2010-02-19 21:02 | カテゴリ:その他ウィーンミュージカルレポ
TdVも2回しか見てないくせに、パロディ作品を見に行ってきました。っていうか、劇場自体ものすごい久しぶりなので心躍るわ♪考えたら、一月にストプレに行った以外は、劇場はほんとご無沙汰だったわ。ミュージカルらしきものはもう何ヶ月もみてないし。まあ、今日見たやつもミュージカルというかパロディーなんですが(笑)。

この作品は、去年末に一度上演してたんだけど、チケット取ろうとしたら、この劇場には珍しく売り切れ続出だったのです。去年のうちに、再演が発表されたので、急いで押さえてたチケットです。

劇場はMetropol。マテコンとかMayaさんコンとかでもう7、8回は来てる劇場なんだけど、ものすごく小さい!一応舞台は二つあって、今回は初めてサブのほう。学校の教室くらいのサイズなので、ほんと、見た目はしょぼい。

しかし!!!!始まってみたらば!!!クオリティ高すぎだよ!!!!!!ほんと、この手のパロディー作品は、ウィーンは外れたことないよなあ。。すごいよね。。。こんな教室サイズの劇場で、ここまでレベル高い舞台を20ユーロで見せてくれるなんて、なんて文化レベルが高いんだ、この町は。。。

基本的に、ストーリーはへたくそな役者がオーディションを受けて、へたくそな演出家と一緒にTdVの舞台を上演する話。基本的にはせりふで話が進み、所々歌が混じる。歌はいろんなミュージカルの替え歌なので、ミュージカルファンにとっては、もう楽しすぎる!!!!ガラコンはあまり好きじゃないけど、この手のパロディーはほんと大好き!!!!!

それに、ほんと、こんな小さい劇場のパロディー作品なのに、もう質がものすごい高い!!!歌がみんなすごいうまいの!!!知ってるキャストはアルフレート役の人(エリザで時々ルドルフやってた)とプロデューサー役の人(レベッカのファヴェル後半)なんだけど、私の知らない人でもみんなうまい!!!特に、クロロック役の人が、主演、演出、音楽監督で、一番うまかった!!!

ほんと、ウィーンの劇場の質はほんと、ものすごく高いわ。。と、こういう小さいプロダクションを見るたびに思うよ。。

観劇中は、もう、曲が始まるたびにイントロで転げ回って笑ってたんですが、ほかの客席の反応がいまいちどんな感じなのかがよくわからん。。客席の3割ほどは、VBW作品を見てそうな女の子たちで、ひゅーひゅーもでるけど、半分以上はおじさんおばさんの年代で、TdVを知ってるのか、ほかのミュージカルの曲をどのくらい知ってるのかが謎。。。けど、2幕になるとウィーン人なら誰でも知ってるミュージカルソング(私だけに、メモリーなど)がでてきたので、みんな結構笑ってたと思う。

しかし、元の作品を知ってて見ると、本当にこの替え歌は絶妙!!!元歌の韻を、替え歌にしても踏んでるのはほんとすごいよ!!!分かりやすいところでは、Sei dir Gast(Be our guest)がEs hat passt, Ich gehoer nur mir(私だけに)Ich bin ein Vampir。うますぎ!!!


○簡単なストーリー

一幕では一曲しかソロがなかったけど、クロロック役(本物のヴァンパイヤがクロロック役をやっているという設定)がめちゃくちゃThomasにそっくり!!!!!顔がじゃなくて、歌声がもうすばらしい!!!Thomasみたいに歌える人なんていないと思ってたけど、ほんと、そっくりすぎてうますぎてすごかった。。。

一幕一場がオーディション、第二場が霊廟のシーンの練習風景。1幕の最後でマグダ役の女の子がクロロック(本物のヴァンパイアw)に噛まれて幕w。

2幕1場は、初日の幕が開く直前。1幕の町クールなプロデューサー役の人は一人二役で舞台技術の人を演じてるけど、これが全く違うキャラで、ウィーン弁下町べろべろで爆笑。

第二場は、ベッドでの教授とあるふれとの会話(お約束でプロンプターの世話になりまくり。スポンジも忘れるしw)とサラの入浴シーンを初日で演じてるところ。クロロックが現れて、舞台上でサラ役を噛む!

第三場は幕が下りて、マグダ役がアルフレート役を噛む!そして、アルフレート役が演出家を噛む!最後に、ちょっとでてた教授役が十字架を振り回し、みんなをやっつけると、「スリラー」復活して幕w。

○曲目

<一幕>
・America(WSS)
・Sei Bereit(TdV)
・曲名忘れた。。。結構古い作品で、「一目見て惚れた」系の歌。宝塚作品だったような気がするけど。。ちなみに、あまりに曲がわからないので、ヘルプを要請中。ヒントは以下。誰か思い当たる人がいたら教えてください。。
ーー
・ラブソングのデュエット
・宝塚でも歌っていた。ただし、作品を上演したのか、ショーで歌ったのかが不明。私の頭の中では、宝塚の声で歌っているのが聞こえるのだ!!
・作品自体は結構古い(ミーアンドマイガールとかガイズアンドドールズの時代)
・歌詞は、「あなたを一目見たら、愛しているとわかった」という内容。
・サビは、ラーーーーララララーララー、ララララーララー、ララララーララー♪
ーー
・One(コーラスライン)
・レベッカ(レベッカ。効果的すぎ!!ウィーン人ほんと好きだねえw。。)
・Be our guest(B&B)ほぼフルバージョン。派手はでしくて、GastとPasstで韻を踏んでいて、すばらしい!!!

<二場>
・Rebecca(一言だけ)
・オペラ座の怪人(演出家とプロデューサーのナンバー。棺桶を船に、杭をオールに見立てて船をこぐところがもう爆笑)
・ジェリクルキャッツ(ほぼ全キャストの大きなナンバー。フルバージョン。コーラスのところ(ジェリクルの歌声は♪)も、猫の種類をあげるところ(しぶといキャッツとかね。catsをVampに変えて歌ってた。ファシストヴァンプとか、ポーズするし!!w)

ーーー
<2幕一場>
・歌ではないが、プロデューサーズのせりふのパロディー。ToiToiToiというと、Dankeではなく、Wird schon schief gehenときりかえすというせりふあり。
・Something there(B&B。マグダ役とクロロック役の恋の目覚めw。ちゃんとポット夫人とルミエールとコッグスワースのパートもわき役が歌うのが絶妙)
・スペインの歌Es grueht so gruenn(My fair lady)Es tut so gut wenn なんとかなんとかblut fliesenだったかな。。ちゃんと振り付けも、あのオリジナルの闘牛士とかタンゴとか!!!
・サラの入浴鼻歌
・美女と野獣(サラ役とクロロック役のラブソング。クロロックの音域が完璧すぎ!!!)
・私だけに(エリザベート。マグダ役がクロロック役にフラれたと思い、Also, laesst du mich auf Stich...のせりふからスタート。この時点でもう客席はクスクスw。じゃんじゃんじゃんじゃん♪と始まったらもう大興奮!!!!替え歌の歌詞も最高で、難曲なのにものすごいうまくて文句なし!!!!この曲が聴けて幸せだよ!!!!ちなみに、最初の歌詞は大爆笑。Ich hasse ein Knoblauch, und ich hab kein Spiegelbild(ニンニク嫌い、鏡にも映らない)♪最後はIch gehoer nur mirの代わりにIch bin ein Vampir♪で韻も踏んで完璧!!!その上、Piaさんバージョンのめちゃくちゃ高い声で締めくくるし!!!!50人のしょぼい劇場とは思えないレベル!!!!)
・メモリー(キャッツ。演出家が噛まれるとき)
・盛り上がりはミュージカルメドレー。これも絶妙な編曲ですばらしい!!Heaven's on their mind (JCS), I don't know how to love him (JCS), I dreamed a dream (Les Mis), Don't cry for me argentina (Evita), Song of king Herod (JCS), Memory (CATS), Grease (Grease), Sei Bereit (TdV)。別々の曲を何重唱かで歌うので、ほんとミュージカルファンにはたまらない!!!!
・最後のダンス(エリザベート)Der letzte Bissと替え歌。教授役を噛むのは私だ!とクロロックが歌う。
・スリラー(マイケルジャクソン)これは、教授役が十字架でみんなをやっつけてから、みんなが復活するまで。振り付けもそのままw。
・カテコはBe our guestとレベッカの替え歌。

○キャスト
Buch und Liedertexte: Markus Ch. Oezelt und Helmuth K. Valva
Musikalische Zusammenstelung: Petra Uwira, Markus Richter
Regie: Markus Richter nach dem Regiekonzept von Bernhard Jonas
Musikalische Leitung: Markus Richter

クロロック役:Markus Richter(この人、主演&演出&音楽監督なんだ!すごい!!)
サラ役:Lilly Kugler
演出家役:John Wiseman
プロデューサー&舞台技術役:Ramin Dustdar(今思い出した!!!この人、レベッカのファヴェルを後半やってた人だ!!!やせてたからわからなかったけど、歌うまいわけだ。。)
教授役:Bernd Julius Arends
アルフレート役:Roman Straka(エリザのルドルフセカンドね)
マグダ役:Melanie Wurzer

○まとめ

というわけで、盛り上がりに盛り上がったTdVパロディー作品。みれてよかった!!!あんなにしょぼい劇場なのに、このレベルの高さはやっぱりすごい!!!あと思ったけど、
やっぱり私は定期的に劇場行かなきゃだめだわ、と思った。最近すごいストレスたまってたのが、一気に解放された気がする。やっぱり、精神衛生のためにも劇場通おう。。。

(追記)
なんと!!!Youtubeで作品の動画が!

http://www.youtube.com/watch?v=YZPi2bNdeXY&feature=related(続きパートはリンク先から)
1998年バージョンだそうです。キャストは
Günther Mokesch
Sigrid Rabeder
Luzia Nistler
Franz Sukrada
Paul Wimberger
Bernd Seschek
Boris Pfeiffer

と、すごい!!!!
これを聞き直せば、気になってた曲もわかるかも!!
関連記事
秘密

トラックバックURL
→http://wienok.blog119.fc2.com/tb.php/1037-6b09e6b8