2012-02-07 23:31 | カテゴリ:オペラ
オペラ座は超久しぶりーー!!一年ぶりくらいか?妊娠中に立ち見もLogeの安い席もかなり腰にきつかったので、ずっとオペラ座には行けてなかったのだ。

で、今回、もらったチケットでファウスト。席は2.Rang左の6番ボックス一番後ろ。舞台は左側半分見切れます。けど、演出にそれほど見るものがなかったので、別にいいかな(爆)。

ストーリーは、ファウスト第一部。大昔に読んだけど、すっかり忘れてたー。第二部が延々とどろどろしてたのしか覚えてないわ。。

作曲はグノー。フランス語です。結構聞き取りやすかった。

あらすじ。老年のファウストが人生に絶望して自殺を思いとどまっていると、悪魔メフィストが現れ、若さと交換に死後の魂を要求する。2幕で若者になったファウストは、お目当てのマルグレーテを誘惑し3幕で散々口説いてゲット。実はマルグレーテは兵隊の兄ヴァレンティンがいて、娘がファウストと結ばれたと知って怒り狂うが、ファウストに決闘で殺される(というか、メフィストがずるしてやっつける)。マルグレーテはファウストの子を産み、自らの手で殺して錯乱し、牢屋に入れられる。ファウストは彼女を逃がそうとするが、最後に彼女は神に祈り、魂は救済される。

私的解釈では、ファウストは老人になっても盛んで、けど誰も相手にしてもらえないから無茶して、マルグレーテをあの手この手で誘惑して自分のものにして、一夜を共にしたら捨てちゃって、みんなを不幸にして逃げちゃう最低な男なんですけど。こんな下世話な話も、オペラになればなんか感動的なのが不思議。

演出は、舞台上に巨大な白い板のようなものがあるだけでシンプル。1幕は前幕前だし、2幕はちょっと木があるだけだし(その木に十字架と聖水入れがあり、3幕でマルグレーテがファウストの誘惑に負けたら、十字架が傾く)、5幕は牢屋の枠が降りてくるだけ。

コーラスがいっぱいいるので、結構人海系で、見た目もコーラスの歌声も迫力。特に4幕の兵士のコーラスがすばらしかった!2幕のお祭りの歌は、ワルツを踊ってくるくる回ろう、って言ってる割に、回ってるのは二組だけで微妙でした。皆さん歌専門だと踊らないのねー。

Faust-Szene-1.jpg

衣装はどちらかといえば、クラシック。メフィストが黒い服で中だけ赤なのがなかなかよかった。黒いジャケットでボタンとシャツと手袋と靴下が赤とか。私もインナーが赤で上が黒だったから、まさにメフィスト衣装ww(靴下も赤だったww)。

有名な歌「清らかな住まい」(ファウストソロ。バイオリンがすばらしい!)や「金の子牛の歌」(メフィストソロ)、「宝石の歌」(マルグレーテソロ)なんかも聞けてよかったし、ラストのマルグレーテの救済の歌もすばらしかったーー!ヴァレンティンの妹思いの歌とかすばらしかったーー!!

ただ、気になったのは、5幕でファウストがメフィストに連れられて酒池肉林なシーンがあって、有名なダンスシーンがあるらしいので、楽しみにしてたんですが、気がついたらすっ飛ばされて牢獄になってました。プログラムのあらすじにすら、酒池肉林→幻影で牢獄マルグレーテを見て助けに行くって書いてあるのに。。残念。。。

しかし、個人的には、ファウスト博士は結構好き勝手やって何でもあり、後は野となれ山となれ!ってイメージだったんですが、今回のJonas Kaufmannの若ファウストは結構ヘタレ、口説くのだけやたら上手で(それも一回は失敗しかける)、好き好き言う割りに好きな女性放置したり、飽きたのかと思ったらやっぱり好きとか言って、結構ダメダメ君?男として、見た目がかっこいいのに、あまりに優柔不断で、見ててイライラ(爆)

●キャスト編

キャストはどれもこれもすばらしかった!!!まずは、メインのJonas Kaufmann。私は初見。なんとなく名前から太ったおじさんを連想してたんですがw、かっこいいにいちゃんだよ!!!結構顔好みかも(笑)。特に老けメイクした1幕の老年ファウストがかっこよかった。若ファウストもよかったけど。歌もすばらしいーーー!!!こりゃいいねえ。今後も注目しておこう!

で、大好きなAdrian Eroed。オペラ座で一番よく見てて、コンスタントにすきなのはやっぱりAdrianだわー。演技がミュージカルっぽいのが好きなんだと思う(笑)。歌も危なげないし、歌ってるときの表情の変化がオペラオペラしてないのがいいー。今回だって、脇役なのに、なんか、妹に裏切られる悲哀みたいなのがかわいそうだったー。おまけに最後妹に、お前のせいだ!って呪って死ぬし。。(涙)

Faust_002.jpg

メフィストは衣装かっこよかったけど、すごい背が高くておなかも大きい迫力のおじさん。見た目メフィストそのままで、結構怖いわー。ヴォータンとかやるらしいので、ぴったりかも。歌は私はよかったと思ったけど、拍手はそんなになかったなあ。

マルグレーテはものすごいよかったーーー!!!前半あまり見せ場がないんですが、ラスト!!!ラストの錯乱してからがすばらしかったー!演技もよかったしーー!!

しかし、舞台の左半分見えてなかったので、最初シーベル(ヴァレンティン友人の男。今回は男装の女性がやってた)がマルグレーテだと思い込んでて、何でこの人スーツなんだろう?って思ってたww。意味もなく男を男装の女性にしたりすると、見てて混乱するからやめてほしい。。


ちなみに、ヴァレンティンとヴァーグナー以外はみんなRollendebut(このオペラ座でこの役ではデビュー)でした。

2.1.2012
  Alain Altinoglu | Dirigent
Nicolas Joel | Inszenierungskonzept
Stephane Roche | Regie
Andreas Reinhardt | Bühnenbildkonzept
Kristina Siegel | Bühne
Etsuko Tsuri | Bühnenbildassistenz

Jonas Kaufmann | Le Docteur Faust
Albert Dohmen | Méphistophélès
Adrian Eröd | Valentin
Inva Mula | Marguerite
Hans Peter Kammerer | Wagner
Juliette Mars | Siébel
Monika Bohinec | Marthe


●まとめ
というわけで、ファウスト。演出がシンプルで、ストーリーがゆっくりだったけど(ミュージカルのテンポに慣れてたら、ほとんどのオペラはゆっくりだね)、歌手の皆さんはみんなすばらしく、人海系のシーンもあって、かなり楽しめたと思います。


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