2011-05-28 19:38 | カテゴリ:美術館・博物館
ジャンル:海外情報 テーマ:ヨーロッパ
まさか妊婦の今年も恒例「教会の長い夜」に参戦できると思ってなかったんですが、偶然体調もよく、街にいて、何か音楽が聞きたいなあ、と思ってたので、ちょうどよかった!!結局4つ周れたので、私の「長い夜」としてはいつものペース。妊婦であることを考えると結構よくやったよねー。

「教会の長い夜」とは、オーストリアの教会が夕方から夜にかけていろんな企画を繰り広げる、年一回のカルチャーイベント。「長い夜」シリーズは人気で、他にも「美術館の長い夜」「音楽の長い夜」などいろいろあり、そのたびにウィーンの町は、文化ファンが遅くまでそぞろ歩く、なかなか素敵な夜になります。「教会の長い夜」は7年目なんですが、私は2007年、2010年に続いて3回目。そろそろポイントや自分の好みが分かってきた。

いや、実は今日がこのイベントの日ってすっかり忘れてて、ボイトレ行こうと思って近所の教会の前通りかかった時、垂れ幕を見て思い出したの。元々ボイトレのあとで劇場行きたいなあ、けど微妙に間に合わないなあ、と思ってたので、これは願ったりかなったり!

で、電車で携帯からプログラムをチェック。けど、大体私のお気に入りは前回2回で把握してるので、プログラム調べるのも早い早い。

今回のポイントは、
①胎教目的なので、コンサート系のイベントがいい(ほかにもミサとか特別拝観とかガイドツアーとか瞑想タイムとかある)。
②パイプオルガンは避ける(個人的な趣味ですw)
③無性にバロックが聞きたい!!!
④1区で駅から近いところ(雨が降ってたので)
⑤去年行こうと思っていきそびれてたもの。

このポイントをカバーしてるところだったら、おおよそはプログラム調べなくても分かるけど、一応念のため確認確認。結局、イベント慣れしたのもあって、5分ほどで夜のプランを組み終わる。

●「長い夜」2011コース

①毎年恒例ブルクカペレ

結局毎年行ってるブルクカペレ。このイベント以外で来ることは逆にあまりない気が。。けど、「長い夜」だとブルクカペレが一番のお気に入り。下手したら一晩中ここにいても全然いいくらい。だって!!会場が小さすぎて苦手なパイプオルガンがないのと、選曲がバロックなの!!!バロックいいよねー。落ち着くよねー。

それに、1時間ごとのプログラムなんですが、上手いこと、カルテットのあとはコーラスで、そのあとはオルガンソロ、みたいにいい感じにバリエーション組んでくれてるので、全然飽きない。混んでるように見えるときもあるけど、常に人の出入りがあるので、実はすぐ座れるし(上の階が穴場!)、出たいときに出れるのもいい。

それに、他の教会は時間帯によってコンサートしてたり、ミサしてたりして、プログラム調べてコンサートのタイミングを計っていかないとダメだけど、ブルクカペレは最初から最後まで全部コンサートなの!音楽目的の参戦者には、やっぱりここが一番!!「教会の長い夜」参戦したいけど、どこの教会に行けば。。って迷ってる人は、とりあえずブルクカペレがいいよ!!

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今回はドンピシャバロック狙い。っていうか、なんか妊娠してからものすごいバロック聞きたいんだよね。。大嵐だったので、会場はがらすきで座るところもすぐ見つかったし、後は目をつぶっておなかをさすりながら1時間のーんびり。女性3人組のチェンバロとチェロと横笛(フルートの黒いやつ)でした。ああ、バロックに軽く浸る幸せ。。。

②カフェ・グリンシュタイドルで休憩

そういえば、ボイトレからコンサートに行ったので、何も夕飯食べてなかった。さすがにおなかがすいてきたので、通り道にあるカフェで軽くおなかに物を入れる。こういうときに一人でふらっと立ち寄って食べれるって、やっぱり助かるわー。気温が下がってたのでグラシュスッペでも。センメルがおいしくてぺロッと食べてしまった。さすがに場所が場所だけあって、「長い夜」参戦中に休憩で立ち寄る人が結構いたわー。

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③聖ピーター教会St Peters Kirche

さて、腹ごしらえをしたら、二つ目の会場。グラーベンからすぐの聖ピーター教会で、またもやバロックやってるとさ。実は、こんなに便利なところにある教会なのに、実は入るのは初めて。入ってみて豪華さに目を見張る。それも夜で照明がきれい。。

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天井もすごい!

音楽は女性4人組の弦楽奏。会場の音質はブルクカペレのほうがよかったけど、見た目的にはこちらの方がきらびやかでバロックっぽかったかも。次のコンサートの予定があるので、ここでは2,3曲聞いて次へ。

入り口に大きな横断幕
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④シュテファン大聖堂

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去年来ようと思ってきそびれてたんですが、やっぱり主役はシュテファン大聖堂でしょう。3回目にしてようやく到着。ここは音楽やってる時間帯が限られてるので、上手いこと10時までに滑り込みたかったの。演目はリストのハンガリー戴冠ミサ。まあ、それでも、最初から最後まで聞く体力はなかったので、最後の15分くらい聞ければいいかな、なんて非常にのんびり。

中に入ってみると、すごい神秘的な照明でびっくり!!そういえば、シュテファン大聖堂に夜入ることってめったにないよね。。すごいかっこいい空間になってました。

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確かに人が多くて出入りが多いので、入り口付近はあまり音楽を楽しむ、って感じじゃないんですが、祭壇に近づいていくとすばらしいコーラスの歌声が。

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左下にコーラス隊が。

まあ、私が会場に付いた時はもう終わりかけてたので、ちょうどコーラスが生で見える位置まで来た頃に、ちょうどコンサートは終わってしまいました。。けど、ほんとすごいきれいだったし、会場が会場なだけに、反響がすばらしかった!!!!お客さんもいっぱいで、普通の座る席は全部いっぱい。床に座ってるカップルとかもいたくらいだったので、長く立っていられない私としては、このタイミングでちょうどよかったのかも。あ、おそらくシェーンボルン枢機卿らしき人が入り口でみんなに握手してたよ。意外に優しそうな人だったわー。

⑤Virgilkapelle

さて、もう10時過ぎたし、満足したので帰るか、って思ってStephansplatzの地下鉄の駅を降りると。。なんかいつも誰も寄り付かない辺りに長い行列が。

Stephansplatzの駅を気をつけてみてる人は、あの地下鉄案内所の左側にガラス張りになってるところがあるのを知ってると思います。ここは、13世紀に建てられたまま1973年に地下鉄工事で偶然発見されるまで地面に埋もれたままだった、重要なゴシック建築Virgilkapelleがあります。Stephansplatzの床に教会の見取り図みたいなのが描いてあるところがあると思うけど、あれはVirgilkapelleの跡地を評してあるんだよー。普段は特に目立たないままみんな横を通り過ぎていくところなんですが、今夜はすごい注目浴びてました。

ちょうどこの時間帯、このガラス張りから覗いた空間で、ハイリゲンクロイツの僧侶たちによるグレゴリオ聖歌のコンサートをやっていたのです!けど、地下のコンサート会場はかなり狭く、入場希望者で入り口は長蛇の列。私はとりあえず声は聞こえないけど、ガラス越しに上から様子を見てみました。めちゃめちゃこのコンサート聴いてみたかったけど、どう考えても妊婦が座るところがないので、諦め。。来年はちょっと早めに並んで、聞きに来ようー。

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●次回に向けて

さて、子育てが始まるので、今度いつ参戦できるか全く分からないんですが、今年みたいに絶対無理だと思ってても実は行けたりしたので、意外にまた来年もいけちゃうかも。そんな時のために、来年の私に「見たいものリスト」を作っておくことにするわー。

・ルプレヒト教会のAlte Musikのコンサート。これ、去年も行きたかったんだけど、スタート時間が早いし、場所がちょっと1区の反対側なので行けなかったんだよね。。ルプレヒト教会はウィーンで最古の教会だけど、中も見たことなかったのでぜひコンサートついでに中も見てみたい!

・Maria am Gestade教会のコーラスコンサート。これよさげー。ここってBefore Sunriseのロケでも使われてたんだよねー。あの階段の上の教会。まだ行ったことなかったんだった。

・Stephansdomのカタコウム見学。これ一度やったことあるけど、夜にカタコウムに行くのは格段に怖いと思う。ちょっとこの怖さに興味をそそられるんですが。。

・Virgilkapelleのコンサート。っていうか、一度中に入ってみたい!!

これに合わせて、恒例のブルクカペレと、なかなかよかったStephansdomのミサコンサート(コーラスが特に音響にいい)がお勧め。

●まとめ

というわけで、今年も意外に2時間で4つも周れてほぼ普段の「長い夜」と同じペースで楽しめちゃったわけですが、なんだか、胎教も兼ねてたので、おなかの赤ちゃんと二人でデートした気分になったよ。しかし、ふらっと教会に入って、よさげな音楽を好きなだけ聴いて街を散策するっていいよねー♪
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