2013-11-15 08:48 | カテゴリ:ラブ・ネバー・ダイズ Love Never Dies

というわけで、なんだか9回に渡ってしまった超長文レポでしたが、お付き合いありがとうございました。

 

やはり新作見ると長くなっちゃうのと、映像やCDが出ない可能性が高い作品だと、やっぱりレポ読み返して記憶をたどりたいので、思い出せる限り書いてみました。

 

8回公演を2回見たわけですが、初日とALW観劇日に当たって、ものすごくラッキーでした。

 

音楽、キャスト、オケがあまりに素晴らしく、こんな素晴らしい音楽をCDにしないなんてもったいなすぎる!!!私もまた聞き返したい箇所がいっぱいで、CD出たらヘビロテで聞くのにー!と思ってしまいます。

 

あと、公演直前にYoutubeに載せられた、Sitzprobeの映像です。これだけでも音楽の素晴らしさが伝わってくると思います。

 

 

 

それでは、あまりの長文が申しわけなかったので、LNDレポの目次を作っておきます。読み返すときにご参考にどうぞ♪

 

ラブ・ネバー・ダイズ ウィーンコンサート版レポ①全体の感想

ラブ・ネバー・ダイズ ウィーンコンサート版レポ②つぶやきまとめ1回目

ラブ・ネバー・ダイズ ウィーンコンサート版レポ③つぶやきまとめ2回目

ラブ・ネバー・ダイズ ウィーンコンサート版レポ④あらすじとツッコミ

ラブ・ネバー・ダイズ ウィーンコンサート版レポ⑤演出、衣装

ラブ・ネバー・ダイズ ウィーンコンサート版レポ⑥ストーリー編

ラブ・ネバー・ダイズ ウィーンコンサート版レポ⑦キャスト編Drew怪人&Milicaクリスティーヌ

ラブ・ネバー・ダイズ ウィーンコンサート版レポ⑧キャスト編ラウル、メグ、マダムジリィ、少年、アンサンブル、オケなど

 

 

オペラ座の怪人 ウィーン版キャストアルバム<2枚組>

 

映画「オペラ座の怪人」 ドイツ語吹替版サウンドトラックCD(Uwe Kroeger)

 

ジーザス・クライスト・スーパースター ウィーンコンサート2011年版ライブCD<2枚組>

2013-11-13 08:42 | カテゴリ:ラブ・ネバー・ダイズ Love Never Dies

キャスト編続きますー。

 

・ラウル

 

うーん。ラウルは、上記二人に比べて比較的普通。見た目もDrewよりさらに背が高く、ラウル顔でピッタリ。1幕は髪もピッタリなでつけてて、貴族のお坊ちゃま然としてるので、理想的ラウル。それがだんだん髪が乱れてきて、2幕バーのシーンではもう完全に飲んだくれww髪型だけでよくあそこまで乱れられるね。

 

歌声は、上記二人に比べて普通なんですが、特にミスもない代わりに特にインパクトがあるわけでもないけど、この作品のラウルはそんな感じでいいんじゃないでしょうか。普通の人間が、怪人やクリスのような超人の世界に引きずり込まれたらこんな風に破滅します、みたいなww

 

怪人との対決でやられ過ぎててちょっとかわいそうだった。自分から殴りかかったけど、ボクシングで鍛えてる怪人(←ロッキーのDrewのことですw。あの時のパンチのよけ方はどう見てもロッキーw)はさらっとかわして逆襲。舞台右端で倒されて、足で胸倉踏まれるとかwwwいいとこなしw。しかし、怪人はもっと魔術みたいなので戦ってほしいのに、殴り合いとかww

 

・ギュスターヴ

 

少年合唱団じゃなくて、オペラ座付属。見た目も金髪碧眼で舞台映えするクールな顔。

 

音程は時々ずれることがあって(2回目はかなりよくなってた)、特にこの完璧な大人たちに交じると、唯一音が不安定で少しくぐもった感じ。だけど、きれいに出た高音がものすごい透明感のある声で思わず鳥肌。

 

あと、ショーの直前の舞台を準備している歌(Wer verliert geht unter)で5重唱くらいになるんですが、その時舞台真ん中で一人で歌ってるところがすごく良かった。あの並み居る大人たちを差し置いて、5重唱の主役状態。

 

Beauty UnderneathJa!っていうところもなんかノリノリでかわいい。ここはYes!じゃなくてJa!のほうが聞いてて好き♪

 

・メグ・ジリィ@Barbara Obermeier

 

バーバラは、同じ劇場で上演中のキューティー・ブロンドの主役を務める、若手実力派。その前はシスターアクトで見習い修道女を演じ、その声のパワフルさを初披露。最近一番伸びてる女性若手で、その透明感ある高音と、演じる役の幅の広さにも定評あり。

 

そんな彼女が、メグ役。WE版聞いた感じだと、メグって最初から感じ悪いっていうか、クリスに対抗心持ってて意地悪な感じがするんだけど(POTOであんなに仲良しだったのに)、バーバラのメグは悪気がなくてキャピキャピした感じが可愛い。そこまでネガティブな感情は持ってなくて、Badenixeでファントムが来てくれなかったから拗ねたのが拗ねすぎたって感じw

 

なんかこの無知でお馬鹿で女子高生っぽいメグが個人的には結構好き。暗い過去を抱えてるわりに、明るい性格なのが逆に痛ましいかも(2幕最初のラウルの飲んだくれソングの直後に一瞬登場して過去の傷の話をする時の彼女の真剣な表情がグサッとくる。

 

あと、ウィーンミュー常連さんはウケてたけど、彼女の衣装が思いっきり真っピンクで、登場シーンでピンクの布がばばーっと出てくるのがもう、キューティーブロンドのパロディで、私を含む客席くすくす笑ってた。こういうのって結構好き(笑)。そのくせ、メイクはブロンドの時とかなり変えて、眉毛をきりっとして一度言い出したら聞かない感じの性格を見せてたと思う。

 

Badenixe sagt hallo!でアンサンブルに持ち上げてもらってポーズするところがかわいい!

 

しかし、10歳の子供がいるクリスと同世代ってことは、ほんとは若くても20代後半?それであんなにきゃぴきゃぴ?と一瞬思ったw

 

・マダム・ジリィ@マヤ・ハクフォート

 

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公式サイトより

 

あんなにキャピキャピでかわいいメグのママが、ここまで怖くてどよーんとしてるなんて、この家庭どうなってんの?って思うくらい対照的なママ。

 

メグが「私頑張ったよ!」って言ってるんだから、よく頑張ったねって褒めてあげてもいいくらいなのに、いつもどん底に突き落とすwwなんという空回り親子ww

 

しかしマヤさんはさすがの存在感。衣装がめちゃくちゃかっこよくて、こんなの似合うなんて羨ましいー。

 

残念ながら一曲分くらいの大きなソロがないので、歌声を堪能するところはあまりないんですが、やっぱりDrewMilicaとバランスをそろえるには、彼女くらいの存在がいたほうがいいよね。

 

彼女が良かったのは、1幕のメグ、マダム、クリス、ラウルの4重唱のところと、1幕ラスト。いやあ、1幕ラストは短いソロなんだけど一番の見せ場。基本的に客席を見ず、舞台サイドを見て歌ってたマヤさんが、最後の最後で客席を一瞬キッとにらむんだけど、この時の表情が今でも忘れられない。目の色が異様に薄い水色(照明のせい?)で、細い細い目で舞台をにらむの!!!すごい迫力!しかしそれも一瞬で、今度は目を伏せて階段を降りる。この目を伏せた時のマヤさんの冷たい表情がまた異様に美しくて、こんな表情できるなんて、初めて知ったわ。

 

 

・3人組

 

怪人の手下の三人組。名前覚えてないけど(爆)女性、ハンサム系、ゴリラ系の3人(爆)。前にも書いたけど、登場の曲で顔を仮面のように白塗りにペイントして、そのまま最後まで。ファンタスマ紹介ソングで、三人がそれぞれパントマイム的なものを披露して(火が燃えるとか、トラを調教するとか)、アンサンブルのお客さんがわーっていうシーンがあるんですが、その時のパントマイムがみんなうまくて、全くセットがないのに、もうそれだけで遊園地の雰囲気ができてたのはすごかった。

 

ハンサム系の人は、ブロンドでエルのパパやってる人!エルパパはピンクの衣装着て可愛い感じなのに、この作品ではそのハンサムなおじさんなところをうまく出して、三人組ではリーダー的存在。ちょっと気になったのでチェックしてみようかな。

 

そういえば、一回目はゴリラ系の人が最初のファンタスマのシーンでBist du deppert!ってウィーン弁を披露して受けてたんですが、2回目はなかったような。

 

っていうか、この3Fleck(女性),Squelch(ゴリラ)、Gangle(ハンサム)って名前があるのに、どうしても覚えられなかった。。(爆)

 

・アンサンブル

 

この作品はアンサンブルが楽しすぎて、作品見るだけでも大変なのに、アンサンブルチェックがまた楽しい!!!ブロンドのアンサンブルが多数出てるの!ブロンドって脇役もキャラが濃くて名前がついてるので、かなり記憶に残るのよねー。特に1回目は、メインキャストほっておいてアンサンブルチェックしてたところも(爆)

 

☆宅配!宅配が出てるよ!!!(ブロンドのUPS宅配の兄ちゃんね。Daniel Rakazs)デカいから目立つよ!やっぱり最近のミュージカル俳優では一番好きだわ。。(爆)船着き場では、一番左端で赤い紐持って、あのガタイだから警備役。乗り出したり騒いだりしてる人を注意したりして素敵!!

 

何より何より、怪人とクリスティーヌが「あの一夜」を思い出すMoonless Nightの歌で、クリス役のアクロバットの女性ダンサーの相手役のファントム役ダンサーが宅配なの!!!それも、ムキムキが見え見えのタンクトップ!!!!やったーーー!!彼の生筋肉が拝めるーー!!!!ウィーンミュー界一のムキムキだよ!(←マーク超えてます)w

 

重要なシーンなのに、一回目は宅配ばっかりオペラグラスで追っかけてたwwwしかし、ほんと美しかった。。彼の筋肉も超理想的だけど、ファントムとしての表情や、振付がまたとっても素敵。この歌の歌詞にぴったりのタイミングでピッタリの動作をするの。

 

特に、2本の白い布を使ったアクロバットの女性ダンサーとの絡みで、本人はアクロバットできないので、女性をリードしつつ引き立てないと行けなくて、それがまたとってもスムーズで緊張感があって素敵なの。かなりダンスも難しそうだったし、ちょっと普通のダンスとは違うけど、素敵だった。。

 

歌ってる二人を見ずに、歌を聴きながらも後ろのダンサーを見てると、あの夜にどんな様子だったかが本当に再現されているようで、二人の葛藤とか、情熱とか、そういうところまで伝わってきた。

 

途中で女性ダンサーを持ち上げて布につかまらせた後、女性ダンサーが両足を180度開いてさかさまに釣り下がった状態で、宅配(ムキムキ長身なので、80キロ以上体重あるはず)が彼女の手につかまってぶら下がりながら足を自転車乗ってるみたいに回す振付があるんですが、ほんと女性ダンサーが良くあの体重を支えられたよね。。

 

そのあと、女性ダンサーごと布をぐるぐる回して、翻弄するところ(2回目のサビ)で、白い布を女性ダンサーの顔にかかるようにしたのが、仮面ぽかった。その後、自ら布を上っていくのもさすが。自分はアクロバット専門じゃないのに、結構できるように見えてしまうわ。

 

ほんと、このダンサー二人の絡みはすばらしかった。POTOコンでは、もっとしょっちゅう男女ダンサーが出てたけど、LNDではこのシーンだけだったな。けど、個人的にはダンサーで表現するの好きなので、同じ演出家でよかったわ。

 

☆アンドレ(Andre Bauer)。こんな作品のアンサンブルで大丈夫か?って感じなんですが、出番少ないながら楽しそうにやってました。もう若者の部類ではないので、熟年役。船着き場でカップルセレブの後で登場する人(映画監督と歌詞記者とかそういう位置づけの人)。そのまま出迎え待ちに交じってました。あとはBadenixeで右手前でピンクの布持ってたりとか。

 

Prohazkaさん。若手踊れるアンサンブルなので、ダンスシーンには全部登場してて、見てて楽しかった!やっぱりProhazkaさんを舞台で見るのは好き♪表情が可愛いし、動きがきれい。

 

☆ブロンドのニコ&カルロ(Jurriaan BlesMaximilian Mann)もいました。ニコの方は顔が目立つので(爆)、探さなくてもすぐに見つかる。大体Prohazkaさんとかと同じ若手ダンサーで踊ってました。カルロも大体いることはいるんだけど、一回目はヒゲ有、2回目はヒゲなしだった。よく見てたら、多分最初のPOTOラストシーンパントマイムで、ファントム役してた人だと思う。あと明らかに2幕最初の飲んだくれラウルのバーのシーンのバーテンは彼。

 

☆ブロンドのWarnerHendrik Schall)もでかいし顔が特徴的だから目立つんだよね。。ニコとか宅配とかと仲良くBadenixeでバーバラ持ち上げてるの見たら、なんだかほほえましくて笑ってしまうわw。あんなにエリートハンサム枠(爆)のワーナーが、アンサンブルで踊ってるなんて、なんか不思議。。(笑)

 

Kieran Brown

 

めずらしくブロンド組じゃないアンサンブル。っていうか、この人こないだ見たTick Tick Boom!で主役ジョンやってた人だよ!!!このひとものすごい、ものすごいうまくて、主役級問題なし!って感じなのに、アンサンブルやってるとか。。もったいない。。

 

けどこの人のツイッターでは、かなり楽しんでるみたいなのでいいけど、もっとTick Tick Boom出演してくれーー!!!

 

メガネがないと結構見た目が変わるタイプなのね。

 

・オケ

 

今回のオケは、VBWミュージカル史上一番よく頑張った!!もちろんDrewMilicaも素晴らしかったけど、このオケがあってのコンサート!!世界に誇れる、世界一のミュージカルオーケストラ万歳!!!

 

何と言っても音が重厚で繊細で、どの一瞬に聞いても聞き惚れる。2回目なんて、もう目をつぶって、音楽だけ聞いていたいと思って、実際クラシックのコンサートを聴くように、盛り上がるところは目をつぶって耳から入ってくる音楽だけを堪能してた時もあるほど。

 

もう、極上の美味しいものを食べているかのようなあの幸福感。それでいて、演出も演技も歌手もいるから、あんなにレベルが高いのに裏方という、なんかその報われなさもいいわ。。

 

1回目も2回目も、1幕と2幕の幕開きでオケに大きな拍手があって驚いたんだけど、その価値はある!2幕のオーバーチュア(Intract)の後も、ほぼショーストップ状態。

 

ただ、2幕のオーバーチュアはなんかちょっと楽しい曲が多くて、へヴィーな曲でこのオケを堪能しきる前に終わってしまった感じ。

 

その分、2幕後半、LND以降のこのオケの血気迫る迫力はもうすごかった。LNDのオケもすごいけど、一番心臓鷲掴みにされたのは、最後、子供が怪人を抱きしめて、怪人が子供を抱き返して、最後のフレーズを歌い終わった後。オケは超へヴィーに盛り上がって、じゃじゃじゃじゃーーーん、ってなった後、静かに静かに、Beautifulのフレーズがフルートで流れるの。

 

もうここがーー!その前の超へヴィーな盛り上がりから既にもう、音楽に完全に飲み込まれてたんですが、この繊細なフルート!!!!!

 

もう、完全に音楽に打ちのめされて、また茫然としすぎて拍手もできない私。すごすぎる。。体が動かない。。

 

なんだかもう、カテコで拍手したりヒューヒューしたりスタオベしたりしてても、頭の中はあの最後の盛り上がりがリピートされてて、なんか脳みそ沸騰してる感じ。

 

一通りカテコが終わって役者が退場した後、もう一度オケだけ演奏する。通常この曲は、「追い出し曲」で、会場の扉が開いて電気がついて、お客さんは一部のファンを除いてもう退場仕掛ける歌なんですが、この作品ではとっても不思議なことが起こった!

 

お客さんが「追い出し曲」のはずなのに、みんなまた座って真剣に聞き出した!!!普段結構せっかちなウィーンのお客さんが、もう帰るなんてとんでもない!みたいな感じで、当然の顔して座って酔いしれてるの。音楽の力ってすごいわ。。。

 

私ももちろん座って、この素晴らしいオケでこの素晴らしい音楽を聴ける最後の機会を、目をつぶって存分に味わう。もう至福の瞬間!!!!!これを待っていたのよ!!!

 

個人的には、オケではこの最後の追い出し曲が一番好き。この曲ばっかり何十回と聞けるわ。もしオケだけのミュージカルコンがあったら、またこの曲演奏してほしいーー!!この作品のCD出したら、絶対この曲入れてほしい!!

 

 

Das Phantom     Drew Sarich

Meg Giry            Barbara Obermeier

Christine Daaé   Milica Jovanovic

Madame Giry     Maya Hakvoort

Raoul    Julian Looman

Gustave              Leonid Sushon

Squelch              Peter Kratochvil

Fleck     Katja Berg

Gangle Armin Kahl

Ensemble           Sanne Mieloo

Ensemble           André Bauer

Ensemble           Colleen Besett

Ensemble           Kieran Brown

Ensemble           Anna Carina Buchegger

Ensemble           Janine Buck

Ensemble           Suzanne Carey

Ensemble           Amélie Dobler

Ensemble           Maria Graciano

Ensemble           Faik Hondozi

Ensemble           Lee Robert Hyung-Hoon

Ensemble           Björn Klein

Ensemble           Paul Knights

Ensemble           Jörn Linnenbröker

Ensemble           Jan-Eike Majert

Ensemble           Maximilian Mann

 

(次回でレポまとめですー)

 

オペラ座の怪人 ウィーン版キャストアルバム<2枚組>

 

映画「オペラ座の怪人」 ドイツ語吹替版サウンドトラックCD(Uwe Kroeger)

 

ジーザス・クライスト・スーパースター ウィーンコンサート2011年版ライブCD<2枚組>

2013-11-11 08:42 | カテゴリ:ラブ・ネバー・ダイズ Love Never Dies

●キャスト編

 

Drew@ファントム

 

素晴らしかったです!あまりロンドン版やオーストラリア版を聞きこんでるわけじゃないんですが、見た目、演技、歌声共に、私は大満足でした。

 

Drewはいつもの素顔通り、頭を剃ってスキンヘッドなんですが、彼の歌う時の表情と相まって、仮面もメイクもカツラもないのに、怪人に見えるのがとても不思議。原作でも仮面を取った怪人は、髪の毛もないし、そういうイメージと結構被ったのかな。

 

Drewはそうは見えないけどかなり長身なんだけど、それが怪人の俺様オーラにぴったり。なんかいるだけで威圧感があるというか、この人に逆らったら怖いぞ、みたいな感じがする。

 

そのくせ、やっぱりあの偏った性格がうまく体現できてたわ。ラウルには必要以上に尊大で無駄に挑発するし(そりゃ、前作からの因縁もあるけどさ。。)、クリスティーヌに甘える時は膝枕して甘えるし(笑)。

 

クリスティーヌへの気持ちがすごく複雑で、もちろん手に入れた時(最初に部屋で会ったときと、LNDの歌の直後に楽屋で会ったとき)にはものすごい「望みがかなった!」って感じがするんだけど、クリスに拒否されたらすごい寂しそうな顔をするの!まだ子供の部分が残ってるのね。

 

一番好きな表情は、ホテルで最初に子供に会ったとき(まだ自分のことは知らない)、ファンタスマを見せてあげるよって言いながら抱き上げて、舞台中央手前の台に置いて、子供の後ろから抱えるようなかっこにして、子供が歌うのを、すごい嬉しそうに笑顔で見てるの。で、子供が暗いことを言うと、顔が曇ってニヤリとするの。

 

ファントムが子供好きってちょっとイメージと違うけど、クリスティーヌの息子だからかわいかったのか、それともDrewの息子と年が近いから急にフレンドリーだったのか、とにかくこの時のファントムの笑顔が最高だった!!

 

あとはもちろん、LNDの歌を聞いているときのファントムの満足げな表情がすっごっくいい!!特にクリスティーヌがファントムの方を向いて歌う時のファントムの表情が!!もうこの10年報われたよね!

 

歌は、もううまいっていう次元じゃないので書き忘れそうだったけど、さすがDrew。安定して全く危なげないのは当然で、あの声にあれだけの感情を乗せれるのはスゴイ。

 

声がロックなので、こんなにクラシックな作品で合うのかどうかちょっと心配だったんだけど(個人的にDrewクロロックは物足りなかったので)、ファントムってクリスティーヌほどクラシックじゃないので、全くあの声質でも問題なかった。

 

ただ、やっぱりロックな人だから、Beauty UnderneathDrewすごいノリノリで来るんだろうなーって一番期待してたけど、思ったよりノリノリじゃなかったのが残念。子供とデュエットだったので、ゲッセマネみたいに好きなように歌えなかったって言うのもあるかもしれないけど、個人的にはここだけはぶっ壊れるようなノリノリになってみたかったものだ。

 

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Beauty UnderneathのDrewと子供。公式サイトより

 

かろうじて、一番最後のアンサンブルが真ん中に集まってきて、一番盛り上がるところのDrewの高音ロックはすばらしかった!!あそこは鳥肌モノ!!!ただ、途中で後ろ向いて顔に白塗りを付けないといけなかった上、最後は子供のシャウトで終わるので、めちゃくちゃ盛り上がった上最後は完璧なフィナーレを堪能!というわけにはいかない曲だったのが残念。

 

最後の最後でクリスティーヌが死んで、子供とラウルが帰ってきたところ。クリスのそばに付くのがファントムからラウルに代わり、ファントムは舞台中央手前に歩いてくる。この時、手のひらでスキンヘッドをペチペチ激しくたたくんですが、もちろん悲しみとか喪失感とか怒りとかいろんな感情が入ってるとは思うんだけど、思いっきりペチペチ言ってるのにちょっと笑ってしまった。。(ごめんDrew)

 

で、子供が抱きついてきたところのDrewの表情が素晴らしくて、もうその前から泣いてたけど、この顔見てまた泣いた!!!子供がやってきて膝に乗るり首に手を回して抱き着く→怪人天を見上げ、一瞬茫然とする→抱きしめる、の流れがもう!!!

 

Milica@クリスティーヌ

 

ああ。。なんてすごい人まだいたんだ。。何だこの人材の豊富さは。。

 

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公式サイトより

 

この人ウィーンでは初舞台。ドイツで舞台に立ってた人だけど、最近ではザルツブルクのSoMのマリアのセカンド(Wietskeが実質ほとんど出てないのでファースト状態だけど)。この人でSoMも見てみたいけど、クリスティーヌがあまりに完璧すぎて、他の役が想像できないわ。。

 

いやあ、本当に、何一つ欠けることのない、あまりに完璧であまりに素晴らしいクリスティーヌでした。

 

見た目は、ブロンドの超ショートで、細身の白いロングドレス。これが、10歳の子供のいる貴族の妻のプリマドンナという、既に何役もこなしているような女性を、効果的に体現してる。

 

子供を見る目は、母の顔そのもの。子供を愛して、子供のことを大事に思っている、やさしい母親。子供にも好かれる感じ。飲んだくれ亭主のラウルと話すときは、急にしっかりしたお姉さんという感じになる。もうどうしようもない夫だけど、ちゃんと支えて頼らせる、一家の大黒柱的表情。それでいて、夫のことは捨てられず、自分がしっかりしなきゃって感じ。

 

それが、ファントムに再会すると、女の顔が出てくる。再会のキスは激情に流されてるけど、その後我に返り、近づくのを拒否するのも、「女」でいてはいけない自分もいるから。お互いまだ愛し合っていることを確認して、「これからどうする?」と怪人に聞かれても例の「愛し、生き、与えられるものを与え、自分にふさわしいわずかなものを受け取る」というあいまいな答えしかできないのは、家庭があるから。

 

演技として一番素晴らしかったのはやはり、LNDの歌を歌う直前の楽屋のシーン。ラウルが歌わないように説得すると、一度はイヤリングとネックレスを外して鏡台に置き、歌うのをやめようとする。この時の表情が、やっぱりファントムが好きという気持ちはあるけど、家庭のことも大事で、簡単に浮気するタイプの悪い女ってわけじゃないっていうのがよくわかる。

 

けど、その後舞台や客席の様々な方向からファントムの声が聞こえてきて(これって、POTOコンでもあったよね)、ファントムの幻影みたいなのが、彼女に歌うように語り掛けると、もう押さえられなくなって、歌うことを決意する。

 

この時の演出がすごくいいの!最初見た時は、POTOの最初の鏡から地下に行くシーンみたいに、ファントムが楽屋に現れて話しかけてるんだと思ったけど、2回目見たらこれがクリスティーヌの脳内ファントムっていう解釈のほうが正しそう。

 

ファントムはオケ奥の高台からほぼシルエット状態で話しかけてる。これがホンモノファントムだったら、最後の説得に来たってことで、それはそれでいいけど、脳内ファントムだったら、やっぱりクリスティーヌの中でファントムの存在はラウルより大きくて、彼女が「ファントムが自分を説得している」という姿を思い描き、その幻影のファントムに説得されたってことになるよね。

 

つまり、ファントムは、敵のラウルがクリスティーヌに直接説得するのを知っていて、それでも直接楽屋には現れず、クリスティーヌが歌うと確信してたからこそ、あのラウルの賭けをしたわけで、それって、クリスティーヌの自分への愛をよっぽど信じてないとできないことだよね。(実際クリスはいったん止めかけたし)

 

なんかこの脳内ファントムの説得を見て、やっぱりクリスはファントムのことをずっと好きだったし、飲んだくれラウルにはきつくは当たれないけど、間接的にはやっぱりもう嫌気がさしてたのね、って思った。

 

そしてLNDのソロ。もう、あまりに圧倒的で素晴らしくて、こんな素晴らしい音楽を2回も聞けて、最高に幸せだったーー!!!!

 

舞台上は、クリスがど真ん中で、ラウルが右端、怪人が左端。最初は「愛の始まり」を歌うので、とても静かに恥ずかしげに、おもむろに歌い始める。まだ盛り上がる前なのに、この声を聴いてもう「行ける!」って確信するくらい、自信に満ちた歌声。

 

前奏からして歌はもう完全にプッチーニのオペラなんですが、オペラ座の怪人だと、オペラ座でオペラを歌ってるシーンなのであまり違和感がないのが、今回は遊園地のショーでオペラのアリア?ってちょっと気になったのも確か。

 

けど、実際歌い始めてみると、なんだか細かいことはどうでもよくなって、この歌声の透明感と抱擁感!静かな部分と盛り上がる箇所ののメリハリ!劇場の空気の振動が波のように伝わってくる!ドレスと同じ象げ色のさざ波が押し寄せてくるような感覚。

 

演技も最小限ながらストーリーを語っていて、最初のフレーズで「愛の始まり」を客席に問いかけた後、右側のラウルの方を向いて語り掛ける。再び前を向いて歌い、もっと盛り上がる次のサビで左のファントムのほうを向いて、思いっきり語り掛ける。

 

もうこの時のファントムを見る目つきが!ラウルを憐みのこもった視線で見ていたのが、ファントムには全く違った、頼りになる愛しい人を見る視線。それを真正面から受け止めて、満足げに微笑んでいるファントム。

 

もう、Liebe stirbt nieって、クリスティーヌのファントムへの愛そのものだよ!!ファントムが死んだと思ってたこの10年、愛は死んでなかったんだよ!で、Herzen zerbrechen, Liebe bleibtって!確かにファントムが去って、クリスティーのは心破れたわけだけど、それでも愛し続けてたんだよね。。壮大な告白だよ。。

 

で、ファントムに語り掛け終わると、クリスティーヌは堂々と客席を向いて、最後の大盛り上がりのサビを高らかに歌い上げる。(ラウルもファントムも静かに退場する。)

 

もうここが!!!もうラウルにもファントムにも語りたいことは語り終わったので、もうあとは思い残すことなく、このファントムが自分のために書いた、最高に美しい歌に酔いしれて、歌い上げるだけ!!

 

この時のクリスティーヌほ本当に輝いてたよ!!!すごい高音をあの透明感と暖かさのある歌声で、情感豊かにつややかに歌い上げる。それも、オケと自分の歌声に乗って、自由自在に!!!もう大音量で声が飛ぶ飛ぶ!!!

 

ミュージカルの舞台で、ここまでのアリアを聴いたのは初めてな気がする。オペラで有名オペラ歌手のアリアは何度も聞いてきたけど、世界的オペラ歌手に全く引けを取ってないどころか、演技力も加わるので、オペラより伝わってくる!!(もちろんジャンルや生歌かという根本的な違いはあるけど)

 

もう、最後の超高音も難なくこなして、情感たっぷりに歌い上げた後、オケが引き終わり、拍手が始まっても、私は茫然としてなんだか、まともに拍手もできない状態。しばらくしてからやっと、思い出したように拍手を始め、段々回復してきてヒューヒューが言えるようになるまでに、クリスティーヌはもう3回くらいお辞儀をしていた。もちろんショーストップで、結局6,7回はお辞儀してたかな。

 

 

(次回は、残りのキャスト編ですー)

 

オペラ座の怪人 ウィーン版キャストアルバム<2枚組>

 

映画「オペラ座の怪人」 ドイツ語吹替版サウンドトラックCD(Uwe Kroeger)

 

ジーザス・クライスト・スーパースター ウィーンコンサート2011年版ライブCD<2枚組>

2013-11-09 08:42 | カテゴリ:ラブ・ネバー・ダイズ Love Never Dies

●ストーリー編

 

それでは、曲目順に演出を紹介していきます。

 

幕が開くとオケが舞台上にドドーンと。舞台手前には、左手にピアノ、右手に鏡台。オケの奥に高台もあり。

 

オーバーチュア的なものが流れ、劇場のシャンデリアが点滅する。オペラ座の怪人コンの時のシャンデリア落下(あの天才的な演出!)を思い起こさせる。パチパチと舞台両端で火花が散るのも、あの時のシャンデリア落下と同じ。

 

オケの奥の高台で、オペラ座の怪人の「え・ら・べ」のシーンがパントマイムで繰り広げられる。首吊り縄のラウルと怪人とクリス。クリスが怪人にキスをし、ラウルとクリスを行かせる動作をしたあと、クリスが名残惜しげに右手に消えていく。アンサンブルが舞台中央にわらわらと集まり、怪人の姿見えなくなる。アンサンブルが掃けると、舞台中央には仮面を持ったメグが。

 

"Til I Hear You Sing" Bis du wieder singst

 

舞台手前左の階段から怪人が登場し、クリスティーヌを恋しく思う歌を歌う。(普通ミュージカルっていきなり最初っからこんなエモーショナルな曲入れるっけ?)

 

"The Coney Island Waltz"

三人組が現れて、ファンタスマの紹介をする。市手袋に付けた白塗りを顔に塗りながら。仮面のように見える白塗りが効果的。

 

この曲は結構好き。アンサンブルが風船を持って客席側から舞台に上がり、お祭りライトのついた舞台上を不思議像に眺めるだけで、遊園地の客に見えるのがすごい。三人組がそれぞれお客さんにパントマイムでショーを見せる。ハンサム系(エルパパ)が手を左右に振りながら緊張感を持たせ、ほい!っとするとお客さんがわーーーっと湧く。次に舞台右手でゴリラ系が鞭を持って虎の調教ショーらしきものを見せ、お客さんはきゃーーー!。最後の女性がウキャキャッとピエロ的パントマイムをすると、お客さんがワッハッハと笑う。

 

ほんとこれだけで、遊園地のお客さんと雰囲気を作ってしまうなんだから、演出ってほんとすごい。

 

 

"Only for You" Alles was euch gefaellt

 

ファンタスマ紹介ソングの最後にピンクの衣装のメグとピンクの布が登場し、Alles was euch gefaelltの賑やかなショーシーンが楽しい!ピンクの布は上から6枚降りてくるんだけど、布を広げるとちょうど縦につながって薄い膜に見える。この幕の後ろでアンサンブルが踊ると、影だけが大きく見えて、効果絶大。メグだけ幕の前で踊り、巨大な影がバックダンサーとして同じ振付を踊る。

 

そのあとは幕の間から上下二つずつ顔が出てきたり、とにかくこのシーンの演出はすごくいい。

 

"Ten Long Years" (Duet)

 

マダムとメグの歌。メグがファントムに見てもらえなかった話と、クリスが船で到着する話。

 

"Christine Disembarks"

 

船着き場。アンサンブルが赤い紐を持って後ろに集まってカメラを構えるだけで、セレブ待ちパパラッチの出来上がりw。なんて簡単でうまい演出!

 

セレブカップル、アンドレの後で右手から登場するクリスティーヌ。照明が白い衣装に当たって、非常に印象的な登場。その後ラウルに肩車されて子供が登場。カメラマンに高飛車なラウル。(パパラッチも相当失礼で感じ悪いw)

 

"What a Dreadful Town!"

 

ホテルの部屋に着いて。ジンを飲みながらラウルがクリスに愚痴るが、実はクリスの渡米はお金のためだった。

 

子供はピアノの所に置いてある楽譜を見て弾くが、ラウルが嫌がって楽譜をくしゃくしゃにする。1回目はここで床に落ちたけど、これはミスで2回目は落ちなかったどころか、子供がしわを一生懸命手で伸ばしてた。

 

子供はサルのオルゴール(老人ラウルがPOTOの最初で競り落とすやつじゃないの?なんで持ってるの?)を持って来て、音楽を奏でる。それもマスカレードじゃなくて、リトルロッテのthe Angel of Music sings songs in my head!のところ。一瞬懐かしくてうれしかったけど、あれと同じオルゴールなのかがよくわからない。。あと、オペラグラスで見たら猿がかわいいw

 

"Look with Your Heart" Frage dein Herz

 

ハンマーシュタイン氏(呼び出した興行主)にパパが呼ばれて行ってしまった後、「最近パパ機嫌悪い。。」という子供。クリスと子供のデュエットが美しい。この時のクリスの「母」としての表情が泣ける!息子が10歳になってこんなに仲良し親子だったらいいなー。子供は寝に行く。クリスはオルゴールを持って右手に退場

 

"Beneath a Moonless Sky"In rabenschwarzer Nacht

 

怪人が左手から部屋に入ってくる。すぐに戻ってきたクリスは怪人に気が付き、ものすごく驚いて、二人はいきなり激しくキス。その後更にキスしたがるファントムを押し戻して、消えてしまったことをなじるクリス。そして、「あの夜」の思い出話の歌。オケ奥の高台では、アクロバットダンサー(女性はクリス)と男性ダンサーの熱烈なデュエットバレエ。

 

"Once Upon Another Time" Einst in einer andern Zeit

 

それで、これからどうする、と聞く怪人に、この歌を歌うクリス。「愛し、生き、与えられるものを与え、自分にふさわしいわずかなものを受け取る」のセリフはキーワード。まあ、質問の答えにはなってないけど、怪人は母親に甘える子供の用に、クリスに膝枕してもらう。

 

"Mother Please, I'm Scared!" Mama, ich hab Angst!

 

寝てたはずのグスタフが悪夢を見て起きてくるので、怪人を「お友達」と紹介するクリス。怪人は焦って唇を布で拭う(今更ww)

 

子供は怪人がこの遊園地のオーナーであることに興味を持つので、怪人は少年を舞台手前中央の台に立たせ、ファンタスマを見せつつ、少年と仲良さげな雰囲気。少年のセリフにも、子供っぽいところとダークなところが入交理、そこが気に入った様子。

 

"Dear Old Friend" Unse Wiedersehn

 

メグのBadenixeのリハーサル。アンサンブルの気合の入り方が緩いので、POTOのオペラのリハのシーンと重なる。Badenixe sagt Hallo!で落っこちかけるメグがかわいいw。その後リフトの練習を居残りでするアンサンブルが、ワーナーとかニコとかでそっちが気になるw

 

そこへクリスがやって来て、メグとクリスの再会(「あら偶然ねえ!」的で、メグは普通に昔の友達に会って喜んでる。行けずな感じはしない。)ラウル、マダムの登場して、4人で4重唱。

 

この4重唱の間、4人が横一列に並んだり、ぐるぐる回って歩いたりするのが、歌詞や音楽にぴったりで絶妙。実はこの4重唱すごく好きなシーン。これだけのハイレベルでここまで面白いものを聞かせてくれるとは!

 

クリスがIch brauch Zeitと言ってラウルが悪びれもなくIch brauch Ginっていうところが笑ったw

 

"Beautiful"

 

またもや親に放置されて迷子になる少年。この子親に「あっちいってらっしゃい」とか言われすぎじゃ。。で行方不明になり過ぎww

 

3人組に誘われて、上の高台から手前のファントムの部屋に導かれてくる。ピアノを弾き自作のBeautifulを披露すると、ファントムが「まるで自分のように弾く」と言った後「10才!!!Oh mein Gott!!!」と衝撃を受ける。

 

ここ、子供は自分でピアノ弾いてるっぽいんだが。オケのキーボードは誰も弾いてなかったぞ。

 

"The Beauty Underneath"

 

ファントムが子供を焚き付ける。最初は何かを確認するように二人で歌ってたけど、アンサンブルが舞台に上がり、コーラスになる。アンサンブルが不自然な彫像のように固まり、子供がその間をワクワクした表情ですり抜ける。これはファンタスマの中を案内してもらってるって感じで、またもやセットを使わないでここまで演出で魅せてくれるアンサンブルの使い方にびっくり。

 

一番盛り上がるところは、アンサンブルが真ん中に固まり、怪人が子供の後ろに立って、Drewのロック声でノリノリで歌う!(子供はJa!)

 

その後アンサンブルが掃けて、二人だけが舞台に残り、まだノリノリのまま怪人が一瞬後ろを向いて手を顔に付け、振り向いた瞬間に子供がキャーー!!

 

アンサンブルが怪人の手に白塗りのペイントを付けたらしく、怪人がその手で顔をさすって、即席仮面白塗りの出来上がり。

 

実際は子供が仮面を外してキャーのはずが、なんか仮面をつけてキャーみたいに見えるんだけど、確かに仮面ないより白塗りのほうが怖いわ(爆)おでこに指の形がそのまま。

 

子供が去った後ピアノの椅子に座って頭を抱える怪人。まだ手にペイントが残っているので、スキンヘッドの頭にも指の跡がw

 

"Phantom Confronts Christine"

 

クリスティーヌとメグが登場し、メグが子供を連れて退場。怪人がクリスに問いただし、子供の父親のことが明らかに。「子供には絶対知られないようにしましょう」と合意する。

 

クリス退場後怪人は、自分のまるで死んだように酷い人生に生きがいができた!自分のすべてを息子に譲る!と高らかに歌い上げ、上から楽譜が落ちてくる。

 

怪人退場後、マダムが登場し、ソロを歌い、ものすごい視線で客席をにらんで退場。

 

2幕。幕が上がって指揮者が礼すると、それだけで拍手喝さい。更にオーバーチュア(Interacte)の後もショーストップ状態。

 

"Why Does She Love Me?" Welchen Grund hat sie?

 

急に音楽がトローンとした感じになり、場末のバーで早朝まで飲んだくれるラウル。右の鏡台がバーの台になり、バーテンがグラスを磨いている。ラウルは椅子に座ってがぶ飲み。

 

メグがやってきて、「ここで泳いで汚れを落とすの」と言う。Lass die Schmerz vergehenで、彼女に心の傷があることがわかる。「すぐにここからクリスを連れて出て行って!」と警告して去る。

 

"Devil Take the Hindmost" Wer verliet geht unter

 

左から怪人登場。ラウルと言い争う。殴り合いは、左の椅子に座って余裕こいてる怪人にラウルが殴りかかると、怪人はさっとよけて反撃し、ラウルはしりもち。

 

その後いったん止まるが、再度怪人がラウルを仰向けに寝転がらせ、首すれすれの胸元を革靴で踏みつける。それも、動きが俊敏でDrewさすがロッキーやってるだけあるね!

 

あと、ここのドイツ語歌詞が英語より好き。意味は同じだけど、かなり内容を変えてある。英語は「悪魔は一番後ろにいる奴を捕まえる」、ドイツ語は「敗者が落ちていく」ドイツ語のほうが音にぴったりはまってる感じがする。

 

"Invitation to the Concert"

 

ここは短い、3人組のショーの始まりのあいさつ。ウララガール!とかいうやつね。最後3人組がクロールや平泳ぎ、ダイビングのパントマイムするのが面白いw

 

"Bathing Beauty"Badenixe

 

メグがオケピから登場。衣装はいつものピンクのドレスだが、中に下着っぽい同色のピンクのワンピを着ている。

 

メグが舞台上に上がると(コニーアイランドに着たけど、着替えるところがないわ♪)、同じオケピから女性アンサンブルがセクシーでカラフルな衣装で登場。男性アンサンブルは袖から黒いシャツとズボン。

 

先ほどのピンクの布が波打って海を表現していて、これもなかなか。この布の後ろでロングスカートを脱いで下着姿んになるメグ。

 

振付で、波間にクロールで泳ぐ振付が結構好き。ここはアンサンブルがみんな楽しそうー!そして、さっき練習してたBadenixe sagt Hallo!は、ブロンドのお兄さんたちが協力して大成功!

 

その後、控室に駆け戻って、マダムに成果を聞くメグ。興奮するメグがちょっとアブナイけどかわいい。ファントムは現れなかったと聞き、落胆する。

 

"Before the Performance"

 

クリスの歌の10分前。鏡台に座るクリスと、膝に持たれている子供。衣装を着てイヤリングを付け、子供とBeautifulを歌うのが泣けるよー!「このショーが終わったら、ママと二人でゆっくり過ごす時間を作りましょうね」って、愛情たっぷりに髪をなでながら。夫が稼いでくれないキャリアウーマンの立場も大変だよね。

 

そこへラウルが来る。またもや部屋を追い出される息子。これが親子水入らずの最後の瞬間なのに。。

 

ラウルは1時間後の船でパリに帰ろう!と説得する。理由は言わないが、クリスも押されて、「時間をください」と言いながらも、イヤリングとネックレスを外して、ラウルと行く身支度を仕掛ける。

 

鏡を覗くと同時に、客席のあちこちからファントムの声が。高台にファントムが現れ、客席の一番遠いところから声が聞こえたり、舞台サイドにファントムが現れたり。これってPOTOコンでもあったよね。

 

最終的には左手から本物の怪人が登場し、偽怪人は退場する。この怪人がクリスに語り掛けるように歌うが、目を合わせたりデュエットになったりしないので、ここはクリスティーヌの幻影と思った方がよさそう(2回目に気が付いた。1回目は普通に怪人が説得に来たんだと思った)

 

クリスティーヌは怪人の脳内説得(結局自分でイメージした怪人に自分で説得されてる)で、さっきのラウルを心配するような表情は消えてしまい、完全に音楽の虜の表情。もうあの歌を歌いたくて仕方がない感じ。脳内妄想で説得されるくらい、ファントムのことを強く考えてるんじゃ、いくらラウルが実物で説得しても無理だよね。。

 

クリスティーヌは外したイヤリングとネックレスを付けて、歌うことを決断する。

 

"Devil Take the Hindmost" (Quartet) Wer verliet, geht unter

 

ここですぐにショーに移るのかと思いきや、一旦息抜きに、舞台裏を散歩する少年と、ショーの準備をするスタッフ。子供はBeautifulを歌っている。舞台サイドにマダムとラウルと怪人が順に現れ、Wer verliet geht unterを歌う。舞台中心で透明感のある高音で歌う子供と、舞台両脇でどす黒い感じで歌う大人たちの対比が興味深い。

 

曲の最後にメグが少年のそばに立ち、少し強引目に肩を持って連れ去る。

 

"Love Never Dies" Liebe stirbt nie

 

ここはもう正統派の堂々とした演出でどんと来い!クリスティーヌがど真ん中で、右にラウル、左にファントムが舞台湧きから見守っている。

 

最初のLiebe stirbt nieはラウルに語り掛けるように歌うが、2回目のサビはファントムの方に一歩踏み出して、熱烈に歌いかける(ラウルはここで退場)。それにこたえて満足げに微笑むファントム。もう男の自信を100%満足させてもらったって感じ。

 

で、ファントムに十分に歌いかけたら、最後の盛り上がりのサビでは、客席の方を向いて、もうフルパワーで歌い上げる!(ファントムもここでこっそり退場)

 

もう、この最後の盛り上がりのサビが、会場中をさざ波のように覆い尽くして、ものすごい波動だった!!!こんな波動を感じたのは、少し種類は違うけど、Drewのジーザスのゲッセマネ以来だわ。本当にここは体が動かなかったよ。

 

歌が終わったら56回のショーストップ

 

"Ah, Christine!"

 

怪人が左から寄ってくるくる。もうここは楽屋で、怪人が素晴らしかった!って言って、夢心地のクリスティーヌも歌が素晴らしかった!ってほめたたえる。そりゃあ気持ちよかったでしょうよ。。

 

怪人がキスしようとするが、引いたクリスは、鏡台の上に一輪のバラとラウルからの手紙を見つける(バラはリトルロッテの時にもらったからラウルからのサイン)。ラウルはオケ奥の高台でシルエットのまま、手紙の内容を歌う。

 

"Gustave! Gustave!"

 

更に、ラウルが連れていたはずの息子が消えてしまったことにパニックになるクリス。ラウルが連れ去ったと疑うが、3人組の一人が現れ、ラウルは一人で去ったと告げる。

 

次にマダムが連れてこられ、怪人に片手で首を絞められつつ、メグの控室の鏡が粉々だったことを話す。

 

ファンタスマのアンサンブルの間を縫って、息子を探す3人。

 

"Please Miss Giry, I Want to Go Back"

 

場面は海沿いの桟橋。舞台中央に、メグと捕まえられた息子。メグは背中の後ろに銃も隠し持っている。入水自殺をしようとするメグ。

 

そこへ3人がやってくる。銃を出して自殺しようとするメグ。怪人がゆっくり説得して、銃をあと一歩で取るところで、不用意にクリスティーヌの名前を出してしまい、パ憎ったメグが銃をあさっての方向に売ってしまう。

 

流れ弾がクリスのおなかに当たって倒れる。息子が「パパを連れてきて!」というので、メグとマダムは急いで退場。クリスは怪人の膝でもう一度Once upon another timeをデュエット。これから子供のことはどうすれば、と聞かれ、再び「愛し、生き、与えられるものを与え、自分にふさわしいわずかなものを受け取る」と歌って、最後に怪人にキスしてもらい息絶えるクリスティーヌ。ギャーーーとか声にならない叫びをあげる怪人。

 

そこへ息子とラウルが戻ってくる。クリスはラウルの膝に乗せられ、怪人は頭ペチペチして舞台中央手前へ。息子が寄ってきて膝に乗り、二人は抱き合って幕。

 

 

Finale

 

盛大なるスタオベの後、最後のオケの曲。客は全く帰らず、座って聞き直す名曲。

 

(次回はキャスト編。Drew怪人とMilicaクリスティーヌです)

 

 

オペラ座の怪人 ウィーン版キャストアルバム<2枚組>

 

映画「オペラ座の怪人」 ドイツ語吹替版サウンドトラックCD(Uwe Kroeger)

 

ジーザス・クライスト・スーパースター ウィーンコンサート2011年版ライブCD<2枚組>

2013-11-08 08:42 | カテゴリ:ラブ・ネバー・ダイズ Love Never Dies

今回は、演出、衣装、歌詞についてです。

 

●演出

 

コンサート形式なので、基本的に演出はありません。舞台上にドカンと巨大なオケが乗っていて、キャストの演技は舞台手前で行われます。演出的のオケの背後の高いところに橋のような細長い台があって、そこが効果的に使われる場合もあります。

 

普段オケピとして使われているところは、舞台から降りる階段が設置されていて、舞台への出入りに使われたり、キャストがオケピから登場したりしていました。(オケピと客席の壁はそのままなので、舞台→階段→壁→客席って感じです)

 

舞台上の演技スペースの左手にはピアノが、右手にはシンプルな鏡台があり、そのほか時々アンサンブルが椅子などを持ってくるほかは、セットはありません。ピアノの上にはLNDの楽譜(ファントムが書いた)、鏡台の上にはラウルが飲むジンとグラスが置いてあります)

 

個人的にこのピアノと鏡というのは、オペラ座の怪人やこの作品のテーマの一つ(というか、怪人本人が抱えるパラドックス)である、「音楽」と「美」を象徴しているようで、シンプルでいてナイスアイデア。

 

あとセットとしては、オケの奥の高い細い台で、アクロバティックダンサーが使う2本の布(上からつってある)が時々必要に応じて降りてくるくらいです。

 

舞台上空には、サーカスのような電気が4本くらい弧を描いてぶら下がっていて、遊園地やショーのシーンでは点灯します。

 

メグの登場シーンでピンクの大きな布が6枚大活躍しますが、この使い方もとても効果的。あと、船着き場では赤い紐を持ってアンサンブルが出てくるだけですぐに場所がわかったりして、最小限でとっても効果的。

 

この舞台の演出家は、前回のオペラ座の怪人コンで私が大感動した「落ちてくるかと思う実物シャンデリア」の人だったので、今回かなり期待したんですが、オペラ座の怪人コンの時ほど凝った演出はなかった分、最小限なりにかなりうまく演出できていて、個人的にはとてもしっくりきました。

 

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怪人とクリスティーヌ。後ろは去っていくラウル。公式サイトより

 

1回目は3階席最後列右側(50EUR)2回目は1階席後方右端(35EUR)で見たんですが、どちらもとてもよく見えて大満足。やっぱり後方から全体を見つつ、オペラグラスで役者を見るのが私に合ってる気がする。

 

●衣裳

 

衣装で特筆すべき点は、怪人が仮面なしってこと。「オペラ座の怪人コン」。前回のオペラ座の怪人コンで、コンサート形式ならではの仮面なしファントムがあまりに素晴らしかったので、今回も仮面なしでとっても嬉しい♪おかげでファントムの表情がとっても良く見えます。

 

クリスティーヌは最初から最後まで白いロングドレス。胸元がV字に空いていて、白い花があしらってあります。この衣装を着ているだけで、船着き場ではスター歌手の威厳があるし、ホテルの部屋で息子や夫と会話しているときも、自然な感じだし、客席に向かって熱唱しているときもアクセサリをつけて豪華な舞台衣装に見える。1枚でなんて便利!

 

メグはピンクのドレス♪ブロンド意識したでしょww客席もピンクのドレスにピンクの布が出てきたらみんな気が付いて笑ってたwBadenixeのシーンだけはこの下にピンクの下着を着こんで、ドレスを脱いで下着になってました。

 

マダム・ジリィは真っ黒のロングスカートなんだけど、袖口と首から背中にかけて、大きな白いひだの付いた服で、背中がパックリ見えてる、印象的なドレス。似合うマヤさんがかっこいい!

 

3人組は、みんなスーツか燕尾服だったと思うんだけど、登場の歌で顔に白い絵の具を手で塗り付けるの。それだけで、ピエロにも見えるし、もちろん怪人の仮面にも見える。すごいなと思ったのは、この三人の仮面の形が微妙に違って、力持ちさんは顔全部真っ白、女性は鼻から下だけ、鞭持ってる人は片目を除いて全部。

 

これってわかる?舞台や映画などの色んなファントムは、それぞれ仮面の形が違うのよね。顔全部覆ってるファントムから、ミュージカルみたいに一部出てるファントムまで。そんないろんな仮面の形をしてて、私はとっても嬉しかったよ。

 

白塗りと言えば、ファントムもBeauty Underneathの最後だけ一瞬顔を白塗りにします。(子供が仮面を取って叫ぶところ)仮面はないけど、こういう最小限の演出がほんと心憎いわー。

 

 

あと、これは舞台演出ではないけど、あれだけのサイズのオケが舞台上にあるとそれだけでとっても贅沢な気分。普段あんなに小さなオケピで演奏してるので、広い舞台上で演奏しているオケが嬉しそうだよ。特に中央奥(上)の方のドラムとシンバルの二人の動きがすごくダイナミックでかっこよくて、まるで演出の一部でのように見えました。

 

●歌詞

 

2回目に見た時にじっくり聞くと、歌詞がとても美しい!私の好きなALW初期の作品と違って、くすっと笑うようなうまいひねりがあるわけではないんだけど、正統派大きく振りかぶったロマンチックな歌。

 

CD聞いた時点で好きな歌はBeauty Underneath(ファントムと子供のロックな歌)とLove Never Dies(クリスティーヌのショーのソロ)の2曲だったんだけど、見終わってみたら、Once Upon Another Timeが好きだわー。

 

特にこの部分の歌詞、ドイツ語聞き取りを頑張ってしまった。英語の歌詞よりドイツ語のほうがきれいだわ。

 

英語版

We love, we live

We give what we can give

And take what little we deserve

 

ドイツ語版

Man liebt, man lebt,

man gibt das, was man gibt

ganz gleich was man dafuer erhaelt

 

このセリフは、クリスティーヌ死に際の歌でもあるので、かなりのキーワード。いつも、ファントムが「これからどうすればいい?」って聞くときに彼女がこう答えます。

 

「愛し、生き、与えられるものを与え、自分にふさわしいわずかなものを受け取る」って、確かに人生哲学ではあるので、好きなフレーズなんですが、だからと言って「これからどうする?」って聞く恋人にこたえるセリフではないだろう、って気もするw

 

あと、LNDのこの箇所はもう何度も聞くので、とっても耳に残るメロディー。

 

Love never dies

Love never falters

Once it has spoken

Love is yours

 

Love never fades

Love never alters

Hearts may get broken

Love endures

Hearts may get broken

Love endures

 

 

ドイツ語

Liebe stirbt nie, Liebe vergeht nie,

Liebe verspreche, macht sie Wah

 

Was auch gescheht, liebe vergeht nie

Herzen zerbechen, sie bleibt da

Herzen zerbechen, sie bleibt da

Herzen zerbechen, Liebe bleibtの場合もあり)

 

個人的には英語よりドイツ語のほうが詩的で好きかも。英語はストレートすぎて重みがないというか。あと、やっぱりオペラ的な音楽には英語よりドイツ語がピッタリだわ。

 

(次回はストーリー編。ストーリーに沿った演出の説明です)

 

 

オペラ座の怪人 ウィーン版キャストアルバム<2枚組>

 

映画「オペラ座の怪人」 ドイツ語吹替版サウンドトラックCD(Uwe Kroeger)

 

ジーザス・クライスト・スーパースター ウィーンコンサート2011年版ライブCD<2枚組>

2013-11-06 08:42 | カテゴリ:ラブ・ネバー・ダイズ Love Never Dies

今回はあらすじにツッコミ入れまくっていきます(爆)あらすじは大体あってると思うけど、細かいところ違ってたらすみませんー。(コンサート版なので何となく演出で見えない部分もあったので)

 

●あらすじ

 

ストーリーは正直言って、ツッコミどころ多すぎて、もう溜息出ちゃいます(笑)。特にオペラ座の怪人を原作まで読んだファンの方は、LNDのストーリー聞いたら怒っちゃうんじゃないかな?っていうくらい、めちゃくちゃw

 

私は原作はもちろん、スーザンケイの「ファントム」の大ファンなので、やっぱり「ファントム」のエンディングのほうが正統派な気がして、LNDの終わり方は、正直欲求不満です。

 

こんなある意味突拍子もないお話なんですが、音楽がすごすぎてオペラ的なので、途中でもう突っ込むのやめて、音楽に身を任せたら、大感動!まあ、号泣しながらも、やっぱり気になったところにはつっこまずにはいられないのが難しいところ(笑)。

 

とりあえずあらすじは書きますが、私のツッコミ入りですww

 

===ここからネタバレ===

 

オペラ座の怪人から10年。ファントムはマダムジリイとメグに連れられ、パリを脱出しアメリカに渡って、ファンタスマというテーマパークをの興行主となっています。

 

(あの建築と音楽の大天才ファントムが、遊園地社長とかwww才能無駄遣い過ぎるwwww)

 

ファントムは別人の名前で、パリでプリマドンナになっているクリスティーヌをファンタスマでの公演に出演するように招待します。夫のラウルが飲んだくれて破産したので、金のために招待に応じるクリス。10歳の子供ギュスターヴを連れてNYに渡ります。

 

(あのラウルが飲んだくれとかww破産って。。オペラ座最大のパトロンだったんじゃ。。ラウルが破産して飲んだくれるようになった経緯でミュージカル一本作ってくれww)

 

(子供の名前はシャルルかエリックがいいよー!!(←「ファントム」より)ギュスターヴってその名前どこから来たのさ!?100歩譲ってもフィリップだよ!!)

 

ホテルの部屋でクリスティーヌは怪人と会い、いきなり激しいキスwwその後、怪人は死んだと思ってた!愛してたのにだましたのね!とケンカスタート。

 

どうやら二人は一夜を共にして愛し合ったことがあるらしく、その日の朝に捨てられたとクリスティーヌはこの10年思い続けていたようです。

実はクリスティーヌは今でも怪人が好き、怪人はもちろん今でもクリスティーヌが好きみたい。あとから子供が入ってきて怪人と顔を合わせ、ファンタスマを案内してもらう約束をする。

 

(おいおいおいおい。。。まさかあの「オペラ座の怪人」のストーリーのどこかで、二人が一夜を共にしていたの?そんなのその時言ってよ!!(爆)一体ストーリーのどこでそんなことする暇あるのさ?二人の間にそんなことがあったなら、「オペラ座の怪人」のストーリー変わっちゃわない?)

 

(「ファントム」的には、ファントムがラウルとクリスを行かせたのは、ファントムが瀕死の病で、ラウルじゃないとクリスを守れなかったから、苦肉の策だった。あの「選べ」事件があってから、クリスは一度ファントムを一人で訪れ、この日に結ばれる。その後ファントムは死ぬ、という展開で、これは納得できる)

 

クリスティーヌとラウルは、メグやマダム・ジリィとも再会し、微妙な空気が流れます。メグとマダムは、アメリカに渡ったファントムを支え続けたのに、怪人はいまだにクリスティーヌに未練たらたらで、報われない苦労をしてきたので、クリスティーヌとの再会も表面化では火花が散っています。

 

(あんなに仲良かったクリスとメグが高校生みたいに大人げない。。それも、クリスは10歳の子供がいるのに、メグがまだキャピキャピしてるのがよくわからん。ほぼ同世代なのでは?)

 

子供ギュスターヴは、三人組に連れられて怪人のところへやってくる。ここでピアノを弾いた子供があまりに自分の弾き方に似ていること、ちょうど10歳のことを思い立ち、怪人はこの子供がクリスティーヌとのあの一夜にできた子供ではと衝撃を受ける。怪人は子供を試すように、子供の望みを引き出していく。中身もとても似ているように見える二人。子供はファントムの仮面を剥ぎ、素顔に悲鳴を上げる。

 

ファントムはクリスティーヌに問いただすと、本当に二人の子供ということがわかるが、絶対にこのことは子供に言わないようにと約束する。自分の子供がいることに喜び、自分のすべてをこの子に残すと誓うファントム。

 

(怪人ともあろう人が、子供が自分の子供って全く気が付いてなかったとは。それに、素顔を見られてショック受けるとは。そりゃあ、子供にとっては知らないおじさんが仮面付けてて、おまけに仮面取ったら怖かったら、そりゃ普通に悲鳴あげるでしょうよ。そして「子供に本当の父親は教えない」って。。そんな空約束わざわざしなくても結末はわかるよw)

 

2幕。場末のバーで酒浸りのラウル。クリスティーヌにとって自分は重荷でしかないと歌う。そこへメグが現れて、ここで毎日「傷を忘れるために」泳ぐと言う。次に怪人が来て、「今夜クリスティーヌが歌えば、俺が勝つ。歌わなければお前が勝ちお前は一人で帰れ、クリスティーヌと子供はパリへ連れ帰ってよい」と告げ、殴り合いのけんかになる。

 

(ラウルのそんな酒びたりの様子なんて見たくなかったよ。。っていうか、一応貴族なんだし、もうちょっとちゃんとしようよ。。あんたがちゃんとしてれば、そもそもアメリカに来る必要もなくて、10年前のことを蒸し返すこともなかったんだよ。しっかりしようよww)

 

(怪人とラウルの喧嘩は、先に手を出したのがラウルで、怪人にコテンパにやられる。ああ。。そんなラウル見たくない。。POTOの墓場のほうがずっとましだよ。。)

 

メグは舞台で、セクシーなダンスと歌のショーを披露するが、怪人に客席で見てもらえなかったことを気に病む。ラウルはクリスティーヌに出演しないように説得に行き、クリスはほとんどその気になるが、怪人が現れ(というか多分これはクリスの妄想)、舞台に立つことを決断する。クリスティーヌの出番の前に、子供、ファントム、ラウル、マダム・ジリィの4重唱があり、決戦を予感させる。最後にメグが子供を連れて去る。

 

CD聞いてる時は、10年共に過ごした夫があれだけお願いしてるんだから、これは舞台に立たずにパリに帰るべきだよ!クリスティーヌはひどい妻!って思ったけど、実際舞台見てラウルのダメっぷり見てると、なんだかラウルの自業自得な気が。。あと、メグがファントム好きなのかよくわからないんだけど、多分単に認めてほしいけど無視されて怒ってるって感じかのかな)

 

クリスティーヌは舞台で主題歌Love Never Diesを熱唱。ラウルは去り、ファントムは大満足。曲が終わりファントムは楽屋でクリスティーヌを絶賛するが、子供が行方不明なことを気が付いたクリスとともに探しに行く。ラウルが勝手に連れ帰ったかと思われたが、彼は一人で船に乗ったという目撃証言があったため、疑いはマダムに。マダムが真犯人を知っているというので、全員でメグの元へ。

 

(子供が行方不明になり過ぎ、この話。10歳とはいえ、両親ついてるんだし、ちゃんと監督しようよ。それに、こんなに行方不明になりまくってるのに「ちょっと外に出て遊んでらっしゃい」とか「すぐ行くから先に行っておいて(←絶対すぐになんて行かない)」みたいな適当なせりふで、子供を追い出すことも多いし。今のアメリカじゃ、12歳以下の子供を一人っきりにしたら犯罪じゃなかったっけ?こんなに放置されまくりの子供も少ないんじゃ。。)

 

メグは海沿いで、子供と入水自殺しようとしている。そこへ3人が現れ、銃を振り回すメグ。ファントムが説得してやっと銃を手放しかけた時に、ファントムが「クリスティーヌ」の一言で、メグは気が動転して銃を間違って撃ってしまう。弾はクリスティーヌのおなかに命中。倒れるクリスティーヌ。

 

マダムとメグがラウルを探しに走ると、クリスティーヌは子供に「本当の父親はこの人」と告げる。ショックを受けて逃げていく子供。二人はキスしてクリスティーヌが死ぬ。

 

ラウルと子供が戻ってくると、クリスティーヌは死んでいる。ラウルがクリスのそばにつき、怪人がフラフラと離れると、子供が寄ってきて抱きしめる。怪人は生きる目的を子供の中に見出す。

 

(ここ、ツッコミどころが多すぎてどこから突っ込めばいいものやら。。wメグが入水自殺しようとしてるのに、銃を持ってるのがなんだか意味分からん。それも、結構簡単にファントムに説得されてるし。そして、玉がクリスに当たるとかwww都合よすぎるww

 

おまけに、子供にほんとの父親バラすし!!さっき「子供のために絶対秘密にする」って言ってたんちゃうんかい!それが「もう死ぬところだから言うわ」って!それも、子供は、ママが撃たれて死にかけてるっていうのに、更に追い打ち掛けるように、さっき会ったばっかりで、仮面の下は怪人のこのおじさんが、ほんとの父親なんていきなり言われても、ショック大きすぎるよ。。死ぬ間際そんな大爆弾落として行かなくてもいいじゃん。。子供の気持ちもうちょっと考えようよ。。

 

で、子供がショック受けて走り去ったら、怪人とキス。。いや、子供のフォローよりキスかいwwいくら愛し合った恋人でも、10年付きっきりで育てた大事な子供ほっといてキスしてる場合かい。。で、キスして死んじゃうし。。。10年一緒に苦労した子供もラウルも無視ww

 

おまけに、船に乗ってたはずのラウルがすぐ帰ってくるし、子供は、ラウルじゃなくてこのぽっと出のおじさんをハグして、父と認めてるし。。。いや、切り替え早すぎだろ。。普通、ママが目の前で死んだら、ママを抱きしめるんじゃないの?そんな知らないおじさんほっといていいってば。。)

 

 

というわけで、結構いい母、妻、恋人であったように見えたクリスティーヌですが、死に際で全て台無し。。特に子供に対する扱いが酷過ぎ。。10歳の子供残して死ぬなんて、するもんじゃないと思ったのでした。

  

 

 

今思ったけど、やっぱりオペラ的にはクリスティーヌが死んだ方がヒロインの死って感じでドラマチックなのかもしれないけど、どうせ誰か死ぬなら、ファントムが死んだ方がよかったのでは?(爆)

 

クリスティーヌをかばってとか、そんな感じの理由で死んで、子供が死の直前にこの人がほんとの父親って知る。ラウルは「ぼくががんばらなきゃ」って立ち直る、みたいな。

 

クリスティーヌが死んだら、ほんと残された子供がどうしようもないよ。。ラウルは更に飲んだくれるだろうし、もっかいファントムとラウルは大ゲンカするだろうし。ファントムが死んで、ラウルが立ち直って、子供は父親の真実を知ってオトナになる、みたいなのってどう?

 

どうせファントムはPOTOの終わりでいったん死んでるんだし、もう一回死んでも別にそれほど迷惑な人がいるわけではない気が。。(爆爆)

 

 

はあ。これで、ストーリーへのツッコミを吐き出したので、気が楽になったわ(笑)。このツッコミを全て飲み込んだうえで、音楽の世界に酔いしれるので、結構精神的に忙しい観劇になるのです(笑)。とりあえずここで全部吐き出したので、残りのレポはストーリーへのツッコミはあまりしない方向で。

 

(次回は演出、衣装、歌詞についてです)

 

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2013-11-04 08:42 | カテゴリ:ラブ・ネバー・ダイズ Love Never Dies

(まだつぶやきまとめ続きますー)

 

==2回目幕間==

 

LND2回目。ALWが来てるーーーー!!!初めて生で見たーーー!!開演前暗くなってから、私の真横のドアからスタッフに先導されて入ってきた。気が付いた人は多くなかったかもだけど、気付いた人が興奮したのか、客席は行列とともにザワザワ。めちゃ興奮して、私も挙動不審(笑)

 

今回は前回と違って、ストーリーの矛盾にあえて突っ込まず、オペラとして音楽を楽しむために来た感じ。二回目だし、心構えが違うと、余裕を持って見れる。ホントは目をつぶって全編聴きたいくらいだけど、演技も見たいし、やっぱり欲が出るけど。

 

ALW初期とは違うけど、前は気がつかなかった音楽的円熟というか、たっぷり感が長く後味で残る。一曲一曲が美しくて、歌詞も歌詞だけで泣けるような哲学的なものもあって(英語よりドイツ語の方が歌詞は好き)、ほんとにじっくり楽しめる作品。

 

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公式サイトより

 

==2回目観劇後==

 

はぁ。。もう言葉もない。。とにかくウィーンにいてよかった。。こんなオケが聴けるなんて、こんな素晴らしい音楽が聴けるなんて。。音楽で泣けるって幸せなことだよね。。余韻がすごすぎて呆然としてるわ。。なんか普通に頭が働かない感じ。。

 

カテコでALWが舞台に上がって挨拶してた。観客熱狂!!!あのイギリス英語!!うきゃーー!!この公演を絶賛してて、なんか私まで嬉しくなったよ。Drewとか、キャストもすごいニコニコしてた!

 

勢いで普段来ない楽屋口に来て、つぶやきながら頭冷やしてる(笑)。稀に見る出待ちの多さ!みんな私みたいに、夢うつつで引き寄せられるように来ちゃったのかな。それともALW狙い?取り巻き多過ぎて無理だと思うけど。 私は少し落ち着いたので帰るよ。

 

この作品で音楽的に一番好きなのは、LNDの歌の次は、カテコの後のインストかもしれない。本来追い出し曲なのに、観客が出ていくどころか、座り直して聞き惚れる。編曲も最高で、終わりのドドドーーーンが腹に響く。目をつぶって、音楽に身を任せる至福の瞬間。

 

やっぱりこの作品はオペラだ。二回見て確信した。ミュージカルだったらもっと盛り上げて見所を増やすところを、わざと人間関係をデュエットで見せて、一曲一曲ストーリーを止めて感情を歌い上げる。ミュー的に物足りない構成でも、オペラなら普通。最後の不条理な悲劇的ラストもオペラならでは。

 

不思議なのは、オペラ的構成が苦手な私が、かなりこの作品を気に入ってしまったこと。この構成に陥りがちなワイルドホーンが苦手なのに、LNDは堪能した。やはりオケの気合いが違ったのか?音楽の好みの問題か?ALWは相当意識してオペラ化したんだろうな。二回見ると、仕掛けに色々気づく。

 

しかしこの作品は好みが分かれるだろうな。私もこのオケとキャストじゃなかったら、ここまで絶賛するどころか、途中で立ってたかもしれない。そのくらい、音楽レベルに左右される作品。ALWはなんて敷居の高い作品を作ったものか。

 

今日はDrewが前よりノビノビ演技してて、笑顔も素敵だった。歌は初日の方が少し高音が伸びてたか。クリス役は相変わらず素晴らしい!子供といる時と、ラウルといる時と、怪人といる時の表情が全然違う!ママの顔が好き。LNDの歌が凄すぎる。。最後の高音の美しさと迫力!

 

ああ。なんかまだALWのことで興奮が残ってる。帰って「ミュージカル界の一番の重鎮が来てたよ!」って言ったら、「まさかALWじゃないだろうね?」って。そのまさかだよwwさすがに驚いてた!よく考えたら、客席で一番最初にALWに気が付いた人だったわ、私。距離も3メートルくらい?

 

マヤさんはやっぱり大きなソロがないのが勿体なさすぎる。1幕ラストの短いソロがいやっぱり一番印象的。客席をガッと見つめる視線のきつさと、そのあとの冷たく美しい表情が絶品。バーバラは相変わらずキャピキャピで悪気がない感じでかわいかった!子供は今日のほうが歌が安定してたかな。

 

あとやっぱり、コンサート形式だけど、最小限の演出がやっぱり好き。三人組が顔にてで白塗りするところと、怪人が自分の顔に白塗りするところ(Beauty Underneath)が、ミニマルで十分。布のアクロバティックダンサーもやり過ぎず、いい演出。

 

  

===オペラ「西部の娘」とPOTOフレーズ===

 

 

あともう一言。この作品、ものすごいプッチーニっぽい!特にLND前奏が顕著だけど、随所で似過ぎ!(好きだからいいけどw)そしてこないだ知人が言ってた、POTOフレーズが出てくるオペラ「西部の娘」もプッチーニだった。ALWはプッチーニの大ファンなのか、偶然なのか。。

 

プッチーニのオペラ「西部の娘」を見てきた知人が、作品中に明らかに「オペラ座の怪人」のフレーズが二つもあったと報告してくれた。Music of the Nightの一節とリトルロッテのangel of music sings songs in my headの前後。

 

歌ってくれたのを歌詞カードで調べてみるとMusic of the NightTurn your face away from the garish light of day, turn your thoughts away from cold, unfeeling light

 

リトルロッテはNo what I love best, Lotte said, is when I'm asleep in my bed, and the Angel of Music sings songs in my head!x2の部分。

 

知人は結構音に敏感な人なので「これはオペラから取ったとしか考えられない!」って言ってるが、どうなんだろう。JCSで讃美歌借用はあるけど、これはパロディで皮肉だと思うし。他に例はあるのかしら。っていうか、誰か他に発見した人はいないのかな。

 

(次回はあらすじとツッコミ(笑)です)

 

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2013-11-03 08:42 | カテゴリ:ラブ・ネバー・ダイズ Love Never Dies

●つぶやきまとめ

 

レポは2回分まとめてしますが、つぶやきは1回目と2回目分けて書きますねー。つぶやきだけでも結構長いんですが、それは見たその晩にあまりに感動したから。オペラとミュージカルのジャンルの違いとか、音楽の素晴らしさは、このレポで語りなおすより、つぶやき読んでもらった方がいいと思う。

 

 

==英語版聞いて予習時==

 

行けるかわからないけど、LND予習中。なんかいろいろツッコミどころ多過ぎww POTO(オペラ座の怪人)の壮大すぎる裏話が無理ありすぎwあん時嫌がっとったやんwwしかし、一幕はBeauty Underneathに持って行かれた!ほかの曲と差がありすぎ!これはDrewハマるだろうなー。

 

マダムジリイはフランス語訛りなのに、ラウルたちはイギリス英語でメグはアメリカ英語。ラウルが貧乏ってwwみんなお金無さすぎwwお金があれば起きなかった悲劇wそして、みんな悩んで怒ってる。特にラウルとマダムジリイ。PotOとキャラ違いすぎ。

 

==1回目観劇後==

 

Love Never Dies初日見てきた!!なんなんだあれ!!あんなにストーリー破綻してるのに、号泣してしまった。。最近ミュージカルで泣かない私が何と言うこと。。ちょっとあまりに何もかも凄すぎて、何から書けばいいのやら。

 

LNDのロンドンやオーストラリアのレポ見てると、台本と音楽がイマイチで、装置と衣装がすごいとの事だったけど、そのウリの装置と衣装がない、コンサート形式なのに、この音楽の圧倒的な盛り上がりは正直驚いた。ウィーンのオケの実力ハンパないわ。。これはオケにまず一番に拍手!!

 

正直、初期に比べてALWの曲は普通になっちゃったと思ったけど、それでもウィーンのオケの手にかかると、ものすごい重量感と奥行き!ウィーンのオケの矜持やプライドのようなものが伝わってきた。オケで残念なニュースがあったばかりだから、気合も入ってたと思うし。演奏前のオケへの拍手も!

 

オペラ座の怪人に比べて普通目な曲が多い中、超ロックなBeauty UnderneathとプッチーニのオペラみたいなLove Never Diesが名曲。LNDはほんと王道アリア。この曲をあれだけ真っ正面から完璧以上に作ってきた歌手とオケにもう一度拍手!!

 

ストーリーは途中からオペラ座の怪人と関係ないと思った方が楽しめるのに、オペラ座の怪人の聞きなれすぎたメロディーが挟まれるので、嫌が応でも思い出さされる。聞いたらオペラ座の怪人と比べちゃうから、思い出ささないで欲しいくらい、この作品はこの作品!って気分で見れた。

 

ラストの辺りはストーリー的にはツッコミどころ多すぎるのに、音楽の迫力に完全に持っていかれて、突っ込みつつ号泣という不思議な状態に。オペラではこういうえ?っいう終わり方ばかりなので、途中からオペラと割り切ってみたらスッキリしたわw

 

 

帰宅して一息。今からPCで続き書こうと少し落ち着いたけど、やっぱり、あの音楽性のレベルの高さがちょっと想像以上で、こんなことができるなんて、ウィーンの音楽はやっぱり世界一って言われるのは当然だよなー、って冷静に思った。

 

さて、役者の感想。Drewはなんかもう、あの自信満々な俺様な感じがファントムだわー。はまり役過ぎてもう彼以外考えられないくらい。POTOコンもそうだったけど、今回も仮面なしなのがコンサート版の醍醐味♪(髪型もカツラなしでそのまま。)表情が良く見えて、仮面なし怪人最高だー!

 

正直ロックなDrewは好きだけど、バラード系はわざわざDrewじゃなくてもって思うことが今までよくあったんだけど(クロロックとかルドルフとか)、今回はバラードもあのDrew声が気持ちを凄い表現してて素晴らしかった!クリスティーヌの声との相性もすっごいよかった!

 

けどやっぱりDrewで一番楽しみにしてたのはロックなBeauty Underneath♪いやあ、あの曲大好きー!それもDrewだったらもう至福の時間♪本音を言うと、子供とデュエットじゃなくてソロで聞きたかった。。もうロックなDrewを堪能しまくりたかった。。ロックなオケも照明もかっこいい!!

 

Drewの演技でうおー!と思ったのは、子供を持ち上げて後ろですっごい笑顔を一度するの!!(それも真実を知る前なのに!)そして、子供が暗いことを言ったらニヤリ。普段俺様表情の怪人が、ここで表情を崩すのがポイントだ!

 

ちなみに子供はGustaveという名前なんだけど、英語版は「グスタフ」って呼んでるのが違和感。フランス人なんだからギュスターヴだよね?って思ってたら、ウィーン版はちゃんとギュスターヴって呼んでた。長いからレポでは「子供」」で統一w

 

Drewはあの長身に海坊主みたいなスキンヘッドが、いるだけで迫力オーラ満点。弱みを見せる人間らしさがPOTOより多いのに、Drewの立ち姿だけで、普通の人とは違うって納得するので、人間らしくてもやっぱり怖い人w。

 

クリスティーヌに膝枕して歌った曲が!!泣けるよ!!あんな怪人もあんなDrewも見たことないけど、あんなカッコしてクリスにメロメロなのに、やっぱり偉大なオーラ。この膝枕ソングほんと最高だった。。

 

クリスティーヌのメリツァはウィーン初登場のショートカットのお姉さん。いやあ。こんなすごい人いたのねー!!なんという透明感があり、全くぶれない安定した歌声!それにあの高音をさらっと完璧に出してくる!そして、普段はそのへんにいそうなお姉さんなのに、舞台上の女王オーラがすごかった。。

 

母の顔、妻の顔、恋人の顔と色々な表情が全く違和感なく切り替わる演技も自然。何よりDrewの声ととても相性がいいので、ラブソングも喧嘩ソングも聞いててとっても耳によくなじむ。

 

しかし、息子がいる身でこの作品見たら、やっぱりクリスティーヌに感情移入してしまうわ。。だからきっと号泣したんだと思うけど、10歳の息子、かわいいだろうな。。そしてあのラストは親子関係的にはひどいな。。(爆)

 

あ、Drewの話で思い出したけど、ロンドン版で10 years!っていうところで「大げさに驚きすぎだよ君」って思ったけど、実際見たら、お口真ん丸だった!けど、舞台で見たら10 yearsの意味がやっと分かって、うおーー!!!ってなったよ。そりゃ驚いたでしょうよ、怪人も。

 

大好きなBarbara Obermeier(ブロンドのエル!)がメグ。これは超きゃぴきゃぴしてかわいかった!ロンドン版はなんか最初からひねた子って声だけど、バーバラはほんと悪気がなくて単に認めてもらいたくてキャッキャしてるので、ほんとはいい子なのよー!最後もかわいそうだよ。。

 

しかし、衣装が真っピンクで小道具も真っピンクの布で(この布の演出が素晴らしい!)、私を含めて周りは「ブロンド狙ってるww」ってくすくす笑ってたw。メイクもブロンドとは少し変えてて、シスターアクトでもまた違ったイメージだし、メイクってすごいなあ、って思った。もちろんあの歌声!

 

マヤさんのマダムジリィは、終わってみたらソロなかった?もっとダンヴァース夫人的にうわーっとしたソロがあるのかと思ったから、ちょっと残念。けど、1幕ラストは彼女が締めるし、この時の歌と目つきと、氷のような表情が不思議とものすごく美しかった!!マヤさんってこんな顔できるのね!

 

あ、ラウル。他の4人に比べて多少普通。いや、普通にうまいし、顔もラウル顔だけど、インパクトが。。飲んだくれラウルとかwまじめな4重唱で「ジンくれ」ってwwあんたがちゃんとしてたら、そもそもアメリカに行かなくてよかったのでは?(爆)

 

子供は、少年合唱団ではなくオペラ座所属の子。高音がものすごくきれいなんだけど、音が時々ぶれてて、大人があまりに完璧なだけにちょっと気になったかな。けどソロじゃない所はほんとうまくて、4重唱とかも大人顔負けに歌ってた!

 

あとアンサンブルwブロンドの大好きなアンサンブルが出まくってるので、気になりすぎ!まずは宅配!!(←そこかよw)宅配のダニエルがいるよ!それも、ムキムキ拝めるよ!!怪人とクリスのラブソングで、後ろで踊るダンサーの一人。ここはDrewより宅配ばっかり見ちゃったよ!!ごめんDrew!

 

そういえばPOTOコンでは怪人ダンサーとクリスダンサーが演出のいい効果になってたけど、今回もこの曲は宅配と女性ダンサーがアクロバティックなダンスをオケ奥の壇上で繰り広げてた。全体的にとても良い演出だったけど、POTOコンのほうがすごかったかな。

 

Andre Bauerはふつーのアンサンブル。船着き場でセレブ役で歩いてただけ。ブロンドのニコがどこにいても目立つ目立つwカルロ(Mann氏)は2幕のバーテンでソロセリフあり。ワーナーやエルパパもいて、アンサンブル的には色々笑えて楽しかったwチクブン主役のBrown氏もいた!

 

というわけでまとめると、ストーリー的にはツッコミ所満載ですが、オペラ座の怪人とは何の関係もないオペラ作品だ!って思って見たら楽しめます。そして、ツッコまなくてよくなると、あとはこの音楽のうねりや波に飲み込まれてされるがままになるだけ!うぉー!至福の時間!!

 

けど正直、これだけ音楽で気持ちよくなるレベルに達するには、これだけのハイレベルなオケと、ドイツ語圏から最高峰の人たちを掻き集めないとできないわけで、この作品はほんと普通には上演できないんじゃないかなぁ。

 

そして、レポを急いでしまったので最後になってしまいましたが、今日初日にその場にいることができたのは、RTでチケットを譲っていただいた親切な方のおかげです。RTしていただいた方も、本当にありがとうございました!いつか恩返しさせてください!

 

観劇後は、チケットを譲って下さった方と、偶然共通の知り合いの方と、3人で飲みに行ってミュートークで盛り上がりました♪本当にありがとうございました!

 

===

 

しかし「オペラ座の怪人」続編を詠うなら、せめてシャンデリア落としてほしかったなあ。実物あったのにw。「お!あのシーン再び!」みたいなベタな展開も見たかったw メロディーはよく出てきてたけど、あの一番有名な曲はなかったし。微妙にかするくらいなら、もっと狙った方がファンは喜んだかもw

 

それか、続編狙わず普通に別作品として作ってしまうか。ヘンに知ったフレーズが聞こえてくるのが、懐かしい気持ちもあるけど、中途半端過ぎてフラストレーション溜まった。いっそのこと全曲そのまま使って、新ストーリーに合わせて替え歌にしても面白かったのにw

 

最初の最初で、POTOのラストの再現をパントマイムでやってたのがとっても良かった。けど実際、いつコトが起きたのか、やっぱりうまくPOTOの時系列で納得できない気が。スーザンケイの「ファントム」ファンの私としては、やっぱりあの終わり方で作って欲しかったなあ

 

最後にセレブ編。Drewの奥さんAnnさん、ダンヴァース夫人のSusan Rigvava Dumas、教授のKrannerさんは見た。あと他にもいた気がするけど忘れたー。こないだの再演直訴しまくったwチクブンの劇団長もいたよー。

 

==翌日以降==

 

昨日の自分が書いたLNDレポ読み返して、思い出しては、はぁ。。ってなってる。ほかの方の感想も気になる。ほんと濃い時間だったわ。。しかし、こういう桁外れの音楽的レベルのコンサートは、新作より何度も聞きなれた作品の方が、純粋に音楽だけを楽しめると思った。まさにオペラの楽しみ方だよね。

 

ミュージカルで新作だと、ストーリーも必死で追っちゃうから、純粋に音楽だけを楽しむよりも忙しくなっちゃうし、第一ストーリーがあれでは、頭混乱するw。ストーリーをシャットアウトして、音楽に身を任せるのは正にオペラの楽しみ方だし、だからこそLNDはある意味オペラ。

 

スーザンケイの「ファントム」のラストを読み直してみた。何度読んでも最高なラスト。泣いた。。なんでLNDはこれを膨らまして舞台化しなかったんだろう。趣旨は変わらないのに、後味は全然違う。子供の名前はシャルルが一番だわ。それにこれならタイミングも合うし、ラウルの許しが泣ける。

 

LNDレビュー、絶賛してる。やはり主役は「世界最高のミュージカルオーケストラ」だって!クリス役を手放しで絶賛。Drewはやはりロックな歌がいいとのこと。メグのピンク衣装はやっぱり突っ込んでた(笑)

 

二日たっても、ふと頭の中に流れてる曲がLNDってことが多いことに気づく。それも好きでもなかったはずの曲なのに。普通の曲ばっかりと思ってたのに、実は隠れた名曲ぞろいなのか?なんかじわじわくる作品だわ。。

 

(次回は2回目のつぶやきまとめです。ALW登場!)

 

 

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2013-11-01 08:42 | カテゴリ:ラブ・ネバー・ダイズ Love Never Dies

コンサート形式で10回限定で上演された、ラブ・ネバー・ダイズを見てきました!!!

 

あのアンドリュー・ロイド・ウェーバーの曲に、「世界一のミュージカルオーケストラ」と称されるウィーン劇場協会のオケの重厚さ、迫力と細やかさ!それに、ドイツ語圏から最高の人材を掻き集めた、あのキャストを掛け合わせたら、こんなとんでもない想像を絶する作品が生まれるんです!!!

 

音楽的には、これ以上実現できないのではと思うほどの、最高レベルのオケとキャスト。オペラ的で厚みのあるALWの音楽を、たっぷりと、存分に響かせてくれて、音楽的に至福な時間でした。

 

本当に、こんな素晴らしい演奏と歌をたっぷり堪能させてもらえるなんて、ウィーンの音楽レベルの高さに感動しつつ、この場にいることができて、この音楽を聴くことができて、幸せだなあ、としみじみ思いました。

 

おまけに初日のチケットを頂いてしまい、2回目は作曲家アンドリュー・ロイド・ウェーバー本人が登場とか!なんだか、コンサート以外の部分でも盛りだくさんで大感動な公演でした。

 

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公式サイトより。全キャストとALWも。

 

今回のレポは、1回目(初日)と2回目の二回の観劇をまとめてお送りしますが、所々1回目と2回目分けてるところもあります。2回分まとめてることもあり、全部で9回連載(!)のレポですので、ごゆっくりどうぞ。

 

1回目と2回目比較

 

1回目は、初日1018日のチケットをツイッター経由頂いての観劇。あの初日のスペシャル感はやっぱり格別ですね!有名人が沢山いるし、何より役者の緊張感が違います。

 

場所は頂いた50ユーロのチケットで、3階席最後列。ここは本当に音が良くて、オペラグラスさえあれば見晴らしもとても良い上、スタオベしても迷惑じゃないし、個人的には好きな席です(一番上の階の最後列が好きなんです。)それにRonacherだから一番遠いとは言ってもそれほど遠くはないし。

 

やっぱり一回目は、予習していたとはいえ、ストーリーを追いつつ、演出もチェックして、キャストの歌や演技のレベルも手探りだったので、注目する点が沢山あり、おまけに初日のテンションとあの曲の美しさ!なんだかもう、圧倒されまくって茫然としてました。

 

 

2回目は元々持っていた30ユーロのチケットで、1023日。普通の公演日かと思ったら、なんと、客席にアンドリュー・ロイド・ウェーバーが!!!!!信じられない!!!!生ALW!!!!ミュージカル界の神様みたいな人だよ!!!!それも、出入りは私のすぐそばの扉(座席は平土間後方右端)からなので、最初見た時にはしばらく興奮が収まらなかった。。

 

おまけに、カテコでは、キャストも知らなかったサプライズで、ALWが舞台上に上がって挨拶!翌日のキャストのツイートとか見てたら、みんな大興奮!業界の人でも興奮するんだから、客席の興奮がものすごかった!それもあの美しいイギリス英語で、キャストや桶を絶賛するし!

 

観劇的には、一回目よりもストーリーや演出に慣れたので、余裕をもって音楽や演技を楽しむことができました。1回目にすべてを見ようとしていたのに対して、2回目は自分が重点的に集中して楽しみたいところ(主に音楽)を主眼に据えて、なるべく目より耳で楽しむようにしたと思う。

 

 

●ストーリーとジャンル

 

まあ、ストーリー的には、ツッコミどころ多すぎて、オペラ座の怪人の続編と思って見ると、オペラ座ファンの方にはちょっと混乱するところがあるかも。けど、もう途中から、これは完全に別作品!っていうか、これはミュージカルですらないオペラだ!って思って見ると、結構吹っ切れて(爆)、この作品をそれ自体として楽しめるようになってきます。

 

実際、2回見てみると、ALWはこの作品をミュージカルとして作った気が全くしない。音楽もストーリーも構成もオペラだよ!私はミュージカルとオペラは見方が全く違うので、途中からオペラモードで見たら、そりゃあもう、この作品の見えなかった素晴らしさが見えてくる見えてくる。

 

もう最後は号泣号泣で、ミュージカル的にはどうも納得できないエンディングなのに、もう音楽に完全に翻弄されて、涙腺崩壊。完全にストーリーより音楽重視の作品で、そういう作品は苦手なはずの私が、完全に持っていかれてしまった。。やられた。。。(笑)

 

(次回は1回目観劇のつぶやきまとめです。こちらがレポダイジェスト的扱いです)

 

 

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