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モーツァルト!Mozart! の記事一覧
2016-01-09 16:15 | カテゴリ:モーツァルト!Mozart!

ウィーン新演出版モーツァルト!には、新曲が2曲加えられました。

 

今回のウィーン版での完全な新曲(他の国や都市でも歌われたことがない)のは、ヴォルフガングとコンスタンツェの再会のデュエットWir zwei zusammen(私たち二人一緒に)です。

 

もう一曲は、ブダペスト版のみにあり、日本版やドイツ版にはない曲です。2幕後半に登場する、コロレドVSヴォルフガングの対決ソングで、ブダペスト版では巨大円盤の上で二人が落ちそうになりながら火花を散らすという、アツい歌になっています。

 

この歌の意味をよく聞かれるので、ウィーン新演出版モーツァルト!のCDが発売されたのを機に、書き起こして訳してみました。

 

こちらのCDの2枚目の24曲目です。タイトルはDer einfache Weg「安易な道」。字幕の英語訳ではthe easy wayとなっています。

 

モーツァルト!ウィーン新演出版 全曲ライブCD<2枚組みCD>

 

 

歌詞はネットにあるかなーと探したのですが、現時点ではなかったので、私が自分で聞き取って和訳しました。独語の歌詞はきっとそのうちネイティブが聞き取ってネットに載せてくれると思うので(他力本願w)、今回は日本語訳のみを載せておきます。(サビのみ独日両方)

 

こちらがコロレドパートを歌うマーク・ザイベルト。

©VBW / Deen van Meer 2015

©VBW / Deen van Meer 2015

 

こちらがヴォルフガングパートを歌うウード・カイパース。

 

===Der einfache Weg「安易な道」和訳===

 

シカネーダーと組んでアン・デア・ヴィーデン劇場で初演を迎えた「魔笛」の大成功の初日の後で、楽屋で待ち構えていたコロレドとモーツァルトの会話

 

コロレド(台詞)「大成功のようだな、少なくとも低いレベルの大衆にとっては。枢機卿に平伏すがよいだ」

ヴォルフガング(台詞)「ヴォルフガング・モーツァルトはもう誰にも平伏さない。何が欲しいのだ枢機卿」

 

(ここから歌)

コロレド「お前を神が祝福したのだから、私はお前を悪く言うことはできない。

お前は大衆を楽しませているようが、私がお前を助けてやる時が来た」

ヴォルフガング「音楽は差別なんかしない。あなたの助けなんて必要ない」

コロレド「お前は他の人とは違う。そのお前の才能を買うのだ。

俺はお前に新しいスタートをやろう。お前をもらい受けるのだ。」

 

Man muss entscheiden was man macht oder laesst,

Welche Maske man traegt und wohin man gehoert.

Man kann fliehen oder leiden nun eines steht fest,

Der einfache Weg ist immer verkert!

 

コロレド

「何を行い、何をさせるかは、自分で決めなければならない。

どの仮面をつけ、どこに属するのかも。

逃げても苦しんでもよいが、一つだけ決まったことがある。

安易な道はいつも逆方向(間違った方向)なのだ」

 

ヴォルフガング「今あったこと(魔笛の上演)は全ての人のためのものだ。僕のメロディーは、町の全ての人が歌っている。」

コロレド「お前は落ちたが、才能はまだ失われていない。」

ヴォルフガング「この人々の喝采は、僕には大きな意味がある。新しいスタートは不要だ。僕はゴールに着いたのだ」

コロレド「真の宇宙(真理?)は大衆の娯楽からは程遠い。大衆に属するものは、価値がないのだ」。

 

(この部分は二人同時に歌うので、聞き取れず)

コロレド「(         ) macht Ihr Platz」

ヴォルフガング「(         ) richtige Wege(  ) einen geboren zu (       )」

 

コロレド「お前の父の事を考えろ。Jaと言ってほしいだろうよ。お前がJaと言わないと書けなくなる曲について考えてみろ」

ヴォルフガング「あなたのお情けはいらない。あなたのルールに従うつもりはない。」

 

Man muss entscheiden was man macht oder laesst,

Welche Maske man traegt und wohin man gehoert.

Man kann fliehen oder leiden nun eines steht fest,

Der einfache Weg ist immer verkert!

 

二人「何を行い、何をさせるかは、自分で決めなければならない。

どの仮面をつけ、どこに属するのかも。

逃げても苦しんでもよいが、一つだけ決まったことがある。

安易な道はいつも逆方向(間違った方向)なのだ。

 

自分がどこに属するかは、自ら決めなくてはならない。」

 

======

 

所々Kunze氏特有のことば遊びがありますが、敢えてわかりやすいストレートな方の意味で訳しています。

 

サビの決め台詞Der einfache Weg ist immer verkert!ですが、今回は「安易な道は常に逆なのだ」と訳しましたが、verkertは「逆方向」といった意味です。「楽な道は間違った方向」という訳の方が、意味が伝わりやすかったかもしれませんね。英語訳ではThe easy way is always worngとなっています。

 

というわけで、この新曲奥が深いですねー。めちゃくちゃかっこいい曲なので、次の日本版には入るんじゃないでしょうか?どんな解釈や歌詞になるのかも気になります。

 

次回は、ヴォルフガングとコロレドそれぞれにとっての「安易な道」とは何なのかについて考えてみました。こうやって訳してみると、急にはっきりと意味が分かってくるのが不思議ですね。

 

参考記事:

モーツァルト!Mozart! カテゴリ

 

ブダペスト版目次:

 

モーツァルト!ウィーン新演出版 全曲ライブCD<2枚組みCD>

 

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2016-01-07 16:10 | カテゴリ:モーツァルト!Mozart!

ドイツのZDFで放送している人気番組Helene Fischer Showのクリスマス特番に、ウィーン版モーツァルト!が登場しました。

 

「なぜ愛せないの」「星から降る金」「Wir zwei zusammen」「影を逃れて」の4曲!ウィーン版モーツァルト!気になる人は必見!(演出ネタバレあるけど)

 

 

 

今回の映像の出演者は以下の通り

 

ヴォルフガング・モーツァルト:Oedo Kuipers(ウード・カイパース)ウィーン版ヴォルフガングファーストキャスト

レオポルト・モーツァルト:Andre Bauer(アンドレ・バウアー)ウィーン版レオポルトセカンド(ファーストキャストのトーマス・ボルヒャートは来日中で不在)

ヴァルトシュテッテン男爵夫人:Ana Milva Gomes(ウィーン版ファーストキャスト)

コンスタンツェ:Helene Fischer(この番組の司会者。ウィーン版と関係ありませんw)

 

この番組のタイトルにもなっているHelene Fischerは、ドイツのシュラーガー歌手で人気司会者。元々ミュージカル畑の人で、ミュージカルファンを公言しているだけあり、自分の番組でミュージカルをよく取り上げます。

 

以前のウィーン版エリザベートを受け、世界7か国からシシィ役者を集めて、自分も混じって歌ったこともあります。

 

その時の記事

舞台はウィーン! 7カ国エリザベートが一緒に歌う「私だけに♪」映像

 

(ひとことツッコミ)

 

「なぜ愛せないの」トーマス来日中なのでアンドレパパだ!(ホントは舞台上にいないけどw)ラスト二回ロングトーンは翌日の舞台の方がすごかったわ。しかしアンドレがこんな大舞台にいるなんて嬉しいぞ!

 

次に、男爵夫人の星金!!あー素晴らしいあー素晴らしい!!!ピアノと椅子の演出もそのまま!!しかしヴォルフガングとパパの立ち位置は舞台と違うね。アンドレパパの表情時々映ってて嬉しいよー!アンドレ素敵すぎる。。おお、アレンジ変えたwカメラワークかっこいいー!

 

そしてアンドレいるだけで歌わなかった。。あんなに存在感あってカッコいいのに。。それがアンドレ。。しかしこんな有名な番組に出るなんてそれだけで嬉しいわ。

 

で、三曲目がウードとコンス(ウィーン版本役ではなくこの番組司会のHelene Fischer本人)とのラブソング。ああ、これはこないだYoutubeで紹介したやつね。演出ちょっとビックリするかも。こちらもプラーターね。

 

そして最後「影を逃れて!」ああかっこいい。映写(前の曲も)ウィーンから持ってきたのねー!シュテファン大聖堂の入り口前です。アマデも26日の子と同じ。この子好き。

 

アンサンブルは男爵夫人とパパ以外はウィーン組じゃないです。見覚えのある顔ないし衣装も違う。そしてラストのピアノ引っ張り無し!

 

まあ、歌も短縮バージョンではあったけど、8割方ウィーン版を再現してたね!これは相当嬉しい映像だなー。映像もきれいし、キャストも頑張ってる。演出の再現度も高い!これ見てウィーンで見たくなっても、3月で終わりなんだよ。。(涙)

 

モーツァルト!ウィーン新演出版 全曲ライブCD<2枚組みCD>

 

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2015-11-27 16:03 | カテゴリ:モーツァルト!Mozart!

ウィーン新演出版モーツァルト!でヴォルフガング役を演じる、大型新人ウード・カイパースのインタビュー映像のご紹介です。

 

 

トレイラー用に撮り下ろされた舞台映像もたっぷりで見ごたえあり!実際のトレイラーで使用されていない、マークのZauber der MuSIIIIIIIK!!!が聴けるのは超貴重!!!!

 

それでは、インタビューの内容を要約します。Musicalzone.deというミュージカルニュースサイトによるインタビューです。

 

自己紹介に続いて、ヴォルフガングの役の紹介です。

「天才の部分を子供が、人間の部分を自分が演じる。」「モーツァルトとの出会いは胎教です。」

 

「ウィーンについてどう思いますか?」の質問には、「今はまだ家と劇場を往復している状態(カバーの稽古が続いているので)だけど、クリスマスマーケットを楽しみにしている。」とのこと。

 

演じる役について。「1年半のオペラ座の怪人の出演期間では、ラウルカバーを含めて10役を演じたのは楽しかったが、午前中に電話があって、その日の役が決まったりしたので、一つの役をじっくり研究することができなかった。ラウルは200回以上演じたので、かなりこの役の事は研究したけど、今みたいに同じ役を続けて演じることは毎回新しい発見があり、新鮮だ。」

 

「やってみたい役は?」

「ピピン(ガラコンで歌ってたね)、ルドルフ、エリザベートのトートやルドルフ、ミスサイゴン(クリスかな?)、Once、ファントム、ジャベール、トニー(WSS)。」

ピピンが一番に出てきたし、ガラコンでも歌ったので、相当好きみたい。

 

「モーツァルト!と人生についてどう思いますか?」

「実際の生活と芸術(仕事、キャリアに置き換えてもいい)について考えさせられる。生活と仕事のバランスを見つけることが大事。人生の優先順位はタイミングによって違う。その時々の人生で何が大事かを随時見つけていくことが重要だと思う。」

 

最期は1幕ラストの闇を逃れてのピアノ引っ張りこみ映像!ここほんと大好き!!!


このインタビュー、書き起こしがこちらで読めます→http://musicalzone.de/interview-oedo-kuipers/

(ひとこと)

 

インタビュー自体はウードの慣れない感じが初々しいw緊張してるなwオランダ語アクセント結構はっきりなのが懐かしい感じ。表情とか若いなーイイ感じだなー。インタビュー慣れしてないので、定番の質問にも考えながら答えてるのがほほえましい。

 

謙虚な感じなのもいいし、ヴォルフガングの役の性格が少しにじみ出てる感じ(行き当たりばったり感w)が、なんか見たような青年って感じがする。綿密に準備するタイプのマークとは正反対なのも、舞台の通りw

 

人生についてのコメントが納得。なるほど。ヴォルフVSアマデは、実生活VS仕事と置き換えられるのかー。アマデ=才能だとわかりにくかったけど、芸術は仕事やキャリアと置き換えることができる。実生活と仕事のバランスがうまく取れなくて苦しむ人の話だったら、今の私たちにそのまま当てはまる!

 

そして、ヴォルフガングが仕事(芸術)に血を吸いつくされて死んだんだったら、それってただの過労死じゃww仕事に時間や体力や精神力を取られ過ぎ、家族やプライベートを大事にしないと、後に名を残しても、こんな不幸な人生が待ってるよー、っていう教訓ってことね。

 

仕事優先で生活が犠牲になるのは、昔より今の方がホットなテーマなくらい。ってことは結論は、ワークライフバランスをうまく取って、体に気を付けてね♪ってことだねw茶化してるけど今の私には結構効く教訓。

 

あと、上記の内容をツイートした時に、「ヴォルフガングが血を吸いつくされて死んだという表現があるが、実際モーツァルトは病の治療で血を抜かれて亡くなった」というコメントを頂き、もしかしてアマデが血を使って作曲するというアイデアは、血を抜く当時の治療からアイデアを得たのでは?!という気づきもありました。

 

というわけで、大型新人ウードの人となりに少し触れることができた上、最近疑問だった、アマデの存在、影とは何か?天才とは?才能とは?と言った答えのヒントが少し得られた気がします。次回の観劇では、この辺りも頭に入れつつ、色々考えてみたいと思います。

 

 

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2015-11-21 16:55 | カテゴリ:モーツァルト!Mozart!

ウィーン新演出版「モーツァルト!」の新トレイラーが公開されました!!

 

ものすごい数RTされ、このトレイラーを見てウィーン版が見たくなったという方続出の、素敵な映像です♪

 

 

再々演エリザベートの終わりかけの頃にやっていた、舞台上にビデオカメラを上げての映像です。客席からとは異なるアングルがまたリアルでカッコイイ!

 

マークの胸筋がガツンと出てきます!(笑)ここはウィーン!の好きな振付が結構出てくるのと、赤ギターも目立つのが嬉しい。パパ役のトーマス・ボルヒャートは出番少なめ。

 

この新トレイラーだけ紹介してもよかったんですが、せっかくなのでいくつか関連トレイラーでも。。

 

こちらが今回の新演出版モーツァルト!第一弾のトレイラーです。映像がなかったのか、初演時と海外版(日本を含む)の映像をそのまま使っていますね。

 

 

こちらが、舞台にカメラを上げた同じ手法のウィーン再々演版エリザベートのトレイラー。これが評判が良かったので、同じ方法でモーツァルト!も作ることにしたんだと思います。

 

このトレイラー作成当時キャストと話しましたが、昼間キャストが出勤して、少しずつ撮りためて行ったようです。舞台映像を使うより色々コストがかかっていますね。

 

そして、こちらも同じ手法のドイツツアー版(Roberta Valentini, Mark Seibert, Maximilian Mann)トレイラー。やっぱりカッコいいですね。。

 

 

 

このモーツァルト!新トレイラーが発表されてから、当店のチケット代行サービスが大好評!このトレイラーを見て、実物を見たいなーと思った方は、ぜひお問い合わせくださいね。

 

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2015-10-23 07:04 | カテゴリ:モーツァルト!Mozart!

<ブダペスト版キャストアルバム>

 

なんかもうM!にハマりすぎて、ウィーン初演版ハイライトCDじゃ全然足りない。仕方なくハンガリー版出してきて聞いてる。あーこれ当時廃盤になるとは思わなかったけど、買っておいてよかったわー。

 

僕は音楽♪の歌詞が歌詞カードについてる。墓場のプロローグが長い。この場面って別になくてもいいセリフなのに、ウィーン版にもハンガリー版にも入ってるよね。

 

was fuer ein Kindでナンネールが熱があるって言って、パパが天才は感じやすいってとこ、ハンガリー版にはあるのに、今回なくなってるわ。好きなのに。

 

あーハンガリー版M!のCD至福。ほんと今回のウィーン版早く出して欲しいー。毎日聞きたい。最近ここまで私がハマるのも珍しい。昔から一曲として完成していた曲と、紆余曲折のあった曲の対比も面白い。リブレットもハンブルク版だけど読み込みたいなー。

 

<ブダペスト版モーツァルト!レポ>

 

2005年に見た、ブダペスト版モーツァルト!の観劇レポ目次です。

私の生まれて初めてのブダペスト観劇。その後あんなにハマるとも知らず、カルチャーショック受けまくってますw.ああ、あのブダペストミュージカルを知らない頃の私のレポ、新鮮で面白いですw.

 

とにかく、濃い、激しい演出のブダペスト版モーツァルト!

 

簡単に言うと、突然全裸ヴォルフ、回りだしたら止まらないコンス、地球儀の上で戦うヴォルフとコロレド。キーワード羅列しても意味不明ですww残りはレポでどうぞw

 

♪モーツァルト!@ブダペスト版(2005年)レポ①全体の感想編

♪モーツァルト!@ブダペスト版(2005年)レポ②キャスト編

♪モーツァルト!@ブダペスト版(2005年)レポ③ストーリー編1幕

♪モーツァルト!@ブダペスト版(2005年)レポ④ストーリー編2幕

♪モーツァルト!@ブダペスト版(2005年)レポ⑤カテコ編&まとめ

 

 

 

モーツァルト! 2015年新演出版プログラム

 

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2015-10-21 07:04 | カテゴリ:モーツァルト!Mozart!

ウィーン新演出版モーツァルト!に関する、単発つぶやきをまとめておきます。

 

●批評記事

 

ウィーン版モーツァルト!批評記事。とても肯定的で的確です。

"Mozart!": Der Wolfgang gegen seinen Amadé « DiePresse.com

 

mozart

Bild: (c) Deen van Meer/Vereinigte Bühnen

 

記事の要約です。

 

赤いコートのシーンがないのは残念、シンプルで映写を多用した演出は効果的、ヒッピーバスや飛ぶ椅子等のキッチュな場面も良い。現代衣装もうまく使っている。

芸術と自由、父の息子がテーマ。OedoはVBWの大発見。トーマスも素晴らしいし、コンス役も歌声も聞き応えがある。マークは低音より高音がいいので。Uweより早めに高音に切り替える決断は良い。

 

この記事、振り付けスタッフの歌の先生が紹介してたんですが、スタッフとしてここまで褒められたら嬉しいと思う。 

 

<過去の星金歴チェック>

 

急に思い立って、ウィーンで何種類の「星から降る金」を聞いたかなーと考えてみた。

 

ウィーンで星金はMaya Hakvoort(ソロコン)、Carin Filipcic(10週年コン)、Marika Lichter(コンサート)、Lenneke Willemsen(初演キャスト。ガラコンにて)、Ana Milva Gomes(新演出版)と聞いたけど、一番感動したのはLenneke版だなー。

 

上手かったわけではないけど、あのオリキャスガラコンで久々に歌って、すごくのびのび気持ち良さそうに歌ってた。この歌、Lennekeさんはほとんど歌うことないだろうし、レア度もめちゃ高いから、オリキャスで聞けてほんと幸せだった。

舞台はウィーン! ♪ハイチコン②曲目ごとの感想 ←Lennekeさん版レポ

 

Marika版はコンサートだし、格が違うからまあまあとして、マヤさん、Carinさん(10周年コン)Anaは全部違って甲乙つけがたい。

 

マヤさんはコンサートだったけど、号泣した。見守る母親のようで、とっても暖かい。

♪Mayaさんコンサート@馬車博物館オープンデー ←Mayaさん版レポ

 

CarinさんもRJの頃だったからか、母親代わりで太っ腹な感じ。Anaは初めてストーリーの中で見たからか、思ったよりモーツァルト一家と距離があり、母代わりというよりは、守護天使やコンサルタントって感じ。

 

 

それぞれ、いろんな役作りや解釈があるけど、やっぱり自分のオリジナルで、人の真似じゃない歌い方が好きだなー。

 

 

モーツァルト! 2015年新演出版プログラム

 

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2015-10-19 07:04 | カテゴリ:モーツァルト!Mozart!

9月23日に上演された、ウィーン新演出版モーツァルト!プレビュー最終日の観劇レポです。プレビュー初日レポは「モーツァルト!Mozart! 」カテゴリからどうぞ。

 

<ダンスがやめられない♪>

 

ダンスはやめられない♪がすばらしすきる。役者さんの表情と演技がほんと深い。ダンスはやめられない♪とか悪妻っぽいこといいつつ、それでいいの?って、自分に問いかけている。夫といい家庭を築けていれば、自分も家にいるのに、私が悪いの?って表情。

 

そういえば、この曲ラストが一フレーズ増えて、さらにかっこよくなってる。 この増えた部分直前のコンスの表情がさみしげていい!

 

ダンスはやめられない♪は名訳だけど、独語はもっと意味がほんとは深い。「いつも誰かがどこかで踊っている」という意味。それを踏まえると、また歌詞が深くなる。主語はコンスとは限らないので、独語特有に暈して一般化している。

 

ダンスはやめられない♪Irgendwo wird immer getanztは「いつもどこかで誰かが踊っている」という直訳になるという話はしたけど、あのコンスの不安そうな表情を考えると「やけくそじゃー!踊ったるでー!」みたいな感じじゃ全然ないよね(笑)。

 

ブダペスト版では高速回転で踊ってたけど、ウィーン版は踊らないし。どちらかというと、自分は、夫が遊び散らかした後の部屋で一人空虚感にさいなまれてる。世の中ではいつもみんな楽しそうに踊っている。夫も遊びに行っちゃった。けど、自分はその「誰かがどこかでいつも踊っている」場にはいない。

 

「その楽しみを逃すのはもったいない」私も楽しい事好きなのに。けど、私は芸術家の妻だし、愛してもいるし、一応遊びほうけるだけじゃなくて、ちゃんとしようとしてる。けど夫はそんな妻の犠牲を無視して、やっぱり遊びほうけてる。そんなの不公平。私だって他の人みたいに遊びたいけど我慢してるのに。「どこかで誰かが踊ってる」のが気になって仕方がない。そんな感じの解釈に聞こえた。

 

な んていうか、遊びまわってる悪妻じゃなくて、色々犠牲にして家庭のために頑張ってるのに、全然評価されなくて、段々空しくなってきて、やっぱり家庭放棄して遊びに行ったろかもう、と罪悪感を感じつつ思ってるって感じで。その後のヴォルフとの決裂の布石になってる。

 

何で二人はあんなラブソング2曲もあるのに(それもパパの反対を押し切り、ウェーバー家にお金吸い取られながらもラブラブ)、結局決裂するのかとか思ってたけど、この曲がコンスの空虚感を表しているとすれば、彼女の心の動きがスムーズに理解できる。愛はあったけど、我慢の限界だった。

 

ちなみに史実では、結婚生活8年の間でコンスは6回も妊娠出産してる。踊るどころじゃなかったはず。そのうち生き残ったのは男児2人のみ。当時の生存率としてはごく普通。ヴォルフだってママやパパの死を絶望してたけど、実際はプラス幼児4人亡くしてるんだよね。本人も35歳で亡くなるし。

 

 

<背景の特定>

 

背景は、ウィーンにあって特定できたのは、シェーンブルン宮殿鏡の間、シュテファン大聖堂入り口、スペイン乗馬学校、オペラ座正面玄関、オペラ座客席、楽友協会パイプオルガンかな。ヴィーデン劇場や旧ブルク劇場などは再現CGかも。ザルツブルクも大聖堂とか一部わかった。

 

背景ファンなので、いつかちゃんとまとめたいな。あと背景に出てくる地名の文字って、モーツァルト直筆なのかな?

 

とりあえず、プレビュー用簡易プログラムに場所の説明も書いてあるので、一個ずつ確認していこう。

 

 

<カツラについて>

 

カツラ!かつらが結構楽しいんだった。初演のあの修道女の波打つ白い頭の布はなかったけど、クラシック衣装のアンサンブルの女性たちの髪型が奇抜でステキ!お花みたいだったり、高く積んでくるくると下がってたり、個性的だけど違和感ない。見てるだけでなんか笑えるw

 

<現代演出について>

 

なんかもう好き過ぎて、日本の皆さんならどう感じるだろう?とか、このシンプルで現代的な演出も好みがあるとか、思えなくなってきた(笑)

 

あの新演出の意図を図りかねて、なんでクラシックな感じで行かないのー?と思う方へ、ちょっとだけヒント。

 

あれは今のウィーンでは「クール」なんです。日本人にあれがクールと認識されるかはわからないんですが、例えば、初演演出を今やったら、「今時ドレッド?ダサー」って感じになる筈なので、変えて当然でもあります。多分15年後再再演やったら、あの短髪ヴォルフはもう古いんでしょうねー。

 

あと、背景勝負でセットが少ないので、ツアーの回りやすさはあると思いますが、あの演出が世界各国でクールと取られるかは出たとこ勝負。クールさは各国価値観が違うのは、微妙にツアーで影響があるかも。。

 

 

このモーツァルト!新演出は、現代演出のオペラと近い位置づけって気がしてきた。現代演出オペラは基本苦手で、好みなのは二割くらいなんだが、今回はドンピシャハマった。

 

現代演出のオペラも、ちゃんと意味付けしてあるのは好み。オペラ座のティトーとか今回のM!新演出と方向性が似てて好きだった。けど、あれも一緒に見た人は意味不明と言っていたし、演出家と見る方の解釈力と読解力のベクトルが一致してるとハマりやすいのかな。

 

私がオススメしすぎて、あの新演出見た人が、は?って思う可能性もあるのかな。いや、でも結構分かり易いし、奇抜なシーンは2,3個しかないし、多分現代演出に慣れてない日本の観客でも受け入れられるとは思う。

 

この機会に、現代演出にもかっこよくて奇を衒ってない親切演出もあるって知ってほしいなー、という気もします。

 

<席について>

 

前回は三階席最後列左寄り、今回は平土間7列右端と、対照的な席。個人的にはアンサンブルのフォーメーションか見下ろせる三階席が好きだけど、大好きな背景が見切れず堪能できると言う意味では、平土間も捨てがたい。セットがほぼないので、一番端でもめちゃよく見える! いい劇場!いい作品!

 

<出待ち>

 

昨日の出待ち話。まあ私はフォロワーさんとおしゃべりしつつ、出てくる役者さんたちを見守ってただけなんですが。再演エリザのFJ時代から自転車通勤のアンドレだけでなく、トーマスまで自転車とは。それもトーマス住民じゃないしw ご丁寧にサドルにビニール袋巻いて、お尻が濡れないようにしてた。この二人はほとんど誰にも囲まれてなかった。

 

Lucius Wolter, Martin Parsching, Ana Milva Gomes,アルコの人もいた。マークはひときわファンに囲まれ、ニコニコ親切にしてた。

 

モーツァルト!についてポロポロ語りたいことが出てくるけど、まとめて時間が取れないー。なんか育児の合間にずっと考えてる。今度はいつ行けるかなー。

 

 

<キャスト>

 

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト: Oedo Kuipers ウード・カイパース
レオポルト・モーツァルト: Thomas Borchert トーマス・ボルヒャート
ヒエロニムス・コロレド: Mark Seibert マーク・ザイベルト
コンスタンツェ・ヴェーバー/ニッセン: Franziska Schuster フランツィスカ・シュスター
ナンネール: Barbara Obermeier バーバラ・オーバーマイヤー
ヴァルトシュテッテン男爵夫人: Ana Milva Gomes アナ・ミルヴァ・ゴメス
セシリア・ヴェーバー: Brigitte Oelke ブリギッテ・エルケ

 

 

モーツァルト! 2015年新演出版プログラム

 

「モーツァルト!」特集号 世界各国公演写真集

 

モーツァルト!ウィーン版キャストアルバムCD

 

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2015-10-17 07:04 | カテゴリ:モーツァルト!Mozart!

 

9月23日に上演された、ウィーン新演出版モーツァルト!プレビュー最終日の観劇レポです。プレビュー初日レポは「モーツァルト!Mozart! 」カテゴリからどうぞ。

 

<ヴォルフの性格>

 

いや、この新演出版のヴォルフって、才能を除けば、どこにでもいそうな若者なんだよね。約束守らなくて忘れっぽくて刹那的ではあるけど、初演や10週年コンみたいに、キレキレだったり、変人だったり、幼稚だったりする訳じゃない。

 

Yngveヴォルフはガラコで、10週年コンでは初演と同じ衣装でラスムスヴォルフを見たけど、どちらも破天荒でキレキレだった。ほんと今回はヴォルフはその辺の友達にいそうな感じ。

 

結構適当な性格で、今よければそれでいいや!って感じの、迷惑だけど周りにいそうなタイプ。親しい人は振り回されて大変だけど、本人悪気はないんだよね。本人はこの性格で損してるけど、それなりに勝手気ままではある気が。

 

そういえば、さっきのパパとの喧嘩→錯乱→星金リプライズのあとでウェーバー家が押し掛けてきて金の無心をするだけど、「もう自分のために作曲するんだ!」って、ウェーバー家を拒否るシーンがあるんだよね。これも「影からの自由」ってことかな。もちろん「安易な道」でも「自由」にこだわってるし。

 

ううむ。影が何を意味するのかは、これからの観劇で見極めよう。

 

<ヴォルフの役作り>

 

コロレドやアルコ相手の喧嘩で、相手が権威を傘に着て偉そうなこと言うと「えー!そんなの無理だよ!それ普通に考えたら失礼なこと言ってるよあんた!」って表情で、口を縦長に丸く開けるのがかわいいw

 

このヴォルフ結構好き。パッと見普通目で、実は適当で、けど悩むときはちゃんと悩む所はほんとその辺にいそうで、役作りがリアル。あとひょろひょろなのもいいw 身分を無視して、僕は音楽の世界ではプリンスだから、コロレドと同格!って言っちゃうところも好きw

 

<ヴォルフとコンスの関係>

 

ずぼらなヴォルフだけど、コンスとの関係はまた別。コンスとの関係は、慎重に、けど愛し合ってるって言うのは、二つのラブソングと、dich kennen♪前後のママとの関係(ママは早くベッドを共にして結婚を取り付け、金をむしり取れ!というが、コンスは「愛しているからそんなことしない」と反抗する)でよくわかった。

 

けど、ダンスはやめられない♪で、二人の関係が微妙になり、魔笛小屋でコンスとの旅行の約束を破り、決定的になるって感じ。コンス振り回されてかわいそう。

 

<レオポルト>

 

レオポルト。前回プレビューより良くなった。というか、前回はプレビュー初日のため、気を付けて歌っていた感じで、今回はもっと感情を込めてた。心を石に♪はやっぱり素晴らしい。愛を感じるなー。

 

愛と言えば、wo bleibt Mozart直後の雪のザルツブルク大聖堂前で、パパの肩揉みしながら、好きだよ!って言い合うシーンがホント好き。二人とも愛し合ってはいたのに、すれ違いすぎる。。確かにヴォルフも最後まで苦しみながら父を愛していた。

 

トーマスのレオポルトで必見なのが、星金!もう星金はトーマスにオペラグラス合わせてて間違いないです。聴きながらすごい絶妙な表情するから!静聴、困惑、焦り、怒り、反論しかけ、否定、拒否。歌のあとの会話の表情も素晴らしい!

 

いやー、親になってみたら、わかるんだよ、レオポルトの気持ちも。私の中ではレオポルトもコンスも、束縛親&悪妻のイメージだったけど、二人とも愛はあったのね。

 

パパはヴォルフの望む形の愛ではなかったけど、あれだけ浪費して約束守らない息子だと、仕方ない気も。コンスもヴォルフの適当さに呆れてダメになったし。結局刹那的なヴォルフの性格が諸悪の根元?w適当な性格ではあるが、やっぱり憎めないヴォルフ。

 

<コロレド>

 

コロレド。マークもよくなってる。Zauber der Musikのsikのサプライズ感は今日の方があった。コロレドもヴォルフの前では嫌なやつだけど、一人で楽譜読んでるときは没頭して浸ってて、なんかいいキャラw脳みそ持ってきてもうるさい!ってとことか、音楽に負けてるの自覚してる。コロレドとヴォルフの関係が、ムキムキとひょろひょろなのもいい。

 

そういえば、コロレドのタンゴは必見。仮面が出てくる歌(ヴォルフの心理の中)で、ウェーバー母とかっこいいタンゴを踊ります。マークのタンゴ、豪快で好きかも。

 

なんか、コロレドやレオポルトなど、みんな悪い人じゃなくて、かなり奥行きのある性格に役作りされてるのが、たぶん私がこの作品が好きな理由なのかな。心理描写が細かく、状況でちゃんと変化している。とても絶妙な構成。

 

<ナンネール>

 

ちょっと今回のモーツァルト!で残念なのはナンネールかな。いや、歌は素晴らしいんだけど、役割的に。

 

赤いコートの歌がなくなったので(批評関連も残念がってる)、弟の仲良しな場面もないし、パバと共にヴォルフの親不孝を責める役割と言う意味では、パパと被ってしまってる。

 

弟を影ながら応援する、とかだとよかったのに。金がなくて結婚できない下りはかわいそうだけど、更に弟を責めることに。。

 

最後はメグジリー的役割だけど、あそこでder Prinz ist fort♪が流れると、更に親不孝っぷりが。。

 

ああ、今わかったけど、あれは「(世界にとって音楽の)王子が去った」ってことなのか!単なるナンネールの恨み節かとw

 

史実のナンネールは、母の地元のサンクトギルゲンの年上判事の元に嫁ぎ、イマイチ愛のない、楽しくない人生を過ごした模様。成人した唯一の息子はレオポルト(舞台でパパがコロレドに言うよね)。コンスタンツェやウェーバー一家にはいい感情を持っていなかったらしい。お墓はザルツブルクにある。

 

なんとなくナンネールはパパのそばにはいるけど、弟を応援してるのかなと思ってたけど、結局家族の中で悪者は、母の死の原因になり、父と喧嘩別れし、家を出ていったヴォルフになるのかな。なんかやりきれないな。

 

ナンネールとレオポルトの関係は、共依存を感じた。天井の低いザルツブルクの自宅の背景が秀逸で、どこにも行けない閉塞感、堂々巡り、みたいな気持ちを、あの背景一枚でよく表していたと思う。

 

まあ、家を出ていくものは、残される家族にとっては親不孝になるわけだけど、あれだけ「星を掴みに行け」と言わせておいて、家族納得してないじゃん。

 

<アマデ>

 

プレビュー一回目の影を逃れて♪でヴォルフがアマデに血を抜かれた時、授乳と重なって泣けたんだけと、2回目は授乳イメージなかったのはなぜかなーと思ってたんだが、一度目のアマデは男の子で、2度目は女の子だったからだ!アマデは男女2人ずつの配役なので、毎回結構印象が変わってくるかもしれません。この日はプレミアと同じSophieでした。ちなみに、アマデのセリフは一言Halt!だけ。

 

 

<キャスト>

 

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト: Oedo Kuipers ウード・カイパース
レオポルト・モーツァルト: Thomas Borchert トーマス・ボルヒャート
ヒエロニムス・コロレド: Mark Seibert マーク・ザイベルト
コンスタンツェ・ヴェーバー/ニッセン: Franziska Schuster フランツィスカ・シュスター
ナンネール: Barbara Obermeier バーバラ・オーバーマイヤー
ヴァルトシュテッテン男爵夫人: Ana Milva Gomes アナ・ミルヴァ・ゴメス
セシリア・ヴェーバー: Brigitte Oelke ブリギッテ・エルケ

 

 

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2015-10-15 07:03 | カテゴリ:モーツァルト!Mozart!

前回まで、ウィーン版モーツァルト!プレビュー初日レポ(10月12日)を書いてきましたが、今回は10月23日のプレビュー最終日レポです。 (プレビュー初日レポは「モーツァルト!Mozart! 」カテゴリからどうぞ。)

 

間で5公演ほど挟まり、11日後の公演ですので、キャストの成熟度などの違いがありました。演出はそこまで違うこともないだろうと思っていましたが、驚いたことに最後の最後で大きな変更がありました。

 

いつもVBW新作はプレビューで見ていますが、プレビューがこんなに回数が多く、期間が長かったのも今回が初めてですし、プレビューだけで2回も見たのも初めてです。まさか、演出の大きな変更に立ち会えるとはと、不思議な気持ちになりました。

 

それでは、当日書いたレポ行きます!

 

===

 

ウィーン版モーツァルト!プレビュー二回目です。前回がプレビュー初日で、今回はプレビュー最終日。明日がプレミア。

 

あーほんと好きすぎて毎週見たい。昔なら毎週通ってたわ。。こんな好みの作品久々。何度見ても発見があり、暗いのに楽しい。知的興奮満載。おまけにセカンドまで楽しみとは!何度見ればいいのやらw

 

メモもしっかりとったし、新曲では字幕も見たので、前回より理解が深まった。あー最高だ。インパクトあるのに前回レポ忘れた部分も思い出した。パパやコンスの複雑な心理がとってもよくわかったし、ヴォルフの葛藤も批判なく受け入れられた。

 

天才、神、死と喪失、成長、愛、人生の目的について考える。

  

<場面の動き>(ネタバレ含みます)

 

大事な場面で前回書き忘れてたこと。一番始め、子供ヴォルフのコンサートの場面。アマデの小箱はピアノの上から自分で取る→パパが奪い取る→男爵夫人がアマデに返し、かつらと赤いコートをつけてやる、という展開。

 

1幕ラスト影を逃れて♪は、二人がピアノに乗る→アンサンブル囲む→背景に煙→斜幕が開いてスモーク→ピアノ引きずり込まれる。

 

影を逃れて♪ヤバイ。すごい迫力。前回は授乳泣きwしたけど、今回はその事考えないようにしてたのに、それでも授乳と関係なく、気持ちが揺さぶられてやっぱり泣いた。もうなんで泣くのかわからない泣きは、ホンモノw

演出超かっこいい!スモークに引きずり込むとか悪魔的だわ。

 

プラーターのシーン。ワニの背景下からでよく見えた。私は嫌いじゃない。首切りしたとき、ワニの目がぱちくりするよ。

 

Ich bin extraordinaerのロックが大好きだ。アルコではなくもっとロックコンサートみたいに観客に歌ってくれたらいいのに。後半アンサンブルのところが超好き!あの曲は結構下品な言葉を使ってる(fワードとか)けど、モーツァルトって下ネタ大好きだったし、言葉遊びも大好きだったから、あの歌は必要だよね。エレキギター!スモーク!

 

コロレドと胸はだけ。6の形のセットの後ろでなんか隠れてて急に出てくるだけど、あれサウナじゃなくて、女だわ。女といちゃついてるところにヴォルフが来て、女を追い出し 、ガウン引っ掛けて出てきたんだわ。お楽しみ中邪魔されたからご機嫌ななめだったのね。

 

ちなみに通常舞台では、筋肉に影をつけるメイクをして目立たせますが、このマークメイクなしの胸筋腹筋でございます。呼吸時の腹筋の動きをお楽しみくださいませ。

 

<ヴォルフガングの錯乱>(ネタバレ含みます)

 

ヴォルフが錯乱するのは、パパがウィーンに連れ戻しに来て、喧嘩して、歌ったあとだわ。アマデが馬乗りになり、急にわなわなと震えだし、変なことを呟き出す。コンスが来ても落ち着かず、ウェーバー家が押し寄せたところでナンネ登場。パパの死を告げ、女性陣が責める中 コンスはまだまし。この錯乱の演技がうますぎてほんと好き。

 

錯乱→コンス慰め→ 男爵夫人が星金リプライズで「成長するとは自力で立ち直れること、芸術家とは自由であること」と歌う→ ナンネが父の死を告げる→女性6人後ろ歩きで責める→教会で祈る→レクイエムの依頼だったはず。

 

この辺からヴォルフは精神的に病んでいった感じがする。魔笛とかでましな時もあるけど、全体では悪くなってる。父の死後教会で祈っていたら、レクイエムの依頼が。魔笛作曲(大箱、コンス怒る)箱が開いて魔笛背景→喝采→コロレド対決新曲。

 

<新曲「安易な道」Der einfache Weg>

 

この新曲「安易な道」、途中から字幕見てたけど、要約します。

 

この場面、(アウフ・デア・ヴィーデン劇場での魔笛の初演を喝采のうちに終わらせたヴォルフが、舞台裏でコロレドに装具するというもの(史実は不明)。コロレドはヴォルフを再び召抱えようと誘うが、ヴォルフは「僕には新しいスタートはいらない。僕はゴールにたどり着いた」と告げ、行き違う。

 

ヴォルフ「民衆が誰でも口ずさむオペラを作った。みんなで楽しめる音楽が、自分のやりたかった芸術だ」と言うが、コロレドの意見は「芸術とは高尚で難解なものだ」で、二人の意見が食い違う。

 

コロレドにとっての「安易な道」は、大衆オペラで人気取りすることで、「安易な道はいつも間違った道」だと歌う(目指すべきは厳しく難解な高尚な音楽(教会音楽?)への道という意味で)。

 

ヴォルフも後半は一緒に歌うんだが、彼にとって「安易な道」はちょっとわかりにくい。ヴォルフにとっては、コロレドの言う高尚な音楽こそが安易な道で、時を超えて民衆が口ずさむ大衆音楽こそが難解な道ってことなのかしら。Der einfache Weg ist immer verkert(安易な道は常に逆方向)のverkert(逆方向)に二重の意味を持たせてるのかな。次回の宿題。

 

<プレビュー中の演出変更>

 

次はMozart Mozart! 前回と大きく演出が変わっててビックリ!まず、前回は背景は国立オペラ座の客席オンリーだったはずが、今回は世界のオペラ座の写真が10枚くらい(パリのオペラ・ガルニエ、シドニーのオペラハウスとか)入れ替わり立ち代り出てきて、最後がウィーン国立オペラ座客席。

 

おまけにアンサンブル衣装が!前は背景を国立オペラ座にしたまま、衣装は、黒服の上にクラシック→舞台上で現代衣装に着替えで、「モーツァルトの人気が時代を越えた」という表現になってたけど、今回は衣装はクラシック(マリアテレジアやヨーゼフ二世も)のままカテコまで。背景を世界のオペラ座にすることで、前回の時代を越えた意味付けから、国境を越えて世界に愛されるって意味に変わった。

 

どちらも重要だけど、個人的にあの舞台上での衣装換えが好きだったので、少し残念。復活しないかなー。

 

国境を超えて愛されるということよりも、時代を超えて愛される方が、今の時代の私たちに響く感じがするんだけど。ダンス・オブ・ヴァンパイアのラストも、あの時みんなが噛まれたせいで、実は現代のウィーンもヴァンパイヤだらけ!というカテコだったのが結構好きだったんだけどな。けどカテコ的には、地味な現代衣装よりは、クラシック衣装の方が素敵。

 

しかし、ここまで大きな演出変更とはね!プレビュー2回見ることで、大きな演出変更を目の当たりに出来たのは、相当ラッキーだったかも。それも前回ちゃんとレポ書いていて良かったよ。。(特に気に入った演出だったからね)

 

あと、もう一つだけマイナーな変更。プロローグの墓掘りが持ってるシャベルが赤い新品で不自然だったのが、見えないように隠して持つようになってた。全体で見てみると、黒(背景、衣装)の中でシャベルの先だけ赤という色彩効果はあったけど、墓掘りのシャベルがあんなにピカピカなのはちょっとね。。

 

<ヴォルフの死>(ネタバレを含みます)

 

カテコの前にヴォルフの死。今回はしっかり内容把握したぞ!

 

ソファでレクイエム作曲。「死の味がする。自分のレクイエムだ」 アマデに「もう血は出ない。心臓に一滴残ってるかもだけど、そうすると僕だけじゃなく君も死ぬんだよ」→錯乱状態→神は平等だ。才能を与えたが、多くのものを奪った。→星を掴むことはできたが、自らを燃やしてしまった→ich bin musikを錯乱状態で歌う→母も父もなにもかも失った。ich wollte fr!で唐突に横から心臓を刺される。あっけない死。

 

Ich wollte frei seinと言いかけたとして、何から自由になりたかったのか?やはり自らの影が正解か。じゃ影って何?才能?性格?父親?音楽?運命?あっけない死だからこそ、考えてしまう。

 

そうか、運命っていうのも大きなキーワードだよな。「運命の王子」「いかに運命にナインと言うか」あの性格にあの運命。天才に生まれてしまった運命。ズボラな性格なのに。神も絡んでくるのでコロレドも悩む、と。次回運命をキーワードに見てみよう。疑問がたくさん残る観劇って最高。

 

<カテコ>

 

カテコ。Hier in Wienにあわせて主要キャストも手の振り付けするの、かわいいよー!トーマスとヴォルフの表情が毎回かわいい。Hier in Wienといえば、オペラ座前でステッキで刺していく振り付けほんと好き。あー好きなシーンばっかりだわw

 

<キャスト>

 

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト: Oedo Kuipers ウード・カイパース
レオポルト・モーツァルト: Thomas Borchert トーマス・ボルヒャート
ヒエロニムス・コロレド: Mark Seibert マーク・ザイベルト
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2015-10-09 07:27 | カテゴリ:モーツァルト!Mozart!

今回は、ウィーン版モーツァルト!の舞台写真をご紹介します。以下の舞台写真、カテコ写真は初日当日の物ですが、舞台写真は9月10日のゲネプロのものです。

 

<写真>

 

まずは公式から。 初日のカテコ写真と初日後のパーティーの写真があります。

Musical Vienna - Aktuelles - Premiere MOZART! Das Musical

 

以下どちらも大量の舞台写真、カテコ写真、役者写真があります。

Einblick in Harry Kupfers Neuinszenierung - Kulturfeder - Das Onlinemagazin f・ Kultur (広告で音が出るかもしれません)

 

Presseprobe zu "Mozart!" das Musical | Facebook

このサイトでは、以下のシーンの舞台写真も掲載。

 

„Dich kennen heißt dich lieben“ (Oedo Kuipers, Franziska Schuster, Lucas MacGregor)
„Schließ dein Herz in Eisen ein“ (Thomas Borchert)
„Gold von den Sternen“ (Ana Milva Gomes, Thomas Borchert, Oedo Kuipers, Barbara Obermeier)
„Wie kann es möglich sein“ (Mark Seibert, Jon Geoffrey Goldsworthy, Thomas Borchert)
„Wie wird man seinen Schatten los“ (Oedo Kuipers, Lukas MacGregor & Ensemble)

 

 

初日写真。舞台写真はないけどカテコ写真豊富です→https://www.facebook.com/media/set/?set=a.927397933997669.1073741889.144588122278658&type=3 

 

初日前にあった劇場祭りの写真はこちら。モーツァルト!の出演者がコンサートで歌ってます→https://www.facebook.com/media/set/?set=a.923577021046427.1073741888.144588122278658&type=3

 

<映像>

 

ウィーン版モーツァルト!でレオポルトを演じるトーマス・ボルヒャートのインタビュー映像。舞台映像もあります!https://www.facebook.com/video.php?v=907259606019724

 

内容:ブルク庭園のモーツァルト像(とレオポルトのレリーフ)を見るトーマス。続いてキャストとの会話、舞台映像(心を鉄に)、インタビュー、ヴォルフガング歌唱映像(影を逃れて♪)記者会見映像、星金♪、リーヴァイ氏インタビュー。

 

ウィーン版モーツァルト!ニュース映像。

Mozart wieder in Wien – YouTube

 

 

初日の前日のニュースです。舞台映像、稽古映像、クプファー氏(後ろに背景デザイン!)、リーヴァイ氏インタビューあり。

 

他に3つオーストリア国営放送で流れたニュース映像があるんですが、初日から1週間で消えてしまいました。Youtubeに上がっていたらいいのですが。。

 

 

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2015-10-07 07:18 | カテゴリ:モーツァルト!Mozart!

ウィーン版モーツァルト!プレビュー1回目レポの第4弾です。前回で一度締めくくりましたが、今回は観劇翌日のつぶやきをまとめています。一晩おいて少し考察なども深まってきています。

 

特に後半部分の解釈が色々と増えています。ネタバレも含みますのでご注意ください。(パラグラフの始めに「(ネタバレ)」と書いています。)

 

<座席と見晴らし>

 

今回の席は全体が見たかったので、三階席最後列。いい席だったー。スタオベで一番に立ち上がれるし、ヒューヒューよく響くし。舞台を見下ろしてアンサンブルのフォーメーションを見るのが好きなので、三階席必須。背景はほぼ見えたけど、地名だけ少し見切れた。一度下の階で見てみよう。

 

<色んなシーン思い出し>

 

モーツァルト!見て以来、授乳する度に、血を吸い取られるヴォルフの表情思い出す。あのアマデのワガママっぷり、待てない!今すぐ血をくれ!っていう感じが、ほんと赤ちゃん相手してるのと同じ。あの役作りほんとリアル。相手の事を考えず、自分本位で相手を翻弄して当然の存在。

 

心を鉄に閉ざして♪で椅子が円形に置かれて、意味あり気なものが置いてある。バイオリン、楽譜、時計、地球儀、十字架、教会の模型、もう一個メモったけど忘れた。パパが手に持ったのは最初の二つだけだけど、今考えたらめっちゃ意味あるな。

  

コロレドトイレ。かなり高い衝立とおまる付き椅子が馬車から降ろされ、悠々と衝立に隠れるマーク。かなり高い衝立で、三階席最後列の私でも、座ってるとこは見えなかったけど、立ち上がってゴソゴソしまってそうな頭は見えた。客席から見えないのにズボン下ろしてるのかな?

 

(ネタバレ)Dich kennen~は最初はヴォルフがコンスに言うセリフを練習しているという設定で、ベッドの上で完全にソロ。途中でママと喧嘩したあとのコンスが入ってきてデュエットに。アマデは左のピアノのそばで好意的に聞いてて、歌が終わるとなんと拍手。反対してなかったんだ。 

 

<ヴォルフガングの錯乱>

 

パパとウィーンで喧嘩した後、Warum kannst du mich lieben~を歌い、アマデが励ますように肩に両手を置くんだが、歌が終わると一転して突き飛ばし、馬乗りになって作曲させるのが怖い。押し倒されたまま怯えるヴォルフの演技が迫真。

 

(ネタバレ)パパの死後シュテファン大聖堂で祈った後、ヴォルフがすごい錯乱状態になるんだが、この時がほんとすごい演技だった。慰めるコンスもいい。この後もレクイエム作曲が始まり暗いようだが、合間に魔笛作曲とか、魔笛の公演とか派手な感じの場面も挟まるので、そんなに重苦しくもない。ほんとバランスいい。

 

<セットと背景>

 

ライムント劇場はせっかくエリザで床の大改造したのに、四角く巨大セリが降りたのは最初の墓場のシーンのみで、後は上下動はなく、さり気ない盆の回転のみ。バックステージツアーは結構見るもの少なそう。けどあのヒッピーバスは間近で見たいw

 

オペラの劇場公演で客席の喝采を受ける場面が二幕で二回あるんだけど、一回目は右が客席(ヨーゼフ二世も来る。ミヒャエル広場の旧ブルク劇場。舞台サイドの幕や照明が映写)、二回目(魔笛、ヴィーデン劇場、客席が映写)は奥にお客さん。どちらも現存しない劇場でテンション上がった!

 

この作品はホントDVD化してほしいなー。背景映像だけでいいから、全部欲しい!二幕後半で、ヴォルフが集中して作曲してるシーンがあるんだが、ここの背景が楽友協会の黄金のパイプオルガン(照明の形で見分けがつく)で、すごい美しいの!人が入ってきてモノクロになるのも象徴的。

 

あと、一番最後に映写されるのは、国立オペラ座の客席。あーあそこ私の立ち見席常連だったーとか、なんか嬉しい。特に国立オペラ座でモーツァルトのオペラ見た経験があれば、すごい当事者気分。ホント背景だけで相当語れるわ。

 

<セカンド事情>

 

そういえばアンサンブルにいたアンドレ(Andre Bauer)は、レオポルトのセカンドだろうなー。経験者だし。これは楽しみー。しかし、誰がヴォルフのセカンドなのか見当つかない。。Lucius Wolterあたりで見たいなー。コロレドのセカンドも見当つかないわー。あんなムキムキほかにいないし(笑)そしてMartin のシカネーダー見たい。。

 

調べたら公式サイトにセカンド出てたわ。アンドレはレオポルトセカンド、Martinはシカネーダーセカンドで正解!見たい!Luciusはなんとコロレドセカンド!嬉しすぎる!全部セカンドで見たいな!ヴォルフセカンドはダンスキャプテンのGernot Romic。ルドルフカバーとかしてた人。

 

アンドレは初演もレオポルトしてたし、経験者!アンサンブルのヨーゼフ二世とか目立つのも好きだし、レオポルトでも見たい!やっぱりこの三人は何か重要なセカンドだと思ってたけど、楽しみだなー。ヴォルフセカンドはちと弱いか。誰かテコ入れ入らないかなー(Oのつく人とかw)

 

<やりとり>

 

(レポを読んだ方からの質問やコメントに私が返信したものです)

 

(演出について)好みもあるかと思いますが、私はかなり好みの演出でした。もちろん役者の質も最高ですし♪これはわざわざ見に来る価値があると思いますよ!

 

(来日の可能性について) 来日も視野に入れてはいるかも知れませんね。これだけセットがシンプルで映写が多いと、海外ツアーもしやすいと思います。キャストがウィーンでの大スターが多いので、日本に行きたがるか分かりませんが。。

 

(赤いコートのシーンについて) 日本版は全然見ていないんですが、赤いコートのシーンあったことはあるんでしょうか?ブダペスト版もあったか調べておきますが、なかった気がします。

 

(赤いコートのシーンについて) 確かウィーンでは10周年コンでは既になくなってました。代わりにヴォルフがパパの肩揉みするシーンはありましたけど(笑)家族の雰囲気はなかったですし、何よりナンネールの楽しい歌の見せ場が欲しかったです。

 

(マークの胸筋について) Uweの時も胸筋堪能シーンありましたからねー。ブダペストではサウナ後のバスローブだったんですが、日本ではどうなんでしょう?ウィーン再演はなんかセットの後ろでゴソゴソしてると思ったら、胸はだけて出てきたので、ゴソゴソするなら全部着替えてもよさそうでしたがw

 

(演出について) 他の方の感想とかまだ出てないんですが、モダンとクラシックの融合、クールで現代的な感じ、時々登場するベタなサプライズ、どれも計算し尽くされた感じで、こういうのが好きな人はハマると思います。これは実際見て欲しい作品です。

 

(CD発売について) 初日録音は最近少し傾向が変わってきているのでわかりませんが、絶対何か二枚組が出る筈です!もう少ししたら聞いてみますね。

 

<上演予定>

 

しかし、暗い作品でここまで好みの作品はレベッカ以来かもしれない。ルドルフも再再演エリザも貴婦人もあまりリピートそそられなかったしなー。

 

明るい作品ではNY、シスアク、ブロンドと結構好みがあったけど。しかし、あまり観劇に時間が避けないなか、ここまでリピートしたくなる作品も悩ましいw

 

しかしウィーン版モーツァルト!現時点では来年の6月で終わりなんだよなー。次シカネーダー(エマヌエルとエレオノアw)決まってるしね。シカネーダー既に半年延期されたけど、さらに半年延期してほしい。。モーツァルト!無期限ロングランで2年くらいやってくれー!何度も見たいんだよー!

 

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2015-10-05 06:55 | カテゴリ:モーツァルト!Mozart!

9月12日に上演された、ウィーン版モーツァルト!プレビュー初日のレポの続きです。

 

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ライムント劇場の緞帳(映写)とプレビュー用簡易プログラム表紙

 

<キャスト>

 

演出と衣装はこの辺にして、キャストの感想行きます。私が見たのはプレビュー初日。プレビューは五回あり、初日の25日までまだ間がある。ゲネプロは二日前だから、ホント出来立てほやほや。それにしては本当に完成度高かった!

 

基本的にどの公演もプレビュー見てるけど、いつもほぼ100%仕上げてきてるので、プレビューの印象が後からリピートで変わることはほとんどない。エリザ再再演のんー、って感じも変わらなかったし。今回はかなり好みなので、これから回数こなしてこなれてくるのが楽しみ!

 

<ヴォルフガング>

 

まずは新人ヴォルフのOedo。素晴らしかった!二幕とか出ずっぱりなのによく頑張った!歌声も正確で張りがあってとてもいい。この段階でここまで仕上げてきたのはほんとすごいことだと思う。

 

Yngveにあったクセが抜けて、聞きやすい。Yngveが裏声使ってたところも地声(ベルト)出てる。Yngveの濃さやクセが好きだと少しサラッとしすぎてるかもしれないけど、私には充分素晴らしかった。

 

演技も説得力ある。特にアマデを守るようにしがみついたり、襲われて怯える様子がいい。狂うところもリアル過ぎて心配したw回数こなすともっと余裕が出てくると思うし、それも楽しみ。

 

あとOedoはめっちゃ背が高くて、コロレドやパパも見下ろすw Yngve vs Uweはコロレド見下ろされてたけど、まさかマークが見下ろされるとはw

 

<レオポルト>

 

トーマスパパは、歌声第一声を発するので、お!あの知ってるパパの声!って聞いて懐かしくてほっとした。安心感だね。トーマスは今日は少しセーブ気味?歌声はホントはもっと歌える筈なので、次回は熱唱が聞きたいところ。けどもちろん素晴らしかった。

 

演技があんまり怖くも厳しくもなく、優しめな感じ個人的にはもっと理不尽に厳しいパパをイメージしてたので、ヴォルフへの愛が前面に出てて、なんかかわいそうに感じた。

 

一幕前半、まだ反抗する前の二人の仲良下げな様子とか、息子に照れもなく「好きだぜ!」って言っちゃうところ(この時の目線が泣ける!)とか、いいパパじゃん!

 

星金で歌を聴きながら、今までの価値観が挑戦されている葛藤が見て取れて、男爵婦人よりパパ見ちゃったよ。立ち位置として、ヴォルフは客席に背中を向けてるので、パパの表情はやはり注目。名曲過ぎてもちろん泣いた。今回は子供側の立場で聞いて泣いたなー。

 

ウィーン行く前かな?ヴォルフとパパとナンネールの短い三重唱が最高に素晴らしい。ここ大好き。

 

<ナンネール>

 

ナンネールは思ったよりソロ少なくて、バーバラもったいないなー。やっぱり赤いコートの歌欲しいなー。

 

<コロレド>

 

ではマークコロレド行きますw なんか笑えますw 馬車の揺れとか、無駄な見せ胸筋とかw

 

歌声はやはり頭の中のUwe声をなぞってるので、無意識に比べてしまうのが申し訳ない。あのCDのUweが完璧過ぎて。

 

マーク高音がきれいに出てた。ダミ声にするところが普通声だけど、そのうち慣れるわ。いやー、あのCDのUweはホント偉大だわーと思った。マークも全然悪くないし、低音ダミ声にならなくても腹に響く凄くいい声で迫力だった。少ないけどちゃんとダミ声なってるところもあったし。Zauber der MusikのMuが超美声。sikはUweとは違う感じ。

 

個人的には、モーツァルトの楽譜を見て、頭の中で音楽が鳴り、その美しさに動揺して、ページをくりまくって、周りが見えてない様子がすごく良かった。

 

ヴォルフとの対決新曲がかっこいいし、二幕結構出番ある。これからこなれてくる事に期待。

 

あと、2幕後半でウェーバーママとタンゴを踊ります。マークファン必見!

 

<コンスタンツェ>

 

コンスタンツェ忘れてた。初めて見る人だと思うけど、とてもよかった。かわいくて健気な感じで、けど育ちがイマイチなので品がない、そのバランスがいい。

 

ダンスはやめられない♪が素晴らしいソロだった!表情がよく寂しさや投げやりさを良く物語ってた。

 

Dich kennen~のラブソング直前にコンスとママが喧嘩して、ヴォルフを愛してるっていう場面があるので、コンスとヴォルフの恋愛も説得力ある。その後上手くいかなくなるのも良く分かる。物語が深くなるコンスだった。

 

ウェーバー一家もキャラがあっていい感じ。

 

<男爵夫人>

 

男爵夫人の Ana Milva Gomesはもう言うこと無し!セリフも歌もなんて深くて美しい声。星金も彼女の声で聞けて幸せ。存在感もあり、そのくせ出しゃばらず、とてもいい距離感。

 

<アルコ>

 

今回めっちゃ気に入ったのがアルコ!すごい素敵な低音♪かっこいいお爺ちゃん!素敵だわ。。

 

<アンサンブル>

 

アンサンブルにはアンドレ、Martin Parsching, Lucius Wolterがいて嬉しい。シカネーダーは長髪の胡散臭い人w

 

アンドレはヨーゼフ2世とかコロレドの代理とかよく出てくる。Martinはサリエリ役で最初から目立つ。途中もう一度出てくるしね。Luciusは後半になって気がついたので、次回よく見ておきます。あとメスマ役の人がハリポタのネビルに似てた。

 

全体的にアンサンブル少なめなのに、ソロが多く、コーラスも迫力でした。セットがないぶん、アンサンブルの振り付けや動きがほんと細かくて、意味もあって、とても良かった。

 

私の歌の先生は、全体の振り付けなど動きを付ける仕事をしてるので、今回のアンサンブルの動きはほとんど関わってるはずだけど、ほんと複雑でうまくできてるなー。

 

<いろんな死に方とか>(ネタバレあり)

 

個人的には、モーツァルトママのパリでの死に方が、え?って感じだった。ブダペスト版では部屋(天井裏?)で亡くなったんじゃない?

 

そしてヴォルフ自身の死もあっけないほどさっぱりしてて、これは結構良かった。ウェーバーママが第一発見者で、その後入ってきたナンネールがめを閉じてやるのも意味深。

 

アマでが床に置いた小箱を拾って、ナンネールが開けると、Der Prinz ist fortのメロディが微かに聞こえるのもいい。ちょっとオペラ座の怪人っぽいラスト。

 

ここはウィーン♪はまさにこの作品の裏の主題歌w 二幕始めは盛り上がる!みんな順ににこやかに刺される振り付け笑ったw カテコもこの曲だけど、めっちゃ振り付けかわいいから必見!

 

<まとめ>

 

なんかさ、やっぱりモーツァルト!は名曲の宝庫だよ。どのソロ聞いても、イントロで嬉しくなる。

 

一度見ただけじゃ全然見足りない。。早く次また見たいよー!こんな気分にさせてくれる作品に出会えるから、ミュージカルファン辞められない。

 

最高の気分でスタオベしました♪この作品の再演を決めてくれて、こんな好みに仕上げてくれて、リピートの楽しみも感じさせてくれて、ほんとにありがとう!実際そこまでリピートできないと思うけど、何回かは絶対行きたい!!

 

 

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2015-10-03 07:55 | カテゴリ:モーツァルト!Mozart!

9月12日に上演された、ウィーン版モーツァルト!プレビュー初日のレポの続きです。

 

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プレビュー用簡易プログラム曲目リスト

 

<衣装>

 

お次は衣装。再再演エリザや初演M!の人ですが、今回見直した!めっちゃ良かった!白ヴォルフいい!それも真っ白でも三種類くらい着替えてる。長めのパーカー、黒線のTシャツ、コンサートとかでは貴族っぽい上等の生地のジャケットで前を開けて紐ジャラジャラ。これ素敵だった。

 

白は基本ヴォルフだけなんだけど、コンスもヴォルフと恋愛関係になってから、下着は黒でシャツが白になる。ダンスは~♪ではまた色付き上着。コンスの心の移り変わりも分かり易い。

 

コンスは登場時はあのピラピラだけど、家族で見たら違和感ない。民俗衣装ヒッピーアレンジなトップスを皆着てるからね。

 

コロレドは例の真っ赤な枢機卿衣装がどう見てもティボルトw同じ劇場だしw 紫の胸はだけサービスショットもあるよ(笑)なんではだけてるのは意味不明だが(サウナは?w)、お腹全然出てなくて羨ましいーw

 

後半は真っ黒に十字架でこれもかっこいい。男爵婦人は例の青のドレスと胸の真ん中に穴のあるセクシー青ドレスの二枚。この作品のおっぱい大将はコロレドと男爵婦人が双璧だねw

 

レオポルトは常に黒。中は現代風で、長いコートがクラシック。ナンネールはダサ目。あ、あとほんとどうでもいいけど、大江戸くんと称される新人ヴォルフが、半か丁か!ってやってて笑ったwwほんとは半丁じゃなくてサイコロの数字の合計を争うみたいだけど、そこだけ時代劇w おまけに相手はアンドレw

 

衣装で感動したのは、二幕後半のDas wunder Mozartで、客席の貴族(アンサンブル)がクラシックなドレスとガウンの衣装でモーツァルトの作品を賞賛するんだけど、途中でドレスとガウンを脱いで、今の普通の服に着替え手続きを歌うのね。衣装の着替えだけで一瞬で時代を超えた!(追記:この衣装替えの演出は、プレビュー最終日にはもうなくなっていましたので、プレビュー途中で変更になりました)

 

<カメオ出演>

 

ちょっと嬉しいのは、最初の子供ヴォルフのコンサートでひときわ派手な白いドレスの人がマリアテレジアなこと。おまけに膝に飛び乗って抱きつく子供ヴォルフ。マリーアントワネットはいないけど、サリエリ(Martin Parsching)はいる。背景はもちろんシェーンブルンの鏡の間だから、最後のダンスと頑張って角度変えてたw

 

後半はヨーゼフ二世も登場。 これもアンドレw アンドレフランツヨーゼフに続いてヨーゼフ二世までw皇帝専門職w

 

メスマも最初の墓場とコロレドに脳みそ届けるのと二回出てくる。有名人がカメオ出演してるみたいで楽しいw

 

<アマデ>

 

子供ヴォルフのコンサートが終わって、マリアテレジアが赤いコートを「これお古だけど使わないから上げる」とヴォルフにくれる。その後男爵婦人が登場し、子供ヴォルフは赤いコートとかつらをつけて、アマデになる。史実では赤いコートは男爵婦人からの贈り物なんだけどね。初演ではどうだったんだろ?

 

アマデは羽ペンと小さな黒い箱と楽譜を持ってる。箱は才能を意味してて、最初は中が光ってて、そこにペンを浸して書いてるが、途中から光らなくなる。一幕最後では影を逃れて♪でヴォルフの腕を突き刺し、血を使って書く。

 

二幕魔笛作曲では巨大な箱も登場。これは一応、魔笛を作曲した通称「魔笛小屋」のオマージュでもある。

 

アマデに血を抜かれて、翻弄され、ヘロヘロになる様子がもう、授乳中に赤子に振り回され、母乳吸い尽くされて、もう空っぽなのにもっともっとって際限なく要求され、夜も眠れない自分と重なりまくって号泣した。。まさかモーツァルトの作曲と授乳が被るとはw

 

 

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2015-10-01 07:55 | カテゴリ:モーツァルト!Mozart!

ウィーンで上演が始まった、再演版モーツァルト!1999年の初演以来待ち望まれた再演です。プレミア前のプレビューが2週間にわたって行われた中、プレビュー初日と最終日(プレミア二日前)に行ってきました。

 

観劇中と直後のつぶやきをまとめておきます。一応、プレビュー初日の二日前のゲネプロを除けば、この作品を初めて見る観客ということになります。

 

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当日、モーツァルト!仕様のライムント劇場

 

<幕間>

 

モーツァルト!プレビューに来てます。観劇自体五カ月ぶりでドキドキする。

 

これはいいかもしれない!方向性が私の好みと一致してて、とても興奮する。レベッカの時のようなワクワク感。リピートめっちゃしたい。心配してたこともあまり問題ではない感じ。

 

衣装正直いいよ!よく考えてあって、全然悪くない。セットがシンプルだから、衣装の演出に占める割合が大きい。(←衣装が苦手だった再演エリザベートと同じ人が衣装担当だった上、事前に発表されていた衣装デザイン画がかなりあり得なかったため、衣装が一番の心配事だったため)

 

 

一幕で既に三回泣いた。前半のパパトーマスがヴォルフを見る「好きだぜ!」目線、星金、影を逃れて。特に影を逃れて♪はもう号泣した。

 

変な共感の仕方だが、子供のもっともっと要求に翻弄されてボロボロになるモーツァルトがもう、子供に振り回されてボロボロの自分と重なって、大号泣。

 

<観劇後>

 

 モーツァルト!も・の・す・ご・くよかったーー!!うわー!!今すぐもう一度見たい!!久々に何度でも見たい作品が来たよ!!これはみんな実際見て欲しい!

 

シンプルで、くすっと笑えて、泣けて、けど暗すぎず、それでいて重量を感じる。初演から各国の要素をできるだけ取り込んでて、物足りなさ全くなし!

 

何から褒めればいいかなー。舞台美術と演出がシンプルで、ほぼ映写とピアノのみなのが、すごく良かった!キャストの動きと衣装が全て。すごく考えられてて、簡略化された故の知的刺激が味わいまくれて、脳みそフル回転の幸福感!これぞ舞台作品のの醍醐味!

 

エリザは再再演でゴテゴテしすぎて好みから外れちゃったけど、M!はひたすらシンプルさを追求したのが、ホント好みドンピシャだった。衣装はエリザで改悪だっのが、今回はホント演出の意図を表現していて、大成功だった。白ヴォルフ!青男爵婦人!赤アマデ&コロレド!黒パパ!シンプルでも深い!

 

<新曲、編曲、削除曲など>

 

明らかな新曲は、一幕の最後のほうのコンスとヴォルフのラブソング。演出がビックリ&クスリかも(後でネタバレします)。

 

あと、二幕後半のコロレドとヴォルフの対決ソング入りました!地球儀はなくて普通に歌ったけどw この曲かっこいいわー!ラブソング新曲はWeil du so bist, wie du bist。コロレド対決ソングはDer einfacher Weg 。サビはDer einfacher Weg ist immer verkert! でとにかくカッコイイ!

 

ドイツ語のverkertは英語字幕ではwrongでした。正確には「安易な道は常に逆(方向)の道」という訳になるかと。

 

超残念ながら赤いコートの歌はなかった。。この曲っていつなくなったの?大好きなのに。。

 

あとあの言葉遊びの歌ich bin extraordinaerがハードロックに編曲!ノリノリ!ここ好き!(もっと激しくてダーティーでもいいくらいw)

 

<映写される背景>

 

 M!で一番良かったのは演出と衣装かなー。話の流れも一幕後半を除いてスムーズで、時間が経つのが早かった!一幕後半、ウェーバー一家の後、パパソロ(心を石に~)、シカネーダー、コロレドトイレまでの流れが少しギクシャクしたけど。ウェーバー一家の登場が衝撃だったからなー(笑)

 

演出の何が良かったって、映写される写真が知ってるところばかりで興奮する!シュテファン大聖堂入口、オペラ座客席と玄関、スペイン乗馬学校などなど、知ってる場所の変わったアングルの写真が嬉しい!

 

プログラムに書いてある地名も細かくてモーツァルト歴史好きには最高。モーツァルトの歴史上の複数の住居(魔笛小屋も)や、上演劇場(Theater auf der Wieden出てきまくりでいいぞ!)もプログラムに詳しくて、調べ物にも最適。

 

背景には当時なかった建物(国立オペラ座や楽友協会(のパイプオルガン))もあったけど、その辺はイメージでOK.現存しないミヒャエル広場のブルク劇場やTheater auf der Wiedenの再現予想図を背景にしてきてくれたのも嬉しい。けど明らかに冬じゃないザルツブルクの市場のシーンの背景にちょっと雪が写ってたのは気になった(舞台上の街の人たちは冬服なのに、売っている野菜が夏物w)

 

背景ファンになってしまったので(笑)色々語り始めてしまったけど、この背景の映写(地名も書かれる)だけで場面転換をするという斬新な演出。

 

<大道具と舞台設定>

 

大道具がほとんどないという点ではルドルフもその傾向があったけど、ルドルフよりレベッカを思い起こさせたのは映写のせいかな。大道具は、常に舞台上にあるグランドピアノ(ピアノとティンバロの両方の音がするw)と数個の椅子くらいで、ほとんど空っぽ。

 

コロレド系のシーンでは奥に6の形した金色の物体が降りてくる。ウェーバー一家はアレが出てくるし、あとはコロレドの馬車(笑)と巨大な箱とベッドとソファくらい。ピアノや椅子を動かすのはキャスト。ヴォルフ自らベッド引っ張ってきたりw 盆が回るだけで隠すものがないので、死んだママやヴォルフ本人も立って退場w。

 

椅子をうまく使って、市場のシーンは野菜の乗った長い台を椅子の背に渡すだけで、めっちゃ雰囲気出てた。椅子の配置や使い方がほんとうまかった

 

<びっくり演出>

 

(ネタバレ)びっくり演出その一。ウェーバー一家。なんと舞台奥からVWキャンピングカー(派手派手ヒッピーペイントw)で登場し、プール用の空気マットレスや島に乗って夏休みw これは爆笑!

 

客席も動揺して、そのあと3場面くらい落ち着かなかったw相当衝撃だし、賛否両論あるかもだけど、私は好きw まず初演のヒッピー要素を入れようとしてるのと、マンハイムからウィーンまでこの車で来たっていうのが、この一家らしいというかw ウィーンのプラーターのシーンでは屋根が開いて、ショーみたいなこともできる。

 

(ネタバレ)びっくり演出その二。一幕後半の新曲ラブソング。背景は青空。ヴォルフとコンスの所に上から小さい椅子が二つ降りてくる。遊園地にある、高く上がってぐるぐる回るやつについてる椅子ね。背景にも向こう側の椅子が映写され、盆も回って、ほんとにあれに乗って飛んでるみたいで素敵演出!

 

まあもちろん、これってエリザの観覧車と同じく、恋愛感情を浮遊感と重ねて、おまけにプラーターまでかぶってるけどw、これはこれで演出として凝ってるし、敢えて共通点として被せて、ファンをにやっとさせる演出だと理解しました。私はすごく好き、これ。

 

あとは、びっくり演出ではなくお約束wだけど、コロレドトイレ笑ったw 正確にはトイレより馬車に笑ったw コロレドとアルコが馬車に乗って、後ろに侍従が三人立たされるんだけど、車輪の動きがちゃちいw五人の揺れ方が雑w

 

こんなに簡単なのに映写の地図が動くと、馬車も動くように見えるんだから不思議。なんか乗って自分でユサユサ揺れてるコロレドがニヤニヤ笑いをこらえてるみたいで、それ見てまた笑ったw マークの揺れ方適当w 揺れながら歌うと、時々揺れるの忘れるしw

 

トイレは知ってたから普通だったが、衝立の後ろのマークを想像してまた笑ったw おまる付き椅子持っての移動w

 

(ネタバレ)あと驚いたのはich bin extraordinaerのハードロック版だなー!赤いエレキギターかっこよかった!編曲もノリノリ!一番最後のアンサンブルが踊り狂ってみんなで歌うところ鳥肌モノ!この曲CDで聴くの楽しみ!

 

 

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2015-07-30 05:23 | カテゴリ:モーツァルト!Mozart!

2015年4月14日にあった、ウィーン再演版モーツァルト!キャスト発表記者会見の映像です。

 

 

流れはこんな感じ。歌は抜粋です。インタビューは意訳しています。

 

ヴォルフガング:影を逃れて♪

→クンツェ氏のインタビュー:「磁器でできた子供」Porzelanskindを天才として描き、天才の音楽を作らせる。その一方でヴォルフガングを現代の人間として描く。それだったらミュージカルにできるとリーヴァイ氏に提案した

→男爵夫人:星から降る金♪

→リーヴァイ氏「モーツァルトの天才性を「磁器でできた子供」に背負わせ、ヴォルフガングの方にドラマチックな曲を作ることにした」

→コロレド:神よなぜ許される♪

→Oedo Kuipersのインタビュー:「母の胎内でクラシック音楽をよく聞いていた」

→ヴォフガング:僕は音楽

 

切り取ってあるところがいいのかもしれませんが、全体的に歌唱がとても素敵です。

 

また、とても気になったのは、クンツェ氏がアマデをPorzelankind(磁器でできた子供)と表現したこと。宣伝写真映像のアマデの肌がつるっとしていて、まるでアウガルテン磁器みたい!と感じたんですが、まさにその通りの発言でした。ウィーン→アウガルテン磁器の発想に納得です。

 

そして、アウガルテン磁器のような天才と対比した、人間的でドラマチックなヴォルフガングと言う位置づけ。さすがクンツェ&リーヴァイコンビです!

 

 

次は、ニュース映像仕立ての映像です。こちらは、記者会見直後のキャストインタビューを含みます。

 

ビデオのタイトルをここに入力します

 

映像としてはとてもよくまとまっていて、キャストの歌唱と意気込みを楽しめます。

 

流れ:

ヴォルフガング:僕は音楽♪

→VBW総監督Struppeck氏のインタビュー「7か国で上演した後、初演の地のウィーンに戻ってくるのがいいと思います」

→Oedo Kuipersインタビュー「まだ夢を見ているような気分がする」

→コンスタンツェ役インタビュー

→コロレド歌

→Mark Seibertインタビュー「実在した歴史上の人物を演じるのですから、コロレド役にしばらく没頭するつもりです。」

→男爵夫人役インタビュー「姫からおサル、バーシンガーから男爵夫人まで、様々な役をさせてもらってとても幸せです」

→影を逃れて♪

→Mark再び「この作品はエリザベートと同じく、ウィーンのもの。」

→男爵夫人歌

 

個人的には、ナンネールのBarbara Obermayerのインタビューが欲しかったなーという気がします。トーマス・ボルヒャートがその場にいれば、絶対インタビューがあったはずなのになーとか。

 

しかし、もう一つの映像でクンツェ氏とリーヴァイ氏の声が聴けて、こちらの映像でキャストとStruppeck氏の意気込みが聴け、とても素敵な映像だと思います♪

 

関連記事:

ウィーン版モーツァルト!再演キャスト情報①概要

ウィーン版モーツァルト!再演キャスト情報②キャスト詳細

 

モーツァルト!本場ウィーンで見たい方はこちらをどうぞ↓
現時点では9月24日(初日)から12月末までのチケットが発売されています。

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