で、今回。個人的には4言語目。けどキャッツは英語で聞き込んでるから、ドイツ語微妙に耳慣れないと困るので、しばらくドイツ語CDで耳慣らししたり。実は、ウィーン初演版とその後のハンブルク版で、訳詩が相当違うのね。今回はどちらの歌詞を使ってるかもちょっと気にしながら見てました。


●会場&座席編

会場は、多分このキャッツのために建てた(か改装した)キャッツテント。普段行く劇場とは違うので、なんだかそれだけでドキドキ。場所はU3 Erdbergから歩いて5分くらい。テントが近づいてくると、気分が盛り上がるー!!

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入り口の門

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キャッツテント

なぜか、クロークのルールがオーストリアにしてはゆるゆるで(ドイツプロダクションだからか?)観劇中もコート着てるという条件なら、コート持ち込み可でした。中でアイスとか売ってるしwww

で、劇場にはいると。。。うおおおおーーー!!!!!!キャッツの舞台だーーーーー!!!懐かしすぎるーーーー!!!ジェリクルムーンが浮いているーーー!!!巨大下着がwww

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会場は意外にそれほど広くなく、私が取った後ろの端っこの安い席でもかなりよく見れそう。一応どの席も舞台から20メートルで、見切れ席なしの臨場感!というウリですが、それはほんとその通り!

で、自分の席を探しに行くと。。ない!!!座席番号は46までで、私たちの席は47と48番。なんだこれ?と思ってモギリの人に聞いてみた。

どうやら、劇場を建ててチケットを売り出した後で、Theaterpolizei(劇場を管理する警察)が通路を広くするように言ってきたらしく、おかげで通路の側の席はいくつか削られたんだとか。仕方がないので、車いす用スペースに座らせてもらった(この日は車いすがいなかったので)。これが、予約してた席の5列ほど前で、一応一番左のブロックなんだけど、通路の後ろの良席!!キャッツ知ってる人は知ってると思うけど、通路が割って超重要!!いっぱい猫が通ってくれるんだよーー!!!

で、結局最初から、タントミール、ミストフェリーズ、シラバブ(ジェリクルソングを目を見て長いこと歌ってくれた!!)、マンカストラップ(3、4回来た!こっちも目を見て歌ってくれたよーーー!!)、グリザベラ(出入り口のそばだったので)、ガス(隣の人のおなかくすぐってたw)、デュット(ジェリクル舞踏会で通路一周)などなど、来まくり!!!!幸せすぎるけど、目があったらどうしたらいいか迷うww

●歌やらダンスやら

キャスト全体の出来もよく、みなさん歌がうまい!!ふつうキャッツはダンサー優先だから、歌はいまいち期待してないんですが、みんな歌すごいうまかったよ!!特にマンカストラップ!!!!あと、若く見えるのにデュットが(オールドデュトロノミー)が素敵にうまかった!!!タガーも役作りは別として、歌うまかった。マンゴジェリーとランプルティーザもよかった!!ああ、ジェリーロラムもめちゃうまかったわ。あと、マキャヴェティの二人(ディミータとボンバルリーな)もめちゃウマ!!!

というわけで、歌唱力的にはいい意味で裏切られて、よかった☆

ダンスもみんなすばらしかった!!特にアンサンブルのみなさんが、仲がいい感じでじゃれあってるのが好み♪タガーとマンカストラップが何かとつるんでて、こういうの好き♪

しかしね、ダンスは振り付けが見慣れたやつだとすばらしいんだけど、オリジナルの振り付けらしきところは多少物足りない気が。。最初のジェリクルキャッツの振り付けは見慣れた流れで、もう懐かしくて最高だったんだけど、ジェリクル舞踏会の振り付けが微妙に迫力に欠けた気が。。あとスキンブルも振り付け普通すぎて工夫に欠けるなあ。
あと、ミストフェリーズ!!何でそんなにダンス適当なの?しれーっとジャンプ低いよ!(笑)なんだか、舞台が前にかなり傾斜してたので、回転すると重心が前に倒れて回りにくそうだった。何であんなに傾斜があったのだ?

と、まあ、色々言ってますが個人的にはもう、席も良かったし、歌もダンスも期待値以上だったし、迫力すごかったし、相当大満足な出来です。とりあえず、キャッツファンだと色々細かいところが気になるかもだけど、とりあえずみんなにお勧めできる作品に仕上がってます♪

●オケと振り付けはちょっと残念

ちょっと個人的に残念な点を上げておきます。まずオケと振り付けかな。

やっぱりドイツプロダクションだけあって。微妙に人件費ケチってます。オケも聞いた感じでわかると思うけど(生演奏だけど、カテコまで姿は見えません)、音が軽い感じがして、聞きなれた重厚なオケの雰囲気はないのね。

カテコで12人しかいなくてびっくり!!いくら少なくても、12人で全部演奏できるとは思わなかった。。いや、12人にしてはよく頑張ってたと思ったよ。けどやっぱり、音の重厚さが足りなかったのは確か。

(Kultur-channelによると、オケは10人。キーボード3人、ギター、バス、リード2人、ドラム、チェロ、ホルン)

あと、これは良かったのか悪かったのか、それぞれのミュージシャンの個性やアレンジが聞けたのがおもしろかった。小さいバンドだったからか、それぞれのソロで特徴がでてて個人的には結構よかった気がする。

あとスピード早い!!メモリーで早すぎて、ちょっと感動しそびれた。。。


あと、振り付けね。旧来の見慣れた振り付けは相変わらずすばらしいんですが、このプロダクションオリジナルと思われるところは、微妙にひねりがなくてつまらなかった。。

ジェリクル舞踏会。あのすごい盛り上がるところが、振り付けが普通すぎて盛り上がらないーーーー!!!!ただでさえアンサンブルちょっと少ないのに(ガスとかジェニエニドッツも踊ってるほど、アンサンブル人数不足)、そのうち半分のメンバーが踊ってて、全員が舞台に立って踊ることが滅多にないので、その分迫力も少ない。ダンスも猫っぽい振り付けだけど、集団で踊る群舞の魅力みたいなのが微妙に足りない気が。。。もっと全員でフォーメーション組んで所狭しと踊ってほしかったなあ。。

あと、スキンブルでも、一応電車作るところはあるけど、その前の「個室の特別寝台」で四つんばいになって並ぶところとか、スキンブルがほかの猫の上をごろごろ転がる振り付けとかなかった。。こちらも、男アンサンブルは後ろで座って歌ってて、踊りには加わらないの。。ううむ。。。

まあ、残念だったのはオケと振り付けくらい(気になったのは2曲くらいだけ)で、ほかは文句なし!!!

●良かったシーン、役者など

特によかったシーンは、最初のジェリクルソング、マンゴジェリーとランプルティーザ(二人とも全く同じ身長と体格なので、まるで重なって動いてるみたいですばらしかった!!)、マンカストラップのソロ、ジェリーロラムの声あたりかな。

あ、そうそう、1幕のデュットの曲のあとで「デュットにお芝居をお見せしましょう」っていって、犬と猫の戦い(最後スーパーキャットがでてくるやつ)やったの!!!!この曲いつもイマイチ楽しめなかったけど、今回すごいよかった!!マンカストラップのソロとかかっこよすぎるんですけど!!!!それに、女の子が犬やってるのがかわいい!!最後のスーパーキャットがムキムキwww

あと、2幕グロールタイガーの挿入歌ビリーマッコーもありーーー!!!(ハンブルク版になかったから、ないものだと。。)それも、あまり長たらしくなく、どちらかというとお笑い調で楽しかった♪

というわけで、なんだか2曲も多くて、すごい得した気分になりました♪


キャッツウィーン版(ドイツ語初演版。Steve Bartonのマンカストラップが超美声♪)



キャッツウィーン版ニューバージョン


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